スマホのひび割れの補修はダイソーで完結?実際に使えるアイテムとは

スマホの画面にひびが入ってしまった…そんなとき、すぐに修理に出すのはちょっと待ってください。実は、ダイソーで手軽に揃うアイテムで、自分で応急処置や補修ができるケースもあるんです。本記事では、ひび割れた直後にやるべき対処法から、ダイソーで買える補修グッズの選び方、UVレジンを使った修復手順、そして補修後のメンテナンス方法までを徹底解説します。

目次

1. スマホの画面が割れたらまずすべきこと

1-1. ひび割れ直後にやるべき応急処置3ステップ

スマホの画面にひび割れが入ってしまったとき、最初にやるべきことは「状況の悪化を防ぐこと」です。衝撃直後の処置が今後の使い勝手を大きく左右するため、落ち着いて次の3ステップを実践しましょう。

ステップ①:ケガを防ぐために指を切らない工夫を
画面のひび割れは、細かいガラス片が指先に刺さる恐れがあります。まずは操作を中断し、ティッシュや布などでカバーをしましょう。すぐに使う必要がある場合は、透明の養生テープやマスキングテープをそっと貼っておくと安心です。

ステップ②:データのバックアップを最優先
ひび割れが操作に支障をきたしていなくても、時間が経つとタッチ操作が効かなくなることも。GoogleアカウントやiCloud、またはUSBケーブルを使って、早めにデータのバックアップを取りましょう。万が一画面が映らなくなっても、バックアップがあれば安心です。

ステップ③:破損の拡大を防ぐための仮補修
100円ショップのマスキングテープやスマホ用保護フィルムを使って、ひび割れ部分を仮に補修します。このときホコリや水分が内部に入り込まないように、画面を清掃してから貼り付けることが大切です。競合記事では、段ボールにスマホを固定しながら作業をすることで、補修作業が安定する工夫も紹介されています。

1-2. 補修?修理?買い替え?判断のためのチェックポイント

ひび割れたスマホを前に、「直して使うべきか?」「それとも買い替え?」と悩む人は多いでしょう。ここでは、判断の参考になる具体的なチェックポイントを紹介します。

チェック①:タッチ操作に異常があるか
ひび割れ後にスワイプやタップの反応が鈍い、もしくは反応しない場合、内部基盤へのダメージが疑われます。この場合、簡易補修では回復しないことが多く、修理または買い替えが現実的です。

チェック②:表示に乱れや黒ずみが出ているか
画面に黒いにじみや色ムラがあると、液晶自体が破損している可能性が高いです。この状態で使い続けると悪化し、画面が全く映らなくなることも。そうなれば修理費用が高くつくため、早めの判断が重要です。

チェック③:修理・買い替えコストと用途のバランス
たとえば、競合記事ではAQUOS sense3 plusという機種が割れた際に、ダイソーのレジン液と保護シートを使って補修。600円程度のコストで「サブ機としては問題なく使えるレベルに回復」しています。用途がSNSや通話程度であれば、補修で延命するのも選択肢になります。

一方でメイン機として長く使いたいなら、買い替えや公式修理サービスの利用も検討しましょう。新品購入が難しい場合は、「新古品」や中古端末も視野に入れると、コストを抑えつつ性能を確保できます。

1-3. 軽度・中度・重度のひび割れレベル分類

ひび割れの状態によって、補修か修理かの判断が変わってきます。ここでは、3つのレベルに分類して、それぞれの特徴と対応方法を整理します。

軽度(小さなヒビが1~2本)
画面の端にわずかなヒビが入っている状態。操作に支障がなければ、ダイソーのレジン液や保護シートによる補修で十分対応可能です。マスキングテープで保護しながら作業すれば、費用500円〜600円程度で抑えられます。

中度(ヒビが全体に広がっているが操作可能)
画面の広範囲にヒビが広がっているものの、タッチ操作や表示に問題がない状態。この場合も、レジン液補修+保護シートによる仮修復が可能です。ただし、気泡や歪みが残るケースもあるため、見た目にこだわる人には不向きかもしれません。

重度(表示不良・タッチ不可など動作に問題がある)
操作不能、表示乱れ、液晶漏れがある場合は、補修では限界があります。この場合は公式修理または機種変更を前提とした対応が必要です。競合記事でも、「ダメ元でやってみて、ダメなら買い替える」というスタンスが紹介されており、状況に応じた柔軟な判断が求められます。

2. ダイソーで揃えられる補修アイテム総まとめ

スマートフォンの画面がうっかりひび割れてしまったとき、修理店に持ち込むと高額な費用がかかることが多いです。でも実は、ダイソーで購入できるアイテムだけでも、ある程度の補修ができることをご存じでしょうか。特に、ちょっとしたヒビや表面のキズを一時的にカバーしたい方にとっては、コストパフォーマンスが抜群です。ここでは、実際にスマホ画面を補修した体験談をもとに、ダイソーで揃えられる補修アイテムを詳しく紹介します。

2-1. ひび割れ補修に使えるアイテム一覧と価格

スマホのひび割れ補修には、以下のようなアイテムがダイソーで手に入ります。価格は基本的に100円から300円程度と非常に手頃で、すべて税込でもワンコイン以下で揃えることができます。

  • UVレジン液(クリアハード・LEDライト対応):税抜300円(5gなら100円商品もあり)
  • スマホ画面保護フィルム(切って使えるタイプ):税抜100円
  • マスキングテープ:税抜100円
  • 養生テープ:税抜100円
  • 作業用の段ボール:0円(家庭にあるもので代用可)

これらをすべて合わせても約660円(税込)程度で収まります。しかも、余ったレジン液やテープ類は今後の工作や他の補修にも活用できるため、とても経済的です。

2-2. 補修に使う「UVレジン液」の種類と選び方

スマホ画面のひび割れ補修でカギを握るのが、「UVレジン液」です。この液体は、紫外線やLEDライトを当てると固まる性質を持っています。表面の割れた部分にレジン液を流し込むことで、ガラス面の凹凸をなめらかにし、タッチ操作の精度を向上させることができます。

ダイソーでは、「レジン液 クリアハード」タイプが人気です。透明度が高く、硬化後にしっかりとした強度が出るため、スマホ画面の一時補修には最適です。価格はサイズによって異なり、5gのミニボトルは税抜100円、20gの大容量タイプは税抜300円程度で販売されています。

使用時には、液を事前にお湯で温めて粘度を下げることで、気泡が入りにくくなり、なめらかに塗布することが可能になります。また、レジン液は日光(紫外線)で硬化するため、天気が良い日を選んで作業するのがコツです。曇りの日でも日光浴15分程度で十分に固まるという実例もあります。

2-3. 実際に使われた商品例(写真・商品名付き)

ここでは、実際にスマホ画面を補修したときに使用されたダイソーの商品をご紹介します。これらは市販の製品と違って専門的すぎず、誰でも簡単に取り扱えるアイテムです。

  • UVレジン液(クリアハード・LEDライト対応/20g)
    価格:税抜300円
    特徴:しっかり固まる硬質タイプ。太陽光でも硬化可能。
  • スマホ保護フィルム(切って使えるタイプ)
    価格:税抜100円
    特徴:既製サイズでなく、自由にカットして貼れるタイプのため、補修面だけに使用可能。
  • マスキングテープ
    価格:税抜100円
    特徴:余計な箇所にレジンが付かないように保護するために使用。
  • 養生テープ
    価格:税抜100円
    特徴:補修作業中に本体をしっかり固定するために使われた。
  • 段ボール
    価格:0円(家にあるもの)
    特徴:作業台として使用。液だれや汚れ防止になる。

これらの商品はすべて、全国のダイソーで比較的手に入りやすいアイテムです。ただし、レジン液の5gサイズは在庫がないこともあるため、必要に応じて20gタイプを購入しても良いでしょう。

また、作業中の写真では、スマホ本体を段ボールにテープで固定し、レジン液がはみ出さないようにマスキングテープで保護している様子が見られます。このように、ちょっとした工夫で補修作業は格段にしやすくなるのです。

3. スマホ画面のレジン補修|作業の完全手順

3-1. 作業前に必要な下準備と注意点

レジンを使ったスマホ画面の補修を始める前に、まず作業環境の整備が大切です。作業する場所は平らなテーブルの上など、安定していて動かない場所を選びましょう。スマホを置いた状態で液体を扱うため、少しの傾きが気泡や液だれの原因になります。

また、補修中にレジン液が余計な場所につかないよう、画面の周囲をマスキングテープでしっかり保護します。さらに、作業がしやすいようにスマホを段ボールなどの台に貼り付けて固定しておくと安心です。

使用する材料は以下の通りです。

  • ダイソーのレジン液(LEDライト対応タイプ)
  • スマホ画面用の保護フィルム(カットできるタイプ)
  • マスキングテープ
  • 必要であれば養生テープや段ボールなど

この作業は割れたガラスの「見た目」と「指の引っかかり」の改善を目的としています。画面が映らない、タッチが反応しない場合は補修の効果が出ないことがあるため、あくまで自己責任で「ダメ元で試す」心構えが必要です。

3-2. レジン液の温め方と塗布のコツ

レジン液はそのまま使うと粘度が高くて塗りにくく、気泡も入りやすくなってしまいます。そこでポイントになるのが「湯煎」での事前加温です。

やり方は簡単で、40〜50℃程度のお湯をコップに用意し、レジン液の容器ごと5分ほど温めるだけ。このひと手間でレジン液がやわらかくなり、塗り広げるときにムラができにくくなります。また、気泡も抜けやすくなるため仕上がりが格段に良くなります。

塗布の際は、スマホ画面のひび割れに沿って薄く均一にのばすことがポイントです。量を多く出しすぎると盛り上がってしまい、操作性に悪影響が出ることもあるため注意してください。

3-3. 気泡を防ぐプロのような塗り方とは?

気泡をできるだけ防ぐには、以下のようなステップが効果的です。

  • レジンを温めておく(前述)
  • 割れ目部分に少量ずつ垂らす
  • 爪楊枝やシリコンヘラでゆっくり広げる

塗り広げる際には、空気を巻き込まないよう「押し出すように」動かすのがコツです。中央から外側に向かって伸ばすことで、細かな気泡を端に寄せて逃がしやすくなります。

それでも気泡が入ってしまった場合は、爪楊枝の先端などでそっと潰すか、表面からつついて押し出すようにすると比較的キレイに整います。また、レジンを塗った後に画面保護フィルムを上から重ねることで、より平滑な仕上がりになります。

3-4. 紫外線硬化の方法(屋外・屋内LEDの違い)

レジンは紫外線で硬化する性質を持っています。日光を使う場合は天気の良い日を選び、15〜30分ほど直射日光に当てるのが理想です。ただし曇りの日でも15分程度あればほぼ固まります。

一方、屋内で行う場合はUV-LEDライトが必要です。ダイソーでもレジン用のLEDライト(330円〜)が販売されていることがあります。

LEDライトを使う際は、スマホ全体に均一に照射できるよう、ライトを10cmほど離して20〜30秒を複数回繰り返すと効果的です。照射ムラがあると部分的にベタつきが残ってしまうため、角度を変えながらまんべんなく照らすように意識しましょう。

3-5. マスキング・保護シートの貼り方とコツ

マスキングテープは、レジンが画面のフチを越えて漏れ出すのを防ぐ重要な役割を果たします。テープを貼る際は、画面ギリギリではなく1〜2mmほど内側に貼ることで、硬化後に段差ができにくくなります。

また、保護フィルムを使う場合は、事前に画面サイズに合わせてカットしておくこと。レジンを塗布した後にすぐにフィルムを貼ることで、表面が滑らかに仕上がり、ホコリの付着も防止できます。

フィルムを貼る際は、中央から空気を押し出すように指やカードでなぞり、気泡をしっかり取り除くことが大切です。もし気泡が残っても、数日経てば自然に抜けることもあるので、あまり神経質になりすぎず落ち着いて作業しましょう。

4. 補修後の状態チェックとメンテナンス

4-1. タッチ感度・表示の変化を確認する方法

スマホ画面の補修が終わったあとは、必ずタッチ感度と画面表示のチェックを行うことが大切です。ダイソーのレジン液を使って補修した直後は、見た目がきれいでも細かい部分で操作に支障が出ることがあります。具体的には、アプリのスクロールがスムーズか、文字入力時に反応が遅れていないか、画面の一部だけタッチが効かないといった症状がないかを確かめましょう。

特に画面の端やひび割れの中心部分は、レジンの厚みによって感度に差が出やすいです。競合記事では、補修後のAQUOS sense3 plusも「操作性は良好」とされていましたが、中央下部に浮きがあったという報告もあります。このように、完全な修復とはいえないこともあるため、あくまで応急処置としての位置づけであることを理解しておきましょう。

また、表示の確認では、画面全体に色ムラやにじみがないかをチェックしましょう。YouTubeのような動画アプリや、真っ白な背景のメモアプリを開いて、画面の隅々まで確認するのが効果的です。

4-2. 補修後にやっておくべき保護策とは?

補修が完了したあとに最も大事なのが、今後の再破損を防ぐための保護策です。せっかく時間と手間をかけてレジン液で補修しても、そのまま裸で使ってしまえば、また同じようにひびが広がる可能性が高いです。

まず取り入れたいのが、ガラスフィルムやTPU製の液晶保護シートの再装着です。競合記事では100円ショップで購入できる「切って使える保護シート」を活用していました。市販のものでも十分な効果があるため、補修後すぐに貼ることで、レジン表面を保護しながら見た目も整えられます。

また、スマホケースも重要です。手帳型ケースなど、画面まで覆えるタイプを選べば、うっかり落としたときのダメージを最小限にできます。特に滑りにくい素材のものを選ぶと、手から落ちにくくなり、日常的な破損リスクを下げられます。

最後に、保護の観点からは、紫外線硬化レジンの経年劣化にも注意が必要です。屋外での使用が多い場合、レジン部分が黄変する可能性があります。できるだけ直射日光を避けて使用する、または一定期間で再補修するなど、定期的なチェックが望まれます。

4-3. 補修の持続期間は?どれくらいもつ?

ダイソーのレジン液による補修は、あくまでも一時的な延命処置として考えるのが適切です。耐久性はスマホの使用頻度や持ち運び方、補修部分の大きさによって異なりますが、平均して数週間〜数カ月程度が目安といえるでしょう。

競合記事の中でも「サブ機としてはまだまだ使える」と書かれており、日常使いに支障がないレベルまで改善されていました。しかし、気泡の残りや中央部分の浮きなど、完璧には仕上がっていないことからも分かるように、本格的な修理には及ばないのが現実です。

耐久性を少しでも伸ばすには、以下のようなポイントを押さえることが大切です。

  • レジンを均一に薄く塗る
  • しっかりと紫外線で硬化させる(太陽光15分以上またはLEDライト使用)
  • 保護シートやスマホケースをすぐに装着する

また、補修に使用するレジン液は容量に注意しましょう。競合記事では、100円で手に入る5gのレジンが売り切れていたため、300円の20gタイプを使用していました。結果的にコストは660円かかりましたが、用途に応じて選べば、よりコスパの良い補修が可能です。

4-4. まとめ

スマホ画面のひび割れをダイソーのレジン液で補修したあとは、操作性のチェック保護対策が不可欠です。レジンによる補修は一見うまくいっても、時間の経過とともに問題が表面化することもあります。

タッチ感度や表示の異常がないかをしっかり確認したうえで、保護フィルムやケースを使って次の破損を防ぐことが大切です。また、補修の効果は永久ではないため、あくまでつなぎとして利用し、早めの本格修理または機種変更を検討するのが賢明です。

補修の持続期間は決して長くありませんが、「今すぐ使える状態にしたい」「あと数週間だけ延命させたい」という場合には、費用600円前後で可能な手軽な選択肢といえるでしょう。

5. ダイソー補修の実体験レビュー

5-1. 成功パターンとその理由

ダイソー商品によるスマホ画面の補修がうまくいくかどうかは、事前の準備とアイテム選びに大きく左右されます。実際に行われたケースでは、「AQUOS sense3 plus」のパキパキに割れた画面を対象に、レジン液(クリアハード)と画面保護シートを組み合わせた補修が試されました。

補修前にはスマホ画面をしっかりと拭き取り、マスキングテープで余計な部分を保護。さらに、作業しやすくするために段ボールに貼り付けるという工夫もされています。

レジン液は温めると粘度が下がって扱いやすくなるため、湯煎で温めた後にスマホ表面へ塗布。このとき、気泡が入らないように丁寧に塗り広げることがポイントです。仕上げに、レジン液は紫外線(太陽光)で硬化させるので、天気の良い日に15分ほど日光浴させて完成。

完成後はタッチ操作も問題なく、見た目の補修効果も良好。このように、「割れてはいるが画面は映る・操作できる」状態であれば、ダイソーのアイテムだけで実用レベルの補修が可能です。

特にレジン液の扱い方や塗布面積に気をつけることで、成功率が大きく上がります。事前の準備を丁寧に行い、道具を使いこなせるかどうかが成功のカギとなります。

5-2. よくある失敗例と対策

一方で、誰でも簡単にできるというわけではありません。ダイソー補修にはよくある失敗例がいくつか存在し、それぞれに注意が必要です。

まず多いのが、レジン液がうまく硬化しないケースです。これは曇りの日や紫外線が弱い場所で行った場合に起こりやすく、硬化が不十分でベタつきが残ることがあります。この対策としては、UVライトを併用するか、天候の良い日に作業することが有効です。

また、レジン液を塗る際に気泡が多く入りすぎる失敗もあります。この場合、見た目が悪くなるだけでなく、タッチ操作に支障が出る可能性もあります。気泡を抑えるためには、温めたレジン液をゆっくりと塗布し、ヘラやカードなどで丁寧に空気を抜くことが重要です。

さらに、画面保護シートのサイズを間違えたり、貼る際にズレてしまうことで、一部の操作が効かなくなるという問題も報告されています。これは事前に画面サイズを正確に測り、仮合わせを何度か繰り返すことで防げます。

最後に忘れてはならないのが、完全修理ではないこと。液晶表示やタッチ反応が元からおかしい場合は補修で改善できないこともあるため、「ダメ元」で挑戦する心構えが必要です。

5-3. サブ機としての実用性は?実際に使ってみた感想

補修後のスマホは、見た目に多少の気泡が残るものの、タッチ操作は良好で通常使用に支障はありませんでした。「AQUOS sense3 plus」を補修した後も、文字入力・ブラウジング・動画視聴といった基本操作が問題なく行えたという報告があります。

とはいえ、メインスマホとして長期間使用するには不安が残るため、サブ機としての利用が現実的です。たとえば、音楽プレーヤーや読書用、外出時のナビアプリ専用端末として活用するのに向いています。

また、レジン液の補修はあくまでも画面の保護とタッチ操作の一時的な回復が目的なので、精密なゲーム操作や顔認証などの繊細な使い方には適していません。そうした用途では、新しいスマホの導入を検討すべきでしょう。

実際に補修された方も、後日「AQUOS sense4 plus」へ機種変更をしており、その間の繋ぎとして補修スマホを使った形になります。この使い方は非常に現実的で、手元にスマホが2台以上ある人には特におすすめの活用法です。

6. 補修コストの比較とコスパ検証

6-1. 実際にかかった費用内訳(660円〜)

ダイソーなどの100円ショップでスマホ画面のひび割れを補修する際に実際にかかる費用は、なんとたったの660円(税込)でした。これは、高価な修理店に依頼するよりもはるかに手軽で、緊急時の応急処置としては非常に心強い選択肢です。

具体的な費用内訳は以下のとおりです。

  • レジン液(クリアハードタイプ・20g)…300円(税抜)
  • スマホ用保護フィルム(切って使えるタイプ)…100円(税抜)
  • マスキングテープ…100円(税抜)
  • 養生テープ…100円(税抜)
  • 作業用段ボール…0円(自宅にあるもので代用)

これに10%の消費税が加わり、合計660円で補修が完了します。なお、もっと小容量(5g)のレジン液が在庫にあれば、ワンコイン(約500円)以内でも補修は可能とのことです。この手軽さとコストの安さは、他のどんな方法よりも大きな魅力といえるでしょう。

6-2. 修理店との料金比較とメリット・デメリット

スマホ画面の補修を専門の修理店に依頼した場合、費用は8,000円〜15,000円前後が一般的です。特にiPhoneやXperia、Galaxyなどの人気機種では、画面交換が高額になるケースも少なくありません。

それに対して、ダイソーグッズでの自力補修は、わずか660円で実施可能です。もちろん、完全な修理というよりはあくまで「応急処置」である点は理解しておく必要がありますが、費用対効果の面では無視できない価値があります。

以下に、両者のメリット・デメリットをまとめてみました。

補修方法費用メリットデメリット
ダイソーによるセルフ補修約660円安価・即日補修可能・道具が揃えやすい仕上がりに個人差あり・気泡が残る場合も
修理店に依頼8,000円〜15,000円プロの技術で美しい仕上がり・保証あり高額・預け時間が必要・データの一時保護が必要

このように、修理店は確実性と安心感がある一方で、ダイソー補修は「自分でできる&とにかく安い」という点が最大の魅力です。特にサブ機や、買い替えを検討中のスマホには最適な選択肢といえるでしょう。

6-3. スマホ補償やキャリア修理とのコスパ比較

スマホを購入する際、多くの方が加入しているのがキャリアのスマホ補償サービスです。ドコモやau、ソフトバンクなどでは、月額300〜700円前後の補償プランが用意されています。

たとえば、auの「故障紛失サポート」では、画面破損時の修理代が3,300円〜12,100円程度かかることもあります。しかも、補償を利用するには端末の登録や修理申請、郵送・預かりなどの手続きが必要になることもあり、すぐに使えない不便さがあります。

それに比べて、ダイソーでの補修は「思い立ったその日にすぐ試せる」のが強みです。しかも、費用はたったの660円。月額補償の3カ月分よりも安く済みます。

もちろん、キャリア補償は水没や基盤トラブルにも対応してくれるなど総合的な安心がありますが、ひび割れ程度であればまずダイソー補修を試してみる価値は十分にあるといえます。

6-4. まとめ

スマホ画面がひび割れたとき、修理店やキャリアの補償を使うのもひとつの手段ですが、コストを抑えつつすぐに補修したいなら、ダイソーでの自力修理が圧倒的にお得です。たった660円で「タッチ操作ができるように戻せる」可能性があるなら、試す価値は十分にあります。

特に、すでに新しい機種を検討している人や、サブ機として使い続けたい端末なら、応急処置としては最高の選択肢。ただし、補修はあくまでも「仮の復旧」であることを忘れず、データのバックアップや買い替えの準備も進めておくと安心です。

7. ダイソー補修が向いている人・向いていない人

7-1. 補修がおすすめなスマホタイプ・使用ケース

ダイソーの補修グッズを使ったスマホ画面の補修は、ある程度の割れであれば、自分で格安に対処できる手段として非常に魅力的です。具体的には、以下のようなケースにおすすめです。

まず、画面が割れてしまったが、タッチ操作は問題なくできるスマホ。競合記事の例では「AQUOS sense3 plus」の画面がパキパキに割れた状態でも、補修後には問題なくサブ機として使えるようになっています。タッチ操作が効く状態であれば、ダイソーのレジン液(300円〜100円)とスマホ保護フィルム(100円)を使うことで補修が可能です。

また、サブ端末や子どもに貸す予定のスマホ、外出先専用端末など、完全な修理を必要としない使用ケースにもぴったりです。「多少の見た目の悪さは気にしない」「とにかく応急処置したい」という人には、600円程度で補修できる手軽さとコストの安さが大きなメリットになります。

さらに、レジン液は紫外線で硬化するタイプなので、屋外での作業ができる人にも向いています。晴れた日に15分程度で硬化できるため、DIYや日曜大工が好きな人、簡単な工作が得意な人にもおすすめできます。

7-2. 向いていないパターンとリスクについて

一方で、ダイソーの補修が向いていないスマホやケースも明確に存在します。まず注意したいのは、画面が割れて液晶が映らない、タッチが全く効かないスマホです。このような場合、レジン液で補修しても意味がなく、かえって症状を悪化させるリスクがあります。

また、補修の際には、レジン液を温めてから塗布し、空気をしっかり抜いて日光で硬化させる必要があります。この作業にはある程度の丁寧さと時間が必要です。手先が不器用な人や、細かい作業が苦手な人には不向きといえるでしょう。

さらに、レジン液の使用には気泡が入る可能性があり、仕上がりが完全にきれいになるとは限りません。競合記事でも、隅に気泡が残ったものの、使用には支障がなかったと報告されています。見た目を気にする人や、完璧な補修を求める人には、あくまで応急処置と割り切ることが必要です。

そして何よりも大切なのは、レジン液補修は自己責任であるという点です。スマホの構造や機種によっては、補修によって逆に不具合が出る可能性もあります。そのため、あくまで「ダメ元」でチャレンジできる余裕がある人に限られると言えるでしょう。

7-3. 子ども・高齢者のスマホに使える?

子どもや高齢者が使うスマホへの補修として、ダイソーのレジン液補修は一定の効果が期待できます。特に、タブレット代わりにYouTubeを見るだけ、LINEの受信ができれば十分といったシンプルな用途の端末であれば、画面割れを応急的に直して使用するのは有効です。

例えば、子どもが使っていたスマホが落下してヒビ割れた場合、修理費用をかけるよりも、数百円での補修でしばらく持たせるという選択肢は現実的です。また、高齢者の場合は、機能よりも操作性や画面の視認性が重要なので、ヒビが浅く、タッチ操作が可能な状態であれば、補修して使い続けることが可能です。

ただし、補修にレジン液を使う工程には注意が必要です。熱湯を使った湯煎、細かな塗布作業、紫外線硬化など、安全に作業できる環境や補助者が必要になる場面もあります。

特に高齢者が自分で作業するのはややハードルが高いため、家族や周囲のサポートがあることが前提です。一方で、補修が終わった端末を使ってもらう分には、大きな問題はないといえるでしょう。

7-4. まとめ

ダイソーのレジン液を使ったスマホ補修は、軽度なひび割れを一時的に改善する応急処置としては非常に優秀です。操作性が保たれている端末で、サブ機や一時使用目的であればコストパフォーマンスも抜群です。

ただし、完全な修理を求める場合や、液晶が故障している・自力作業が難しい人には向いていません。また、自己責任での実施となる点は忘れてはならず、子どもや高齢者向けに使用する場合には、必ず大人のサポートを前提とすることが望ましいです

総じて言えるのは、「応急処置でもいいから、少しでも画面をまともに見えるようにしたい」「新しいスマホが届くまでなんとか持たせたい」…そんな人にとって、ダイソー補修はコストも手間も最小限の救世主になり得るということです。

8. よくある質問(Q&A)

8-1. iPhoneやAndroidなど機種による違いは?

スマホの補修に使用するダイソーのレジン液や保護シートは、基本的にどの機種にも使えますが、画面の構造やセンサー位置の違いによって結果が異なることがあります。

たとえばiPhoneは、タッチセンサーが非常に繊細に設計されており、レジン液がセンサー部分にかかると誤作動の原因になることもあります。Face ID搭載モデルでは、画面上部にあるTrueDepthカメラまわりは特に注意が必要です。

一方、Android機種では、AQUOS sense3 plusなどのように比較的シンプルな構造のものが多く、補修作業がうまくいく可能性が高いです。ただし、Galaxyシリーズなど湾曲ディスプレイを採用している機種では、補修後に操作感が変わる場合もあります。

機種ごとの形状や操作感、センサーの位置に注意しながら作業することで、よりスムーズな補修が期待できます。

8-2. レジンが固まらない・曇る原因と対策

ダイソーで購入できるレジン液は、「LEDライト対応・UV硬化タイプ」が主流です。これが固まらない・曇るといったトラブルは、光が足りない・気温が低い・湿度が高いといった環境要因が主な原因です。

特に天候が曇りや雨の場合、太陽光による紫外線が不足し、硬化が不完全になることがあります。その対策として、レジン液のパッケージに記載されている通り、UVライトやLEDライトでの強制硬化を推奨します。専用のUVライトがなくても、日差しの強い日の屋外で20~30分程度放置することで、しっかり硬化することもあります。

また、曇りが出る場合は、レジン液が古くなっているか、埃や油分がスマホ画面に残っていた可能性があります。作業前にはアルコールシートなどで画面を丁寧にクリーニングし、完全に乾燥させてから塗布することがポイントです。

8-3. 貼ったあと操作できない場合はどうする?

補修後にタッチ操作ができない場合、いくつかの原因が考えられます。まず確認すべきはレジン液が過剰に塗られていないか、また気泡がセンサー部分に溜まっていないかです。

気泡が多い場合、画面の反応に大きく影響しますので、塗布時にはヘラやカードを使ってしっかりと気泡を押し出すようにしましょう。また、レジン液がホームボタンや顔認証センサー、指紋センサーにかかっていないかも重要です。

どうしても操作できない場合は、完全硬化してから、レジン層を削る・剥がすという対応もあります。ただし、この作業は画面に傷をつける可能性があるため、慎重に行いましょう。細かい修正には爪楊枝や細い綿棒、カッターの背などを使うと便利です。

8-4. レジン補修後にフィルムは貼れる?

はい、レジン補修後に保護フィルムを貼ることは可能です。ただし、ポイントはレジンが完全に硬化し、表面が滑らかになっていること。

凹凸や気泡が残っていると、フィルムが浮いてしまったり、空気が入ってしまったりするため、補修後に表面を指でなぞってツルツルしているか確認しましょう。もし凹凸が気になる場合は、800番~1000番の耐水ペーパーで軽く研磨し、仕上げに眼鏡拭きのような柔らかい布で磨くと綺麗に整います。

また、最近では100円ショップにも「ブルーライトカットフィルム」や「自己修復タイプ」のフィルムがあり、補修後の保護におすすめです。貼り直しができるタイプを選ぶと、位置ずれしてもやり直しが効くので安心です。

8-5. ダイソー以外で代用できるアイテムはある?

ダイソー以外にも、スマホ補修に使える低価格なアイテムは複数存在します。たとえば、セリアやキャンドゥでもUVレジン液や保護フィルムは販売されています

また、ホームセンターやネット通販でも「UVレジン」「硬化ライト」「マスキングテープ」は取り扱いがあり、種類も豊富です。特にAmazonなどではセット商品があり、LEDライト付きで1000円前後から購入可能です。LEDライトがあると、曇りの日でも硬化が安定しやすく、失敗のリスクが減らせます。

他にも、爪用の「ネイル用レジン」や「UVトップコート」を代用している人もいます。こちらはスマホ用としては推奨されていないものの、応急処置レベルなら対応可能とされていることもあります。

ただし、いずれの場合も自己責任になるため、大切な端末には過度な期待をせず、サブ機や古いスマホで試すことが安全です。

9. ダイソーでスマホ補修する際の裏技&豆知識

9-1. 売り切れ時にレジン液を手に入れる方法

スマホ画面のひび割れ補修に使える「ダイソーのUVレジン液」は、非常に人気が高いため、店舗によってはすぐに売り切れてしまうことがあります。特に税込110円の5gタイプはコスパがよく、SNSやブログでも取り上げられているため品薄になりがちです。

そんなときの裏技としておすすめなのが、ダイソーの大型店やクラフト用品に力を入れている店舗を狙うことです。小型店舗では取り扱いがない場合もあるため、事前にダイソー公式アプリで在庫確認をするか、電話で問い合わせてみるのも有効です。

また、ダイソーと同じく100円ショップのセリアやキャンドゥでもUVレジン液を扱っている店舗があります。成分や仕上がりに若干の違いはありますが、応急処置としては十分に使えます。さらに、Amazonや楽天などの通販サイトでは、ダイソー品に近い価格帯の商品もあり、20gで300円前後のレジン液が手に入ることも。どうしても見つからない場合は、ネット購入を検討してみるとよいでしょう。

9-2. より綺麗に仕上げたい人向け追加アイテム

ひび割れ補修をできるだけ綺麗に、そして長持ちするように仕上げたいという人には、いくつかの追加アイテムの活用をおすすめします。

まず重要なのがマスキングテープです。補修液がスマホのスピーカー部分やカメラレンズなど、余計な箇所に入り込まないようにしっかりとカバーできます。また、保護シートを貼る際にもズレを防げるため、作業全体が格段にやりやすくなります。

次に、スマホ保護フィルムを事前にカットしておくのもポイントです。レジン液を塗ったあとにその上からフィルムをかぶせることで、表面がよりフラットに、そして滑らかに仕上がります。商品名は忘れてしまったとの記載がありましたが、ダイソーで売られている「切って使えるフィルム」は補修用にぴったりです。

さらに、作業をより快適に行うために、スマホを段ボールなどに固定して作業台をつくると液だれを防ぎやすくなります。ちょっとした工夫ですが、仕上がりに大きく差が出るので、ぜひ試してみてください。

9-3. 雨や曇りの日に硬化させる裏ワザとは?

UVレジン液の最大の特徴は、紫外線に反応して硬化することです。そのため、晴れた日の屋外に出して15分ほど日光浴させれば、表面がカチッと固まり、スマホの操作にも支障がない状態に近づけられます。

しかし、天候が悪い日や夜間に作業する場合、紫外線不足で硬化が不十分になるリスクがあります。そこで活用したいのがLED UVライト

また、レジン液は温めてから使うと気泡が抜けやすくなり、硬化もスムーズになります。記事でも紹介されていたように、容器ごとお湯に数分つけてから使用すると、粘度が下がって塗りやすくなります。

つまり、天気が悪い日でもレジン液を温めて、UVライトで照射すれば、しっかりと硬化させることが可能です。急ぎで補修したい人や、どうしても太陽が出ない日に作業したい人にとっては非常に便利なテクニックです。