スマホは機内モードでもアラームは鳴るの?結論と注意点とは

「機内モードにしたまま寝ても、朝のアラームはちゃんと鳴るの?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。結論からいうと、iPhoneやAndroidの標準時計アプリなら、機内モード中でも基本的にアラームは鳴ります。ただし、音量設定やアラーム音、バッテリー切れ、Bluetooth接続などが原因で鳴らないケースもあります。この記事では、機内モードで止まる通知・止まらない機能、iPhone・Android別の確認ポイント、鳴らないときの原因と対処法、旅行やスマートウォッチ連携時の注意点までわかりやすく解説します。

目次

1. 機内モードでもアラームは鳴る?最初に知りたい結論

まず、いちばん気になる答えからやさしく言うと、スマホを機内モードにしていても、アラームは基本的に鳴ります

たとえば、夜にiPhoneやAndroidを機内モードにして寝たとしても、朝7時に「時計」アプリでアラームをセットしていれば、いつもどおり音が鳴ると考えて大丈夫です。

「機内モード」と聞くと、スマホ全体が止まってしまうように感じるかもしれませんが、実際にはそうではありません。

機内モードは、電話回線、モバイルデータ通信、Wi-Fiなどの通信を止めるための機能です。

つまり、外とお話しするための電波を止めるだけで、スマホの中にある時計やアラームまで眠らせる機能ではないのです。

小さな子に説明するなら、「スマホのお口は閉じるけれど、目覚まし時計のベルは動いているよ」という感じです。

だから、飛行機の中で通信を止めたいとき、夜にLINEや電話で起こされたくないとき、勉強や仕事に集中したいときでも、アラームだけは使えます。

ただし、ここで大切なのは「基本的に」という部分です。

アラームが鳴るためには、スマホの電源が入っていること、バッテリーが残っていること、アラーム音が「なし」になっていないこと、音量が小さすぎないことなどが必要です。

機内モードそのものが原因でアラームが鳴らないことは少ないですが、設定やスマホの状態によっては、せっかくセットしたアラームに気づけないことがあります。

この記事では、iPhoneとAndroidに分けて、「本当に鳴るの?」という不安をひとつずつほどいていきます。

難しい言葉はできるだけ使わず、朝起きる前に安心して眠れるように説明しますね。

1-1. iPhoneの「時計」アプリなら機内モード中でも基本的に鳴る

iPhoneを使っている人は、標準で入っている「時計」アプリのアラームなら、機内モード中でも基本的に鳴ると考えて大丈夫です。

たとえば、iPhone 15、iPhone 16、iPhone SEなどで、夜23時に機内モードをオンにして、朝6時30分にアラームをセットした場合でも、iPhoneの電源が入っていてバッテリーが残っていれば、設定した時刻にアラームが鳴ります。

ここで大切なのは、iPhoneのアラームは電話の着信音やLINEの通知音とは別の扱いになっていることです。

機内モードにすると電話はかかってこなくなり、モバイルデータ通信も止まりますが、iPhone本体の中で動いている時計の機能までは止まりません。

そのため、「明日の朝、飛行機に乗るから機内モードにして寝たいけれど、アラームまで止まったら困る」という心配は、基本的にはしなくて大丈夫です。

また、iPhoneでは消音モードや集中モードを使っていても、時計アプリのアラーム音は鳴るように設計されています。

つまり、横のスイッチやコントロールセンターで音を静かにしていても、アラームだけは別ものとして扱われるイメージです。

ただし、アラームのサウンドを「なし」にしている場合は、音が出ません。

また、「設定」アプリの「サウンドと触覚」にある着信音と通知音の音量が小さすぎると、アラームが鳴っていても気づきにくくなります。

イヤホンやヘッドフォンをつないでいる場合も、設定や機器の状態によって聞こえ方が変わることがあるので、寝る前には一度音を確認しておくと安心です。

iPhoneで確実に起きたいときは、「時計」アプリを開き、「アラーム」タブで時刻、繰り返し、サウンド、スヌーズを確認しましょう。

小さな確認ですが、朝の安心につながります。

1-2. Androidの「時計」アプリならGoogle Pixel・Galaxy・Xperia・AQUOSでも基本的に鳴る

Androidスマホでも、標準の「時計」アプリでセットしたアラームなら、機内モード中でも基本的に鳴ります。

Google Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなど、機種の名前はいろいろありますが、仕組みとしてはよく似ています。

機内モードは通信を止める機能であり、スマホの中にある時計アプリのアラームを止める機能ではありません。

たとえば、Google Pixel 8で夜に機内モードをオンにし、朝7時にアラームを設定した場合でも、電源が入っていて電池が残っていれば、アラームは鳴るのが基本です。

Galaxy Sシリーズ、Xperia 10シリーズ、AQUOS senseシリーズなどでも、標準の時計アプリを使っているなら同じように考えられます。

ただし、Androidはメーカーや機種によって画面の名前や設定の場所が少しずつ違います。

Google Pixelでは「時計」アプリ、Galaxyでは「時計」アプリ、XperiaやAQUOSでも同じような時計アプリが用意されていることが多いですが、ボタンの表示や音量設定の場所は完全に同じではありません。

そのため、「友だちのスマホではこうだったのに、自分のスマホでは少し違う」ということが起こります。

でも、心配しすぎなくて大丈夫です。

見るべきところはだいたい同じで、アラームの時刻がオンになっているか、曜日の繰り返しが合っているか、アラーム音が選ばれているか、アラーム音量が小さすぎないかの4つです。

Androidでは、アラーム音量がメディア音量や着信音量と別に用意されている機種もあります。

YouTubeの音が大きく聞こえるからといって、アラーム音量も大きいとは限りません。

だから、寝る前に「アラームの音量」という項目を見つけて、少し余裕のある大きさにしておくと安心です。

また、節電アプリやタスクキラーアプリを使っている場合、標準ではない目覚ましアプリの動きに影響することがあります。

大事な予定がある日は、まず標準の時計アプリを使うのがおすすめです。

1-3. 機内モードは通信を止める機能で、アラーム音を消す機能ではない

機内モードの役目をもう少しわかりやすく見ていきましょう。

機内モードは、スマホが外の世界と通信するための電波を止める機能です。

電話を受けるためのモバイル通信、外でインターネットを見るためのモバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothなどが止まったり制限されたりします。

飛行機に乗るときに使うイメージが強いですが、実は日常生活でも便利です。

夜に通知で起こされたくないとき、勉強中にSNSを見たくないとき、電池の減りを少しでも抑えたいときなどにも使えます。

でも、ここで覚えておきたいのは、機内モードは「音を全部消すボタン」ではないということです。

着信やメール、アプリ通知は通信が止まることで来にくくなりますが、スマホ本体の中で予定されたアラーム音は別です。

目覚まし時計を部屋に置いたまま、外の電話線だけ抜くようなものだと思うとわかりやすいです。

電話線を抜いても、目覚まし時計は決まった時間に鳴りますよね。

スマホのアラームもそれに近い動きをします。

ただし、機内モード中に使えないアラームもあります。

たとえば、オンラインの音楽サービスから曲を読み込むタイプ、クラウド上の通知を受け取って鳴るタイプ、通信が必要な特殊なリマインダーアプリなどは、機内モード中にうまく動かないことがあります。

SpotifyやYouTube Musicなどの曲をアラーム音にしている場合も、事前に端末内で再生できる状態かどうかに注意が必要です。

大事な朝に失敗したくないなら、アラーム音はスマホ本体に最初から入っている音を選ぶのが安全です。

「ピピピ」「レーダー」「ベル」など、地味でも確実に鳴りやすい音を選んでおくと、寝ぼけた朝でも気づきやすくなります。

1-4. 電源オフ・バッテリー切れ・端末故障のときはアラームが鳴らない

機内モードでもアラームは基本的に鳴りますが、スマホの電源が完全にオフになっているときは別です。

iPhoneでもAndroidでも、電源を切った状態では、基本的にアラームは鳴りません。

昔の一部の携帯電話には、電源オフでもアラーム時刻になると起動して鳴る機種がありましたが、現在のスマホではそのように考えないほうが安全です。

つまり、寝る前に「電池を節約したいから電源を切っておこう」と思ってスマホを完全にオフにすると、朝のアラームが鳴らない可能性が高いです。

電池を節約したいときは、電源オフではなく、機内モードにして画面を消しておくほうが安心です。

また、バッテリー切れも大きな落とし穴です。

夜の時点で残量が5%しかないのに、そのまま充電せずに寝てしまうと、朝までに電池がなくなり、アラームの時間にはスマホが動いていないかもしれません。

機内モードにすると通信が減るぶん電池の消費を抑えやすいですが、ゼロにはなりません。

画面の待機、時計の動作、バックグラウンド処理などで、少しずつ電池は減ります。

朝に絶対起きたい日は、寝る前にバッテリー残量が30%以上あるか、できれば充電器につないでいるかを確認しましょう。

さらに、端末故障やスピーカーの不具合にも注意が必要です。

スマホを落としてスピーカーが壊れている、音量ボタンが故障している、水濡れで音がこもる、アプリが正常に動かないといった状態では、アラームが設定されていても音が聞こえないことがあります。

「鳴らなかった」と思っても、実は画面上ではアラームが動いていて、音だけが出ていなかったというケースもあります。

不安なときは、スマホだけに頼らず、家族に声をかけてもらう、別の目覚まし時計を使う、スマートウォッチの振動アラームを併用するなど、保険をかけておくと安心です。

1-5. 心配なときは寝る前に1分後のテストアラームで確認する

「理屈はわかったけれど、本当に自分のスマホで鳴るのかな」と不安なときは、寝る前に1分後のテストアラームを試しましょう。

これはとても簡単で、しかもかなり安心できる方法です。

たとえば、今が22時10分なら、22時11分にアラームをセットします。

そのあと、機内モードをオンにして、画面を消して、いつも寝るときと同じ状態にします。

1分後にアラームが鳴れば、そのスマホでは機内モード中でもアラームが動いていると確認できます。

子供が初めてひとりで目覚ましをセットするときに、「一回だけ練習してみようね」と試すのと同じです。

たった1分の確認ですが、「明日の朝、鳴らなかったらどうしよう」というモヤモヤを小さくできます。

テストするときは、ただ鳴るかどうかだけでなく、音量も一緒に確認しましょう。

枕元に置いたときに聞こえる大きさか、バイブだけになっていないか、サウンドが「なし」になっていないか、スヌーズが必要ならオンになっているかを見ます。

iPhoneなら「時計」アプリのアラーム編集画面でサウンドを確認し、「設定」アプリの「サウンドと触覚」で音量を見ます。

Androidなら「時計」アプリのアラーム画面で音やバイブレーションを確認し、必要に応じて「アラームの音量」を上げます。

旅行前、試験前、早朝出勤の前、子供の遠足の日など、寝坊できない日はこのテストがとても役に立ちます。

スマホは便利ですが、設定を見落とすこともあります。

だからこそ、最後は自分の耳で「ちゃんと鳴った」と確認してから眠るのがいちばん安心です。

機内モードでもアラームは基本的に鳴りますが、電源、電池、音量、サウンド設定の4つを見ておくと、朝の失敗をぐっと減らせます。

安心して眠るための合言葉は、「機内モードは大丈夫、でも寝る前に1分テスト」です。

2. 機内モード中に止まるもの・止まらないもの

機内モードにすると、スマホがまるごと眠ってしまうように感じるかもしれませんが、実はそうではありません。

機内モードは、スマホの音を全部消すための機能ではなく、電話回線やモバイルデータ通信などの電波を止めるための機能です。

だから、iPhoneやAndroidの電源が入っていて、時計アプリのアラームをきちんと設定していれば、機内モード中でも朝7時の目覚ましは基本的に鳴ります。

ここをまちがえると、「機内モードにしたからアラームも止まるはず」と思って寝てしまったり、逆に「アラームを鳴らしたいから機内モードにできない」と不安になったりします。

たとえば、寝る前にLINEや電話で起こされたくないときは、機内モードにすると通信による着信や通知をかなり減らせます。

一方で、時計アプリのアラーム、タイマー、ストップウォッチのようにスマホ本体の中だけで動く機能は、機内モードにしても止まりません。

つまり、機内モード中に止まるものと止まらないものを分けて考えると、とてもわかりやすくなります。

2-1. 止まるものは電話・SMS・モバイルデータ通信・通常のLINE通知

機内モードでまず止まるのは、携帯電話会社の回線を使う通信です。

具体的には、090、080、070から始まる電話番号への通常の電話、SMS、4Gや5Gを使ったモバイルデータ通信が止まります。

スマホが「外の電波を使って誰かとやり取りする道」をいったん閉じる、と考えるとイメージしやすいです。

そのため、機内モードをオンにしてWi-Fiも戻していない状態では、電話は着信しにくくなり、SMSもその場では届きません。

メールアプリやブラウザ、地図アプリ、動画アプリなども、インターネットにつながっていないので、新しい情報を読み込みにくくなります。

LINEについても、Wi-Fiをオフにしたままの機内モードでは、通常のトーク通知はリアルタイムでは届きません。

友だちが「おはよう」と送ってくれても、スマホがインターネットにつながっていないため、通知音も画面表示もすぐには出ないことが多いです。

これはLINEが壊れたわけではなく、通信の入口を機内モードで閉じているからです。

あとで機内モードを解除したり、Wi-Fiをオンにしてインターネットにつながったりすると、たまっていた通知がまとめて届くことがあります。

夜に通知で起こされたくない人にとっては、この仕組みはとても便利です。

ただし、家族からの急ぎの電話、学校や会社からの緊急連絡、宅配便のSMS認証なども受け取りにくくなるため、必要な連絡まで止めてよいかは先に考えておきましょう。

たとえば、朝6時に飛行機へ乗る日や、夜中に家族から連絡が来る可能性がある日は、機内モードだけでなく、後で説明するサイレントモードや集中モードも選択肢になります。

2-2. 止まらないものは標準アラーム・タイマー・ストップウォッチ・端末内の通知音

機内モードにしても止まらない代表が、iPhoneの「時計」アプリやAndroidの標準時計アプリで設定するアラームです。

これは、アラームが電話回線やインターネットを使って鳴るものではなく、スマホ本体の中にある時計機能を使って動くものだからです。

たとえば、iPhoneで朝7時にアラームを設定し、夜11時に機内モードをオンにして寝た場合でも、スマホの電源が入っていてバッテリーが残っていれば、朝7時にアラームは鳴ります。

Androidでも同じように、標準の時計アプリで設定した目覚ましは、通信状態に関係なく動くのが基本です。

タイマーも同じです。

カップラーメン用に3分、勉強用に25分、昼寝用に20分と設定したタイマーは、機内モード中でも時間が来れば鳴ります。

ストップウォッチも通信を使わないため、機内モードにしていても時間を測れます。

飛行機の中で読書時間を測る、子供のゲーム時間を30分だけにする、料理中にゆで時間を確認する、といった使い方もできます。

ここで大事なのは、機内モードと電源オフはまったく別だという点です。

機内モードは、スマホの通信を止めているだけで、スマホ本体は起きています。

しかし、電源を完全に切ると、時計アプリもシステムも動かなくなるため、アラームは基本的に鳴りません。

昔の一部の携帯電話には、電源オフでも指定時刻に起動してアラームを鳴らす機種がありましたが、今のiPhoneや多くのAndroidスマホでは、その感覚で使わないほうが安心です。

また、アラームが鳴らないときは、機内モードではなく、音量、曜日設定、午前と午後のまちがい、イヤホン接続、アラーム音の選択ミス、バッテリー切れなどが原因になっていることがあります。

寝る前には、明日の曜日にチェックが入っているか、午前7時のつもりが午後7時になっていないか、音量が小さすぎないかを見てあげると安心です。

2-3. Wi-FiとBluetoothは機内モード後に個別でオンにできる

機内モードをオンにすると、Wi-FiやBluetoothもまとめてオフになることがあります。

でも、これは「二度と使えない」という意味ではありません。

多くのスマホでは、機内モードをオンにしたあとでも、Wi-FiとBluetoothを個別にオンに戻せます。

たとえば、飛行機の中で機内モードをオンにしたあと、航空会社が機内Wi-Fiの利用を認めている場合は、Wi-Fiだけをオンにして機内インターネットに接続できます。

また、ワイヤレスイヤホンでダウンロード済みの音楽を聞きたいときは、Bluetoothだけをオンにしてイヤホンと接続できます。

このときも、通常の携帯電話回線やモバイルデータ通信は止めたままにできます。

つまり、機内モードは「全部だめ」というスイッチではなく、まず通信をまとめて止め、そのあと必要なものだけ戻せるスイッチだと考えるとよいです。

iPhoneでは、コントロールセンターから機内モードをオンにしたあと、Wi-FiボタンやBluetoothボタンをタップして戻せます。

Androidでも、クイック設定パネルや設定アプリからWi-FiやBluetoothをオンにできます。

Google Pixelなど一部のAndroidでは、機内モード中にWi-FiやBluetoothをオンにした設定が保存され、次に機内モードをオンにしたときも同じ状態が呼び出されることがあります。

そのため、「機内モードにしたのにBluetoothイヤホンがつながったままだけど大丈夫かな」とびっくりする必要はありません。

前に自分でBluetoothをオンに戻したことがあり、スマホがその状態を覚えているだけのことがあります。

ただし、飛行機の中では航空会社や乗務員の案内が優先です。

Wi-FiやBluetoothが使えるかどうかは、機材や路線、離着陸時の案内によって変わることがあるため、機内ではアナウンスをよく聞きましょう。

2-4. LINE通話・Gmail・SNS通知はWi-Fiを戻すかどうかで挙動が変わる

LINE通話、Gmail、Instagram、X、TikTok、YouTube、Slack、Chatworkなどのアプリは、インターネットにつながっているかどうかで動き方が変わります。

機内モードをオンにして、Wi-Fiを戻していない状態では、これらのアプリは新しい通知を受け取りにくくなります。

LINEのトーク通知、LINE通話の着信、Gmailの新着メール、InstagramのDM、Xの通知などは、リアルタイムでは来ないと考えておくとわかりやすいです。

でも、機内モード中でもWi-Fiをオンに戻してインターネットにつなぐと、話は変わります。

Wi-Fi経由で通信できるようになるため、LINEのトーク通知が届いたり、Gmailの新着メールが表示されたり、SNSの通知が鳴ったりすることがあります。

LINE通話も、Wi-Fiでインターネットに接続されていれば着信できる場合があります。

つまり、LINEやGmailやSNSを止めたいなら、機内モードをオンにするだけでなく、Wi-Fiをオンに戻していないかも見ることが大切です。

ここは小さな落とし穴です。

たとえば、寝る前に機内モードをオンにして安心していたのに、家のWi-Fiにつながったままだと、LINEの通知音で夜中に起こされることがあります。

「機内モードなのにLINEが来た」と感じるときは、Wi-Fiがオンになっていないかをまず確認しましょう。

反対に、電話番号への通常の電話は止めたいけれど、家族とのLINE通話だけは受けたいというときは、機内モードをオンにしてからWi-Fiだけを戻すという使い方もできます。

このように、機内モードとWi-Fiの組み合わせを覚えると、自分に必要な連絡だけを残しやすくなります。

ただし、アプリごとの通知設定、スマホ本体の通知設定、サイレントモード、集中モード、省電力設定によっても通知の出方は変わります。

大事な予定がある日は、前日の夜ではなく、昼間のうちに1回テストしておくと安心です。

2-5. 機内モードとマナーモード・サイレントモードの違い

機内モード、マナーモード、サイレントモードは、名前が少し似ていても役割が違います。

子供にもわかるように言うと、機内モードは「外との通信の道を止める係」、マナーモードやサイレントモードは「音を小さくしたり鳴らさなかったりする係」です。

機内モードにしても、スマホ本体のアラーム音やタイマー音は止まらないことがあります。

反対に、マナーモードにしても、電話やLINEの通知そのものを受け取らなくなるわけではありません。

通知は届くけれど、音ではなくバイブだけになる、画面表示だけになる、といった動き方になります。

iPhoneのサイレントモードでは、着信音や通知音は抑えられますが、標準アラームは鳴ります。

そのため、寝る前にiPhoneをサイレントモードにしても、時計アプリのアラームを正しく設定していれば目覚ましとして使えます。

Androidの場合は、メーカーや機種によってマナーモード、サイレント、バイブ、通知のミュート、Do Not Disturbなどの名前や動きが少しずつ違います。

なかには、マナーモードの種類によってアラームを鳴らすかどうかを選べる機種もあります。

そのため、Androidを使っている人は、設定画面の「音」「通知」「サイレントモード」「アラーム」などの項目を一度見ておくと安心です。

使い分けの目安として、飛行機の中や通信を完全に止めたいときは機内モードが向いています。

会議中、映画館、授業中、図書館など、通信は残したいけれど音を鳴らしたくないときは、マナーモードやサイレントモードが向いています。

夜に電話もLINEもなるべく止めたいけれど、朝のアラームだけは鳴らしたいときは、機内モードと標準アラームの組み合わせが便利です。

ただし、Wi-Fiを戻すとLINEやGmailなどの通知が届く可能性があるため、静かに眠りたい日はWi-Fiの状態も確認しましょう。

最後にもう一度だけ大事なところをまとめると、機内モードで止まるのは主に電話回線、SMS、モバイルデータ通信、Wi-Fiを戻していないときのLINEやGmailなどの通信通知です。

止まらないのは、スマホ本体の中で動く標準アラーム、タイマー、ストップウォッチなどです。

この違いを覚えておけば、「機内モードにしたらアラームは鳴るのかな」とドキドキしながら寝る必要がなくなります。

寝る前は、電源を切らず、バッテリーを残し、アラーム時刻と音量を確認してから機内モードにするのが、いちばん安心な使い方です。

3. iPhoneで機内モード中のアラームを確実に鳴らす設定

iPhoneは、機内モードにしていても、時計アプリで設定したアラームを鳴らせます。

機内モードは、電話回線、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothなどの通信を止めたり制限したりするための機能で、iPhoneそのものの時計やアラームを止める機能ではないからです。

だから、夜にLINEや電話の通知で起こされたくないとき、飛行機の中で通信を切っておきたいとき、勉強や仕事に集中したいときでも、アラームだけは使えます。

ただし、「機内モードでもアラームは鳴る」と知っているだけでは、少し足りません。

実際に困るのは、アラームをセットしたつもりなのに、時刻を間違えていたり、午前と午後を逆にしていたり、サウンドが「なし」になっていたり、音量が小さすぎたりするケースです。

たとえば、朝7時に起きたいのに午後7時に設定していたら、iPhoneは正しく動いていても、朝には鳴りません。

また、平日だけ鳴らすつもりで「月火水木金」にしたのに、土曜日の旅行の日に鳴らない、ということもあります。

ここでは、機内モード中でもiPhoneのアラームを確実に鳴らすために、出発前や寝る前に見ておきたい設定を順番に確認していきます。

3-1. 時計アプリで時刻・午前午後・曜日・繰り返しを確認する

まず最初に見る場所は、iPhoneの時計アプリです。

ホーム画面やAppライブラリから「時計」を開き、画面下の「アラーム」タブをタップしましょう。

ここに並んでいる時刻が、実際に鳴る予定のアラームです。

機内モードをオンにする前に、起きたい時刻のアラームがオンになっているかを、スイッチの色で確認してあげてください。

小さなスイッチがオフになっていると、どれだけ音量を上げても、どれだけ良いサウンドを選んでも、アラームは鳴りません。

特に気をつけたいのが、午前と午後の間違いです。

12時間表示にしているiPhoneでは、「午前7:00」と「午後7:00」はまったく別の時間です。

朝の7時に起きたい子が、うっかり午後7時にしてしまうと、iPhoneは夜の7時まで静かに待ってしまいます。

まるで、先生に「夕方に起こしてね」とお願いしているのと同じです。

出張、旅行、試験、早朝の新幹線など、遅れたくない予定がある日は、数字だけでなく「午前」「午後」まで声に出して確認すると安心です。

次に見るのは、曜日と繰り返しです。

アラームの設定画面では、「繰り返し」をタップすると、月曜日から日曜日までの曜日を選べます。

平日の通勤や通学なら「月火水木金」で十分ですが、土曜日の朝に空港へ行く日や、日曜日の朝に部活の試合がある日は、その曜日も選ばないと鳴りません。

反対に、毎日鳴らしたくないアラームを「毎日」にしていると、休みの日の朝まで元気よく鳴ってしまいます。

アラームは、とてもまじめな係の子のようなものです。

お願いされた曜日と時刻をそのまま守るので、お願いの内容を間違えると、思った通りには動いてくれません。

また、アラームが複数ある場合は、古いアラームと新しいアラームを見間違えないようにしましょう。

たとえば、「6:30 出勤」「7:00 学校」「8:15 休日」などのラベルを付けておくと、どれをオンにすればよいかがすぐ分かります。

旅行前なら「羽田へ出発」「ホテル朝食」「チェックアウト」など、予定に合わせた名前を付けても便利です。

機内モード中にアラームが鳴るか不安なときは、いきなり本番で使わず、1分後や2分後に試しのアラームを作ってみるのもおすすめです。

機内モードをオンにした状態で短いテストをすれば、「ちゃんと鳴るんだ」と自分の耳で確かめられます。

子供が明日の遠足で早起きする前に、目覚まし時計を一度鳴らしてみるのと同じで、小さな確認が大きな安心につながります。

3-2. サウンドを「なし」ではなくレーダー・アヒルなど内蔵音にする

次に大事なのは、アラームのサウンドです。

時計アプリでアラームを開き、「編集」または対象のアラームをタップすると、「サウンド」という項目があります。

ここが「なし」になっていると、アラームの時刻になっても音が鳴りません。

画面にはアラームが出たり、振動したりすることがありますが、寝ているときやバッグの中に入れているときは気づきにくくなります。

「機内モードにしたから鳴らなかった」と思ってしまう人もいますが、実はサウンドが「なし」だった、というパターンはとても多いです。

だから、機内モード中に確実に起きたいなら、サウンドは「なし」以外を選びましょう。

iPhoneには、最初から入っているアラーム音がいくつもあります。

たとえば、「レーダー」ははっきりした音で気づきやすく、朝に弱い人にも向いています。

「アヒル」は少しユーモラスな音なので、びっくりしすぎずに起きたい人に合うことがあります。

ほかにも「オープニング」「きらめき」「頂点」など、好みに合わせて選べる音があります。

ここで大切なのは、おしゃれな音を選ぶことではなく、自分が実際に気づける音を選ぶことです。

やさしすぎる音だと、夢の中のBGMみたいに聞き流してしまうことがあります。

反対に、大きすぎたり強すぎたりする音は、びっくりして心臓がドキッとすることもあります。

朝が苦手な人は「レーダー」のような分かりやすい音、家族と同じ部屋で寝ている人は少し控えめな音、飛行機やホテルで使う人は周りに迷惑をかけにくい音、というように場所に合わせて選ぶとよいでしょう。

また、曲や外部サービスの音をアラームに使っている場合は、通信状態や保存状態に注意が必要です。

機内モードでは通信が止まるため、インターネットにつながらないと再生できない音や、アプリ側の通知に頼るアラームは期待通りに動かないことがあります。

大事な予定の日は、できるだけiPhoneにもともと入っている内蔵音を選んでおくと安心です。

内蔵音なら、通信がなくてもiPhone本体の中に音があるため、機内モードとの相性を心配しすぎなくて済みます。

設定したら、サウンド一覧で音をタップして、実際に鳴る音を聞いてみましょう。

その場で聞いて「これなら起きられそう」と思える音を選ぶことが、寝坊を防ぐ近道です。

3-3. 設定アプリの「サウンドと触覚」で着信音と通知音の音量を上げる

サウンドを選んでも、音量が小さすぎるとアラームに気づけません。

iPhoneのアラーム音量は、基本的に「設定」アプリの「サウンドと触覚」にある「着信音と通知音」の音量と関係します。

確認するときは、「設定」を開き、「サウンドと触覚」をタップし、「着信音と通知音」のスライダを右へ動かします。

スライダを動かすと確認音が鳴るので、耳で聞きながらちょうどよい大きさにできます。

寝室で使うなら、枕元に置いても聞こえるくらいの音量にしておきましょう。

バッグの中、少し離れた机の上、ホテルのベッドサイドなど、置く場所によって聞こえ方は変わります。

たとえば、iPhoneを布団の中に入れたまま寝てしまうと、音がこもって小さく聞こえることがあります。

アラームをしっかり聞きたいなら、画面を下にして布団に埋めるのではなく、ベッドサイドの硬い台や机の上に置くと気づきやすくなります。

また、「ボタンで変更」がオンになっている場合、本体横の音量ボタンで着信音と通知音の音量が変わることがあります。

知らないうちに音量を下げてしまうのが心配なら、この項目も確認しておくとよいです。

動画や音楽の音量を下げたつもりが、アラームにも関係する音量を小さくしていた、ということが起きると困ります。

とくに、夜に動画を見て音量を下げたあと、そのまま寝る人は注意しましょう。

機内モード、おやすみモード、消音モードは、アラームそのものを止めるための設定ではありません。

しかし、音量が小さい、サウンドが「なし」、iPhoneの置き場所が悪い、という条件が重なると、結果として「鳴ったのに気づかなかった」ということが起きます。

これは、友達が小さな声で名前を呼んでくれたのに、遠くにいて聞こえなかったようなものです。

アラームは仕事をしていても、こちらが聞こえるように準備していなければ、起きる助けになりません。

大切な日の前夜は、機内モードをオンにする前に、「サウンドと触覚」で音量を少し大きめにして、短いテストアラームを鳴らしてみると安心です。

さらに、Apple WatchやBluetoothイヤホンを使っている人は、接続状態にも気をつけてください。

アラーム音はiPhone本体や接続中の機器から聞こえる場合があります。

寝る前にイヤホンを耳から外してケースに入れ、iPhone本体のスピーカーから聞こえる状態にしておくと、朝の聞き逃しを減らせます。

3-4. 睡眠スケジュールの目覚ましと通常アラームの違いを確認する

iPhoneには、時計アプリの通常アラームとは別に、ヘルスケアアプリと連動する睡眠スケジュールの目覚ましがあります。

どちらも朝に起こしてくれる機能ですが、設定する場所や考え方が少し違います。

通常アラームは、時計アプリで時刻、繰り返し、ラベル、サウンド、スヌーズなどを決める、シンプルな目覚ましです。

「明日だけ6:10に起きたい」「毎週月曜日は7:00に鳴らしたい」「昼休みの終わりに13:00で鳴らしたい」というように、自由に使えます。

一方、睡眠スケジュールの目覚ましは、就寝時刻と起床時刻、睡眠目標、曜日などをまとめて管理する機能です。

「毎日23:00に寝て、7:00に起きる」のように、眠るリズムを整えたいときに役立ちます。

ただし、ここで混乱しやすいポイントがあります。

睡眠スケジュール側のアラームをオフにしていると、時計アプリを見たときに朝の予定があるように見えても、次の目覚ましが鳴らない設定になっている場合があります。

また、「次回のアラームのみを変更」したのか、「このスケジュールを変更」したのかによって、明日だけ変わるのか、今後もずっと変わるのかが違います。

小さな違いですが、朝に起きられるかどうかには大きく関係します。

たとえば、休みの日だけ睡眠スケジュールのアラームをオフにしたつもりが、通常スケジュール全体をオフにしてしまうと、平日の朝にも鳴らなくなることがあります。

反対に、旅行の日だけ5:30に起きたいなら、睡眠スケジュールを大きく変えるより、時計アプリで通常アラームを1つ追加するほうが分かりやすい場合があります。

子供にたとえると、通常アラームは「明日の朝だけ起こしてね」と頼めるお手伝い係で、睡眠スケジュールは「毎日の生活リズムを見守る係」です。

どちらも便利ですが、役目が違います。

機内モード中に確実に起きたい日には、睡眠スケジュールだけに頼らず、時計アプリの通常アラームも一緒に確認しておくと安心です。

特に、飛行機の早朝便、受験、仕事の大事な会議、ホテルのチェックアウトなど、絶対に遅れたくない予定では、通常アラームを2つ用意する方法もあります。

たとえば、6:00に本命のアラーム、6:10に予備のアラームを設定しておけば、1回目で止めて二度寝したときにも助けになります。

ただし、周りに人がいる場所では、何度も大きな音で鳴らすと迷惑になることがあります。

音量、スヌーズ、置き場所を考えながら、自分にも周りにもやさしい設定にしておきましょう。

3-5. iOSアップデート後はアラーム設定と音量を再確認する

iOSをアップデートした後は、念のためアラーム設定と音量を見直しましょう。

アップデートは、iPhoneをより安全にしたり、新しい機能を使えるようにしたりする大切な作業です。

ただ、アップデート後は、画面の表示や設定項目の場所が少し変わったように感じることがあります。

また、自分では設定を変えたつもりがなくても、アラーム一覧、睡眠スケジュール、サウンド、音量を一度確認しておくと安心です。

とくに、大事な予定の前夜にアップデートをした場合は注意しましょう。

夜遅くにアップデートして、そのまま寝てしまうと、朝になってから「アラームが思っていた設定と違った」と気づくことがあります。

iOSアップデート後に見るべきポイントは、難しくありません。

まず、時計アプリの「アラーム」タブを開き、必要なアラームがオンになっているかを見ます。

次に、時刻、午前午後、曜日、繰り返し、ラベルを確認します。

その次に、各アラームのサウンドが「なし」ではなく、「レーダー」や「アヒル」などの音になっているかを見ます。

最後に、設定アプリの「サウンドと触覚」で「着信音と通知音」のスライダを確認します。

この4つを見れば、機内モード中のアラームで困る原因をかなり減らせます。

さらに、機内モードをオンにした状態で1分後のテストアラームを作ると、もっと安心です。

テストで音が鳴ったら、本番のアラームも同じ考え方で動きます。

もし鳴らなかった場合は、サウンドが「なし」になっていないか、音量が小さすぎないか、アラームがオンになっているか、睡眠スケジュール側を見ていないかを順番に確認しましょう。

焦っていろいろな場所を同時に触るより、1つずつ見ていくほうが早く解決できます。

また、機内モードと電源オフは別物です。

機内モードはiPhoneの電源が入ったまま通信を制限する状態ですが、電源を完全に切ると、アラームは動けません。

寝る前にバッテリーを節約したいときでも、アラームを使うなら電源を切るのではなく、充電しながら機内モードにするほうが安心です。

バッテリー残量が5%や10%しかないまま寝ると、朝までに電池が切れてしまうことがあります。

機内モード中でも、電池がなくなればiPhoneは働けません。

大切な朝には、充電ケーブルを差して、画面に充電マークが出ているかも確認しておきましょう。

機内モード中のアラームを確実に鳴らすコツは、特別な裏技ではありません。

時計アプリで正しい時刻を選び、サウンドを「なし」にせず、音量を上げ、睡眠スケジュールとの違いを理解し、アップデート後にもう一度確認することです。

この順番で見れば、iPhoneは頼れる目覚まし係になってくれます。

明日の朝に大事な予定があるときは、寝る前の1分だけでよいので、アラームをそっと見直してあげましょう。

4. Androidで機内モード中のアラームを確実に鳴らす設定

Androidスマホは、機内モードにしていても、基本的には時計アプリのアラームが鳴ります。機内モードは、電話回線、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothなどの通信をまとめて止めるための設定であって、スマホの中にある時計まで止めるスイッチではないからです。だから、夜に電話や通知を受け取りたくないときや、飛行機の中で通信を止めたいときでも、目覚ましとして使うことはできます。ただし、ここで安心しすぎると、朝に「設定したはずなのに聞こえなかった」ということが起きます。原因は機内モードではなく、アラーム自体がオフになっていたり、曜日を間違えていたり、アラーム音量が小さかったり、省電力設定やスマートウォッチ同期がじゃまをしていたりすることが多いです。つまり、機内モード中のアラームを確実に鳴らすには、機内モードを見るだけでなく、時計アプリ、音量、サイレント系の設定、省電力、連携端末の5つを順番に確認することが大切です。

4-1. 時計アプリでアラームのオン・時刻・曜日・スヌーズを確認する

まず見る場所は、Androidの「時計」アプリです。Pixelなどで使われるGoogle 時計アプリでも、Samsung Galaxyの時計アプリでも、基本の考え方は同じです。アラーム一覧を開いたら、目的のアラームのスイッチがオンになっているか、時刻が正しいか、午前と午後を間違えていないかを、指でなぞるように1つずつ見てください。たとえば「7:00」に起きたいのに「19:00」になっていたら、スマホは夜の7時までじっと待ってしまいます。小さな数字の違いですが、アラームではとても大きな違いになります。

次に、曜日の繰り返し設定を確認します。平日だけ鳴らしたい人は「月、火、水、木、金」が選ばれているか、土日も必要な人は「土、日」も選ばれているかを見てください。前の日に臨時でアラームを止めたまま、翌日もオフになっていることもあります。Galaxyでは、アラーム作成時に時刻、日付または曜日、アラーム名、アラーム音、バイブ、スヌーズを設定して保存する流れになります。保存ボタンを押していないと、せっかく作ったアラームが一覧に残らないこともあるので、最後にアラーム一覧へ戻り、次に鳴る時刻が表示されているかまで見ておくと安心です。

スヌーズも、朝が苦手な人には大事な味方です。スヌーズがオフだと、1回止めたらそこで終わりです。「あと5分だけ」と止めたつもりが、そのまま深い眠りに戻ってしまうことがあります。反対に、スヌーズが短すぎたり長すぎたりすると、自分の起き方に合わず、かえって失敗しやすくなります。小学生が遠足の日に何度も目覚ましを確認するように、大事な予定の前日は、2分後や3分後にテスト用アラームを作って、機内モードにした状態で実際に鳴るか試してください。この一手間で、「鳴るはず」ではなく「鳴ることを確認した」に変わります。

4-2. アラーム音量とメディア音量を分けて確認する

Androidでとてもまちがえやすいのが、音量の種類です。スマホには、着信音量、通知音量、メディア音量、アラーム音量など、いくつかの音量があります。YouTubeや音楽アプリの音が大きく聞こえていても、それはメディア音量が大きいだけで、アラーム音量が大きいとは限りません。反対に、動画の音を消したつもりで音量ボタンを何度も下げたら、機種や画面の状態によってはアラーム音量まで小さくなっていることがあります。だから、寝る前には「音が出るか」ではなく、アラーム音量のスライダーが十分に上がっているかを見てください。

Google 時計アプリでは、時計アプリの設定画面からアラーム音量を調整できます。また、Androidではアラーム音量が30%未満だと小さすぎる可能性があるという案内が出ることがあります。30%は目安ですが、寝室で使うなら50%以上、深く眠る人やスマホを枕元から離して置く人は70%前後を目安にすると聞き逃しにくくなります。もちろん、家族と同じ部屋で寝ている場合やホテルに泊まっている場合は、迷惑にならない大きさにしてください。音量だけで不安なときは、バイブレーションもオンにして、スマホを机の上やベッド横の硬い場所に置くと、振動でも気づきやすくなります。

ここで注意したいのが、機内モードとサイレント系の設定をいっしょに使っている場合です。機内モードだけならアラームは基本的に鳴りますが、サイレントモードやマナーモードの細かい設定によっては、アラーム音が止まることがあります。特に「サイレント」のように、電話、通知、メディア、アラームまでまとめて静かにする設定を選んでいると、目覚ましとしては危ないです。通知だけ静かにしたいなら、アラームを許可する設定や「アラームのみ」に近い設定を選ぶようにしましょう。子どもに「おしゃべりは静かにしてね。でも目覚ましのベルだけは鳴っていいよ」と教えるように、スマホにも「止める音」と「鳴らす音」を分けて教えてあげるイメージです。

4-3. Google時計アプリの「消音までの時間」「スヌーズの長さ」「徐々に音量を上げる」を確認する

Google 時計アプリを使っている人は、アラーム一覧だけでなく、時計アプリ右上のメニューから入る設定も見てください。ここには、アラームが鳴り続ける時間を決める「消音までの時間」、もう一度鳴るまでの間隔を決める「スヌーズの長さ」、最初は小さく鳴らして少しずつ大きくする「徐々に音量を上げる」などがあります。どれも小さな設定に見えますが、機内モード中のアラームを確実に聞くためには、とても大切です。たとえば「消音までの時間」が短すぎると、寝ている間に少し鳴って、気づく前に止まってしまうことがあります。朝に弱い人は、短めにしすぎず、自分が気づける長さにしておきましょう。

「スヌーズの長さ」も、生活リズムに合わせると失敗が減ります。5分間隔なら細かく起こしてくれますが、何度も止めるくせがある人には、ただの連打ゲームになってしまうことがあります。10分間隔なら少し休めますが、出発時間が迫っている朝には長すぎるかもしれません。大切なのは、なんとなく初期設定のままにしないことです。学校や仕事に出る時刻から逆算して、1回目のアラーム、スヌーズ、最終的に起きる時刻を決めると、スマホが朝の先生のように働いてくれます。

「徐々に音量を上げる」は、急に大きな音でびっくりしたくない人に向いています。ただし、音が大きくなるまでに時間がかかるため、最初の小さい音では気づかない人もいます。深く眠る人は、この設定をオフにするか、音量が上がる時間を短めにして、テスト用アラームで聞こえ方を確認してください。音量ボタンを押したときの動作も見ておくと安心です。音量ボタンでアラームを止める設定にしていると、寝ぼけてスマホを持ったときにうっかり解除してしまうことがあります。心配な人は、音量ボタンではスヌーズにする、または音量調整だけにするなど、自分が寝ぼけても失敗しにくい動作を選んでください。

4-4. Samsung Galaxy・Xperia・AQUOSなどメーカー独自の省電力設定を確認する

Androidは、同じAndroidでもメーカーによって設定名や動き方が少しずつ違います。Google Pixel、Samsung Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPOなどでは、バッテリーを長持ちさせるための省電力機能が用意されています。これはとても便利な機能ですが、アプリの動きを制限することがあるため、アラームが不安定に見える原因になることがあります。特に標準の時計アプリではなく、睡眠記録アプリやミッション型アラームアプリなど、あとから入れたアラームアプリを使っている場合は注意してください。大事な予定の日は、省電力モードをオフにするか、時計アプリを制限しない設定にするのが安全です。

Samsung Galaxyでは、時計アプリの設定に「システムサウンドがOFFのときにアラームを消音」という項目があります。サイレントやバイブにしていてもアラーム音を鳴らしたい場合は、このスイッチをオフにします。名前が少しむずかしいですが、「スマホ全体の音を消したとき、アラームもいっしょに黙らせるかどうか」を決める設定だと思ってください。朝の目覚ましとして使うなら、アラームまで黙らせないようにするのが大切です。Galaxyの時計アプリが見つからない場合は、Galaxy Storeで「時計」を探して入れ直す必要があることもあります。

Xperiaでは、「STAMINAモード」を確認してください。STAMINAモードは電池消費を抑えて待ち受け時間を長くする機能で、バックグラウンド通信や位置情報などを制限し、画面の明るさを少し暗めにすることがあります。標準の時計アプリなら問題なく使えることが多いですが、アラーム系アプリを別に入れている場合は、省電力の対象になっていないか見ておくと安心です。設定アプリから「バッテリー」に進み、STAMINAモードやアプリごとの電池使用設定を確認してください。旅行先、試験日、早朝出勤の日のように絶対に寝坊したくない朝は、前日の夜だけでも省電力設定を弱める、またはオフにしてテストするのがおすすめです。

AQUOSでは、「高度なマナーモード」の中にあるアラームの扱いを確認してください。この詳細設定でアラームがオフ扱いになっていると、アラーム音が鳴らなかったり、アラーム音量を変更できなかったりすることがあります。「音」や「マナーモード」の画面だけを見て安心せず、詳細設定の中でアラームが許可されているかまで見てください。メーカー独自の機能は、便利な反面、名前が少しむずかしいことがあります。でも、見るポイントは同じです。「時計アプリを眠らせない」「アラーム音を消さない」「大事な朝だけ省電力を強くしすぎない」という3つを守れば、機内モード中でも失敗しにくくなります。

4-5. Google Pixel Watchなどスマートウォッチ同期中の鳴る端末を確認する

Google Pixel Watchなどのスマートウォッチを使っている人は、スマホだけでなく、どの端末でアラームが鳴る設定になっているかも確認してください。PixelとPixel Watchでは、時計アプリからアラームを同期できます。同期をオンにすると、スマホと時計のアラームを連携できて便利ですが、設定によっては「スマホだけ鳴る」「時計だけ振動する」「両方で鳴る」と感じ方が変わります。朝にスマホの音で起きたいのか、腕の振動でそっと起きたいのか、両方で確実に起きたいのかを先に決めておくと迷いません。

設定を見るときは、スマホの時計アプリを開き、設定からアラームの同期を確認します。Pixel Watch側とスマホ側のOS、時計アプリが新しい状態か、Bluetooth接続が切れていないかも大切です。同期がうまくいっていないと、片方で変更したアラームがもう片方に反映されず、「消したと思ったアラームが鳴る」「作ったはずのアラームが時計にない」といった混乱が起きます。また、「アラームを鳴らすデバイス」の設定で、アダプティブアラームにするか、スマートウォッチとスマートフォンの両方にするかを選べる場合があります。寝坊できない日は、両方で反応する設定にしておくと安心です。

ただし、スマートウォッチの振動だけに頼る場合は、腕から外して充電していたら気づけません。反対に、スマホだけを遠くの机に置いていると、音量が小さいと聞こえにくいです。おすすめは、前日の夜に機内モードをオンにし、スマートウォッチをいつもの状態で装着し、2分後にテスト用アラームを鳴らすことです。そのとき、スマホが鳴るのか、時計が振動するのか、両方なのかを自分の目と耳で確かめてください。これは少し面倒に見えますが、朝の自分を助けるためのリハーサルです。運動会の前に靴ひもを結ぶ練習をするように、アラームも本番前に一度だけ練習しておくと、とても安心できます。

4-6. まとめ

Androidで機内モード中のアラームを確実に鳴らしたいときは、機内モードだけを見て終わりにしないでください。時計アプリのアラームがオンか、時刻と曜日が正しいか、スヌーズが自分に合っているかを確認します。次に、メディア音量ではなくアラーム音量を見て、必要なら50%以上を目安に上げます。Google 時計アプリを使っているなら、「消音までの時間」「スヌーズの長さ」「徐々に音量を上げる」「音量ボタン」の動作も整えます。さらに、Galaxy、Xperia、AQUOSなどの省電力設定やマナーモードの詳細を確認し、時計アプリを止めないようにします。Pixel Watchなどを使っている人は、スマホと時計のどちらで鳴るのかを必ず見てください。最後に、寝る前に2分後のテスト用アラームを鳴らせば、明日の朝にびっくりする可能性をぐっと減らせます。機内モード中でもアラームは鳴ることが多いですが、確実に起きるための主役は、あなたが前の日に行う確認です。

5. 機内モードでアラームが鳴らない原因と対処法

機内モードにした夜にアラームが鳴らないと、「機内モードのせいかな」とびっくりしてしまいますよね。

でも、まず覚えておきたいのは、機内モードは電話回線、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothなどの通信を止めるための機能で、アラームそのものを止める機能ではないということです。

つまり、iPhoneでもAndroidでも、基本的には機内モード中でも時計アプリのアラームは鳴ります。

それなのに鳴らなかったと感じるときは、アラームのオン・オフ、午前午後、曜日、音量、サウンド、Bluetooth接続、アプリの一時的な不具合など、別のところに小さな原因が隠れていることが多いです。

宝探しみたいに、ひとつずつ順番に見ていけば大丈夫です。

5-1. アラーム自体がオフ・午前午後の設定ミス・曜日指定ミスになっている

機内モードでアラームが鳴らないとき、いちばん最初に見てほしいのは、アラーム自体が本当にオンになっているかどうかです。

iPhoneの時計アプリでは、アラーム一覧の右側にあるスイッチが緑色になっていればオン、灰色ならオフです。

Androidの時計アプリでも、アラームの横にあるスイッチがオフになっていると、時刻だけが残っていても音は鳴りません。

たとえば、昨日だけ使った「6:30」のアラームを止めたあと、今日も使うつもりでいたのにスイッチがオフのままだった、ということはとてもよくあります。

次に多いのが、午前と午後の設定ミスです。

7:00に起きたいのに、うっかり午後7:00に設定していると、朝は当然鳴りません。

12時間表示を使っている人は、「午前7:00」なのか「午後7:00」なのかを、寝る前に声に出して確認するくらいでちょうどよいです。

24時間表示にしている人でも、「19:00」と「7:00」を見間違えることがあります。

小さな数字の違いですが、朝の予定には大きく響くので、ここは先生が丸つけをするみたいに、ていねいに確認しましょう。

さらに、曜日指定も見落としやすいポイントです。

平日の学校や仕事用に「月、火、水、木、金」だけを選んでいると、土曜日や日曜日には鳴りません。

反対に、旅行や出張で日曜日の朝5:00に起きたいのに、いつもの「平日のみ」のアラームを使い回すと、ちょうど大事な日に鳴らないことがあります。

iPhoneではアラーム編集画面の「繰り返し」、Androidではアラームの詳細画面にある曜日の丸やチェックを見て、今日の日付と合っているか確認してください。

「明日の朝だけ鳴ればよい」のか、「毎週同じ曜日に鳴らしたい」のかを分けて考えると、ミスを減らせます。

5-2. アラーム音が「なし」またはバイブのみになっている

アラームがオンで、時刻も曜日も合っているのに音がしないときは、アラーム音の設定を見てみましょう。

iPhoneでは、アラームの「サウンド」が「なし」になっていると、音は鳴らず、設定によっては振動だけになります。

寝ているときに枕元のiPhoneが少しブルブルするだけでは、気づけない人も多いですよね。

時計アプリを開き、「アラーム」から該当のアラームを選び、「サウンド」をタップして、「レーダー」「さざ波」「黒板」など、聞き取りやすい音を選んでください。

最後に「戻る」や「保存」「完了」を押し忘れると反映されないことがあるので、最後のタップまでしっかり行いましょう。

Androidでも、アラーム音を無音に近い設定にしていたり、バイブレーションだけにしていたりすると、「鳴らなかった」と感じやすくなります。

Google Pixel、Xperia、Galaxy、AQUOSなど、機種によって画面名は少し違いますが、時計アプリで対象のアラームを開くと、アラーム音、バイブレーション、繰り返しなどを変更できることが多いです。

アラーム音の項目で「サイレント」「なし」「無音」に近い表示が選ばれていないかを見てください。

曲をアラーム音にしている場合も、音楽アプリへのログインが切れていたり、端末内の音声ファイルを削除していたりすると、期待どおりに鳴らないことがあります。

大事な朝には、好きな曲よりも、端末に最初から入っている標準のアラーム音を選ぶほうが安心です。

また、バイブだけで起きられると思っていても、スマホを布団の上、机の上、かばんの中に置いていると、振動が体に伝わらないことがあります。

とくに厚いスマホケース、手帳型ケース、ベッドの柔らかいマットレスは、振動を吸収しやすいです。

バイブを使うなら、スマホを木の机やサイドテーブルの上に置くと、振動音が少し大きくなり、気づきやすくなります。

ただし、確実に起きたい日は、音ありのアラームとバイブを両方オンにするのがおすすめです。

5-3. 音量が小さい・消音までの時間が短い・スヌーズだけで止めたと勘違いしている

機内モード中でもアラームは鳴るはずなのに聞こえない場合、音量が小さすぎることがあります。

iPhoneでは、アラーム音の大きさは「設定」アプリの「サウンドと触覚」にある「着信音と通知音」の音量と関係します。

ここがいちばん左に近いと、アラーム音も小さくなり、枕元から少し離れただけで聞こえにくくなります。

本体横の音量ボタンを押しても変わらないときは、「ボタンで変更」の設定によって、音楽や動画の音量だけを変えている可能性があります。

寝る前には、動画の音ではなく、アラームに関係する音量を確認することが大切です。

Androidは、音量が「メディア」「通話」「着信音」「通知」「アラーム」のように分かれている機種が多いです。

YouTubeの音が大きく聞こえていても、アラームの音量だけが小さいと、朝のアラームは聞こえません。

音量ボタンを押したあとに表示されるメニューの「…」や歯車マークを開き、アラーム音量のスライダーを確認しましょう。

Google Pixelなら音量パネルからアラーム音量にたどり着ける場合があり、GalaxyやXperiaでも「設定」アプリの「音」や「サウンド」から似た項目を探せます。

心配なときは、寝る前に1分後のテストアラームを作って、本当に聞こえる大きさか試すと安心です。

もうひとつ気をつけたいのが、アラームが短い時間で止まったように感じるケースです。

寝ぼけて画面を触り、「停止」ではなく「スヌーズ」を押したつもり、またはその逆をしたつもりで、記憶があいまいになることがあります。

スヌーズは一時停止なので、数分後にもう一度鳴りますが、停止を押すとその回のアラームは終わりです。

iPhoneではスヌーズのオン・オフや継続時間を設定でき、Androidでも機種や時計アプリによってスヌーズ間隔や自動停止までの時間を調整できる場合があります。

「鳴らなかった」と思っていたら、実は一度鳴っていて、自分で止めていたということもあるので、起きるのが苦手な人は、6:30、6:40、6:50のように複数のアラームを少し間隔を空けて置くとよいです。

5-4. Bluetoothイヤホン・スピーカー・車載機器に音が出ている

夜にBluetoothイヤホンで音楽を聴いたまま寝たり、Bluetoothスピーカーにつないだままにしたりすると、アラーム音の出方が思っていたものと違うことがあります。

iPhoneでは、ヘッドフォンを接続している場合、内蔵スピーカーや接続中のヘッドフォンから、設定した音量でアラーム音が鳴る仕様があります。

ただし、実際の聞こえ方は、イヤホンを耳から外して机に置いていた、布団の下に落ちていた、スピーカーの電源が別の部屋にあった、という状況によって大きく変わります。

音は出ていても、自分の耳に届いていなければ、鳴らなかったのと同じになってしまいます。

Androidでも、Bluetoothイヤホン、Bluetoothスピーカー、車のカーナビ、スマートウォッチなどと接続中だと、音声の出力先を勘違いしやすくなります。

たとえば、前日の夜に車載機器と接続したまま帰宅し、スマホ側は接続履歴を持ったままになっていることがあります。

また、完全ワイヤレスイヤホンをケースにしまったつもりでも、片方だけ接続が残っていることがあります。

その状態で朝を迎えると、本体スピーカーから大きく鳴ると思っていたアラームが、別の機器側に寄ってしまったように感じることがあります。

寝る前には、コントロールセンターやクイック設定でBluetoothをオフにするか、接続済みデバイスの一覧からイヤホン名やスピーカー名が残っていないか確認しましょう。

とくに大事な試験、出張、早朝便、子どもの遠足の日は、機内モードだけで安心せず、Bluetoothも確認するのがコツです。

「機内モードにしたから全部止まっているはず」と思いがちですが、Wi-FiやBluetoothは機内モード中でも個別にオンにできる場合があります。

つまり、画面上に飛行機マークが出ていても、Bluetoothイヤホンとつながっている可能性はゼロではありません。

眠る前の合言葉は、アラームオン、音あり、音量あり、Bluetoothなしです。

この4つを見れば、かなり安心して眠れます。

5-5. 時計アプリの不具合は再起動・OS更新・アプリ更新で切り分ける

設定を全部見てもおかしくないのにアラームが鳴らないときは、時計アプリやスマホ本体が一時的にうまく動いていない可能性があります。

スマホは小さな機械ですが、中では時計、通知、音量、電池管理、Bluetooth、アプリ更新など、たくさんの係が同時に働いています。

そのため、長い間再起動していなかったり、OS更新のあとに動作が不安定だったりすると、まれにアラームまわりの動きが変になることがあります。

そんなときは、むずかしく考えすぎず、まずスマホを再起動してください。

電源を切って入れ直すだけで、からまった糸がほどけるように直ることがあります。

iPhoneなら、時計アプリをいったん終了して開き直し、それでも変なら本体を再起動します。

さらに、「設定」からiOSのアップデートが残っていないかを確認し、App Storeで関連アプリの更新も見ておくとよいです。

標準の時計アプリだけでなく、睡眠管理アプリ、目覚ましアプリ、音楽連携アプリを使っている場合は、そのアプリの更新不足や不具合が原因になることもあります。

まずは標準の時計アプリで1分後のテストアラームを作り、機内モード中でも鳴るか試してください。

標準アプリでは鳴るのに別のアプリでは鳴らないなら、原因は機内モードではなく、そのアプリ側の通知設定、省電力設定、バックグラウンド動作にあると考えやすくなります。

Androidでも、同じように切り分けるとわかりやすいです。

Google Pixel、Xperia、Galaxy、AQUOSなどで時計アプリの調子が悪いときは、まず再起動し、次にAndroidのシステム更新、Google Playシステムアップデート、時計アプリの更新を確認します。

サードパーティ製のアラームアプリを使っている場合は、電池の最適化や省電力モードによって、裏側で動く力が弱められていることもあります。

大事な予定の前日は、見た目がかわいいアラームアプリだけに頼らず、標準の時計アプリにも同じ時刻のアラームを1つ作っておくと安心です。

それでも何度も鳴らない場合は、時計アプリのキャッシュ削除、アプリの再インストール、BluetoothやWi-Fi設定のリセットなどを順に試し、最後に端末メーカーや携帯ショップに相談するとよいです。

5-6. まとめ

機内モードでアラームが鳴らないと感じたときは、機内モードだけを犯人にしないでください。

本当の原因は、アラームのスイッチがオフ、午前午後の間違い、曜日指定のずれ、サウンドが「なし」、アラーム音量が小さい、Bluetooth機器につながっている、時計アプリの一時的な不具合など、身近なところにあることが多いです。

寝る前には、アラームの時刻、曜日、サウンド、音量、Bluetooth、テスト再生の6つを順番に見ると、朝の失敗をかなり減らせます。

機内モードは上手に使えば、夜中の通知や着信を減らしながら、朝のアラームは活かせる便利な味方です。

小さな確認を習慣にして、明日の朝も安心して起きられるようにしておきましょう。

6. Apple Music・Spotify・YouTube Musicをアラーム音にした場合の注意点

機内モード中でも、スマホ本体の時計アプリで設定したアラームは基本的に鳴ります。

ここだけ聞くと、「じゃあApple MusicやSpotifyやYouTube Musicの曲をアラームにしても大丈夫だね」と思ってしまうかもしれません。

でも、ここでひとつ大切な落とし穴があります。

アラームそのものが鳴ることと、オンライン音源をアラーム音として正しく再生できることは、まったく同じではありません。

機内モードは、モバイル通信を止めるための機能です。

Wi-FiやBluetoothをあとからオンにすることはできますが、何も設定していなければ、スマホはインターネットにつながらない状態になります。

そのため、Apple Music、Spotify、YouTube Musicのように、ふだんはネット上から曲を読み込んで再生しているサービスをアラーム音に使う場合は、少し慎重に見てあげる必要があります。

たとえば、明日の朝6時30分に新幹線に乗る日、7時に空港へ向かう日、8時45分から面接がある日などは、たった1回の鳴り忘れでも困ってしまいます。

好きな曲で気持ちよく起きるのは楽しいことですが、大事な予定の日は「鳴るはず」ではなく、「実際に鳴ることを確認した」状態にしておくのが安心です。

6-1. 機内モード中はオンライン音源を読み込めず鳴らない場合がある

Apple Music、Spotify、YouTube Musicの曲は、スマホの中に完全に入っている曲と、インターネットから読み込んでいる曲があります。

ストリーミング再生の曲は、たとえるなら「お店からその場でジュースを注いでもらって飲む」ようなものです。

お店が開いていて、道がつながっていれば飲めますが、機内モードで通信が切れていると、その道が閉じてしまいます。

そのため、アラームの時刻になったときに曲データを取りに行けず、無音になったり、標準音に切り替わったり、アプリによってはアラームそのものがうまく動かなかったりすることがあります。

特に注意したいのは、SpotifyやYouTube Musicをサードパーティの目覚ましアプリと連携して使っている場合です。

iPhoneの標準時計アプリでは、SpotifyやYouTube Musicの曲をそのままアラーム音として選べないことが多く、別の目覚ましアプリを通して再生する形になりがちです。

この場合、アラーム時刻にアプリが曲を呼び出し、ログイン状態や再生権限を確認し、音を出すという流れになります。

通信が必要な場面がひとつでもあると、機内モード中にそこでつまずく可能性があります。

Androidでは、Googleの時計アプリと音楽サービスの連携が使える機種や環境もありますが、こちらも「選べるから必ずオフラインで鳴る」という意味ではありません。

曲の読み込みにネット接続が必要な状態なら、機内モード中は失敗することがあります。

機内モード中に安心して使えるのは、スマホ本体に入っている標準アラーム音や、端末内に保存された音源です。

「昨日は鳴ったから今日も鳴る」と思わず、通信がない場所でも再生できる曲かどうかを先に確認しておきましょう。

6-2. ダウンロード済みの曲でも権限・サブスク状態・アプリ連携で失敗することがある

「曲はダウンロードしてあるから大丈夫」と思う子もいるかもしれません。

でも、音楽配信サービスのダウンロードは、写真やMP3ファイルを自分で保存するのとは少し違います。

Apple Music、Spotify、YouTube Music Premiumなどで保存した曲は、多くの場合、そのアプリの中で再生するためのデータです。

つまり、スマホのどこかに曲が置いてあっても、アプリが「この人は今も再生してよい人かな」と確認したり、「この端末は使える端末かな」と判断したりすることがあります。

たとえば、Apple Musicのサブスクリプションが期限切れになっていた場合、前にダウンロードした曲でも再生できないことがあります。

Spotifyでも、Premiumではアルバムやプレイリストをオフライン再生用に保存できますが、無料プランでは音楽のオフライン再生に制限があります。

また、Spotifyはダウンロードを保つために一定期間ごとにオンラインになる必要があるため、長く機内モードや圏外の状態が続いている端末では、思ったように再生できないことがあります。

YouTube Musicでも、YouTube Music Premiumの一時保存、スマート一時保存、端末内ファイルの表示など、似ているけれど仕組みが少しずつ違う機能があります。

アップロードした曲、端末内の音楽ファイル、一時保存したストリーミング曲では、オフライン時の扱いが同じではありません。

さらに、アラームアプリ側の権限も大切です。

通知の許可、バックグラウンド再生、バッテリー最適化、画面ロック中の動作、Bluetoothスピーカーへの出力など、ひとつの設定が原因で音が出ないことがあります。

Androidでは、省電力モードが強い機種だと、夜のあいだに目覚ましアプリが停止されることがあります。

iPhoneでも、標準時計アプリより外部アプリのほうがシステムとの結び付きが弱いため、アプリを完全に終了していたり、通知が許可されていなかったりすると失敗しやすくなります。

ダウンロード済みという言葉だけで安心せず、「機内モード」「画面ロック」「充電中」「アプリを閉じた状態」の4つで鳴るかを見ておくことが大切です。

6-3. 大事な予定の日は内蔵アラーム音を選ぶのが安全

大事な予定の日は、好きな曲よりも、まず起きることをいちばんに考えましょう。

学校のテスト、会社の会議、旅行の集合、飛行機、新幹線、病院の予約、子供の送り迎えなど、遅れると困る日は標準のアラーム音を選ぶのが安全です。

iPhoneなら「レーダー」「オープニング」「さざ波」など、時計アプリに入っているサウンドを選べます。

Androidでも、Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなどの時計アプリには、端末内で鳴らせるアラーム音が用意されています。

これらの内蔵アラーム音は、インターネットから曲を読み込む必要がありません。

機内モード中でも、通信が不安定でも、Wi-Fiルーターの電源が落ちていても、音源データを取りに行けないことが原因で失敗する心配が少なくなります。

もちろん、スマホの電池が切れていたり、音量が極端に小さかったり、アラーム時刻を午後6時と午前6時で間違えていたりすれば鳴りません。

でも、オンライン音源を使う場合より、確認するポイントはかなり少なくなります。

特に、飛行機に乗る前のホテル、出張先、山間部、海外旅行中、地下の部屋などでは、通信環境がいつもと違います。

家ではSpotifyの曲で起きられていても、ホテルのWi-Fiが切れていたり、ログインが外れていたりすると、朝に同じ動きをしてくれるとは限りません。

大事な朝だけは、少し地味でも内蔵音を選ぶほうが安心です。

好きな曲は、起きたあとに再生しても遅くありません。

「起こす係」は標準アラーム音に任せて、「気分を上げる係」は音楽アプリに任せると考えると、無理がありません。

どうしても不安な日は、スマホ1台だけに頼らず、家族に声をかけてもらう、別の端末で予備アラームを設定する、旅行用の小さな目覚まし時計を置くなど、二重にしておくとさらに安心です。

6-4. 好きな曲で起きたい場合は前日にオフライン再生とテスト鳴動を確認する

それでも、やっぱり好きな曲で起きたい日もありますよね。

朝からOfficial髭男dism、YOASOBI、Mrs. GREEN APPLE、Ado、米津玄師など、自分の気持ちが上がる曲で目覚められたら、とても楽しい朝になります。

その場合は、前日の夜に小さなテストをしておきましょう。

まず、使いたい曲を音楽アプリの中でオフライン再生できる状態にします。

Apple Musicなら、曲やアルバムをライブラリに追加し、端末にダウンロードされているかを確認します。

Spotifyなら、Premiumアカウントでプレイリストやアルバムをダウンロードし、緑色のダウンロード済み表示などを確認します。

YouTube Musicなら、一時保存した曲、アルバム、プレイリスト、または端末内ファイルとして再生できる音楽なのかを確認します。

次に、スマホを機内モードにします。

Wi-FiもBluetoothも切った状態にして、音楽アプリを開き、その曲が最初から最後まで再生できるかを見てください。

このとき、曲の最初だけではなく、サビの手前まで少し進めて再生できるかも見ると安心です。

一部だけキャッシュされていて、途中で止まることもあるからです。

そのあと、実際のアラーム時刻より2分から3分先にテスト用アラームを作ります。

画面をロックし、スマホを枕元に置き、いつも寝るときと同じ状態で待ちます。

アプリを開いたままにしないと鳴らないのか、閉じていても鳴るのか、音量は十分か、Bluetoothイヤホンではなく本体スピーカーから音が出るかを確認しましょう。

ここで鳴らなかった場合は、当日の朝も同じように鳴らない可能性があります。

テストで失敗した曲やアプリは、本番の朝には使わないと決めておくのが安全です。

「たぶん大丈夫」は、眠っている朝には助けてくれません。

前日のうちに1回だけ試すことで、安心して眠れるようになります。

6-5. 睡眠アプリ・目覚ましアプリは標準時計アプリより挙動確認を優先する

睡眠アプリや目覚ましアプリは、とても便利です。

眠りの浅いタイミングで起こしてくれるアプリ、Spotifyのプレイリストを選べるアプリ、YouTube MusicやApple Musicを流しながら眠れるアプリ、スヌーズを細かく変えられるアプリなど、標準時計アプリにはない機能がたくさんあります。

でも、便利な機能が多いほど、確認することも増えます。

標準時計アプリは、スマホの基本機能として作られているため、消音モードや集中モードの中でもアラームとして動きやすい設計です。

一方、外部の睡眠アプリや目覚ましアプリは、通知、バックグラウンド更新、マイク、モーションセンサー、音楽アプリとのログイン連携など、複数の機能を組み合わせて動きます。

そのため、機内モード、省電力モード、アプリの自動終了、OSアップデート、サブスクリプションの状態変更などの影響を受けることがあります。

たとえば、寝る前はアプリ内で曲が鳴っていたのに、朝になるとスマホがアプリを止めていて鳴らないことがあります。

また、アプリのレビューで「鳴った」「鳴らなかった」という声が分かれている場合は、端末やOSバージョン、設定によって結果が変わっている可能性があります。

だからこそ、アプリ名だけで選ぶのではなく、自分のスマホでどう動くかを確かめることが大切です。

チェックする順番は簡単です。

まず、通知が許可されているかを確認します。

次に、バッテリー節約機能でアプリが制限されていないかを見ます。

そのうえで、機内モード、画面ロック、充電中、アプリを閉じた状態でテストアラームを鳴らします。

これで問題なく鳴れば、ふだん使いにはかなり安心です。

ただし、大事な予定の日だけは、睡眠アプリのアラームに加えて、標準時計アプリでも5分後や10分後に予備アラームを置いておきましょう。

音楽アプリ連携のアラームは楽しい目覚め用、標準時計アプリは絶対に起きるための保険と考えると、失敗しにくくなります。

6-6. まとめ

機内モードでも、スマホ本体の標準アラームは基本的に鳴ります。

でも、Apple Music、Spotify、YouTube Musicの曲をアラーム音にする場合は、オンライン音源を読み込めない、サブスク状態を確認できない、アプリ連携が外れる、権限が足りない、バックグラウンドで止まるなど、いくつもの小さなつまずきがあります。

大事な予定の日は、内蔵アラーム音を選ぶのがいちばん安全です。

好きな曲で起きたい場合は、前日に機内モードでオフライン再生できるかを確認し、実際にテスト用アラームを鳴らしておきましょう。

睡眠アプリや目覚ましアプリを使うときは、標準時計アプリよりも先に、自分の端末での挙動確認を優先してください。

朝は、眠っている自分が操作できない時間です。

だからこそ、寝る前の元気な自分が、明日の自分のために安全な設定を作ってあげましょう。

「好きな曲で楽しく起きる」と「必ず起きる」を分けて考えることが、機内モード中のアラーム失敗を防ぐいちばんやさしいコツです。

7. おやすみモード・集中モード・サイレントモードとの関係

「機内モードにしたらアラームは鳴らないのかな」と心配になる人は、おやすみモード、集中モード、サイレントモード、マナーモードまで一緒に考えてしまうことが多いです。

でも、ここは小さな箱を分けて考えると、とても分かりやすくなります。

機内モードは通信を止める箱、集中モードやサイレントモードは通知や割り込みを減らす箱、アラームは時間になったら知らせる箱です。

つまり、LINE、電話、SMS、アプリ通知を静かにしたいのか、それとも朝7時の目覚まし音まで止めたいのかで、使う設定が変わります。

ここを間違えると、夜は通知を消せたのに朝のアラームは普通に鳴ってびっくりしたり、反対にAndroidの設定によってはアラームまで静かになって寝坊したりします。

7-1. iPhoneの集中モード中でも時計アプリのアラームは例外的に鳴る

iPhoneで大事なのは、集中モードは主に着信、通知、警告をコントロールする機能で、時計アプリの標準アラームとは役割が違うという点です。

たとえば、夜22時から朝6時30分まで「おやすみモード」をオンにして、家族以外からの電話やInstagram、X、LINEなどの通知を静かにしたとします。

この状態でも、iPhoneの「時計」アプリで朝6時45分に設定したアラームは、基本的に時間になると鳴ります。

「通知を全部止めたのに、どうしてアラームだけ鳴るの」と思うかもしれませんが、目覚ましは通知というより、ユーザーが自分で時間を決めた大切なお知らせとして扱われます。

だから、学校に行く時間、会社に出る時間、薬を飲む時間など、生活に必要なアラームまで集中モードで勝手に止まってしまうと困りますよね。

そのため、iPhoneでは「集中モードをオンにしたから朝のアラームが鳴らなくなる」と考えないでください。

むしろ、通知は静かにしながら、時計アプリのアラームだけは鳴らすという使い方が得意です。

iPhoneで確認しておきたい設定

ただし、アラームが鳴る仕組みでも、アラームそのものの設定が弱いと起きられないことがあります。

たとえば、アラームのサウンドを「なし」にしていたり、バイブレーションだけにしていたり、音量が小さすぎたりすると、「集中モードのせいで鳴らなかった」と勘違いしやすいです。

確認するときは、「時計」アプリを開いて、該当するアラームの時刻、繰り返し、ラベル、サウンド、スヌーズを見直しましょう。

「平日だけ7時」「土日は9時」「ゴミ出しは火曜と金曜の8時」のように、曜日ごとに分けておくと、必要なアラームだけを残しやすくなります。

また、睡眠スケジュールの起床アラームと、時計アプリの通常アラームは別物として考えると迷いにくいです。

睡眠の画面で起床時刻を変えたつもりでも、時計アプリ側に別のアラームが残っていると、思わぬ時間に鳴ることがあります。

寝る前に「明日鳴るアラーム」を1つずつ見るくせを付けると、子供の持ち物チェックみたいに、失敗をぐっと減らせます。

7-2. Androidのサイレントモード中でもアラーム許可設定で挙動が変わる

Androidは、iPhoneより少しだけ注意が必要です。

なぜなら、Androidのサイレントモードは、機種やAndroidのバージョンによって、アラームを許可するか、ブロックするかを細かく選べるからです。

Google Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなどで画面の言葉や場所は少し違いますが、考え方は似ています。

サイレントモードの中には、通話、メッセージ、アプリ通知だけでなく、「アラームとその他の割り込み」を許可する設定があります。

ここでアラームを許可していれば、サイレントモード中でも標準の時計アプリのアラームは鳴ります。

反対に、アラームまでブロックする設定にしていると、通知だけでなく目覚ましも静かになることがあります。

特に古いAndroidでは、「サイレント」「アラームのみ」「優先する通知のみ」のような種類があり、「サイレント」を選ぶとアラーム音まで鳴らない場合があります。

一方で「アラームのみ」を選ぶと、電話や通知は止めつつ、アラームだけを通す使い方ができます。

この差はとても大きいので、Androidで「機内モード アラーム」と調べている人は、機内モードだけでなくサイレントモードの中身も見てあげてください。

Androidで寝る前に見たい場所

Androidで朝の目覚ましを安全に使うなら、「設定」アプリから「音」「通知」「モード」「サイレントモード」などの項目を開き、アラームが許可されているかを確認します。

機種によっては「通知フィルタ」「割り込み」「例外」「アラームとリマインダー」などの名前で表示されます。

小さな迷路みたいに感じるかもしれませんが、探す言葉は「アラームを許可するかどうか」です。

さらに、時計アプリ側でアラーム音が「なし」や「サイレント」になっていないか、バイブレーションがオフになっていないかも見ましょう。

サイレントモードを正しく設定していても、アラーム音そのものを鳴らさない設定にしていたら、スマホは音を出せません。

これは、笛を吹く係を残していても、笛そのものを持たせていないのと同じです。

だからAndroidでは、サイレントモード側の許可設定と、時計アプリ側のアラーム音設定をセットで確認することが大切です。

7-3. 通知は消したいが朝は起きたいなら機内モードと標準アラームを組み合わせる

夜に一番使いやすい組み合わせは、機内モードと標準アラームです。

機内モードをオンにすると、携帯電話回線を使う通話、モバイルデータ通信、SMSなどの通信を止められます。

そのため、夜中に広告メールが届いたり、SNSの通知で画面が光ったり、友だちからのメッセージで目が覚めたりする心配を減らせます。

でも、時計アプリで設定したアラームは端末の中で動く機能なので、機内モードだけでは止まりません。

この性質を使えば、外から来る通知は静かにして、自分で決めた朝7時のアラームだけ鳴らすという、ちょうどよい使い方ができます。

たとえば、受験勉強中の子が23時に寝るときは、機内モードをオンにして、時計アプリで6時30分のアラームを設定します。

これなら夜中のLINE通話やゲームの通知は入りにくく、朝の目覚ましは残せます。

会社員なら、翌朝8時に出社するために6時50分の標準アラームを入れ、夜は機内モードにしておくと、仕事のチャット通知に気持ちを引っ張られにくくなります。

ただし、機内モード中でもWi-FiやBluetoothを手動でオンにできる場合があります。

Wi-Fiをオンに戻すと、LINE、Gmail、Slack、Teamsなどのインターネット通知が届くことがあります。

Bluetoothイヤホンやスピーカーにつながっていると、音の出方が思った場所と違うこともあります。

寝る前は、機内モードのマークだけで安心せず、Wi-Fi、Bluetooth、アラーム時刻、アラーム音の4つを軽く見ておくと安心です。

難しく考えなくて大丈夫です。

「外からの連絡は止める」「朝の目覚ましは残す」という2つの箱に分けるだけで、スマホの夜設定はかなり楽になります。

7-4. 会議中・映画館・図書館では機内モードだけではアラーム音を防げない

ここは本当に大事です。

機内モードにしただけでは、アラーム音を防げません

飛行機、会議室、映画館、図書館、病院の待合室、試験会場のように、音が鳴ると周りの人がびっくりする場所では、機内モードだけを信じるのは危ないです。

たとえば、朝7時に起きるためのアラームを入れたまま、午後13時からの会議に入ったとします。

そのアラームが毎日繰り返しになっていたり、別の用事で13時10分にタイマーを入れていたりすると、機内モード中でも音が鳴る可能性があります。

映画館で本編が始まった後にアラームが鳴ると、自分も周りの人もドキッとします。

図書館で勉強しているときも、たった5秒のアラーム音で空気がピリッとしてしまいます。

だから、静かな場所に入る前は、機内モードより先にアラーム一覧を見ましょう。

iPhoneなら「時計」アプリの「アラーム」、Androidなら「時計」アプリの「アラーム」タブを開きます。

今日このあと鳴りそうな時刻がないか、毎日繰り返しのアラームが残っていないか、スヌーズでまた鳴るものがないかを確認します。

「通知を消す」と「音を出さない」は似ているようで違います。

機内モードは外との通信を切る係ですが、スマホの中にある時計係までは止めてくれません。

小さな子に説明するなら、「玄関のチャイムは鳴らないようにしたけれど、家の中の目覚まし時計はまだ動いているよ」という感じです。

7-5. 絶対に音を出したくない場合はアラームのオフ・サウンドなし・電源オフを使い分ける

「少し静かにしたい」のか、「絶対に音を出したくない」のかで、選ぶ設定は変わります。

夜に通知だけ消して朝は起きたいなら、機内モードと標準アラームの組み合わせで十分なことが多いです。

でも、映画館、入学試験、資格試験、面接、式典、録音中のスタジオなど、1回でも音が鳴ると困る場所では、もっと強い対策が必要です。

一番分かりやすいのは、該当するアラームをオフにすることです。

iPhoneでもAndroidでも、時計アプリを開き、今日鳴る可能性があるアラームを1つずつオフにします。

繰り返し設定があるアラームは、明日以降に戻し忘れないように、ラベルに「平日」「薬」「出発」など名前を付けておくと便利です。

次に、アラームを残したいけれど音は出したくない場合は、サウンドを「なし」や無音にして、必要ならバイブレーションも切ります。

ただし、バイブ音が机に響くこともあるので、試験会場や図書館ではバイブも油断できません。

Androidではサイレントモード側でアラームをブロックする方法もありますが、機種差があるため、事前に自宅でテストしてから使うと安心です。

そして、本当に絶対に鳴らしたくないときの最後の手段は、スマホの電源をオフにすることです。

電源を切れば、多くのスマホではアラームも通知も動きません。

ただし、電源オフにすると緊急連絡、乗換案内、電子チケット、QRコード決済、地図もすぐには使えなくなります。

そのため、会議ならアラームをオフ、映画館ならサウンドなしとバイブなし、試験なら電源オフというように、場面ごとに強さを選ぶのが上手な使い方です。

最後にもう一度だけ整理します。

機内モードはアラームを止めるための設定ではありません

通知を消したいだけなら機内モードや集中モードを使い、朝起きたいなら標準アラームを残し、絶対に音を出したくない場所ではアラーム自体を止めるか電源を切る。

この3つを分けて覚えておけば、「鳴ってほしいときに鳴らない」「鳴ってほしくない場所で鳴る」という困った失敗をかなり防げます。

8. 飛行機・旅行・海外でアラームを使うときの注意点

飛行機や海外旅行でスマホのアラームを使うときは、「機内モードにしたら鳴らないのかな」と少し不安になりますよね。でも、まず安心して大丈夫です。機内モードは通信を止めるための機能で、時計アプリのアラーム音そのものを止める機能ではありません。つまり、iPhoneでもAndroidでも、時計アプリで正しくセットしていて、電源とバッテリーが残っていれば、機内モード中でもアラームは基本的に鳴ります。ただし、飛行機の中、海外のホテル、乗り継ぎ空港、早朝フライトでは、ふだんの家の中とは違う落とし穴があります。音量が大きすぎて隣の人をびっくりさせたり、タイムゾーンが日本時間のままで現地の朝に鳴らなかったり、バッテリーがなくなって大事な集合時間を過ぎたりすることがあるからです。ここでは、旅行中のアラームを「ちゃんと鳴らす」だけでなく、「まわりに迷惑をかけず、寝坊もしない」ための注意点を、ひとつずつやさしく確認していきます。

8-1. 飛行機内では離着陸前後のルールに従い、音量とバイブを控えめにする

飛行機に乗ったら、まず大切なのはアラームの前に機内ルールです。国内線でも国際線でも、出発前にドアが閉まったあとは、スマホやタブレットを機内モードなどの電波を発しない状態にする案内があります。これは、アラームを止めるためではなく、スマホが地上の基地局と通信しようとする電波を止めるためのものです。機内モードにしても時計アプリはスマホ本体の中で動くので、朝6時30分、到着30分前、薬を飲む時間などに設定したアラームは使えます。ただし、客室乗務員から「電子機器の使用をお控えください」「一度電源をお切りください」と案内された場合は、その場の案内に従いましょう。飛行機の安全に関わる場面では、自分のアラーム設定よりも機内アナウンスが優先です。

もうひとつ気をつけたいのが、アラームの音量とバイブレーションです。飛行機の中はエンジン音があるので「少し大きめにしないと聞こえないかも」と思いやすいですが、深夜便や早朝便では隣の席の人が眠っていることも多いです。たとえば羽田からシンガポールへ向かう深夜便で、午前4時台に大きなアラーム音が鳴ると、自分だけでなく周りの列の人まで起こしてしまいます。iPhoneなら「設定」から「サウンドと触覚」を開き、「着信音と通知音」のスライダで音量を確認できます。Androidなら時計アプリのアラーム設定や本体の音量設定で、アラーム音とバイブレーションを確認しておくと安心です。音を出す必要がある場合も、最大音量ではなく、自分の耳に届く程度にしましょう。ポケットや座席ポケットに入れると振動で気づきにくいので、上着の内ポケットやひざの上の小物入れなど、落とさず気づける場所に置くのがコツです。

8-2. 海外旅行では自動タイムゾーン変更後のアラーム時刻を確認する

海外旅行でいちばん見落としやすいのが、タイムゾーンのずれです。スマホは現地の通信回線や位置情報を使って、時間帯を自動で変えてくれることが多いです。たとえば日本からロサンゼルスへ行くと、日本と現地では季節によって16時間または17時間の時差があります。東京で「朝7時」にアラームをセットしたつもりでも、スマホの時計がまだ日本時間のままだと、ロサンゼルスの朝7時には鳴らないかもしれません。反対に、現地時間へ自動で切り替わったあとなら、時計アプリの「7:00」は基本的に現地の7:00として扱われます。だから、飛行機を降りて通信が戻ったら、まずロック画面の時刻、時計アプリの世界時計、アラーム一覧の3つを見て、「今いる国の時間になっているかな」と確認してあげましょう。

とくに注意したいのは、機内モードをずっとオンにしたまま、Wi-Fiにもつながずにホテルへ入った場合です。スマホが現地の情報を取りに行けないと、時間帯の切り替えが遅れることがあります。iPhoneなら「設定」から「一般」、「日付と時刻」を開き、「自動設定」がオンになっているかを確認します。Androidなら時計アプリや本体設定から、「日時を自動設定」や「タイムゾーンを自動設定」がオンになっているかを見ます。子供が遠足の前日に持ち物をもう一度見るように、海外では寝る前にアラームの時刻とスマホの現在時刻をセットで確認するのが大事です。「明日の集合は現地時間の8時」「日本の家族に電話するのは日本時間の21時」のように、どちらの国の時間なのかもメモに書いておくと、頭がこんがらがりません。

8-3. 乗り継ぎ・早朝フライト・ホテルチェックアウトでは複数アラームを設定する

旅行中の大事な予定は、1つのアラームだけに頼らないほうが安全です。家で起きるだけなら7時00分のアラーム1本でもなんとかなるかもしれません。でも、海外旅行では「起きる」「荷物をまとめる」「チェックアウトする」「空港へ向かう」「搭乗口へ行く」という小さな締め切りが何個もあります。たとえば成田空港発の朝8時台の便に乗るなら、ホテルを5時30分に出る、4時50分に身支度を始める、4時40分に起きる、というように逆算が必要です。この場合は、4時40分、4時50分、5時10分、5時25分のように、少しずつ役割を分けてアラームを置くと安心です。ラベルに「起きる」「シャワー」「荷物確認」「ホテルを出る」と入れておけば、寝ぼけていても次に何をするか分かります。

乗り継ぎ空港でも、複数アラームはとても役に立ちます。たとえばバンコクやドーハ、仁川で3時間の乗り継ぎがあると、椅子で少し眠りたくなりますよね。そのとき、搭乗開始時刻の10分前だけにアラームを置くのは少し危険です。搭乗口が変更されたり、保安検査をもう一度通ったり、空港内の移動に20分以上かかったりすることがあるからです。おすすめは、搭乗開始の60分前、30分前、15分前のように段階を作ることです。さらに、スマホのアラーム名を「D12へ移動」「パスポート確認」「搭乗開始」のように具体的にすると、目が覚めた直後でも行動に移しやすくなります。ただし、曜日指定のアラームには気をつけてください。金曜日だけ鳴る設定や平日だけ鳴る設定のままだと、土曜日の早朝フライトで静かなままになってしまうことがあります。旅行用のアラームは、日付と曜日を見ながら、その日だけ鳴るものとして新しく作ると失敗が減ります。

8-4. 長時間フライトではバッテリー残量と低電力モードの影響を確認する

機内モードは通信を止めるので、バッテリー節約に役立つことがあります。スマホが電波を探し続ける動きが減るため、長時間フライトではありがたい機能です。でも、アラームを鳴らすために本当に必要なのは、機内モードよりもスマホの電源が入っていて、十分なバッテリーが残っていることです。東京からニューヨークのような12時間以上のフライトでは、映画を見たり、写真を整理したり、空港で地図を確認したりしているうちに、残量が20%を切ることがあります。低電力モードを使っていても、バッテリーが0%になって電源が落ちてしまえば、アラームは頼れません。搭乗前に60%以上、できれば80%以上まで充電しておくと、到着前のアラームや乗り継ぎ前の通知にも余裕ができます。

また、アラーム音に音楽配信サービスの曲を使っている人は注意しましょう。YouTube MusicやSpotifyなどの曲をアラームに設定している場合、通信が切れていたり、曲が端末に保存されていなかったりすると、いつもの曲が再生されない可能性があります。旅行中は、スマホ本体に最初から入っている標準音や、端末内に保存してある音を選ぶほうが安心です。ワイヤレスイヤホンを接続したまま眠る人も、アラームがイヤホン側や本体側のどちらから聞こえるかを事前に試しておきましょう。飛行機の座席にUSB端子やコンセントがあっても、機材によっては使えない、充電が遅い、ケーブルが合わないということもあります。モバイルバッテリーを機内持ち込みの範囲で用意し、充電ケーブルは手荷物の奥ではなく、座席で取り出せるポーチに入れておくと安心です。

8-5. 目覚まし時計・ホテルのモーニングコールとの併用が安全なケース

スマホのアラームはとても便利ですが、旅行では「スマホだけ」にしないほうがよい場面があります。たとえば、翌朝5時にホテルを出て空港へ向かう日、クルーズ船の下船集合が6時30分の日、海外で大事な商談や試験がある日です。こういう日は、スマホのアラームに加えて、ホテルのモーニングコールや小型の目覚まし時計を使いましょう。同じ時間に2つ鳴らすのではなく、スマホを5時00分、モーニングコールを5時05分、予備の目覚まし時計を5時10分のように少しずらすと、1つを止めて二度寝しても次で起きやすくなります。子供が朝起きるときに、お母さんの声、カーテンの光、目覚まし時計の音で少しずつ目を覚ますのと同じです。大事な日は、起きるきっかけを何個か用意してあげると安心できます。

ホテルの部屋では、スマホの置き場所も大切です。枕元に置くとすぐ止められる反面、そのまま寝落ちしやすくなります。ベッドから少し離れた机の上に置けば、止めるために体を起こすので、二度寝を防ぎやすいです。ただし、音量を上げすぎると隣の部屋に迷惑になるので、ドア側ではなく自分のベッドに近い机に置くなど、鳴り方を考えて置きましょう。フロントにモーニングコールを頼むときは、「午前6時」なのか「午後6時」なのか、24時間表記で「6:00」なのか「18:00」なのかをはっきり伝えることも大切です。海外では英語で「six a.m.」のように言い、メモやホテルアプリで確認できるなら目でも見ておくと安心です。スマホ、目覚まし時計、モーニングコールを組み合わせれば、タイムゾーンの勘違い、バッテリー切れ、音量ミスという3つの不安をかなり減らせます。

8-6. まとめ

機内モード中でも、スマホの時計アプリで設定したアラームは基本的に鳴ります。ただし、旅行中に本当に大切なのは、「鳴るかどうか」だけでなく、「正しい時刻に、必要な音量で、バッテリーが残った状態で鳴るか」です。飛行機では客室乗務員の案内に従い、音量とバイブを控えめにします。海外では現地時間に切り替わったかを確認し、乗り継ぎや早朝フライトでは複数アラームを使います。長時間フライトでは充電残量とアラーム音の種類を確認し、大事な朝にはホテルのモーニングコールや目覚まし時計も味方にしましょう。この5つを守れば、機内モードでも海外旅行でも、アラームはこわいものではなく、旅を助けてくれる小さな相棒になります。

9. スマートウォッチ・タブレット・PCとの連携時の注意点

機内モードでアラームを使うときに、いちばん勘違いしやすいのは「スマホだけ見ていれば大丈夫」と思ってしまうところです。機内モードは、電話回線やモバイルデータ通信などを止めるための設定で、時計アプリのアラームそのものを止める設定ではありません。でも、Apple Watch、Google Pixel Watch、iPad、Mac、Bluetoothイヤホンなどを一緒に使っていると、アラームが鳴る場所や音量、振動の有無が変わることがあります。つまり、朝7時に起きたいときは「iPhoneに7時のアラームを入れたから終わり」ではなく、「Apple Watchにも通知されるのか」「Pixel Watchと同期しているのか」「iPadやMacにも別のアラームが残っていないか」「イヤホン接続中に本体から音が聞こえるか」まで見てあげると安心です。小さな探偵さんになったつもりで、寝る前に1つずつ確認していきましょう。

9-1. Apple WatchのアラームはiPhone連携とWatch単体設定で鳴り方が変わる

Apple Watchを使っている人は、まず「iPhoneに入れたアラーム」と「Apple Watchに入れたアラーム」を別々に考えることが大切です。同じApple製品なので、どちらで設定しても同じように鳴りそうに見えますが、実は鳴り方が少し違います。iPhoneの時計アプリでアラームを設定し、iPhone側のWatchアプリで「マイウォッチ」から「時計」を開き、「iPhoneからの通知をプッシュ」をオンにしている場合は、iPhoneのアラームが鳴ったときにApple Watchにも通知が届きます。手首にトントンと振動が来るので、スマホを枕元から少し離しているときにも気付きやすくなります。

一方で、Apple Watch本体のアラームアプリで設定したアラームは、Apple Watch側で鳴るものです。この場合、Apple Watchのアラームが作動しても、iPhone側へ同じアラーム通知が戻るわけではありません。たとえば、Apple Watchだけで朝6時30分のアラームを作ったのに、iPhoneも一緒に鳴ると思い込んでいると、机の上のiPhoneは静かなままです。反対に、iPhoneに入れた7時のアラームをApple Watchにも知らせたいなら、通知のプッシュ設定を確認しておく必要があります。

さらに、Apple Watchにも機内モードがあります。Apple Watchでは、機内モードをオンにするとWi-Fiやモバイル通信はオフになりますが、初期設定ではBluetoothがオンのままになる仕組みがあります。そのため、iPhoneとApple Watchの接続が保たれているつもりでも、設定の変え方によってはつながり方が変わることがあります。飛行機内やホテルで「今日は絶対に起きたい」という日には、iPhoneだけでなくApple Watch側でも、音量、消音モード、触覚の強さを確認してください。特にApple Watchを腕から外して充電器に置く人は、手首の振動を感じられません。Apple Watchを目覚まし代わりにするなら、寝るときに装着するのか、iPhone本体の音で起きるのかを決めておくと迷子になりません。

9-2. Google Pixel Watchはスマホとのアラーム同期設定を確認する

Google Pixel Watchを使っている場合も、スマホと時計がいつも自動で同じ動きをするとは考えないほうが安全です。Pixelスマホの時計アプリには、Pixel Watchとアラームを同期する設定があります。スマホの時計アプリを開き、設定の中にあるアラーム関連の項目で「Alarm sync」や「アラーム同期」をオンにし、同期するPixel Watchを選ぶ流れです。この同期ができていると、スマホ側で作ったアラームをWatch側にも反映できます。また、鳴らす端末について「Adaptive Ringing」や「Watch and phone」のような選択肢がある場合は、どちらで鳴るかを事前に見ておくと安心です。

ここで大切なのは、機内モードにする前の接続状態です。スマホを機内モードにすると、通信関係の動きが制限されます。ただし、Bluetoothを手動でオンに戻して使う場面もあるため、Pixel Watchとの接続が残ることもあります。でも、アラーム同期の設定がオフだったり、時計アプリやPixel Watchアプリが古かったり、ペアリングが外れていたりすると、スマホだけが鳴る、Watchだけが鳴る、変更した時刻が片方に反映されない、といったことが起こります。小さなすれ違いですが、寝坊の原因としてはなかなか手ごわい相手です。

たとえば、スマホで朝7時にアラームを変更したあと、Pixel Watch側が古い6時50分のままだと、思っていない時間に手首が震えてびっくりすることがあります。逆に、Watch単体で作ったアラームをスマホにも鳴らしたいと思っていたのに、同期していなければスマホは鳴りません。旅行中は時差や移動でアラーム時刻を直すことも多いので、寝る前にスマホとWatchのアラーム一覧を両方見て、同じ時刻になっているかを確認してください。子どもがランドセルの中身を前の日にそろえるように、アラームも前の晩にそろえておくと、朝の自分を助けてくれます。

9-3. iPad・Macの時計アプリを併用する場合は別端末の音量も確認する

iPhoneやAndroidスマホだけでなく、iPadやMacにも時計アプリのアラームを入れている人は、別端末の音量を忘れずに確認しましょう。「スマホは機内モードにしたから通知が来ない」と思っていても、iPadやMacに別のアラームが残っていれば、その端末から音や通知が出ることがあります。特に在宅勤務や勉強用に、Macで「会議10分前」、iPadで「昼休み終了」、スマホで「起床」のように分けている人は、どの端末が何時に鳴るのかを整理しておくと安心です。

iPadの場合、アラームの音量は「設定」アプリの「サウンド」にある「着信音と通知音」の音量と関係します。本体の横の音量ボタンで音楽や動画の音が大きくなっていても、アラームで使う音量が小さいままだと、布団の中では聞き逃すことがあります。また、iPadは消音モードや集中モードをオンにしていてもアラームが鳴る仕様なので、静かにしたつもりでも、セットした時刻になれば音が出ることがあります。さらにヘッドフォンをつないでいる場合でも、iPadでは内蔵スピーカーとヘッドフォンの両方からアラームが鳴ります。家族と同じ部屋で寝るときは、これを知っておくと「イヤホンをつないだから自分だけに聞こえるはず」という思い込みを避けられます。

Macの時計アプリを使う場合も、アラームは通知として表示され、停止やスヌーズを選べます。ただし、Macはスマホよりも音量、通知設定、スリープ、外部ディスプレイ、外部スピーカーなどの影響を受けやすい端末です。MacBook AirやMacBook Proを閉じたままにしている、音量をゼロにしている、Bluetoothスピーカーにつないだまま別の部屋に置いている、集中モードで通知に気付きにくい、といった状態では、思ったように起きられないことがあります。Macのアラームを目覚ましとして本気で使うなら、寝る前に1分だけテスト用のアラームを作り、実際に音が鳴るか、どのスピーカーから出るか、画面を閉じても大丈夫かを確認しておきましょう。大事な朝ほど、スマホをメイン、iPadやMacを予備にするくらいがちょうどよいです。

9-4. Bluetooth接続中はイヤホン側ではなく本体から鳴るかを事前に確認する

機内モードとアラームの話で、いちばんややこしいのがBluetoothイヤホンです。機内モードをオンにするとBluetoothも一度オフになる端末がありますが、そのあと手動でBluetoothをオンに戻せる端末もあります。飛行機の中でワイヤレスイヤホンを使う、寝る前にAirPodsやPixel Budsで音楽を聞く、Bluetoothスピーカーで環境音を流す、という人は、アラーム音がどこから出るかを必ずテストしてください。なぜなら、端末やアプリの組み合わせによって、本体スピーカーから大きく鳴る場合もあれば、イヤホン側だけで小さく聞こえる場合もあるからです。

特に注意したいのは、純正の時計アプリと、イヤホン専用をうたう目覚ましアプリでは動きが違うことです。純正アラームは安全のために本体スピーカーからも鳴ることがあります。一方で、イヤホン専用アプリは「自分だけに聞こえる」使い方を目的にしているため、アプリの通知許可、バックグラウンド動作、端末の音量、OSのアップデートの影響を受けることがあります。昼寝や電車の乗り過ごし防止なら便利でも、絶対に起きたい朝の1本だけを任せるのは少し心配です。大切な試験、始発の飛行機、出張初日の朝などは、イヤホンだけに頼らず、本体スピーカーのアラームも一緒に用意しましょう。

確認方法はとても簡単です。寝る前にBluetoothイヤホンをつないだ状態で、現在時刻の2分後にテストアラームを設定します。そのまま機内モードをオンにし、必要ならBluetoothだけオンに戻して、実際に鳴る場所を耳で確かめます。本体から鳴るのか、イヤホンから鳴るのか、両方から鳴るのかが分かれば、朝にあわてなくて済みます。もし音が小さい、イヤホンを外すと聞こえない、本体から鳴らない、という結果なら、Bluetoothを切って寝る、本体を枕元に置く、別の目覚まし時計を追加するなど、やさしい保険をかけておきましょう。

9-5. スマホを枕元から離す場合は振動だけに頼らない

寝る前のスマホ時間を減らすために、スマホを枕元から離して置くのはとてもよい工夫です。でも、機内モード中のアラームを使うなら、振動だけに頼るのはおすすめしません。スマホのバイブレーションは、机の上ではブーンとよく聞こえても、柔らかい布団、厚いカーペット、バッグの中、充電ケーブルの届く棚の上では、思ったより弱くなります。スマホケースが厚かったり、手帳型ケースを閉じていたりすると、振動がさらに伝わりにくくなることもあります。

Apple WatchやPixel Watchのようなスマートウォッチも、振動だけなら静かで便利です。家族を起こしたくないときや、ホテルで小さく起きたいときには助かります。ただし、手首から外している、バンドがゆるい、電池残量が少ない、充電中で腕に着けていない、睡眠中に通知に慣れてしまっている、といった場合は、気付けないことがあります。手首の振動は、やさしく肩をたたいてくれる友だちのようなものです。ぐっすり眠っている日には、その友だちの声が少し小さすぎることもあります。

スマホを離して寝るなら、音と振動を組み合わせてください。たとえば、スマホ本体はベッドから2mほど離れた机の上に置き、アラーム音量を聞こえる大きさにしておきます。Apple WatchやPixel Watchは手首の振動で補助し、iPadやMacは予備として5分後に鳴らす設定にしておくと、1つが失敗しても次が助けてくれます。ただし、予備アラームを10個も20個も作ると、どれが本命か分からなくなり、止め忘れで家族や同室の人を起こしてしまいます。おすすめは、本命1つ、予備1つ、どうしても心配な日にだけ追加1つです。機内モードでもアラームは基本的に使えますが、端末連携が増えるほど確認する場所も増えます。寝る前に「設定した端末」「鳴る音量」「鳴る場所」「充電残量」の4つを見てあげれば、朝の自分にちゃんとバトンを渡せます。

10. バッテリー節約目的で機内モードを使うときのポイント

「寝る前に機内モードにしたら、朝のアラームはちゃんと鳴るのかな」と心配になる人は多いです。
でも、まず安心してほしいのは、iPhoneの「時計」アプリやAndroidの標準「時計」アプリで設定したアラームは、機内モード中でも基本的に鳴るということです。
機内モードは、電話、SMS、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothなどの通信を止めるための機能で、スマホの音そのものを消すボタンではありません。
つまり、外からの連絡は静かに止めながら、スマホの中で動く目覚ましだけは使える、というイメージです。
夜に通知で起こされたくない子も、朝はちゃんと起きたい子も、ここを分けて考えるとわかりやすいですよ。
ただし、バッテリー節約のために機内モードを使うなら、電池残量、充電方法、アラーム音、古いスマホの状態まで見ておくことが大切です。
ここでは、寝坊しないためのポイントを、ひとつずつやさしく確認していきます。

10-1. 機内モードは通信待機を減らせるが、電源オフよりは電池を使う

機内モードにすると、スマホは携帯電話の基地局を探したり、モバイルデータ通信を続けたりする動きを大きく減らせます。
とくに、地下、山間部、電車の中、ホテルの奥まった部屋のように電波が弱い場所では、スマホが「どこかにつながれないかな」と何度も探しに行くため、バッテリーを余分に使いやすくなります。
寝る前に機内モードをオンにしておくと、この通信待機の消費を抑えられるので、朝まで電池を残しやすくなります。
たとえば、残量が30%しかない状態で眠るとき、通常モードのまま通知や通信を受け続けるより、機内モードにして標準アラームだけを使うほうが安心しやすいです。

ただし、ここで間違えやすいのが、機内モードと電源オフの違いです。
機内モードは通信を止めるだけで、スマホ本体は起きています。
画面は消えていても、時計、アラーム、内部のシステム、バッテリー管理などは動いています。
だからアラームを鳴らせるかわりに、電池は少しずつ使います。
一方で、電源オフはスマホの中の働きをほぼ止める状態です。
電池の消費はさらに少なくできますが、iPhoneや多くのAndroidスマホでは、電源を完全に切っていると標準アラームは鳴りません。
「電池を節約したいから電源を切って寝よう」と考えると、朝の目覚ましまで止めてしまうことがあるので気をつけてください。

寝る前は「電源オフ」ではなく「機内モード+アラーム確認」が安全

朝にアラームで起きたいなら、スマホの電源は入れたままにして、機内モードを使うのが基本です。
そのうえで、アラーム時刻、曜日の繰り返し、サウンド、スヌーズ、音量を見直しましょう。
iPhoneなら「時計」アプリの「アラーム」、Androidなら標準の「時計」アプリを開き、1分後の時刻で試し鳴らしをしておくと、小さな子がランドセルを前の日に準備するみたいに安心できます。

10-2. 低電力モード・省電力モードと併用しても標準アラームは基本的に使える

「機内モードに加えて、低電力モードもオンにしたらアラームまで止まるのでは」と不安になるかもしれません。
でも、iPhoneの低電力モードやAndroidの省電力モードは、基本的に画面表示、バックグラウンド通信、処理速度、同期などを控えめにして電池を長持ちさせるための機能です。
標準の時計アプリで設定したアラームは、スマホ本体の時刻管理を使って動くため、機内モードや低電力モードと併用しても、基本的には使えます。
夜は「機内モード+低電力モード」、Androidなら「機内モード+バッテリーセーバー」のように組み合わせると、通知を止めながら電池の減りも抑えやすくなります。

ただし、注意したいのは、標準アラームではなく外部サービスに頼るアラームです。
たとえば、Spotify、YouTube Music、Apple Musicなどの曲をストリーミング再生する設定や、クラウド通知を使うアラームアプリは、通信が切れていると予定どおりに鳴らないことがあります。
Androidでは、アプリごとのバッテリー制限が強い設定になっていると、サードパーティ製アラームアプリの動きが不安定になる場合もあります。
大事な朝に使うなら、好きな曲よりも、端末に最初から入っている「レーダー」「アラーム音」「電子音」など、オフラインで鳴る音を選ぶほうが安全です。

標準アラームを優先すると失敗しにくい

大切なのは、「かわいい曲で起きたい」より先に、「確実に起きる」を優先することです。
好きな音楽を使いたい場合でも、曲を端末にダウンロードしておく、予備として標準音のアラームを5分後にもう1つ設定する、という二重の守りにしておきましょう。
iPhoneなら「設定」から「サウンドと触覚」を開き、「着信音と通知音」の音量が小さすぎないか確認します。
Androidなら「設定」から「音」や「サウンドとバイブレーション」を開き、アラーム音量が0になっていないか見てください。
音量ボタンで動画の音だけを上げたつもりでも、アラーム音量は別になっていることがあるので、ここはテストのつもりで丁寧に確認しましょう。

10-3. バッテリー0%になるとアラームは鳴らないため就寝前の残量を確認する

機内モードでも低電力モードでも、スマホの電池が0%になって電源が落ちたら、アラームは鳴りません。
これはとても大事なところです。
機内モードは魔法の節電ボタンではなく、あくまで通信を止めて電池の減りをゆるやかにする機能です。
残量が1%や2%しかない状態で朝まで放っておくと、途中で電源が切れて、6時30分のアラームが来る前にスマホが眠ってしまうことがあります。
スマホが先に眠ってしまったら、あなたを起こす役目はできません。

就寝前の目安としては、できれば20%以上、心配な日は30%以上あると安心です。
古いiPhoneや、3年以上使っているAndroidスマホは、バッテリーが弱っていて、表示上は20%でも急に10%、5%、0%と下がることがあります。
冬の寒い部屋や、エアコンの風が直接当たる場所では、電池の減り方が読みづらくなることもあります。
だから、寝る直前に画面右上や設定画面で残量を見て、「朝まで持つかな」と一度考えてあげましょう。

不安な日はアラームを2段構えにする

試験、出張、飛行機、アルバイトの早番など、絶対に寝坊したくない日は、スマホだけに任せすぎないことも大切です。
スマホの標準アラームを6時30分に設定し、別の目覚まし時計を6時35分に設定するように、保険をかけておくと安心です。
家族と一緒に住んでいるなら、「明日は7時までに起きたい」と前日に伝えておくのも、立派な寝坊対策です。
機内モードはとても便利ですが、電池切れだけは助けられないので、残量チェックを歯みがきと同じ寝る前の習慣にしておきましょう。

10-4. モバイルバッテリー・充電ケーブル・ワイヤレス充電器使用時の注意点

夜に残量が少ないときは、機内モードにしたうえで充電しながら寝る人も多いです。
この使い方は便利ですが、充電まわりの道具がきちんとしていないと、朝になっても充電できていなかったり、スマホが熱くなったりすることがあります。
モバイルバッテリーを使う場合は、PSEマークがあるものを選び、ふくらみ、異臭、発熱、端子のぐらつきがあるものは使わないでください。
安すぎる無名品や、何年も前から引き出しに入れっぱなしだったものは、目覚まし用の命綱としては少し不安です。

充電ケーブルも見落としやすいポイントです。
LightningケーブルやUSB-Cケーブルの根元が裂けている、曲げると充電が切れる、端子にホコリがたまっている、という状態だと、寝る前は充電マークが出ていても、夜中に接続が外れることがあります。
朝に「充電したつもりだったのに3%しかない」となる子は、ケーブルを1本交換するだけで解決することもあります。
iPhoneならMFi認証品やApple純正品、Androidならメーカー推奨のUSB-Cケーブルなど、信頼できるものを使うと安心です。

ワイヤレス充電器を使うときは、置く位置に注意しましょう。
MagSafe対応のiPhoneなら磁石で位置が合いやすいですが、ケースが厚い、スマホリングが付いている、ベッドサイドで少しずれている、といった理由で充電が止まることがあります。
AndroidのQi充電でも、コイルの位置がずれると充電が遅くなったり、途中で止まったりします。
寝る前に充電マークだけでなく、数分後に残量が1%でも増えているかを見ると、ちゃんと充電できているか確認しやすいです。

充電中の置き場所にも気をつける

スマホやモバイルバッテリーを、布団の中、枕の下、毛布の上に置いたまま充電するのは避けましょう。
熱がこもると、バッテリーに負担がかかり、充電速度が落ちたり、本体が熱くなったりします。
ベッド横の机、木製の棚、風通しのよい平らな場所に置き、画面を下にして音が聞こえにくくならないようにするのがコツです。
アラーム音を確実に聞きたいなら、スピーカー部分をふさがない向きにして、枕元から少し離して置くと、止めるために体を起こすきっかけにもなります。

10-5. 古いスマホを目覚まし専用にする場合の設定方法

使わなくなったiPhone 8、iPhone SE、Pixel、Xperia、Galaxy、AQUOSなどを、目覚まし専用にするのもよい方法です。
普段使いのスマホはLINE、メール、SNS、ゲーム、動画などで電池を使いますが、古いスマホをアラームだけにすると、余計な通知やアプリに邪魔されにくくなります。
子ども用の目覚まし、受験生の朝学習用、旅行用の予備アラームとしても役立ちます。

設定の流れは簡単です。
まず、不要なアプリを削除し、Wi-Fi、Bluetooth、モバイル通信をオフにします。
SIMカードが入っていない端末でも、標準の時計アプリは基本的に使えます。
次に、機内モードをオンにし、時計アプリで毎日の起床時刻を設定します。
曜日指定が必要なら、月曜日から金曜日だけ、土日だけ、というように生活に合わせて分けましょう。
そして、アラーム音は端末内に保存されている標準音を選びます。
ストリーミング音楽やオンライン連携アプリは、目覚まし専用スマホには向きません。

古いスマホでは、バッテリーの劣化も必ず見てください。
iPhoneなら「設定」から「バッテリー」へ進み、「バッテリーの状態と充電」で最大容量を確認できます。
Androidは機種によって表示場所が違いますが、「設定」の「バッテリー」やメーカー独自の診断アプリで状態を見られることがあります。
最大容量がかなり下がっている端末は、寝る前に80%以上まで充電しても、朝までに大きく減ることがあります。
その場合は、充電ケーブルをつないだまま、熱がこもらない場所で使うのが現実的です。

目覚まし専用スマホのおすすめ設定

目覚まし専用にするなら、画面の明るさを低めにし、自動ロックを短めにし、不要な通知をオフにします。
ただし、アラーム音量だけはしっかり上げておきましょう。
アラームを1つだけにせず、6時30分、6時35分、6時40分のように3つ用意すると、うっかり止めて二度寝する失敗を減らせます。
さらに、週に1回は実際に鳴るかを確認し、OSアップデート後や時計アプリ更新後にも1分後テストをしておくと安心です。
古いスマホは、まるで引退したお兄さんスマホが朝だけ見守ってくれるような存在です。
上手に整えてあげれば、普段使いのスマホの電池を守りながら、機内モードでも安心して朝を迎えられます。

11. 機内モード中のアラーム設定前チェックリスト

機内モードで寝る前にいちばん大切なのは、「機内モードにしたからアラームが鳴らないかも」とこわがることではなく、アラームが鳴るための準備がきちんとそろっているかを一つずつ見ることです。

機内モードは、電話回線やモバイルデータ通信などを止めて、スマホを静かな状態にするための機能です。

つまり、LINE、電話、メールの通知に起こされにくくするには便利ですが、スマホ本体の時計アプリで設定したアラームまで一緒に消してしまう機能ではありません。

ただし、ここで油断してはいけません。

アラームが鳴らない原因は、機内モードそのものではなく、アラームのスイッチがオフになっている、午前と午後を間違えている、音量が小さい、音が「なし」になっている、Bluetoothイヤホンに音が逃げている、電源を切ってしまっている、といった小さな見落としで起きやすいからです。

朝7時の出発、6時30分のオンライン会議、5時45分の空港行きバスなど、失敗できない予定がある日は、寝る前の1分だけでよいので、このチェックリストを順番に見てください。

まるでランドセルの中身を前日の夜にそろえるように、スマホのアラームも「時刻」「音」「鳴る場所」「電池」「予備」の5つを確認しておくと、朝の安心感が大きく変わります。

11-1. アラームがオンで、午前午後・曜日・繰り返しが合っている

まず見るところは、とても基本ですが、アラームのスイッチがオンになっているかです。

iPhoneでもAndroidでも、時計アプリのアラーム一覧には、それぞれの時刻の横にオンとオフを切り替えるスイッチがあります。

前に使った「7:00」のアラームが画面に残っていても、スイッチがオフなら鳴りません。

ここは、電気のスイッチと同じです。

壁に電気が付いていても、スイッチを入れなければ部屋は明るくならないよね、というくらいシンプルに考えると分かりやすいです。

次に、午前と午後を見ます。

12時間表示のスマホでは、6:30と設定したつもりでも、実は午後6:30になっていることがあります。

朝6時30分に起きたいのに、スマホが夕方6時30分まで待ってしまったら、とても困ります。

大事な予定の前日は、時刻の数字だけでなく、「AM」「PM」または「午前」「午後」の表示まで声に出して確認すると安心です。

たとえば「明日の朝は午前6時30分、午前6時30分」と小さく読んでから保存すると、目だけで見たときより間違いに気づきやすくなります。

曜日と繰り返し設定も、見落としやすいポイントです。

平日だけ鳴る設定にしていると、土曜日や日曜日の旅行、試験、部活の集合では鳴らないことがあります。

反対に、毎日鳴るつもりが「月・水・金」だけになっている場合もあります。

Androidの時計アプリでは、繰り返しにする曜日を選ぶ項目があります。

iPhoneでもアラーム作成時に「繰り返し」を選べるので、1回だけの予定なのか、毎週の予定なのかを確認しておきましょう。

また、複数のアラームを近い時間に置きすぎると、思った通りに動かないことがあります。

予備を作るなら、6:30、6:40、6:50のように、少し間隔を空けると落ち着いて確認できます。

寝る前の見方

時計アプリを開いたら、「オン」「午前・午後」「曜日」「保存済み」の4つを指でなぞるように見てください。

子供が明日の時間割を一つずつ読むように、ゆっくり確認すれば大丈夫です。

11-2. アラーム音が内蔵音で、音量が十分に上がっている

次に大切なのは、アラーム音がちゃんと聞こえる音になっているかです。

機内モードでもアラーム自体は鳴りますが、アラーム音が「なし」やサイレントに近い設定になっていたり、音量が小さすぎたりすると、鳴っていても気づけません。

これは、先生が小さな声で名前を呼んでいても、教室の後ろでは聞こえないのと似ています。

iPhoneの場合は、「設定」から「サウンドと触覚」を開き、「着信音と通知音」の音量スライダを確認します。

時計アプリのアラーム音は、ここで設定した音量の影響を受けるため、寝る前には真ん中より少し上、できれば自分が確実に起きられる位置まで上げておくと安心です。

音量ボタンで変わるようにしている人は、寝る前にうっかりボタンを押して音量を下げていないかも見てください。

Androidの場合は、時計アプリで対象のアラームを開き、アラーム音をタップして、デバイスに入っている音を選びます。

機種によって表示は少し違いますが、「アラームの音量」「アラーム音」「バイブレーション」などの項目があります。

特に、着信音がサイレントで、バイブレーションもオフになっている状態では、アラームに気づきにくくなります。

画面に「アラーム音がサイレントに設定されています」「音量が小さすぎる可能性があります」のような注意が出たときは、後で直そうと思わず、その場で直すのが安全です。

音選びでは、Apple Music、Spotify、YouTube Musicなどの音楽連携よりも、スマホに最初から入っている内蔵音をおすすめします。

もちろん好きな曲で起きるのは楽しいですが、機内モード中は通信が止まるため、ストリーミング再生が必要な曲はうまく再生できない可能性があります。

すでに本体へダウンロード済みの音楽なら使える場合もありますが、大事な朝には「レーダー」「オープニング」「アラーム音」など、端末内にある標準の音を選ぶほうが失敗しにくいです。

好きな歌はお楽しみ用、絶対に起きたい日は内蔵音、と分けておくと分かりやすいです。

おすすめの確認方法

アラーム音を選んだら、その場で一度プレビュー再生し、枕元に置く距離で聞こえるかを確かめてください。

布団の中、机の上、バッグの中では聞こえ方が違うので、実際に寝る場所で聞こえる音量にしておくことが大事です。

11-3. Bluetooth機器を切断し、本体スピーカーから鳴ることを確認している

アラームの失敗で意外と多いのが、Bluetoothイヤホンやスピーカーにつながったまま寝てしまうことです。

夜にAirPods、ワイヤレスイヤホン、Bluetoothスピーカーで音楽や動画を聞いて、そのまま機内モードにしたつもりでも、設定によってはWi-FiやBluetoothが再びオンになっていたり、接続が残っていたりすることがあります。

iPhoneでは、ヘッドフォンを接続していても内蔵スピーカーとヘッドフォンの両方からアラームが鳴る仕組みがあります。

それでも、イヤホンが布団の中に入っている、音が小さく感じる、接続先が別の部屋のスピーカーになっている、といった状況では安心しきれません。

Androidでも機種やアプリ、接続機器によって音の出方が変わることがあるため、「たぶん大丈夫」ではなく、寝る前に本体から鳴ることを確かめるのがいちばんです。

やり方はむずかしくありません。

まず、Bluetoothイヤホンをケースに入れてふたを閉じます。

次に、スマホの設定やクイック設定からBluetoothをオフにします。

そのあと、時計アプリでアラーム音をプレビューするか、1分後のテストアラームを作り、スマホ本体の下側や上側にあるスピーカーから音が出るか聞いてください。

ここで本体から鳴れば、朝も同じように聞こえる可能性が高くなります。

スマートウォッチを使っている人も注意しましょう。

Apple WatchやPixel Watchなどに通知やアラームを任せていると、手首の振動だけに頼る形になる場合があります。

手首の振動で起きられる人ならよいのですが、深く眠るタイプの人や、時計を外して充電している人は、スマホ本体のアラームも一緒に用意しておくと安心です。

「腕時計が起こしてくれるはず」と思っていたのに、充電器の上で静かに鳴っていた、ということにならないようにしましょう。

本体スピーカー確認の合言葉

寝る前の合言葉は、「イヤホンしまった、Bluetooth切った、本体で鳴った」です。

この3つをそろえるだけで、音の出口まちがいをかなり減らせます。

11-4. 電源オフではなく機内モードにして、バッテリー残量も足りている

ここはとても大事です。

機内モードと電源オフは、まったく別の状態です。

機内モードはスマホの電源が入ったまま通信を止める状態ですが、電源オフはスマホそのものが眠っている状態です。

スマホが完全に電源オフになっていると、時計アプリのアラームは基本的に鳴りません。

「通知を止めたいから」と思って電源ボタンを長押しし、「電源を切る」を選んでしまうと、朝のアラームまで止めてしまうことになります。

寝る前に静かにしたいときは、電源を切るのではなく、コントロールセンターやクイック設定から飛行機のマークをオンにしてください。

これが機内モードです。

そして、画面の上に飛行機のアイコンが出ているかを見れば、機内モードになっていることを確認できます。

バッテリー残量も忘れてはいけません。

機内モードは通信を止めるぶん、電池を節約しやすい使い方ですが、電池が0%になればアラームは鳴りません。

寝る前に残量が8%や12%しかないと、夜の間に電池切れになる可能性があります。

朝まで確実に使いたい日は、少なくとも30%以上を目安にし、できれば充電器につないで寝ると安心です。

長時間の移動、出張、旅行先のホテルなどでは、充電ケーブル、モバイルバッテリー、変換プラグも一緒に確認してください。

Androidでは、バッテリーセーバーや省電力設定が時計アプリの動作に影響する場合があります。

画面にバッテリーセーバーに関する注意が出ているときは、時計アプリを制限しない設定にする、または大事な前夜だけバッテリーセーバーをオフにするなど、端末の案内に沿って見直しましょう。

iPhoneでもAndroidでも、古いスマホや電池が弱っているスマホは、夜の間に急に残量が減ることがあります。

「昨日は大丈夫だったから今日も平気」と考えず、大切な予定の前日は充電しながら機内モードにするのが安全です。

間違えやすい操作

静かにしたいときは「電源を切る」ではなく「機内モード」です。

この違いを覚えておくと、通知は止めたいけれどアラームは鳴らしたい、という目的にぴったり合います。

11-5. 大事な予定の前日は1分後テストと予備アラームを設定している

最後の仕上げは、1分後テストです。

これは、今の時刻が22:15なら22:16、23:40なら23:41というように、すぐ鳴るアラームを一つ作って、本当に音が出るか確認する方法です。

とても簡単ですが、効果は大きいです。

アラームがオンか、音が出るか、音量が十分か、本体スピーカーから鳴るか、機内モード中でも問題ないかを、1回でまとめて確認できます。

テストが鳴ったら、止めたあとに必ず削除するかオフにしてください。

そのまま残しておくと、次の日の夜にまた鳴ってびっくりすることがあります。

テストのあとには、本番のアラームを2つ以上用意しておくとさらに安心です。

たとえば、7:00に起きたいなら、6:55に「起きる準備」、7:00に「本番」、7:10に「最終確認」と名前を付けます。

アラーム名を付けられる機種では、「空港バス」「試験」「会議」「薬を飲む」など、目的が分かる名前にしておくと、寝ぼけて止めたあとにも思い出しやすくなります。

Androidでは、近すぎる複数アラームは思った通りに動かない場合があるため、予備アラーム同士の間隔は5分以上空けるのがおすすめです。

iPhoneでも、1分おきに何個も並べるより、5分から10分くらい空けたほうが、止めたあとにもう一度気づきやすくなります。

さらに大切な予定なら、スマホだけに頼らず、別の手段も使いましょう。

家に目覚まし時計があるなら、スマホとは別の場所に置きます。

家族と住んでいるなら、「明日6時50分に起こしてね」と一言伝えます。

ホテルに泊まるなら、部屋のアラーム時計やモーニングコールを使える場合もあります。

スマホ、目覚まし時計、人の声のように、起こしてくれる方法を2つ以上にすると、1つが失敗しても助かります。

機内モード中のアラームは、正しく準備すればとても頼れる機能です。

でも、頼れる道具ほど、使う前の確認が大切です。

寝る前に「オンにした、午前午後を見た、音を聞いた、Bluetoothを切った、電池をつないだ、1分後テストをした」と順番に確認してから眠りましょう。

この小さな習慣が、朝のあわてんぼうを防いでくれます。

大事な朝ほど、スマホにおまかせする前に、いっしょに一度だけ点検してあげてください。

12. 機内モードとアラームに関するよくある質問

ここでは、「機内モードにしたのにアラームは鳴るのかな」「電話やLINEは止めたいけれど、朝の目覚ましだけは鳴ってほしいな」という、少しややこしい疑問をまとめて解きほぐします。いちばん大切なのは、機内モードは通信を止める設定であって、スマホの音を全部消す設定ではないという点です。飛行機のマークをオンにすると、モバイル通信、Wi-Fi、Bluetoothなどが一度止まるため、電話やLINE通知は入りにくくなります。でも、iPhoneやAndroidの標準アラームは、スマホ本体の時計をもとに動くため、基本的には機内モード中でも時間になれば鳴ります。つまり、機内モードは「外から来る音を止める係」、アラームは「スマホの中で自分から鳴る係」と考えると分かりやすいです。

12-1. 機内モード中でもバイブだけのアラームは使える?

機内モード中でも、バイブだけのアラームは使える場合が多いです。ただし、ここで気を付けたいのは、機内モードにしただけでは、アラーム音がバイブだけに変わるわけではないということです。機内モードは通信のスイッチなので、アラームの音量、サウンド、バイブ設定は別に確認する必要があります。たとえば、夜中に家族を起こしたくないときや、出張先のホテルで同室の人に迷惑をかけたくないときは、機内モードをオンにしたうえで、アラームのサウンドを「なし」や無音に近い設定にし、バイブレーションをオンにしておく流れになります。

iPhoneの場合は、時計アプリの「アラーム」から対象の時刻を開き、「サウンド」を確認します。ここで音を鳴らしたくない場合は「なし」を選び、同じ画面で触覚やバイブレーションの設定を確認します。iPhone 15やiPhone SEのような機種では、サイレントスイッチやアクションボタンで消音モードにしていても、通常のアラーム音は鳴るため、バイブだけにしたいときはアラーム自体のサウンド設定を見るのが大事です。「本体をマナーモードにしたから大丈夫」と思って眠ると、朝6時30分にしっかり音が鳴ってびっくりすることがあるので、ここは小さな落とし穴です。

Androidの場合は、Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなどで画面の名前が少し違いますが、時計アプリのアラーム編集画面で「アラーム音」と「バイブレーション」を確認するのが基本です。アラーム音を「サイレント」や「なし」にして、バイブをオンにしておけば、音を出さずに振動だけで知らせる形に近づけられます。ただし、Androidはメーカーごとの違いが大きく、アラーム音を無音にしたうえでバイブもオフにすると、当然ながら何も起きないように見えます。寝坊を避けたい日は、前日の夜に1分後のテストアラームを作り、実際に振動するかを確認しておくと安心です。

12-2. マナーモード中でもiPhoneのアラームは鳴る?

はい、iPhoneの標準アラームは、マナーモード中でも基本的に鳴ります。ここでいうマナーモードは、iPhoneの「消音モード」や、着信音を鳴らさない状態のことです。iPhoneでは、電話の着信音やアプリの通知音を静かにしていても、時計アプリで設定したアラームは別ものとして扱われます。そのため、映画館、病院、図書館、学校の授業中など、「絶対に音を出したくない場所」では、サイレントスイッチを下げるだけでは足りません。アラームが入っているなら、アラームそのものをオフにする必要があります。

たとえば、毎朝7時に鳴るアラームを月曜から金曜の繰り返しで設定している人が、金曜の夜にそのまま映画へ行ったとします。iPhoneを消音モードにしていても、時計アプリのアラーム時刻が来ると、設定したアラーム音が鳴る可能性があります。これは故障ではなく、iPhoneが「起こすための音は大事」と考えて、着信音や通知音とは別に扱っているからです。子供にたとえるなら、マナーモードは「お客さんのチャイムは鳴らさないでね」という約束で、アラームは「朝になったら必ず起こしてね」という別の約束です。

おやすみモードや集中モードを使っている場合も、考え方はほぼ同じです。集中モードは、アプリ通知や電話の通知を減らしてくれる便利な機能ですが、標準のアラームを止めるための機能ではありません。通知を静かにして眠りたいだけなら、集中モードや機内モードとアラームの組み合わせはとても便利です。でも、休日の朝だけアラームを鳴らしたくないなら、集中モードではなく、時計アプリのアラームをオフにするのが正解です。

12-3. Androidで電源オフでもアラームが鳴る機種はある?

Androidでは、一部の機種で電源オフ中でもアラームを鳴らす仕組みを持つものがあります。ただし、すべてのAndroidスマホで使える共通機能ではありません。国内でよく使われるPixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなどは、基本的には「電源が入っている状態でアラームを鳴らす」と考えておくほうが安全です。一方で、HUAWEIなど一部の端末では、電源を切るときに「アラームを有効にしたままにする」といった選択肢が出る機種があります。このような機種では、完全に普段どおり起動していなくても、アラーム時刻の前後に端末が動いて鳴らせる場合があります。

ここで大事なのは、機内モードと電源オフを同じものとして考えないことです。機内モードは、スマホの電源は入ったままです。画面を開けば時計アプリも動いていて、内部の時刻も進んでいます。だから、朝7時のアラームもいつもどおり動きます。しかし、電源オフはスマホ全体を休ませる状態です。多くの機種では、時計アプリもアラーム処理も止まるため、設定時刻になっても鳴りません。

「電源を切れば絶対に静かになる」と言いたいところですが、Androidでは機種差があるため、そこも少しだけ注意が必要です。もし自分のスマホが、電源オフでもアラームが鳴るタイプか分からないときは、夜に試すのではなく、昼間にテストしましょう。たとえば、現在時刻が15時10分なら、15時15分にアラームを設定して電源を切ります。5分後に鳴るか、端末が自動で起動するか、何も起きないかを確認すれば、自分の機種のクセが分かります。大切な受験日、出張日、早朝の新幹線に乗る日などは、スマホだけに頼らず、置き時計やスマートウォッチも合わせて使うと安心です。

12-4. LINEや電話は来ないのにアラームだけ鳴るのはなぜ?

LINEや電話は来ないのにアラームだけ鳴る理由は、使っている道が違うからです。LINE、電話、SMS、メール、Instagram、Xなどの通知は、外のネットワークや携帯電話回線からスマホへ届きます。機内モードにすると、その外からの道が閉じるため、リアルタイムの着信や通知は届きにくくなります。一方、アラームはスマホの中にある時計アプリが、あらかじめ決めた時刻に鳴らしているだけです。外から誰かが呼んでいるわけではないので、通信が止まっていても動けるのです。

たとえば、夜22時に機内モードをオンにして、朝7時にアラームをセットしたとします。その間に友達からLINEが来ても、Wi-Fiをオフにしたままなら通知は表示されにくくなります。電話をかけてきた相手には、電波が届かない状態に近い扱いになることがあります。でも、朝7時のアラームはスマホの中で予約されている予定なので、通信とは関係なく鳴ります。まるで、家の外のインターホンは止めているけれど、部屋の中の目覚まし時計は動いているようなイメージです。

ただし、機内モード中でもWi-Fiを手動でオンに戻している場合は話が変わります。最近のiPhoneやAndroidでは、機内モードをオンにしたあとでもWi-FiやBluetoothを個別にオンにできます。そのため、自宅のWi-Fiにつながっていると、LINE、iMessage、アプリ通知などが届くことがあります。「機内モードにしたのにLINEが来た」と感じるときは、Wi-Fiがオンになっていないかを見てください。電話回線の着信は止まっていても、インターネット経由の通知はWi-Fiで届くことがあるため、ここを分けて考えるとすっきりします。

12-5. アラームを鳴らしたくない日は機内モードだけで十分?

アラームを鳴らしたくない日には、機内モードだけでは十分ではありません。ここはとても大切です。機内モードは、電話やLINEなど外から届く通知を止めるためには役立ちます。でも、標準のアラームはスマホの中で動くため、機内モードにしても鳴る可能性が高いです。つまり、「明日は休みだから8時のアラームを鳴らしたくない」と思っているなら、飛行機のマークをオンにするだけではなく、時計アプリでアラームをオフにしましょう。

特に注意したいのは、繰り返し設定です。iPhoneでもAndroidでも、月曜から金曜、毎日、土日だけなど、曜日を決めてアラームを繰り返せます。便利な反面、祝日、代休、長期休暇、夜勤明けの朝などには、いつもの時間に鳴ってしまうことがあります。たとえば、毎朝6時45分に「仕事」とラベルを付けたアラームを設定している人は、休みの前日にそのアラームをオフにするか、曜日設定を見直すのがおすすめです。「明日だけオフにしたい」ときは、削除ではなくスイッチをオフにすると、次に必要なときにまた戻しやすいです。

静かな場所で絶対に鳴らしたくないときは、アラーム一覧を上から下まで確認してください。1つだけ見たつもりでも、6時30分、6時45分、7時00分のように複数のアラームが残っていることがあります。また、標準の時計アプリ以外に、睡眠管理アプリ、カレンダー通知、リマインダー、スマートウォッチのアラームを使っている人は、そちらも確認が必要です。Apple WatchやPixel Watchのような腕時計型端末は、スマホとは別に振動することがあるため、「スマホは静かなのに手首だけ震えた」ということもあります。

結論として、電話やLINEを止めたいだけなら、機内モードはとても便利です。朝の目覚ましだけ鳴らしたいときも、機内モードとアラームの組み合わせはぴったりです。でも、アラームそのものを鳴らしたくない日は、機内モードではなく、アラームをオフにすると覚えておきましょう。心配な日は、寝る前に時計アプリを開き、明日鳴る予定のアラームを1つずつ確認します。この小さな確認だけで、休日の朝に「なんで鳴ったの」とびっくりする失敗をぐっと減らせます。