「DAMの平均点って何点くらい?」「80点や85点だと低いの?」「90点を取れたら歌が上手いと言える?」と、カラオケの採点結果を見て気になったことはありませんか。DAMでは80点台が平均点のひとつの目安ですが、全国平均は曲の難易度や採点モードによっても変わるため、単純に点数だけで判断するのはおすすめできません。
この記事では、DAMの平均点を具体的なデータとともに紹介し、70点・80点・90点台それぞれのレベルや全国平均との比べ方を解説します。さらに、採点項目や平均点を超えるコツ、90点・95点以上を狙うためのポイントまでわかりやすくご紹介します。
目次
- 1. DAMの平均点は何点?まず知りたい結論
- 2. DAMの平均点を具体的なデータから確認
- 3. DAMの点数別レベル|70点・80点・90点台はどのくらい?
- 4. DAMの全国平均が曲によって大きく変わる理由
- 5. DAMの機種・採点モードによって平均点や評価方法は変わる?
- 6. DAMの平均点を左右する採点項目
- 7. DAMで自分の平均点・曲ごとの全国平均を調べる方法
- 8. DAMで平均点を超えるために最初に改善したいポイント
- 9. DAMで90点・95点以上を狙うための採点攻略
- 10. DAMで高得点を取りやすい曲・取りにくい曲の特徴
- 11. DAMの平均点についてよくある疑問
- DAMの平均点はあくまで目安|全国平均超えから90点台を目指そう
1. DAMの平均点は何点?まず知りたい結論
DAMの採点で「自分の点数は高いのかな」「みんなは何点くらい取っているのかな」と気になったら、まず覚えておきたいのは、平均点は80点台がひとつの目安になるということです。 ただし、「DAMなら全国どの曲でも平均82点」のように、すべての曲に共通する1つの平均点があるわけではありません。 曲の難しさや歌う人の傾向によって、全国平均はかなり変わります。 そのため、80点台という数字は「だいたいこのあたり」と見るための目印として使うのが分かりやすいでしょう。
実際、株式会社第一興商がLIVE DAM STADIUMの「精密採点DX-G」を対象に行った過去の調査では、全国平均点が高い曲を集めたランキングでも、30位の曲は83点台でした。 一方で、難易度が低い曲なら平均が85点台になることもあり、ロック調でテンポが速い難しい曲では70点台が平均になることもあります。 つまり、同じ80点でも、全国平均85点の曲で取った80点と、全国平均75点の曲で取った80点では、受け取り方が変わるということです。
また、採点結果は歌の「うまさ」を判断するための唯一の基準ではありません。 カラオケ採点では、ガイドメロディーとの音程の一致、抑揚、ビブラート、ロングトーン、こぶし、しゃくり、フォール、リズムなど、複数の要素が見られます。 なかでも音程は重要で、平均点台を目指すなら音程一致率80%前後、高得点を狙うなら90%以上がひとつの目標になります。 点数だけを見て一喜一憂するより、「全国平均より上か」「音程や表現の評価はどうか」まで見ると、自分の現在地がもっと分かりやすくなります。
1-1. DAMの平均点は80点台がひとつの目安
DAMの平均点をざっくり知りたいなら、まずは80点台を基準に考えると分かりやすいです。 80点台は、音程がある程度合っていて、聞いている側にも大きな違和感を与えにくい「普通に歌えている」ゾーンと考えられます。 「82点だったから下手」「88点だから必ず上手」というように細かい数字だけで決めつける必要はありません。 大切なのは、曲ごとの全国平均や採点項目とセットで見ることです。
そもそも「カラオケ全体の平均点」は簡単には出せません。 理由の1つは、曲ごとに難易度が違うからです。 ゆっくりしたテンポで音程を追いやすい曲と、音の上下が大きくテンポも速い曲では、得点の出やすさも同じではありません。 難易度が低い曲なら全国平均が85点台になる場合がある一方、難しいロック系の曲では70点台が平均になる場合もあります。 ですから、「80点台=どんな曲でも平均」と考えるのではなく、「全体像をつかむための目安」として使うのがよいでしょう。
もう1つ覚えておきたいのは、精密採点を使う人に偏りがある可能性です。 採点を積極的に使う人には、自分の歌にある程度自信がある人や、高得点を狙って歌っている人が多い可能性があります。 そのため、表示される全国平均だけを見て「世の中の人はみんなこれくらい歌える」と考えるのは早いでしょう。 平均点は便利な数字ですが、歌唱力を決める絶対的な基準としてではなく、ひとつの参考値として見ることが大切です。
1-2. 全国平均が高い曲でも83点前後だった過去データがある
DAMの平均点を考えるうえで分かりやすいのが、「精密採点DX-G」の全国平均点ランキングです。 2016年8月1日から2017年7月31日までを対象に、株式会社第一興商が全国平均点の高い上位30曲を調査したデータがあります。 このランキングで1位だったのは、清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」で、全国平均は86.826点でした。 そして30位は、米津玄師の「アイネクライネ」で、全国平均は83.301点でした。
ここで注目したいのは、そもそも「全国平均点が高い曲」を集めたランキングでさえ、30位が83点台だったことです。 高得点を取りやすい側の曲で83点前後が1つの数字として出ているので、難しい曲まで含めれば平均点がさらに下がる可能性があります。 「85点を取れなかったから、自分はかなり下手なのかな」とすぐに落ち込む必要がないことも、この数字を見るとイメージしやすいでしょう。
ただし、この調査結果を「現在のDAMでは平均が必ず83点」と読み替えるのは適切ではありません。 これは特定の期間に「精密採点DX-G」で集計されたランキングであり、しかも全国平均が高い曲を対象にした過去データです。 大切なのは83.301点という数字だけを覚えることではなく、曲によって全国平均は変わり、高得点が出やすい曲でも80点台が基準になっていた例があると理解することです。 DAMの平均点を調べるときに「80点台が目安」と考えられる理由も、こうした実際の数字を見ると分かりやすくなります。
1-3. 80点・85点・90点・95点・100点はそれぞれどのくらいのレベル?
DAMで表示された点数を見たときは、数字ごとの大まかな位置づけを知っておくと判断しやすくなります。 80点台は、音程がある程度合っていて、違和感なく聞ける普通のレベルが目安です。 90点台になると音程の一致率が高く、「歌が上手い」と言われるレベルとして考えられます。 そのうえで85点、95点、100点は、80点台・90点台という大きな区分の中で、どこまで上に進んでいるかを見る数字として受け止めると分かりやすいでしょう。
| 点数 | 大まかな見方 |
|---|---|
| 80点 | 平均点の目安に近いゾーンです。まずはその曲の全国平均と比較してみましょう。 |
| 85点 | 80点台の中でも高めです。ただし、曲によっては全国平均が85点台になることもあります。 |
| 90点 | 音程の一致率が高く、「歌が上手い」と考える目安にしやすい点数です。 |
| 95点 | 90点台の中でもさらに高い位置です。総合点だけでなく、各採点項目にも注目したい点数です。 |
| 100点 | 満点です。音程に加え、抑揚やビブラート、ロングトーンなどの要素にも注目しましょう。 |
とくに気をつけたいのは、85点を「どんな曲でも必ず平均以上」と決めつけないことです。 難易度が低い曲では全国平均が85点台になる場合があるため、85点を取っても曲によっては平均付近ということがあります。 反対に、全国平均が70点台の難しい曲で80点を取れたなら、その曲では平均をしっかり上回っています。 自分の得点と、曲別の全国平均との差の両方を見るのがポイントです。
また、採点では音程のほかにも抑揚が重要で、ビブラートやロングトーンなども加点につながる要素です。 こぶし、しゃくり、フォールも採点され、リズムでは歌い始めが速い「走り」や遅い「タメ」が評価されます。 高得点を目指すなら、メロディーを覚えるだけでなく、採点結果に表示されるさまざまな項目を確認しながら練習していくとよいでしょう。
1-4. DAMで90点以上なら「歌が上手い」と考えていい?
DAMで90点以上を取れたなら、「歌が上手い」と考えるための有力な目安にしてよいでしょう。 90点台は音程の一致率が高く、「歌が上手い」と言われるレベルとして位置づけられます。 80点台が「音程もある程度合っていて、違和感なく聞ける普通のレベル」だとすれば、90点台はそこから一段上に進んだイメージです。 90点の壁を越えられたなら、採点上ではしっかり歌えていると考える材料になります。
ただし、90点という数字だけを見るのではなく、どのような内容で取れた90点なのかも確認してみましょう。 カラオケでは、特に音程と抑揚が得点を考えるうえで大切な項目です。 そのほか、ビブラートやロングトーン、こぶし、しゃくり、フォール、リズムなども評価に関係します。 総合得点と一緒に各項目を見れば、「音程は安定しているけれど抑揚をもっと付けられそう」といった次の課題も見つけやすくなります。
90点以上を安定して取りたいなら、まず音程を大切にしましょう。 音程ではガイドメロディーとの一致率が測られ、高得点を目指す場合は一致率90%以上が目標になります。 そのうえで、AメロやBメロを小さめに、サビを大きめに歌うなどして強弱を付けると、抑揚も意識できます。 また、正しい音程と同じ声量を保ちながら声を伸ばすロングトーンや、歌声をしっかり揺らすビブラートなども確認してみましょう。 90点をゴールにするだけでなく、採点結果から苦手な部分を見つけると、次に何を練習すればよいのか分かりやすくなります。
1-5. 自分の点数は「全体平均」より「その曲の全国平均」と比べるのがおすすめ
自分のDAMの点数を判断するときは、「カラオケ全体では何点が平均か」だけを見るよりも、自分が歌ったその曲の全国平均と比べるのがおすすめです。 曲によって難易度が大きく違う以上、全体平均だけでは自分がうまく歌えたかを判断しにくいからです。 精密採点を使って実際に歌うと、自分の総合得点の下に全国平均が表示されるため、自分の得点との差を確認できます。 ただし、歌っている人数が非常に少ない曲では、平均点が表示されない可能性もあります。
たとえば、自分が83点だったとしても、その数字だけでは高いか低いかは決められません。 全国平均が85点台の曲なら平均を少し下回っていますが、全国平均が70点台の難しい曲なら83点は平均よりかなり上です。 同じ83点でも意味が変わるので、まず「自分は何点だった?」を確認し、その次に「この曲の全国平均は何点だった?」を見るという順番で考えると分かりやすくなります。
また、カラオケ機器の専用サービスに登録すると、自分がこれまで歌った曲の平均点と全国平均を比較できる場合もあります。 1曲だけの結果ではなく、これまでの記録を見ることで、自分が平均を上回る曲が増えているかどうかも確認しやすくなります。 平均点は、ただ人と競うためだけではなく、自分の変化を見る目印として使うこともできます。
結論として、DAMの平均点は80点台をひとつの目安にしつつ、実際の評価では曲ごとの全国平均を見るのが分かりやすい考え方です。 80点台は普通に歌えていると考える目安になり、90点以上なら「歌が上手い」と考える1つの基準になります。 一方で、全国平均は曲の難易度によって70点台になったり85点台になったりするため、自分の点数だけを見て判断するのはおすすめできません。 まずは好きな曲を歌い、自分の得点とその曲の全国平均を比べてみましょう。 全国平均を少しずつ上回る曲が増えていけば、自分の成長も数字で分かりやすく確認できます。
2. DAMの平均点を具体的なデータから確認
DAMの採点で「平均点は何点くらいなの?」と気になったとき、最初に覚えておきたいのは、DAM全体に共通する平均点を1つの数字で言い切るのは難しいということです。 なぜなら、カラオケの点数は曲の難しさによって変わりやすく、同じ人が歌っても、ゆったりした曲とテンポの速い曲では結果が大きく違うことがあるからです。 それでも、「だいたいどのあたりが平均なのか」という目安は知っておきたいですよね。 そこで参考になるのが、第一興商が精密採点DX-Gを対象に行った全国平均点ランキングのデータです。
この調査では、2016年8月1日から2017年7月31日までの期間を対象に、全国平均点が高かった上位30曲がまとめられました。 つまり、単に人気曲を並べたランキングではなく、実際の採点データの中でも平均点が高かった曲を集めたランキングとして見ることができます。 ここが大切なポイントです。 上位に入っているのは、いわば「平均点が高く出やすかった側」の曲たちです。 そのため、このランキングの数字を見れば、「高得点を取りやすい曲であっても、全国平均はどのくらいなのか」を具体的にイメージできます。
結論から見ると、ランキング上位の曲でも全国平均は80点台でした。 「DAMで80点台だったから低いのかな」と落ち込んでいる人にとっては、少し安心できる数字ではないでしょうか。 もちろん、80点台なら何点でも同じという意味ではありません。 ただし、少なくとも「平均点が高い曲のデータを見ても、全国平均が90点台に並んでいるわけではない」という事実は、DAMの点数を考えるうえで大きなヒントになります。 まずは自分の点数を100点満点だけで見ず、その曲の全国平均と比べて考えることが大切です。
2-1. 第一興商が精密採点DX-Gの全国平均点ランキングTOP30を調査した結果
第一興商が行った調査では、LIVE DAM STADIUMの「精密採点DX-G」における全国平均点の高い楽曲TOP30が集計されました。 対象期間は2016年8月1日から2017年7月31日までです。 このランキングを見ると、DAMの平均点を考えるときに「80点なら低い」「90点が普通」と単純に決めてしまうのは適切ではないことが分かります。 上位30曲は全国平均点が高い曲だけを集めたものですが、それでも平均点はおおむね80点台です。
ここで「全国平均」という言葉にも注目してみましょう。 精密採点で表示される全国平均は、実際にその曲を採点機能を使って歌った人たちの結果をもとにした数字です。 そのため、学校のテストのように、すべての利用者が同じ条件で受けた結果ではありません。 採点を楽しみたい人、点数を伸ばしたい人、歌に自信がある人などが多く含まれる可能性があります。 つまり、表示される平均点は「日本人全員がその曲を歌ったらこの点数になる」という意味ではないのです。
さらに、曲による差も大きくなります。 比較的歌いやすい曲では85点台が平均になることがある一方で、ロック調でアップテンポな難しい曲では70点台が平均になる場合もあります。 だからこそ、DAMの平均点を知りたいときは、「DAMなら平均は何点」と一括りにするより、自分が歌った曲の全国平均を見るほうが実用的です。 自分が82点を取ったとき、全国平均が78点なら平均より上ですし、全国平均が86点なら改善できる余地があると考えられます。 同じ82点でも意味が変わる、と覚えておくと分かりやすいでしょう。
2-2. 1位の清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)「366日」は全国平均86.826点
ランキング1位は、清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」で、全国平均は86.826点でした。 ここで注目したいのは、1位でも平均が90点を超えていないことです。 「平均点が高い曲ランキングの1位」と聞くと、90点台の数字を想像する人もいるかもしれません。 しかし、実際には86点台後半です。 この数字を見るだけでも、DAMで80点台を取ったからといって、すぐに「自分は歌が下手だ」と判断する必要はないと分かります。
たとえば、自分が「366日」を歌って87点だったとします。 100点満点で見ると「あと13点も足りない」と感じるかもしれません。 でも、全国平均86.826点と比べれば、わずかですが平均を上回る位置です。 反対に、90点を取れたなら全国平均より約3点高いことになります。 このように、採点結果を見るときは100点との差だけを見るのではなく、全国平均との差を見ると自分の位置をつかみやすくなります。
また、カラオケ採点では音程が重要な要素とされ、抑揚やビブラート、ロングトーンなども点数に関係します。 特に音程については、ガイドメロディーとの一致率が大きなポイントです。 そのため、平均を超えたいときは、いきなり100点を狙うよりも、まずは原曲のメロディーを正確に覚え、音程を安定させることが基本になります。 「86.826点」という数字は、ただ眺めるための記録ではなく、「この曲ならまず全国平均を超える」という具体的な目標として使うと役立ちます。
2-3. 30位の米津玄師「アイネクライネ」は全国平均83.301点
ランキング30位は、米津玄師の「アイネクライネ」で、全国平均は83.301点でした。 1位の「366日」が86.826点、30位の「アイネクライネ」が83.301点なので、上位30曲の端と端を見ても差は約3.5点です。 そして、30位でも平均は83点台です。 これは「全国平均点が高い曲を集めたランキング」の30位なので、DAMの平均点を考えるときにとても分かりやすい目安になります。
もしあなたがDAMで83点を取って、「83点しか取れなかった」と感じているなら、この数字を思い出してみてください。 全国平均が高い側に入る曲でも、平均点は83点台まで下がります。 もちろん、曲が違えば平均点も違うため、83点なら必ず平均以上とは言えません。 それでも、「80点台前半は採点としてあり得ないほど低い数字ではない」と理解する材料にはなります。
大事なのは、点数だけを見て一喜一憂しすぎないことです。 たとえば、難しい曲で80点を取ることと、比較的平均点の高い曲で80点を取ることでは意味が違います。 精密採点では、歌ったあとに自分の総合得点と全国平均を見比べられるため、できるだけ同じ曲の平均と比較しましょう。 「昨日は全国平均より2点下だったけれど、今日は0.5点上になった」という見方をすると、自分の成長も分かりやすくなります。 DAM平均点を調べる目的は、誰かと勝ち負けを決めることではなく、自分の現在地を知るためだと考えると使いやすいですよ。
2-4. 高得点を取りやすい上位曲でも平均83点前後だったことから分かること
このランキングから特に読み取りたいのは、全国平均点が高い上位曲であっても、下位側では83点前後だったということです。 つまり、DAMで平均的な点数を考えるとき、90点を「普通」と考えるのはハードルを高く設定しすぎる可能性があります。 90点台は十分に目標にできる数字ですが、「90点を取れなければ平均以下」とは言えません。 実際、平均点が高い曲だけを集めたランキングでも1位は86.826点、30位は83.301点でした。
さらに、難易度の高い曲まで含めて考えると、平均点はもっと下がる可能性があります。 曲によっては85点台が平均になる一方、テンポが速く音程を合わせにくい曲では70点台が平均になることもあるためです。 この違いがある以上、「DAMの平均は83点です」と1つの数字だけを覚えるより、80点台を大まかな目安にしつつ、最終的には曲ごとの全国平均で判断するほうが現実的です。
また、採点機能を使う人の特徴も考えておく必要があります。 採点をわざわざオンにして歌う人には、点数に興味がある人や、カラオケが好きな人、ある程度歌える人が多く含まれる可能性があります。 その場合、採点データの平均は、カラオケを利用する人全体の歌唱力よりも高めに出ることがあります。 ですから、全国平均を下回ったとしても、それだけで「歌が苦手」と決めつける必要はありません。
点数を上達の目安として使うなら、全国平均と比べるだけでなく、自分自身の前回の点数とも比べてみましょう。 たとえば、同じ曲を78点、81点、83点と伸ばせているなら、全国平均に届いていなくても明らかに前進しています。 一方で、平均を超えていても毎回同じところで音程を外しているなら、まだ伸ばせる部分があります。 DAM採点は「何点なら上手いか」を一発で決めるものではなく、練習の変化を見る道具として使うと、数字に振り回されにくくなります。
2-5. 過去の精密採点DX-Gのデータを現在のDAM採点の目安として見る際の注意点
ここまで紹介した全国平均点ランキングは、とても参考になるデータですが、現在のDAM採点を見るときには注意も必要です。 最も大きな理由は、調査期間が2016年8月1日から2017年7月31日までで、精密採点DX-Gを対象にした過去のデータだからです。 したがって、86.826点や83.301点という数字を、現在のすべてのDAM機種・採点機能にそのまま当てはまる絶対的な基準として扱うのは避けましょう。
もう1つの注意点は、全国平均そのものが固定された数字ではないことです。 歌う人の数や、その曲を採点する人の傾向によって平均は変わります。 利用者が少ない曲では平均点が表示されない場合もありますし、会員向けのデータでは利用者層の違いによって高得点寄りになることも考えられます。 だから、昔のランキングは「DAMでは高平均の曲でも83〜86点台だった」という大きな感覚をつかむために使い、今歌っている曲については、その場で表示される全国平均を優先して見るのがおすすめです。
そして、平均点だけで歌の上手さを決めないことも大切です。 採点では音程や抑揚が土台になり、ビブラート、ロングトーン、リズムなど複数の要素が結果に関係します。 そのため、「全国平均を超えたから完璧」「平均より下だから下手」という単純な話ではありません。 まずは全国平均を1つの目安として使い、次に音程の安定や抑揚など、採点結果の中身を見て改善していくとよいでしょう。
DAM平均点を調べている人が覚えておきたいのは、80点台は決して珍しい点数ではなく、90点台は平均というより1つ上の目標として考えやすいということです。 過去の精密採点DX-Gでは、全国平均点が高い曲の1位でも86.826点、30位では83.301点でした。 まずは自分がよく歌う曲で全国平均を確認し、その数字を少しずつ超えることを目指してみてください。 「前より1点上がった」「平均を初めて超えた」という小さな変化を積み重ねるほうが、100点だけを見つめるより、カラオケを楽しく続けやすくなります。
3. DAMの点数別レベル|70点・80点・90点台はどのくらい?
DAMの採点で70点、80点、90点と数字が並ぶと、「自分は平均より上なのかな」「90点を取れたら上手いと言っていいのかな」と気になりますよね。 ただし、DAMの点数は、単純に全国の人を1列に並べた順位ではありません。 曲の難しさや、採点機能を使う人の傾向によって平均点が変わるため、点数だけで歌の上手さを決めつけないことが大切です。
目安として見ると、カラオケの平均は80点台と考えられます。 実際、第一興商が2016年8月1日から2017年7月31日までの「精密採点DX-G」のデータをもとに発表した全国平均点ランキングでは、平均点が高い上位30曲の1位が清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」で86.826点、30位が米津玄師の「アイネクライネ」で83.301点でした。 高得点を出しやすい曲でも83点前後がひとつの目安になるため、70点台、80点台、90点台にはそれぞれ違った意味があると考えると分かりやすいでしょう。
3-1. 70点台|音程やリズムに改善余地がある可能性が高いレベル
DAMで70点台だったときは、「自分は歌が下手なんだ」と落ち込む必要はありません。 70点台は、音程が少し不安定だったり、歌い出すタイミングが合っていなかったりする可能性がある点数帯と考えるとよいでしょう。 採点では、ガイドメロディーとどのくらい音程が一致しているかが大切で、さらにリズムも評価されます。 本来より早く歌い始める「走り」や、逆に遅れて歌う「タメ」が大きいと減点につながるため、まずは原曲を聞き直して、音の高さと入るタイミングを確認するのがおすすめです。
とはいえ、70点台だから必ず全国平均を大きく下回っているとは限りません。 曲の難易度によって平均点はかなり変わり、歌いやすい曲では85点台が平均になることがある一方、ロック調でアップテンポの難しい曲では70点台が平均になることもあります。 つまり、速くて音程の動きが大きい曲で78点を取った人と、比較的歌いやすい曲で78点だった人では、数字の意味が同じとは限らないのです。 お友だちの点数と比べるよりも、同じ曲を何度か歌い、前回より音程やリズムが安定したかを見るほうが、上達をつかみやすいでしょう。
70点台から伸ばしたいなら、最初からビブラートやこぶしをたくさん入れようとするより、まず音程を整えることが先です。 音程はカラオケ採点でもっとも重要な要素とされ、平均点台を目指すなら一致率80%前後がひとつの目安です。 原曲のメロディーをよく聞き、苦手なフレーズだけをゆっくり確認すると、「ここで音が上がるんだ」「ここは思ったより低いんだ」と気付きやすくなります。 土台が整ってくると、80点台がぐっと近づいてきます。
3-2. 80点台|大きな違和感なく歌えていると考えられるレベル
80点台に入っているなら、音程がある程度合っており、聞いている人が大きな違和感を覚えにくい「普通に歌えている」レベルの目安です。 カラオケの平均点自体も80点台と考えられるため、DAMで80点台を取れている人は、まず基本のメロディーを追えている可能性が高いでしょう。 「85点を超えないからダメ」と考える必要はなく、80点台は高得点へ進むための土台ができている段階と考えると前向きです。
ここから点数を伸ばすときは、音程だけでなく「抑揚」にも目を向けてみましょう。 抑揚は音程の次に重要な項目で、「表現力」として評価される場合もあります。 AメロやBメロを少し小さめに、サビを大きめに歌うだけでなく、フレーズの最初を少し強く発音するなど、曲の中に強弱をつけることがポイントです。 ずっと同じ大きさで歌うより、場面ごとに声の大きさを変えるイメージを持つと、採点上も表情がつきやすくなります。
さらに、80点台後半を狙うなら、ビブラートやロングトーンも練習候補になります。 ビブラートは声をしっかり揺らすテクニックで、浅すぎると音程のズレとして認識される可能性があります。 ロングトーンは、正しい音程と同じ声量を保ちながら長く伸ばす技術で、採点では0.6秒前後から評価されるため、1秒ほど安定して伸ばせるように練習するとよいでしょう。 ただ飾りを増やすのではなく、正しい音程の上に表現を足していくことが、90点台への近道です。
3-3. 85点前後|全国平均と比較するとどの位置にいる?
DAMで85点前後が出ると、「これって平均以上?」といちばん気になりやすいところですよね。 結論からいうと、85点は平均点が高い曲のデータと比べても十分に健闘している点数と考えられます。 「精密採点DX-G」の全国平均点ランキングでは、平均点が高い上位30曲でも30位が83.301点で、1位は86.826点でした。 そのため、85点は高平均の曲群の点数幅の中でも中ほどに位置するイメージを持つと分かりやすいでしょう。
ただし、「85点なら全国の歌い手の上位○%」のように単純な順位へ置き換えることはできません。 採点機能を使う人は、採点を楽しみたい人や歌に自信のある人が比較的多いと考えられるため、表示される平均点そのものが高めになりやすい可能性があります。 さらに、曲によって難易度が大きく違うため、85点という同じ数字でも価値は変わります。 比較するときは、自分の総合点と、その曲で画面に表示される全国平均をセットで見るのが分かりやすい方法です。
たとえば、全国平均が82点の曲で85点なら、平均を3点上回っています。 一方、全国平均が86点の曲で85点なら、総合点だけを見ると高く感じても、その曲では平均を少し下回っています。 このように「85点だから上手い・下手」と決めるのではなく、曲ごとの全国平均と比べることで、いまの位置が見えやすくなります。 DAMで平均点を気にするときは、ひとつの固定された数字を探すより、曲ごとに平均が違うという前提を持っておくことが大切です。
3-4. 90点台|音程精度が高く「歌が上手い」と感じられやすい目安
90点台は、DAMの採点で「歌が上手い」と感じられやすいひとつの目安です。 80点台が大きな違和感なく聞けるレベルだとすれば、90点台はそこからさらに音程の一致率が高く、安定感が増している状態と考えられます。 平均点だけでは歌唱力を判断しにくいため、自分の実力を確かめたいなら、平均点との比較だけでなく90点以上をひとつの目標にすると分かりやすいでしょう。
高得点を目指す場合、音程の一致率は90%以上が目標になります。 ただし、音程だけを完璧に追えばよいわけではありません。 抑揚、ビブラート、ロングトーン、リズムなども採点結果に関わるため、90点台を安定して出したいなら、メロディーを正しく歌いつつ、声の強弱や伸ばし方まで整える必要があります。 とくにリズムは、走りすぎてもタメすぎても減点の原因になるため、伴奏をよく聞いて歌い始めを合わせることが大切です。
また、こぶし、しゃくり、フォールといったテクニックも加点要素ですが、配点は高くないとされています。 90点を目指す段階では、これらを無理にたくさん入れるより、音程や抑揚を優先したほうが考え方としてシンプルです。 テクニックは、料理でいうと最後に振りかけるトッピングのようなものです。 まずは音程という土台を作り、その上に抑揚、ビブラート、ロングトーンを重ねると、90点台らしい安定した歌い方へ近づきやすくなります。
3-5. 95点以上・100点|90点からさらに伸ばすには何が必要?
95点以上になると、ただ「だいたい音程が合っている」だけでは届きにくくなります。 90点台前半からさらに点数を上げるには、音程・抑揚・ビブラート・ロングトーン・リズムをまとめて整える意識が重要です。 高得点の目安となる音程一致率90%以上を維持しながら、各演奏区間で声に強弱をつけ、伸ばす場所では音程と声量を安定させるなど、細かな完成度を上げていく必要があります。
ビブラートは、ただ声を細かく震わせればよいわけではありません。 揺れが浅いと音程のズレとして認識される可能性があるため、しっかり声を揺らすことがポイントです。 ロングトーンも同じで、長く伸ばせても途中で音程や声量が崩れると安定した評価につながりにくくなります。 まず1秒ほどを目安に、まっすぐ同じ音と同じ声量で伸ばす練習をし、余裕が出てきたらビブラートなどを加えると整理しやすいでしょう。
100点を目指すほどになると、こぶし、しゃくり、フォールのような加点要素も気になってきます。 こぶしは音を上下に振動させる技術、しゃくりは低い音から本来の音程へ滑らかにつなぐ技術、フォールは本来の音程から低い音へ滑らかにつなぐ技術です。 いずれも回数などが採点に関わりますが、配点は高くないため、先に基本項目を安定させることが大切です。 また、総合得点上に表示されない「裏加点」と呼ばれる基準もあり、倍音を入れることで点数を上げられるといわれていますが、詳細には不明確な部分があります。
だからこそ、95点や100点を狙うときも、いきなり細かな加点だけを追いかけないほうがよいでしょう。 まず音程の一致率を高く保ち、次に抑揚をつけ、ビブラートとロングトーンを安定させ、リズムの走りやタメを減らすという順番で確認すると、自分の弱点を見つけやすくなります。 DAMの点数は「何点だったか」だけでなく、「どの項目で点を落としたか」を見るための道具として使うと、90点から95点、さらにその先へ進むための練習が具体的になります。
4. DAMの全国平均が曲によって大きく変わる理由
DAMの採点結果を見て、「全国平均が82点だったから、自分の80点は下手なのかな」と不安になる人もいるでしょう。でも、全国平均はどの曲でも同じ数字になるわけではありません。DAMの全国平均は、曲の難しさや採点機能を使う人の傾向によって大きく変わります。そのため、全国平均だけを見て歌唱力を決めてしまうのは、学校のテストで国語と算数の平均点を全部まとめて「自分は勉強が得意か」を判断するようなものです。科目によって難しさが違うのと同じように、カラオケも曲によって得点の出やすさが違います。
実際、「精密採点DX-G」の全国平均点ランキングでは、2016年8月1日から2017年7月31日までの集計で、全国平均が高かった1位は清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」で86.826点、30位は米津玄師の「アイネクライネ」で83.301点でした。全国平均が高い曲を集めたランキングでも、おおむね83点以上という結果です。反対に、難易度が高い曲まで含めて考えると、平均点はさらに下がる可能性があります。とくにロック調でアップテンポの難しい曲では、全国平均が70点台になるケースもあります。つまり、「DAMの平均点は何点?」と聞かれても、1つの数字だけで答えるのはむずかしいのです。
DAMの採点では、音程がとても重要で、その次に抑揚が関わり、さらにビブラートやロングトーンなども評価に影響します。リズムについても、歌い始めが早い「走り」や遅い「タメ」が見られます。このように複数の項目で評価されるため、曲のテンポやメロディーの動きが変われば、得点の出しやすさも変わります。全国平均を見るときは、数字だけを見るのではなく、「この曲はどんなところが難しいのかな」と考えてみると、点数の意味がぐっと分かりやすくなります。
4-1. バラードとアップテンポ曲では採点難易度が異なる
バラードとアップテンポ曲を比べると、同じ人が歌っても点数の出方が変わることがあります。これは、DAMの採点で重視される音程やリズム、ロングトーンなどを安定させやすいかどうかが曲によって異なるためです。バラードにはゆったりしたフレーズや長く伸ばす音が含まれる曲があり、歌う側が一つひとつの音を意識しやすい場合があります。一方、アップテンポ曲では、短い時間に次々と音を追いかけたり、歌い出しのタイミングを細かく合わせたりする必要があるため、少しのズレが積み重なりやすくなります。
DAMでは、音程についてガイドメロディーとの一致率が見られます。平均点台を狙う目安としては音程一致率80%前後、高得点を狙うなら90%以上が目標とされています。また、リズムは、原曲より早く歌う「走り」と、遅れて歌う「タメ」の状態が評価されます。テンポが速い曲では、ほんの少し歌い出しを急いだだけでも、その後のフレーズまで慌ててしまうことがあります。子供のころに早口言葉を急いで言うと途中で言葉が崩れてしまったように、歌でも速さが上がるほど正確さを保つのが難しくなる、と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、「バラードなら必ず高得点」「アップテンポなら必ず低得点」と決めつけることはできません。バラードでも音程の変化が細かかったり、長い音を正しい高さと声量で保つ必要があったりすれば難しくなります。ロングトーンは、正しい音程と安定した声量で声を伸ばす技術で、採点では0.6秒前後から評価されるとされています。ゆっくりした曲ほど、長く伸ばす音の不安定さが目立つこともあります。大切なのは曲調の名前だけではなく、音程、リズム、抑揚、ロングトーンなどの採点項目を安定して満たしやすい曲かどうかを見ることです。
4-2. 難しいロック曲では全国平均が70点台になるケースもある
DAMの全国平均を考えるときに、とても分かりやすいのが難しいロック曲の例です。比較的得点を取りやすい曲では平均が85点台になることがある一方、ロック調でアップテンポの難しい曲では平均が70点台になる場合があります。同じ「全国平均」という言葉でも、曲が変わるだけで10点以上の差が生まれる可能性があるわけです。ここを知らないと、「85点を取れなかったから下手」「80点しか出なかったから平均以下」と早合点してしまいます。
たとえば、全国平均が85点の曲で80点なら、全国平均より5点低い結果です。ところが、全国平均が75点の難曲で80点なら、全国平均を5点上回っています。画面に表示される点数はどちらも80点ですが、その意味はまったく同じではありません。点数そのものと、曲ごとの全国平均との差をセットで見ることが大切です。難しい曲で全国平均を上回れているなら、単純な総合得点だけでは見えにくい健闘ができていると考えられます。
また、80点台は音程がある程度合い、違和感なく聴けるレベルの目安として扱われることがあります。90点台になると、音程の一致率が高く、「歌が上手い」と感じてもらいやすい水準の目安になります。ただし、この目安も曲の難易度を無視して使うものではありません。難曲に挑戦して70点台になったときも、まず全国平均を確認し、それから音程やリズムなどの採点内容を見てください。「点数が低いから失敗」ではなく、「この曲ではどこが難しかったのか」を探すほうが、次の練習につながります。
4-3. 音域が広い・転調が多い・テンポが速い曲ほど点数が安定しにくい
音域が広い曲、転調が多い曲、テンポが速い曲では、DAMの点数が安定しにくくなることがあります。理由を理解するには、採点の中心に音程があることを思い出すと簡単です。DAMではガイドメロディーに対して、どれだけ正しい高さで歌えたかが重要になります。低い音から高い音へ大きく動く曲や、途中で調が変わる曲では、次に出す音をすばやくつかむ必要があります。音の移動についていけないと、1音だけではなく、その後のフレーズでも音程がずれやすくなります。
さらに、テンポが速くなると、音程を合わせるだけでなくリズムも同時に整えなくてはいけません。DAMのリズム評価では、「走り」と「タメ」が見られるため、急いで歌いすぎても、逆に遅れすぎても安定した評価につながりにくくなります。音程を気にしすぎて歌い出しが遅れたり、テンポについていこうとして音程が雑になったりすると、複数の採点項目に影響が出る可能性があります。だからこそ、速い曲では「正しい音を出すこと」と「正しいタイミングで出すこと」の両方をそろえる必要があります。
抑揚も忘れてはいけません。抑揚は1~6の演奏区間ごとに評価され、AメロやBメロ、サビなどで声の強弱をつけることがポイントになります。難しいメロディーを追うことだけで精いっぱいになると、声の強弱まで意識する余裕がなくなることがあります。すると音程だけでなく、表現面でも点数を伸ばしにくくなるでしょう。広い音域、転調、速いテンポが重なる曲ほど、いくつもの課題を同時に処理する必要があるため、毎回同じ点数を出しにくくなるのです。
4-4. 採点機能を使う人の層が偏ることで全国平均が高くなる可能性がある
DAMの全国平均を見るときは、「誰の点数が平均に入っているのか」も考えておきたいところです。採点機能を積極的に使う人には、カラオケが好きな人や、点数を意識して練習している人が多く含まれる可能性があります。歌に自信がない人が必ず同じ割合で採点を使うとは限らないため、採点を利用する人の層が偏れば、表示される全国平均も高めになることが考えられます。
さらに、公式のサービスで表示される平均点についても、会員登録をしている人の記録が中心になる場合があります。登録して継続的に採点結果を残す人は、もともと採点への関心が高い可能性があります。そのため、全国平均が83点だったとしても、「日本中のカラオケ利用者を無作為に集めたら必ず83点になる」という意味ではありません。全国平均は、採点に参加した人たちの結果をもとにした参考値として見るのが自然です。
また、歌っている人があまりにも少ない曲では、平均点が表示されない場合もあります。よく歌われる人気曲と、採点回数が少ない曲では、平均値の受け止め方も同じにはできません。全国平均は便利な比較材料ですが、数字の背景には参加者の違いがあります。「全国平均より1点低かった」と落ち込むより、「自分は前回より音程が安定したかな」「同じ曲で少しずつ伸びているかな」と見るほうが、自分の上達をつかみやすくなります。
4-5. 「DAM全体の平均点」だけでは本当の歌唱力を判断しにくい理由
ここまで見てきたように、DAMでは曲の難易度によって全国平均が大きく変わり、さらに採点を利用する人の層にも偏りが生まれる可能性があります。そのため、「DAM全体の平均点」を1つだけ出して、自分の歌唱力と比べる方法には限界があります。得点を取りやすい曲で85点を取った人と、全国平均が70点台の難曲で80点を取った人を、総合得点だけで単純に並べるのは公平とはいいにくいでしょう。
歌唱力を知りたいときは、まず同じ曲の全国平均と自分の点数を比べる方法が分かりやすいです。さらに、音程、抑揚、ビブラート、ロングトーン、リズムなど、どの項目が安定していて、どこに課題があるのかを確認すると、自分の強みと弱みが見えやすくなります。DAMでは総合得点だけでなく、こうした採点項目を見られるため、「今日は82点だった」という結果だけで終わらせず、内訳まで見ることが上達への近道になります。
目安として、90点台は音程の一致率が高く、歌が上手いと感じられやすい水準、80点台は音程がある程度合っていて違和感なく聴ける水準、70点台は音程がやや不安定な可能性がある水準と考えられます。ただし、これも絶対的な判定ではありません。難しい曲なら全国平均自体が70点台になることがありますし、採点の平均には利用者の偏りもあります。ですから、「DAM平均点」を調べるときは、全体の平均らしき数字を探して終わりにせず、曲ごとの全国平均、採点項目、自分の過去の点数を一緒に見るのがおすすめです。そうすれば、点数に一喜一憂するだけではなく、「前より音程が合った」「速い部分でも走らなくなった」と、自分の成長を具体的に確かめられるようになります。
5. DAMの機種・採点モードによって平均点や評価方法は変わる?
DAMの採点で「平均点は何点くらい?」と気になったときは、まず機種や採点モードが違えば、点数のつき方や評価の見え方も同じではないと覚えておきましょう。 カラオケ全体の目安としては80点台がよく意識されますが、全国平均は曲の難易度や採点に参加する人の傾向でも動きます。 実際、精密採点DX-Gの全国平均点ランキングでは、平均点が高い楽曲の上位でも、1位の清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)「366日」が86.826点、30位の米津玄師「アイネクライネ」が83.301点でした。 一方で、比較的歌いやすい曲なら平均が85点台になることがあるのに対し、アップテンポで難しいロック曲などでは70点台が平均になることもあります。 だから「DAMなら平均80点だから、82点なら必ず上手い」「別の機種で88点だったから今回の85点は下手になった」と単純に決めるのはおすすめできません。 点数を見るときは、曲の難しさに加えて、どの機種のどの採点モードを使ったのかまでそろえて考えると、ずっと分かりやすくなります。
また、DAMの精密採点では、基本となる音程だけでなく、抑揚、ビブラート、ロングトーン、しゃくり、こぶし、フォール、リズムなど、歌い方のさまざまな要素が評価に関係します。 ただし、世代が新しくなるにつれて「人が聴いて上手いと感じる歌」や「歌声の個性・印象」まで評価しようとする仕組みが加わっています。 ここからは、LIVE DAM STADIUMの精密採点DX-G、LIVE DAM Aiの精密採点Ai、LIVE DAM WAO!の精密採点Ai Heartの順に違いを見ていきましょう。 同じ85点や90点でも、その点数がどのような評価の積み重ねで出たのかが分かると、自分の歌をもっと上手に振り返れます。
5-1. LIVE DAM STADIUMの「精密採点DX-G」は音程や表現力などを数値化する
LIVE DAM STADIUMで代表的な採点モードが「精密採点DX-G」です。 このモードでは、歌唱中に表示される「見えるガイドメロディー」を使って、原曲のメロディーと自分の音程がどれくらい合っているかを確かめられます。 さらに、こぶし、しゃくり、フォール、ビブラートといった歌唱技法もリアルタイムで検出され、技法カウントとして表示されます。 結果画面では音程や表現力などが細かく数値化されるため、「今日は何となくうまく歌えた」という感覚だけで終わらず、どこが良かったのか、どこを直したいのかを具体的に見つけやすいのが特徴です。
精密採点DX-Gで高得点を考えるときに特に大切なのは、やはり音程です。 ガイドメロディーとの一致率が高いほど土台が安定しやすく、平均点台を狙うなら音程一致率80%前後、高得点を目指すなら90%以上が一つの目安になります。 そのうえで、声の強弱をつける抑揚、まっすぐ安定して声を伸ばす力、ビブラートなどが評価されます。 DX-Gでは表現力が区間ごとにグラフ化されるので、Aメロでは弱かったけれどサビでは強く表現できた、といった振り返りもしやすくなっています。 「音程は合っているのに点数が伸びない」という子は、表現力や安定性、ビブラートなどにも目を向けてみると、次に練習する場所が見つかりやすいでしょう。
また、DX-Gにはボーナス点があり、音程や表現力、ビブラートなどの上手なポイントが総合得点に反映されます。 つまり、ただ音符をなぞるだけではなく、より人が聴いて上手いと感じる歌唱も評価しようとしているわけです。 全国平均を見るときも、数字だけでなく自分の音程・表現力・安定性などの内訳を一緒に確認すると、平均点との差を練習につなげやすくなります。
5-2. LIVE DAM Aiの「精密採点Ai」は歌唱をAIで分析する
LIVE DAM Aiの「精密採点Ai」では、従来の音程や歌唱技法の判定に加えて、膨大な歌唱データを機械学習して生まれた「Ai感性」が使われます。 このAi感性は、人の感情を揺さぶるような歌声や、上手く聴こえる歌唱テクニックを検出して得点化する仕組みです。 歌唱中に上手く聴こえる表現が検出されると「Ai感性メーター」のバーが伸び、歌い終わったあとは演奏区間ごとの評価も確認できます。 そのため、精密採点DX-Gよりも「正確に歌えたか」だけでなく「どう表現して歌ったか」まで意識しやすい採点になっています。
もちろん、精密採点Aiでも音程が大切であることは変わりません。 見えるガイドメロディーでは、おおむね正しい音程なら歌唱軌跡が黄色、より正確に歌えると金色になるため、歌っている途中でも音程の状態を確認できます。 また、こぶし、しゃくり、フォール、ビブラートなども検出されます。 ただし、同じ技法ばかりをたくさん入れればよいわけではなく、さまざまな歌唱技法や表現を曲に合わせて使うことが大切です。 精密採点Aiでは、従来の音程ボーナス、表現力ボーナス、ビブラートボーナスが「Ai感性ボーナス」にまとめられているため、DX-Gとまったく同じ感覚で内訳を比べることはできません。
「前の機種では90点だったのに、Aiでは88点だった」という場合も、すぐに歌唱力が落ちたと考えなくて大丈夫です。 採点の見方そのものが変わっているからです。 同じモード、同じ曲、できれば同じキーで何回か歌い、自分の推移を見るほうが練習には役立ちます。
5-3. LIVE DAM WAO!の「精密採点Ai Heart」は“聴感”にも着目する
LIVE DAM WAO!の「精密採点Ai Heart」は、さらに一歩進んで人が実際に聴いて上手いと感じる「聴感」に着目しています。 新しく搭載された「ハートエンジン」によって、歌唱力だけでなく歌声の個性や印象も分析し、より人の聴き方に近い評価を目指しているのが特徴です。 結果画面には新しい採点項目として「聴感」が加わり、歌唱中のどこが聴感に響いたのかをハートの変化と合わせてグラフで確認できます。 従来のAi感性ボーナスも「ハートボーナス」へ進化し、聴感とハートタイプをもとにボーナスが加算されます。
精密採点Ai Heartでも、音程がいらなくなったわけではありません。 見えるガイドメロディーやリアルタイム歌唱軌跡で音程の動きを確認でき、従来のこぶし、しゃくり、フォール、ビブラートに加えて、新たに「アクセント」と「ハンマリング」も検出されます。 アクセントは音符の先頭を強くしてメリハリを出す歌い方、ハンマリングは一つの発音を2回に分けるように音程へ段差をつける歌い方です。 つまり、WAO!では「音程を正しく取る」という基本を残しながら、歌い回しや聴こえ方まで、より広い角度から歌を見てもらえるようになっています。
ここが「DAM平均点」を調べている人にとって大事なところです。 Ai Heartで出た点数は、昔の採点より甘い、厳しいと一言で決めるのではなく、評価する仕組みが広がっていると考えたほうが理解しやすいでしょう。 平均点と自分の点差を見るときも、音程だけでは説明できない部分があることを覚えておくと安心です。
5-4. 精密採点Ai Heartでは歌声の個性・印象を含め15種類のハートタイプに分類する
精密採点Ai Heartのおもしろいところは、点数だけで終わらず、歌い方の傾向を「ハート」で見せてくれることです。 歌唱中は歌い方に応じてハートの色が変化し、ゲージが満タンになると、そのときの歌唱に合うタイプの色へ変わります。 大きな傾向は「バランス」「パワフル」「スマイル」「ヒーリング」「テクニカル」の5種類に分かれ、歌唱後の結果画面ではさらに総合的に15種類のハートタイプとして分類されます。 同じ90点を取った人でも、力強さが魅力の人と、やさしい聴き心地が魅力の人では、歌の個性が同じとは限りません。 Ai Heartは、その違いも採点の楽しさとして見せてくれるわけです。
この仕組みは、平均点との付き合い方も少し変えてくれます。 これまでは「全国平均より上か下か」だけに目が行きがちでしたが、Ai Heartでは、自分の歌声がどんな印象として受け取られているのかも振り返れます。 たとえば平均点を少し下回っていても、自分らしいハートタイプがはっきり出ていて、前回より聴感や表現が伸びているなら、練習の成果がまったくないとはいえません。 逆に高得点でも、もっと別の表現に挑戦したいなら、ハートの色の変化や聴感グラフを見ながら歌い方を変えてみる楽しみがあります。 点数を「順位」だけでなく「自分の歌を知るための材料」として使えるのが、Ai Heartの魅力です。
5-5. DX-G・精密採点Ai・精密採点Ai Heartの点数を単純比較するときの注意点
DX-G、精密採点Ai、精密採点Ai Heartの点数を比べるときは、数字が同じでも、評価の仕組みまで同じとは限らないことに注意しましょう。 DX-Gは音程や表現力などを細かく数値化し、歌唱技法やボーナス点を確認できます。 精密採点AiではAi感性が加わり、人の感情を揺さぶるような表現も評価対象になります。 精密採点Ai Heartでは、さらに聴感や歌声の個性・印象を分析し、ハートタイプやハートボーナスまで表示されます。 採点モードが変われば、同じ歌を歌っても点数の意味合いや結果画面の見方が変わるのです。
さらに、平均点そのものにも注意が必要です。 採点機能を使う人にはカラオケが好きで、比較的歌い慣れている人が多いと考えられるため、表示される全国平均が「世の中の全員の平均」と同じとは限りません。 曲の難易度によっても差が大きく、歌いやすい曲と難しい曲を同じ基準で比べることはできません。 だからDAMの平均点は、「自分が上手いか下手かを一発で決める判定」ではなく、同じ条件で歌ったときの目安として使うのがおすすめです。
たとえば練習の目標を立てるなら、まずは同じ機種・同じ採点モード・同じ曲で記録を残してみましょう。 80点台だった曲が、音程や表現力の改善によって85点、88点、90点と伸びていけば、自分の成長を見つけやすくなります。 一般的には90点台になると、音程の一致率が高く「歌が上手い」と感じられやすい一つの目安になりますが、それも絶対的な線引きではありません。 平均点を超えたかどうかだけで一喜一憂せず、DX-Gなら音程や表現力、精密採点AiならAi感性、精密採点Ai Heartなら聴感やハートタイプまで見てみてください。 そうすればDAMの採点は、ただ点数を競う遊びから、自分の歌い方を知って少しずつ上達するための便利な先生に変わります。
6. DAMの平均点を左右する採点項目
DAMで「平均点より上を取りたい」「できれば90点台を出したい」と思ったら、まず知っておきたいのが、採点は1つの要素だけで決まるわけではないということです。とくに大きな土台になるのは音程と表現力・抑揚で、そのうえにビブラートやロングトーン、しゃくり、こぶし、フォールなどの歌唱技法が加わっていきます。リズムも大切で、メロディーに合っていても、歌い出しが早すぎたり遅すぎたりすると評価を落とす原因になります。
平均点の見方にも少し注意が必要です。過去に株式会社第一興商が「精密採点DX-G」で行った全国平均点ランキングでは、全国平均が高い曲の上位でも、清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」が86.826点、米津玄師の「アイネクライネ」が83.301点でした。一方で、曲の難易度によっては平均が70点台になる場合もあります。そのため、「DAMの平均点は何点か」という数字だけを見るより、自分がどの採点項目で点を落としているかを確認するほうが、点数アップにつなげやすいですよ。
目安としては、80点台なら音程がある程度合っていて、違和感なく歌えている状態、90点台になると音程の一致率が高く、周りからも上手に聞こえやすい状態と考えられます。ここからは、DAMの平均点を左右する5つの採点項目を、順番にやさしく見ていきましょう。
6-1. 音程|ガイドメロディーとの一致度が点数を左右する重要項目
DAMの採点で最初に意識したいのが音程です。音程では、画面に表示されるガイドメロディーに対して、自分の声の高さがどれだけ合っているかが見られます。平均点帯を目指すなら音程一致率80%前後、高得点を目指すなら90%以上が1つの目安です。いろいろな歌唱テクニックを入れていても、音程が大きく外れていると総合点を伸ばしにくいため、まずはここを整えることが大切です。
たとえば、サビの高い音だけガイドメロディーより上に外れたり、Aメロの低い音で正しい高さまで下がりきらなかったりすると、音程一致率は下がってしまいます。本人は気持ちよく歌えていても、採点ではガイドメロディーとの一致度が重要になるため、「原曲の雰囲気を出せているか」だけでなく「決められた高さで歌えているか」にも目を向けてみましょう。
また、70点台が続く人と80点台を安定して取れる人では、音程の安定感に差がある可能性があります。まずは原曲を聞き直して、メロディーそのものを正しく覚えているか確認してみてください。高いところ、低いところ、急に音が変わるところなどを意識して聞くだけでも、なんとなく覚えていたメロディーとの違いに気づきやすくなります。
DAMで平均点を安定して超えたいなら、最初からしゃくりやこぶしの回数ばかりを増やすのではなく、音程一致率80%前後を安定させることを最初の目標にするとわかりやすいでしょう。さらに90点台を目指す段階では、音程一致率90%以上を1つの目安にして、細かなズレまで少しずつ減らしていくことがポイントです。音程は採点項目の中でも重要度が高いので、まず土台をしっかり作ってくださいね。
6-2. 表現力・抑揚|Aメロ・Bメロ・サビに強弱をつける
音程の次に意識したいのが表現力・抑揚です。ただ正しい高さで歌うだけではなく、曲の中で声の大きさや勢いに変化をつけることで、ずっと同じ調子で歌う状態から抜け出しやすくなります。抑揚は「表現力」として評価されることもあり、採点では曲を1~6の演奏区間に分けて評価する考え方があります。
わかりやすい方法は、AメロやBメロを少し小さめに歌い、サビで声を大きくすることです。最初から最後まで同じ大きさで歌ってしまうと、せっかくサビに入っても強弱の差が生まれません。反対に、Aメロを少し控えめにしておけば、サビで声量を上げたときに曲の盛り上がりを作りやすくなります。「Aメロでは小さめ、サビでは大きめ」というくらいシンプルに覚えておくと取り組みやすいですよ。
ただし、抑揚はAメロを小さく、サビを大きく歌うだけで終わりではありません。フレーズの最初を少し強く発音するなど、それぞれの演奏区間の中でも声に強弱をつけることがポイントです。1曲全体を大きな1つの山として考えるだけではなく、小さな山をいくつも作るようなイメージを持つとわかりやすいでしょう。
DAMで音程がある程度合っているのに平均点付近から伸びにくい場合は、表現力や抑揚にも注目してみてください。音程が歌の骨組みだとすると、抑揚はそこに立体感を加える役目があります。80点台からさらに上を目指すなら、ガイドメロディーどおりに歌うだけではなく、Aメロ・Bメロ・サビで声の強さを変えてみましょう。音程と抑揚の両方を整えることが、高得点へ近づくための基本になります。
6-3. ビブラート・ロングトーン|伸ばす音を安定させて評価を高める
ビブラートとロングトーンは、伸ばす音をきれいに扱うための代表的なテクニックです。ビブラートは歌声を一定の感覚で揺らすテクニックで、ロングトーンは正しい音程と安定した声量を保ちながら歌声を長く伸ばすテクニックです。音程や抑揚が点数の土台になるのに対して、ビブラートやロングトーンはさらに評価を高めたいときに意識したい項目といえます。
ビブラートで大切なのは、単純に声を細かく震わせればよいわけではないことです。揺れが浅すぎる場合は、きれいなビブラートとしてではなく、音程がずれているように判断される可能性があります。そのため、無理にたくさん入れるよりも、長く伸ばす音などで、はっきりとした揺れを作れるように意識したほうがよいでしょう。
一方、ロングトーンでは、正しい高さを保つことに加えて、声量を安定させることもポイントです。歌い始めはきれいでも、伸ばしている途中で音程が下がったり、声が急に小さくなったりすると、安定したロングトーンにはなりません。採点では0.6秒前後からロングトーンとして評価されるため、練習では1秒ほど安定して声を伸ばすことを目標にすると取り組みやすいでしょう。
長く伸ばすことだけを意識して、最後に音程や声量が崩れてしまうのは避けたいところです。まずは正しい高さで声をまっすぐ伸ばし、安定してきたらビブラートも組み合わせてみてください。音程と抑揚が整ってきたあとで、ビブラートやロングトーンまで安定させられるようになると、平均点よりさらに上の得点を狙うときの助けになります。
6-4. しゃくり・こぶし・フォール|歌唱技法を効果的に取り入れる
しゃくり・こぶし・フォールは、歌に変化をつけるための歌唱技法です。しゃくりは、本来の音程より低い音から声を出し、狙った音へ滑らかにつなげる歌い方です。こぶしは、うなるようなイメージで音を上下に動かすテクニックです。フォールは、本来の音程から低い音へ滑らかにつなげていく歌い方を指します。
DAMの採点を考えるときに覚えておきたいのは、これらの技法は音程や抑揚と比べると、点数の土台となる項目ではないということです。しゃくり・こぶし・フォールは、それぞれ使った回数が採点に関わる加点要素ですが、配点は高くないとされています。そのため、「しゃくりをたくさん入れれば一気に90点になる」という考え方ではなく、基本項目を整えたあとに上乗せするものとして考えるとよいでしょう。
たとえば、音程がまだ大きく外れているのに、低い音から無理にしゃくり上げようとすると、本来合わせるべきガイドメロディーまで崩れてしまうことがあります。こぶしについても、音を上下させることだけを意識すると、もともとのメロディーがわからなくなってしまうかもしれません。フォールも同じで、使うことそのものより、正しい音程を理解したうえで取り入れることが大切です。
平均点を超えることが目標なら、まず音程と抑揚を優先し、そのあとにビブラートやロングトーン、しゃくり、こぶし、フォールなどを加えていくと整理しやすくなります。ゲームで考えるなら、音程や抑揚が基本点で、しゃくり・こぶし・フォールはボーナスポイントのようなものです。基本を崩さずに歌唱技法をプラスするという順番を意識すると、点数だけでなく歌そのものもまとまりやすくなりますよ。
6-5. リズム|「走り」と「タメ」を抑えて原曲のタイミングに合わせる
音程が合っていても、歌い出すタイミングがずれていると評価に影響します。リズムでは、本来歌い始める位置より早くなる「走り」と、本来より遅くなる「タメ」がポイントです。採点ではリズムが7~11段階で評価され、基準となるタイミングからずれていると減点につながるため、平均点以上を安定して取りたい人はしっかり意識しておきましょう。
「走り」は、伴奏より少し早く歌詞を発音してしまう状態です。とくにテンポの速い曲では、次の歌詞に追いつこうとして、どんどん前へ進んでしまうことがあります。反対に「タメ」は、基準となる歌い出しよりも遅れて歌う状態です。原曲の歌手らしい雰囲気を出そうとしてタイミングを後ろへずらしすぎると、採点上はリズムのズレとして評価されることがあります。
DAMで点数を狙うときは、自分の感覚だけで自由にタイミングを変えるのではなく、まず原曲の歌い出しに合わせることを意識しましょう。曲を聞き直すときも、音程だけでなく「どのタイミングで最初の言葉が始まっているか」「伴奏に対してどこで歌詞が入っているか」に耳を向けてみてください。メロディーを正しく覚えていても、タイミングまで正しく覚えているとは限りません。
また、曲の難易度によって平均点には差があり、比較的歌いやすい曲では85点台でも、ロック調でアップテンポな難しい曲では70点台が平均になる場合があります。テンポが速い曲ほど音程だけでなくリズムも難しくなりやすいため、単純に「平均点より低かったから歌が下手」と考える必要はありません。曲ごとの難しさも含めて結果を見ることが大切です。
DAMで平均点以上を狙うなら、すべての採点項目を一度に完璧にしようとしなくても大丈夫です。まずは音程一致率80%前後を安定させ、次に抑揚とリズムを整え、そのあとでビブラート・ロングトーンや、しゃくり・こぶし・フォールなどの加点要素を意識すると、自分の課題を整理しやすくなります。さらに90点台を目指すなら、音程一致率90%以上を1つの目標にしながら、声の強弱、伸ばす音の安定感、歌い出しのタイミングまで少しずつ整えていきましょう。平均点という数字だけに振り回されず、採点結果の中身を見ながら1つずつ改善していくことが、高得点への近道ですよ。
7. DAMで自分の平均点・曲ごとの全国平均を調べる方法
DAMで「自分は平均より上なのかな?」と気になったときは、まず1回の点数だけで上手・下手を決めないことが大切です。 カラオケの全国平均は曲ごとに大きく変わり、歌いやすい曲とアップテンポで難しい曲では、同じ人が歌っても比較の意味が変わります。 過去に第一興商が精密採点DX-Gの全国平均点ランキングを調査した例では、全国平均が高い曲の上位に清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」86.826点、米津玄師の「アイネクライネ」83.301点などが入りました。 これは2016年8月1日~2017年7月31日の集計による過去データですが、「平均点は曲によって違う」ということをイメージするには分かりやすい例です。
さらに、採点を使う人は点数に興味がある人が中心になりやすいため、全国平均を「日本人全員の歌唱力の平均」と考えるのもおすすめできません。 目安としては、80点台なら音程を大きく外さず歌えているかを確認し、90点台を安定して出せるようになったら一段上の目標を考える、という見方が分かりやすいでしょう。 DAMでは、精密採点の結果画面、DAM★とも、デンモクアプリ、採点アナライザー、ランキングバトルを使うと、「今回の点数」「過去の自分」「曲ごとの全国平均」「全国での順位」を別々の角度から確認できます。 ここからは、それぞれの見方を順番に説明します。
7-1. 精密採点の結果画面で自分の得点と全国平均を比較する
いちばん手軽なのは、カラオケ店で精密採点を使い、歌い終わったあとの結果画面を見る方法です。 曲ごとの全国平均が表示される場合は、自分の総合得点と並べて見ることで、その曲を歌った人たちの中で自分がどのくらいの点数を取れているのかをすぐに確認できます。 たとえば自分が88点で全国平均が83点なら「平均より5点高い」、自分が82点で全国平均が85点なら「平均より3点低い」というように、差を数字で見ると分かりやすいですね。 ただし、歌唱人数が少ない曲などでは、全国平均が表示されない場合もあります。
ここで覚えておきたいのは、全国平均より高い=必ず歌が上手、全国平均より低い=必ず下手、ではないという点です。 曲の難易度が違えば平均点も変わりますし、採点に参加している人の傾向も一定ではありません。 ですから、「今日は全国平均を超えたかな?」というゲーム感覚で使いつつ、同じ曲を繰り返し歌ったときに自分の点数が伸びているかを見るほうが、練習の成果は分かりやすくなります。
点数を上げたいときは、総合得点だけでなく採点項目にも目を向けましょう。 精密採点では音程が重要な土台になり、抑揚、ビブラート、ロングトーンなども評価に関わります。 音程はガイドメロディーとの一致を意識し、まずは安定して歌える範囲を増やすことが基本です。 「全国平均に1点届かなかった」と落ち込むより、「前回より音程が良くなった」「サビで声の強弱を付けられた」と中身を見るほうが、次の1曲につながります。
7-2. DAM★ともにログインして過去の採点履歴を確認する
その場の点数だけではなく、自分の平均的な実力を知りたいならDAM★ともを使うと便利です。 DAM★ともは、カラオケで歌った記録や採点結果を残しておける会員向けサービスで、無料会員登録にも対応しています。 カラオケ店のデンモクで自分のDAM★ともIDなどを使ってログインし、MYりれきに対応した採点ゲームで歌うと、採点結果をDAM★ともサイトやデンモクからあとで確認できます。 歌う前にログインしておくことが大切なので、「今日は記録を残したい」という日は最初に済ませておきましょう。
流れは難しくありません。 デンモクのトップ画面からログインし、自分のニックネームを選んだ状態で精密採点Aiなどの対応する採点ゲームを予約して、そのまま好きな曲を歌います。 歌唱後はDAM★とものマイページを開けば、過去の採点結果やりれきを振り返れます。 1回だけ93点が出たとしても、別の日は86点、88点、89点ということもありますよね。 そんなときは「最高点」だけを見るのではなく、複数回の履歴を並べて、普段どのくらいの点数で歌えているかを見ると、自分の実力をつかみやすくなります。
また、履歴を残しておくと「同じ曲で前より何点上がったか」「キーを変えた日に安定したか」などを振り返れるのもよいところです。 ただし、ログアウトを忘れたり、同時に複数端末でログインしたりすると、りれきが正しく残らない可能性があります。 せっかくの点数をきちんと残したいなら、歌い終わったあとにログアウトまで確認しておくと安心です。
7-3. デンモクアプリ「精密採点Aiのきろく」で月間・年間・全期間の平均点を見る
「1曲ずつではなく、もっとまとめて自分の平均点を見たい」というときは、スマートフォンのデンモクアプリ「精密採点Aiのきろく」が分かりやすい方法です。 この機能では、精密採点Aiの記録を月間・年間・すべての期間に切り替えて確認でき、あなたの最高得点と平均点が表示されます。 つまり「今月は平均88点」「今年は平均87点」のように、期間を変えながら自分の状態を見られるので、1回の好不調に振り回されにくくなります。
使い方のコツは、期間ごとの数字を比べることです。 たとえば年間平均が86点で、今月の平均が89点まで上がっていれば、最近の練習が点数に表れている可能性があります。 反対に、最高得点は95点なのに平均点が84点なら、「高い点を出せる力はあるけれど、まだ安定していない」と考えられます。 最高点は自分が出せたベスト、平均点は普段の安定感と考えると、小さな数字でも意味が見えやすくなります。
さらに「もっと見る」からは、技法の累計回数も確認できます。 点数だけを追いかけるのではなく、しゃくりやこぶし、ビブラートなどをどのくらい使っているかを見ると、自分の歌い方の傾向を知る材料になります。 ただし、技法は回数を増やせばよいわけではありません。 まずは音程を安定させ、そのうえで抑揚やロングトーンなどを整えるという順番で見ると、平均点アップの原因を探しやすくなります。
7-4. 採点アナライザーで平均点比較・推移グラフ・弱点を分析する
「平均点は分かったけれど、なぜ上がったり下がったりするの?」と一歩進んで考えたい人には採点アナライザーがあります。 DAMでは、LIVE DAM STADIUMの精密採点DX-Gで歌ったりれきのうち最新200件を、DAM★とものマイページで分析できる機能として案内されています。 平均点比較だけでなく、レーダーチャートや表、採点項目ごとの推移グラフを使って、自分の調子や弱点を見つけやすいのが特徴です。
たとえば総合得点がなかなか88点から伸びなくても、グラフを見ると音程は安定しているのに表現面が弱い、あるいは日によって音程のばらつきが大きい、といった違いが見えてきます。 ここが大事です。 平均点だけを見ていると「もっと頑張ろう」で終わってしまいますが、項目別に見ると「次は音程を優先しよう」「Aメロとサビの声量差を意識しよう」のように、練習する場所を決められます。
使う流れは、対応するお店でログインして精密採点DX-Gを利用し、その後DAM★ともサイトのマイページから分析画面へ進む形です。 DAMの案内では対応カラオケ機種としてLIVE DAM AiとLIVE DAM STADIUMが掲げられていますが、分析対象として説明されている履歴はLIVE DAM STADIUMの精密採点DX-Gです。 機種や採点方式が違うと、同じ条件で比べにくくなるため、数字を比べるときは同じ採点方式・同じ曲・近い条件にそろえると分かりやすいでしょう。
7-5. ランキングバトルで曲別の全国順位まで確認する
平均点よりも「全国で何位なの?」が気になるなら、ランキングバトルを使ってみましょう。 ランキングバトルは、採点データを分析し、曲別の全国ランキングをリアルタイムで確認できるDAMのコンテンツです。 歌唱中は画面右上にランキングが表示され、結果画面では自分の順位を確認できます。 全国平均が「その曲の点数水準を知るもの」だとすれば、ランキングは「その曲を歌った参加者の中で自分がどこにいるかを見るもの」と考えると分かりやすいです。
たとえば同じ90点でも、難しい曲なら上位に入れることがあり、平均点が高い歌いやすい曲では思ったほど順位が上がらないこともあります。 だからこそ、全国平均と全国順位はセットで見るとおもしろくなります。 「平均より4点高く、順位も上位だった」ならかなり安定して歌えたと考えやすいですし、「平均より少し高いけれど順位は思ったほど上ではない」という結果なら、その曲には高得点の参加者が多いと考える材料になります。
LIVE DAM STADIUMでは、全国ランキングだけでなく、本日のランキング、都道府県別、音程正確率、しゃくり回数など、複数の切り口を組み合わせたランキングも用意されています。 また、ランキングデータは月末にリセットされるため、先月の順位と今月の順位をそのまま同じ条件だと考えて比較するのは避けましょう。 平均点を見るときと同じように、順位も参加人数や期間などの条件によって動きます。
DAMの平均点を上手に使うコツは、「全国平均を超えたか」だけで終わらせず、自分の履歴・期間平均・採点項目・全国順位まで少しずつ見ることです。 まず精密採点の結果画面で曲ごとの全国平均を確認し、DAM★ともに履歴を残し、デンモクアプリで月間・年間の平均を見て、必要なら採点アナライザーで弱点を探します。 そして最後にランキングバトルで全国での位置を確かめると、「今日は何点だった?」から「どこが伸びた?」へ見方が変わります。 90点を一度取ることより、同じ曲で安定して90点前後を出せるようになることを目標にすると、上達の手応えもつかみやすくなります。
8. DAMで平均点を超えるために最初に改善したいポイント
DAMの採点で平均点を超えたいときは、いきなりビブラートやしゃくりの回数を増やそうとするより、まず音程とリズムを安定させることから始めるのがおすすめです。 採点では音程がとても大切な土台になり、その次に抑揚が続きます。 ビブラートやロングトーン、こぶし、しゃくり、フォールなども点数に関わりますが、土台の音程が大きく外れている状態では、細かなテクニックだけを増やしても点数は安定しにくいからです。
「DAMの平均点は何点くらいなの?」と気になる人も多いでしょう。 ただし、平均点は曲によってかなり変わります。 過去に行われた「精密採点DX-G」の全国平均点ランキングでは、全国平均が高い曲の上位30曲で、1位の清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)「366日」が86.826点、30位の米津玄師「アイネクライネ」が83.301点でした。 一方で、難しい曲では70点台が平均になる場合もあるため、「80点を超えたら必ず平均以上」と単純には決められません。
そこで大切なのが、平均点をゴールそのものにするのではなく、自分の歌い方の弱点を見つける目印として採点結果を使うことです。 70点台ならまず音程を見直し、80点台に入ったら音程の精度やリズム、抑揚を少しずつ整えていくと、何を練習すればよいかが分かりやすくなります。 90点台を目指す段階でも、基本になるのは同じです。 一つずつ直していけばよいので、次の5つを順番に確認してみましょう。
8-1. 70点台から80点台を目指すなら原曲を聴き込み音程を安定させる
DAMで70点台が続くときに最初に見直したいのは、音程です。 70点台は、歌っている本人としては「だいたい合っている」と感じていても、細かなところで音の高さが安定していない可能性があります。 採点ではガイドメロディーと歌声の音程がどのくらい一致しているかが見られるため、まずは原曲をしっかり聴き、正しいメロディーを耳に入れることが近道です。
特に気を付けたいのは、「サビだけは知っているけれど、AメロやBメロはなんとなく歌っている」という状態です。 好きな曲を何度も聴いていても、歌詞の言葉に意識が向き、音が上がる場所や下がる場所を正確に覚えていないことがあります。 そこで、原曲を聴くときは歌詞だけを追うのではなく、「ここで少し上がる」「この言葉で下がる」「この音は長く伸ばす」というように、メロディーの動きを意識してみてください。
音程の一致率は、平均点台を狙うなら80%前後、高得点を狙うなら90%以上が一つの目安になります。 だからこそ、70点台から80点台に上げたい人は、難しい歌唱テクニックを足す前に、まず正しい音を正しい高さで出せる回数を増やすことが大切です。 原曲を聴いてから歌い、採点結果を見て、外れたところをもう一度聴くという流れを繰り返すと、練習する場所が少しずつ絞れてきます。
また、平均点は曲の難易度によって変わるため、70点台だったからといって「歌が下手」と決めつける必要はありません。 アップテンポで音程の動きが多い曲では、平均点そのものが低くなることもあります。 まずは点数だけに振り回されず、原曲どおりの音程に近づいているかを一つずつ確認していきましょう。
8-2. ガイドメロディーを見ながら音程が外れやすいフレーズを特定する
原曲を聴き込んだら、次はDAMのガイドメロディーを見ながら、自分が外しやすい場所を探します。 採点ではガイドメロディーとの一致が重要なので、「曲全体をもっと上手に歌おう」と考えるより、どのフレーズで音程がずれているのかを具体的に見つけるほうが練習しやすくなります。
たとえば、Aメロは安定しているのにサビへ入った瞬間に外れるなら、サビの音が自分にとって取りにくいのかもしれません。 反対に、サビは歌えるのに低いAメロで外れるなら、低音部分を正確に当てることが課題だと分かります。 一曲を最初から最後まで何度も歌うだけでは、こうした弱点がぼんやりしたままになりやすいので、ガイドメロディーを「答え合わせの線」として使うイメージが分かりやすいでしょう。
音程が外れた場所を見つけたら、そのフレーズだけ原曲を聴き直します。 そして、歌詞を追うだけではなく、最初の音がどこから始まり、途中でどのように上がったり下がったりするのかを確認します。 ロングトーンがある場所では、音の入り口だけ合っていても、伸ばしている途中で高さがずれることがあります。 採点ではロングトーンも評価対象になるため、正しい音程のまま声を伸ばせているかまで見ておくとよいでしょう。
このように、一曲を「歌える・歌えない」で大きく判断するのではなく、フレーズ単位で確認すると改善点が見えやすくなります。 一度に全部を直そうとせず、「今日は1番のAメロ」「次はサビ」というように範囲を小さくすると、前回より合う場所が増えたことも分かりやすくなります。
8-3. 「走り」「タメ」を減らしてリズムを安定させる
音程がある程度合っているのに点数が伸びにくい場合は、リズムも確認してみましょう。 DAMの採点では、本来のタイミングより早く歌い始めることを「走り」、遅く歌い始めることを「タメ」として見ます。 リズムは7~11段階で評価され、合っていない場合は減点につながるため、音の高さだけでなく、その音をいつ出すかも大切です。
走りやすい人は、曲をよく知っているからこそ、伴奏を待たずに先へ先へと歌ってしまうことがあります。 反対に、歌詞を画面で確認してから声を出していると、少しずつ遅れてタメになりやすくなります。 まずは採点画面でリズムの評価を見て、自分が早い側なのか遅い側なのかを知ることから始めましょう。
練習するときは、伴奏の拍をよく聴き、歌詞を「読む」のではなく、曲の流れに合わせて声を置くことを意識します。 特にテンポの速い曲では、言葉を急いで発音しようとして走りやすくなります。 そんなときは、速く歌うことよりも、原曲の歌い出しのタイミングをよく聴き、同じ位置から入ることを優先してください。
音程が合っていてもリズムがずれていれば、採点上はもったいない状態です。 逆に、走りとタメを少しずつ減らしていくだけでも、同じ曲の点数が安定しやすくなります。 音程とリズムは別々に考えず、「正しい高さの音を、正しいタイミングで出す」という一つのセットとして練習すると分かりやすいでしょう。
8-4. 高音・低音が苦しい場合は自分の声域に合わせてキーを調整する
原曲を何度も聴いてメロディーを覚えているのに、高音や低音になると急に音程が外れる場合は、その曲の音域が自分に合っているかも確認したいところです。 苦しい高さの音を無理に出そうとすると、正しい音程に声を合わせにくくなり、その前後のフレーズまで不安定になりやすくなります。
このような場合は、原曲キーにこだわりすぎず、自分が歌いやすい高さにキーを調整してみましょう。 大切なのは「原曲と同じキーで歌えたか」ではなく、採点で重視される音程を安定させることです。 高音で声が届かない、低音で音が取りにくいと感じるなら、無理なくメロディーを追える設定を探したほうが、曲全体の音程をそろえやすくなります。
キーを変えたときも、確認方法は同じです。 ガイドメロディーを見ながら歌い、どのフレーズが合いやすくなったかを比べます。 「高音は楽になったけれど低音が外れやすくなった」ということもあるので、一回で決めず、曲全体を通して安定しやすい設定を探してください。
自分に合ったキーが見つかれば、サビだけを無理に張り上げたり、低い部分で声が小さくなったりする場面も減らしやすくなります。 その結果、音程だけでなく、Aメロはやや小さく、サビは大きく歌うといった抑揚も付けやすくなります。 まずは「全部の音を無理なく出せるか」を基準にすると、採点対策の土台を整えやすくなります。
8-5. 毎回違う曲を歌うより同じ曲の採点結果を比較して弱点を潰す
DAMで平均点を超えたいなら、毎回違う曲を歌って点数だけを比べるより、同じ曲を繰り返し歌って採点結果の変化を見るほうが、自分の弱点をつかみやすくなります。 曲ごとに難易度が違い、平均点も変わるため、別の曲で「昨日は85点、今日は78点だった」と比べても、単純に上手くなった、下手になったとは判断しにくいからです。
そこで、まず練習曲を1曲決めます。 1回目は普通に歌い、音程、リズム、抑揚などの結果を確認します。 次は音程が外れたフレーズを意識して歌い、その次は走りやタメを減らすことを意識するというように、一回ごとに直すテーマを一つに絞ると変化が見えやすくなります。
DAMの精密採点では、自分の総合得点とあわせて全国平均を確認できるため、「平均との差」も一つの目印になります。 ただし、平均点は採点機能を利用する人の傾向や曲の難易度にも左右されます。 そのため、「全国平均より0.1点上だったか下だったか」だけで一喜一憂するより、前回の自分より音程が安定したか、リズムのずれが減ったかを見るほうが、練習の成果をつかみやすいでしょう。
70点台から80点台を目指す段階では、まず原曲を聴き、ガイドメロディーで外れやすい場所を探し、走りやタメを減らし、必要なら歌いやすいキーに調整します。 そして、同じ曲をもう一度歌って結果を比べます。 この順番を繰り返せば、「なんとなく高得点を狙う練習」から、「弱点を一つずつ減らす練習」に変わります。
平均点を超えるために大切なのは、難しい技をたくさん詰め込むことではありません。 まず音程を安定させ、次にリズムや抑揚を整え、余裕が出てきたらビブラートやロングトーンなどにも目を向けていきましょう。 点数を自分への合否判定にするのではなく、前回より良くなったところを見つける道具として使うと、DAMの採点を練習に生かしやすくなります。
9. DAMで90点・95点以上を狙うための採点攻略
DAMの採点で80点台までは出せるのに、90点の壁をなかなか越えられないという人は少なくありません。そんなときは、ただ大きな声で歌ったり、何度も同じ曲を繰り返したりするだけではなく、採点で見られている項目を分けて練習することが大切です。カラオケの採点では、まずガイドメロディーとどれくらい音程が合っているかが重要で、その次に抑揚が大きなポイントになります。さらに、ビブラートやロングトーン、しゃくり、こぶし、フォールなどが加点につながる要素として見られます。高得点を狙うときの音程一致率は90%以上がひとつの目標になるため、90点台を目指すなら「だいたい合っている」状態から、「細かいズレを減らす」練習へ進んでいきましょう。また、90点台は音程の一致率が高く、歌が上手いと感じてもらいやすいレベルの目安です。株式会社第一興商が2016年8月1日~2017年7月31日の「精密採点DX-G」を対象にまとめた全国平均点ランキングでは、全国平均が高い上位30曲でも、1位の清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)「366日」が86.826点、30位の米津玄師「アイネクライネ」が83.301点でした。曲によって難易度や平均点は大きく変わりますが、こうした数字から見ても、90点台は単に平均点を少し超えるというより、音程や表現の精度を一段高く整えて狙う得点だと考えやすいでしょう。80点台から90点、さらに95点以上へ進みたいなら、音程だけに集中するのではなく、抑揚やロングトーンなども含めて総合的に整えていくことが近道です。ここからは、DAMで点数を伸ばすために意識したいポイントを、ひとつずつ具体的に見ていきます。
9-1. 80点台から90点を狙うなら音程だけでなく抑揚・表現力を伸ばす
80点台から90点を目指すとき、最初に確認したいのは音程です。DAMの採点ではガイドメロディーとの一致率が大切なので、まずは原曲をよく聴き、音が上がる場所、下がる場所、同じ音を続ける場所を丁寧に覚えていきましょう。高得点を狙うなら、音程一致率90%以上を目標にすると、練習の基準がわかりやすくなります。ただし、音程だけを正しくなぞれば90点台が安定するとは限りません。次に意識したいのが、抑揚、つまり歌声の強弱です。採点では抑揚が「表現力」として評価されることがあり、曲の中を1~6の演奏区間に分けて見られます。そのため、最初から最後まで同じ声量で歌うより、静かな部分は少し抑え、盛り上がる部分ではしっかり声を出すほうが、曲全体の表情を作りやすくなります。たとえば、Aメロで最初から大きな声を出してしまうと、サビに入っても声量の差が出にくくなります。反対に、Aメロを少し控えめにして、Bメロで少しずつ熱量を上げ、サビで大きく広げると、聴いたときにも「ここが盛り上がる場所だ」と伝わりやすくなります。さらに、フレーズの最初の言葉を少しはっきり発音するなど、区間ごとに小さな強弱をつけることもポイントです。80点台の人は、音程を直す練習と同時に、どこを小さく、どこを大きく歌うかを歌詞に書き込んでおくと、90点への道筋が見えやすくなります。
9-2. Aメロを抑えてサビを大きく歌い曲全体にメリハリをつける
抑揚をつけると聞くと、「サビだけ大声で歌えばいいのかな」と考えたくなりますが、ポイントは曲全体の差を作ることです。わかりやすい練習方法は、Aメロを抑え、Bメロで少し持ち上げ、サビを大きく歌うことです。たとえば、Aメロは少し小さめに歌い、Bメロで声の勢いを少しずつ高め、サビに入ったところで大きく歌うと、前後の声量差を意識しやすくなります。ここで大切なのは、Aメロを弱々しく歌うことではありません。声量を抑えても音程とリズムは保ち、言葉が聞き取りにくくならないようにします。そして、サビではただ叫ぶのではなく、音程を崩さずに声量を変えることを意識しましょう。抑揚は曲の1か所だけではなく、複数の区間で強弱を作ることが大切です。そのため、Aメロの中でも1フレーズ目を少し控えめにし、次のフレーズで少し強くする、といった小さな変化を入れると、曲全体が平らになりにくくなります。また、フレーズの最初を少し強く発音する方法も、強弱を作るうえで役立ちます。まずは1曲を最初から最後まで何となく歌うのではなく、Aメロ、Bメロ、サビを分け、それぞれの声量の違いを意識してみてください。採点結果を見ながら抑揚や表現力が弱いと感じたら、音程練習だけを増やすのではなく、「曲のどこで声の大きさを変えるか」を決めて歌うことが90点台への重要な一歩になります。
9-3. しゃくりを自然に使ってフレーズの入り方と表現力を改善する
しゃくりは、低い音から入り、本来の音程へ滑らかにつなげる歌唱テクニックです。DAMで採点を楽しんでいると、歌唱後の結果画面でしゃくりの回数が気になることもありますが、回数だけを増やそうとする必要はありません。しゃくりは加点につながる要素のひとつではあるものの、音程や抑揚ほど大きな土台ではないため、まず正しい音程に着地できることを優先しましょう。練習するときは、フレーズの最初の音をいきなり狙うのではなく、少し低い音から滑らかに持ち上げる感覚を試します。本来の音より低いところから入り、狙った音へスッと近づいていくようなイメージを持つと、しゃくりの動きを理解しやすくなります。ただし、すべてのフレーズでしゃくりを入れるのではなく、自然に入れられる部分を選ぶことが大切です。しゃくりを意識しすぎて本来の音程への到達が不安定になれば、重要な音程の評価を崩すことにもつながります。そのため、まずは普通に歌って音程を安定させ、そのあとでフレーズの入り方に変化をつけてみましょう。しゃくりは回数で採点される加点要素ですが、こぶしやフォールと同様に、音程や抑揚と比べると配点の中心になる項目ではありません。だからこそ、「たくさん入れなくちゃ」と焦らなくても大丈夫です。しゃくりは「回数を増やすための技」というより、フレーズの入り方に表情をつける技として考えると扱いやすくなります。90点以上を狙う段階では、音程を崩してまで回数を増やすのではなく、音程を守ったまま自然に表現を足せる場所で使うことを意識してください。
9-4. ロングトーンとビブラートを安定させて加点を積み上げる
音程と抑揚がある程度整ってきたら、次に取り組みやすいのがロングトーンとビブラートです。ロングトーンは、正しい音程と同じ声量を保ちながら、声を長く伸ばすテクニックです。採点では0.6秒前後から見られるため、練習ではまず1秒程度を安定して伸ばすことを目標にすると取り組みやすくなります。語尾を伸ばす場所で、途中から音が下がったり、声量が急に小さくなったりすると、長く伸ばしていても安定したロングトーンになりません。大切なのは、ただ長時間声を出すことではなく、最初から最後まで正しい高さと声量をできるだけ保つことです。そこで、まずは1秒ほどの短いロングトーンから始めて、音程が上下していないかを確認してみましょう。ビブラートは、伸ばしている歌声を揺らすテクニックです。カラオケ採点では、ビブラートの揺れが浅いと音程のズレとして認識される可能性があるため、きちんと声を揺らすことがポイントになります。最初からロングトーンとビブラートを同時に完璧にしようとすると難しく感じるので、まず声をまっすぐ伸ばし、その後半だけを揺らすようにすると、2つの動きを分けて確認しやすくなります。ビブラートとロングトーンは、加点につながる項目の中でも練習に取り組みやすい要素です。80点台後半まで出せるようになり、「音程もそれほど悪くないのに、もう少し点数が欲しい」という段階では、とくに見直してみたいポイントといえます。ただし、土台はあくまで音程と抑揚です。音程を崩さないロングトーンを作り、そのうえで安定したビブラートを加えるという順番で練習すると、ひとつずつ課題を整理できます。
9-5. 95点以上を狙うなら採点結果から苦手項目を特定して個別に改善する
90点を一度出すことと、95点以上を狙っていくことでは、練習のしかたを少し変える必要があります。90点前後までは「音程をもっと合わせよう」「サビを大きく歌おう」と大きな課題を見直すことで改善点を見つけやすいですが、さらに高い点数を狙うなら、採点結果を項目ごとに確認することが重要です。そこで大切なのが、歌い終わったあとの採点結果を見て、苦手項目を1つずつ切り分けることです。たとえば音程が弱ければ、原曲を聴き直しながらガイドメロディーとのズレを減らします。高得点を狙うなら、音程一致率90%以上をひとつの目標として確認するとよいでしょう。抑揚が弱ければ、Aメロを抑えてサビを大きくするだけでなく、1~6の各演奏区間で強弱をつけられているかを確認します。ロングトーンが不安定なら、1秒程度の伸ばしから始めて、音程と声量が途中で変わらないように練習します。ビブラートが弱ければ、長く伸ばす部分でしっかり声を揺らせているかを見直します。しゃくりやこぶし、フォールは回数によって加点につながる要素ですが、配点の中心ではないため、先に音程や抑揚を整えるほうが優先です。また、リズムでは、本来の歌い出しより速い状態を「走り」、遅い状態を「タメ」として評価します。リズムは7~11段階で評価され、合っていなければ減点につながるため、音程を合わせることばかり考えず、伴奏に対して歌い始めるタイミングも確認しましょう。同じ曲を何度も歌うときは、毎回すべてを直そうとせず、「今回は音程」「次は抑揚」「その次はロングトーン」のようにテーマを1つに絞ると、どこを改善すべきか整理しやすくなります。なお、採点の平均点は曲の難易度によって変わり、難易度が低い曲では85点台でも、ロック調でアップテンポな難しい曲では70点台が平均になる場合があります。そのため、95点を狙うときも、別の曲や他の人の数字だけを追いかけるのではなく、同じ曲で自分の採点結果を比べながら改善項目を探すことが大切です。DAMの採点で95点以上を目指すなら、特別な歌唱テクニックをむやみに増やすより、採点結果に表れた弱点を見つけ、基本となる項目から順番に穴をなくしていくことを意識しましょう。まず音程を整え、次に抑揚を見直し、そのうえでビブラートやロングトーンなどの加点要素を改善していけば、90点台前半からさらに高い点数を狙うための練習内容が具体的になります。
10. DAMで高得点を取りやすい曲・取りにくい曲の特徴
DAMで高得点を狙うときは、ただ「歌が上手に聞こえる曲」を選べばよいわけではありません。 採点では、ガイドメロディーに対して音程がどれだけ合っているかがとても大切で、そのうえで抑揚、ビブラート、ロングトーン、リズムなどが評価に関わります。 つまり、同じ歌唱力でも、選ぶ曲の音域やテンポ、メロディーの動きによって点数の出やすさは変わるということです。
実際、精密採点DX-Gの全国平均点ランキングでは、全国平均が高い曲でも83点前後という結果が示されています。 2016年8月1日から2017年7月31日までの集計では、1位の清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)「366日」が86.826点、30位の米津玄師「アイネクライネ」が83.301点でした。 一方で、難易度が高く、アップテンポなロック調の曲では平均が70点台になることもあるとされています。 「いつも80点台だから普通」「90点に届かないから下手」と単純に決めるのではなく、何を歌ったときの点数なのかまで見ることが大切です。
ここからは、DAMで点数を安定させやすい曲と、反対に点数が崩れやすい曲の違いを、ひとつずつやさしく見ていきましょう。 高得点を目指すときは、難しいテクニックを一気に増やすより、まず「採点でミスが出にくい条件」をそろえると考えると分かりやすいですよ。
10-1. 音域が狭くメロディーが素直な曲は点数を安定させやすい
DAMで点数を安定させたいなら、最初に注目したいのが音程を合わせやすい曲かどうかです。 カラオケ採点では、ガイドメロディーとの音程一致が重要な評価項目になります。 平均点台を目指す目安として音程一致率80%前後、高得点を狙うなら90%以上がひとつの目標とされるため、音程を外しにくい曲を選ぶだけでも採点対策はしやすくなります。
たとえば、急に高い音へ跳んだり、すぐ低い音へ戻ったりするメロディーは、耳で分かっていても声をぴったり当て続けるのが難しくなります。 反対に、使われる音域が比較的狭く、階段を上るように自然に音が動く曲なら、ガイドメロディーを追いやすくなります。 「この曲、なんとなく歌いやすいな」と感じるときは、自分の声域に合っているだけでなく、音程移動が素直である可能性もあります。
ここで大切なのは、派手に歌えるかどうかより、正しい高さの音を繰り返し出せるかを見ることです。 採点では、こぶし、しゃくり、フォールといったテクニックも評価されますが、それらは音程や抑揚ほど大きな土台ではありません。 難しい歌い回しをたくさん入れて音程を崩すより、まずはメロディーをまっすぐ丁寧になぞるほうが、点数を安定させる近道になりやすいのです。
曲選びで迷ったら、最初の1回は採点画面の音程表示をよく見てみましょう。 特定の場所だけ毎回外れるなら、そのフレーズだけが難しい可能性があります。 曲全体で上下に外れ続けるなら、その曲の音域そのものが自分に合っていないかもしれません。 「好きな曲」と「採点で結果を出しやすい曲」を分けて考えると、自分の得意なメロディーがだんだん見えてきます。
10-2. テンポが一定でロングトーンを取りやすい曲は採点対策をしやすい
次に見たいのが、リズムと声を伸ばす場所です。 DAMの採点では、歌い始めが本来より速い「走り」や、反対に遅れる「タメ」が評価に影響します。 そのため、テンポが大きく揺れず、歌い出しのタイミングをつかみやすい曲は、リズムをそろえやすくなります。
テンポが一定なら、「どこで息を吸うか」「どこから声を出すか」も覚えやすくなります。 毎回同じ位置で歌い始められるようになると、音程だけに意識を向ける余裕も生まれます。 反対に、言葉を畳みかけるような部分が多かったり、速いテンポの中で細かなリズムが続いたりすると、音程を合わせる前に歌い出しがずれやすくなります。 アップテンポで難易度の高い曲では平均点が70点台になる場合もあるという点からも、リズムの難しさは無視できません。
さらに、声を長く伸ばせる曲はロングトーンの練習もしやすくなります。 ロングトーンは、正しい音程と安定した声量を保ちながら声を伸ばすテクニックで、採点では0.6秒前後から評価されるとされています。 1秒ほど安定して伸ばす練習をすると、ただ長く声を出すだけでなく、「音程が途中で下がっていないか」「声量が急に小さくなっていないか」も確認しやすくなります。
ビブラートも加点につながる要素ですが、浅く揺らすと音程のずれとして捉えられる可能性があります。 ですから、まずはまっすぐ安定したロングトーンを作り、そのあとに余裕があればビブラートを加える順番がおすすめです。 一定のテンポで正確に入り、伸ばすところを安定して伸ばすという基本ができる曲は、採点のどこを直せばよいかが見えやすく、練習曲としても使いやすいでしょう。
10-3. 高音・低音・転調・細かな音程移動が多い曲は点数が下がりやすい
高い音と低い音を何度も行き来する曲、途中でキー感が変わる曲、細かな音程移動が続く曲は、採点では難しくなりやすいタイプです。 理由はシンプルで、重要度の高い音程を正確に保つ場面が増えるからです。 1か所だけ高音がある曲なら準備できますが、短い間隔で上下を繰り返すと、声を合わせ直す回数が増えてしまいます。
とくに、自分の限界に近い高音では、苦しくなって声を押し上げやすくなります。 すると、狙った音より低くなったり、声量だけが大きくなったりして、音程や抑揚を落ち着いて整えにくくなります。 低音も同じで、出せるぎりぎりの高さでは声が小さくなり、音の芯を保つのが難しくなることがあります。 高音が出ることや低音が出ることそのものより、その音を毎回同じように正確に出せるかが採点では重要です。
また、細かいメロディーの曲では、しゃくりやこぶしのような動きを意図せず入れてしまうことがあります。 これらの表現は加点要素になりますが、音程の土台が崩れてしまえば本末転倒です。 まずは装飾を減らしてガイドメロディーどおりに歌い、音程が安定してから表現を加えるほうが分かりやすいでしょう。
難しい曲で70点台、歌いやすい曲で85点台だったとしても、その差だけで急に歌唱力が落ちたわけではありません。 曲の難易度によって平均点そのものが大きく変わるためです。 点数が低かったときは落ち込むより、「高音で外れたのか」「速い部分で走ったのか」「細かな音程移動についていけなかったのか」と原因を小さく分けて見ていきましょう。
10-4. 原曲キーにこだわらず自分の声域に合うキーで歌う
DAMで高得点を目指すなら、原曲キーで歌うことをゴールにしなくても大丈夫です。 大切なのは、原曲と同じ高さで苦しそうに歌うことではなく、ガイドメロディーに対して正しい音程を安定して出すことです。 原曲キーではサビの高音がぎりぎりになるなら、キーを下げて音程を合わせやすくしたほうが、採点対策としては合理的です。
反対に、原曲キーが低すぎてAメロの声がほとんど出ない人は、キーを上げたほうが歌いやすくなることがあります。 「高音が苦しいから必ず下げる」と決めるのではなく、曲のいちばん高い音といちばん低い音の両方を無理なく歌える位置を探しましょう。 キーを変えたときに、サビだけでなく最初から最後まで声が安定するか確認するのがポイントです。
おすすめは、同じ曲をキー違いで何度か歌い、総合点だけでなく音程の結果も比べる方法です。 たとえば原曲キー、マイナス1、マイナス2のように少しずつ動かすと、「この高さなら急に楽になる」という場所が見つかることがあります。 採点結果を残せるサービスを使えば、自分が過去に歌った曲の平均点と全国平均を比べられるため、感覚だけでなく記録でも変化を追いやすくなります。
キーを変えることは逃げではありません。 むしろ、自分の声に合う設定を選び、音程、抑揚、ロングトーンを安定させるための調整です。 90点台を目指すなら、無理な原曲キーに挑戦し続けるより、まずは音程一致を高めやすいキーを見つけることから始めてみてください。
10-5. 「全国平均が高い曲」と「自分が高得点を取りやすい曲」は別物と考える
最後に覚えておきたいのが、全国平均の見方です。 全国平均が高い曲を見ると、「この曲なら自分も高得点を出せそう」と思いやすいですよね。 けれども、全国平均はあくまで多くの歌唱結果をまとめた数字であり、あなたの声域や得意なリズムまで表しているわけではありません。
精密採点DX-Gの全国平均点ランキングでは、「366日」が86.826点で1位、「アイネクライネ」が83.301点で30位になった集計があります。 ただし、この数字だけを見て「86点台の曲だから簡単」と決めるのは早いでしょう。 全国平均が高くても、自分には高音がきつい、低音が出にくい、リズムが取りにくいと感じれば、同じような得点が出るとは限りません。 反対に、全国平均がそれほど高くない曲でも、自分の声域や歌い方にぴったり合えば、平均を大きく上回れる可能性があります。
さらに、採点機能を使う人には比較的歌が得意な人が多い可能性があり、会員向けの平均値なども利用者の偏りによって高めに出ることがあります。 そのため、全国平均だけで「上手い・下手」を判断するのはおすすめできません。 全国平均はライバルの点数というより、その曲を歌ったときの参考ラインくらいに考えるとよいでしょう。
自分に合う曲を探すときは、1曲ごとの全国平均と自分の得点を比べてみてください。 全国平均83点の曲で90点を取れるなら、その曲はあなたにとって相性のよい候補です。 逆に、全国平均が86点台でも自分は80点前後で止まるなら、音域、音程移動、リズム、ロングトーンのどこかに苦手な部分が隠れているかもしれません。
DAMの平均点は、楽しむための目安としては便利ですが、それだけで歌唱力のすべては決まりません。 80点台なら音程がある程度合っていて違和感なく聞けるひとつの目安、90点台なら音程一致率も高く、「歌が上手い」と感じられやすい目安と考えられています。 まずは全国平均を超えることを小さな目標にし、その次に90点台を目指すと、成長を感じやすくなります。
そして高得点を狙う曲を選ぶときは、全国ランキングだけを見るのではなく、「音域が自分に合う」「音程移動が追いやすい」「テンポが取りやすい」「ロングトーンを安定させやすい」という条件を確かめてください。 全国平均が高い曲より、自分が繰り返し正確に歌える曲のほうが、高得点への近道になりやすいと覚えておくと、DAMの採点をもっと楽しく活用できます。
11. DAMの平均点についてよくある疑問
DAMの採点結果を見て、「80点は低いのかな」「85点なら上手いほう?」「友だちより低い点だったけれど、歌が下手ということ?」と気になる人は多いでしょう。 でも、カラオケの点数は、テストのように「80点なら必ずこの実力」と決められるものではありません。 曲ごとに難しさが違い、同じ人でも選曲やキー、歌い方によって点数が変わるからです。 さらに、採点を使う人には、もともと歌うことが好きな人や高得点を狙いたい人が多いと考えられるため、表示される全国平均そのものが少し高めになる可能性もあります。 大切なのは、80点や85点という数字だけを見るのではなく、「その曲の全国平均を超えたか」「音程や表現のどこを改善できるか」を一緒に見ることです。 ここでは、DAMの平均点について迷いやすい5つの疑問を、点数帯の目安や採点項目と結び付けながらわかりやすく説明します。
11-1. DAMで80点は低い?下手だと思われる?
DAMで80点が出ても、すぐに「低い」「下手」と決めつける必要はありません。 カラオケでは曲によって全国平均が大きく変わり、比較的歌いやすい曲なら80点台前半から半ばが平均になる一方、テンポが速い曲、音域が広い曲、細かな音程移動が多い曲では、平均がもっと下がることがあります。 つまり、80点という数字だけでは、その人の歌唱力を正確には判断できません。 たとえば、全国平均が83点の曲で80点なら平均を3点下回っていますが、全国平均が78点の難しい曲で80点なら、むしろ平均を上回っています。 まずは自分の得点のすぐ近くに表示される全国平均と比べてみましょう。
2016年8月1日~2017年7月31日に株式会社第一興商が「精密採点DX-G」の全国平均点を調べたデータでは、全国平均が高い上位曲でも83点台から86点台でした。 1位だった清水翔太 feat.仲宗根泉(HY)の「366日」は86.826点、30位の米津玄師「アイネクライネ」は83.301点です。 これは「歌いやすく、平均点が高い曲でも80点台が中心になりやすい」という感覚をつかむ参考になります。 一方で、難しい曲では70点台が平均になる場合もあるため、80点は一律に「下手な点数」ではなく、曲によっては十分に平均圏内です。
また、80点台は、音程がある程度合っていて、聴いていて大きな違和感が出にくい点数帯と考えるとわかりやすいでしょう。 もし80点前後で伸び悩んでいるなら、まずガイドメロディーに声の高さを合わせることを優先してください。 採点では音程が重要な土台になります。 こぶしやしゃくりをたくさん入れる前に、サビだけでも音程バーを丁寧になぞれるようにすると、点数は安定しやすくなります。
11-2. DAMで85点なら平均以上?何点からすごい?
DAMで85点を取れたときは、「かなり悪いのでは」と心配する必要はありません。 ただし、85点が平均以上かどうかは、その曲の全国平均を見て判断するのがいちばん確実です。 全国平均が82点なら85点は平均より3点高く、全国平均が86点なら1点低いからです。 同じ85点でも、曲が違えば意味が変わります。 そのため、「85点=必ず平均以上」と固定せず、曲別の全国平均を基準にするのがおすすめです。
では、何点から「すごい」と感じられやすいのでしょうか。 ひとつのわかりやすい目標は90点台です。 80点台は音程がある程度安定しており、普通に楽しんで聴ける水準の目安になりやすい一方、90点台になると、音程だけでなく、抑揚、リズム、ロングトーン、ビブラートなども崩れにくくなってきます。 友だち同士のカラオケでも、毎回のように90点以上を出せれば「採点が得意」「歌が上手い」と感じてもらいやすいでしょう。
ただし、90点を1回出せたかどうかより、複数の曲で安定して全国平均を超えられるかを見るほうが上達度はわかりやすくなります。 まずは得意曲で全国平均を1~3点上回ることを目標にし、その次に85点台を安定させ、最後に90点台を狙うという順番でも十分です。 いきなり100点を目指すより、「前回82点だった曲を84点にする」のように小さく目標を決めると、音程や表現の改善点も見つけやすくなります。
11-3. 歌が上手いのにDAMで平均点以下になるのはなぜ?
「聴いているとすごく上手いのに、採点すると全国平均以下」ということは起こり得ます。 理由は、人が感じる歌の魅力と、採点機能が評価するポイントが完全には同じではないからです。 人は声質、感情、迫力、個性、言葉の伝わり方なども含めて「上手い」と感じます。 一方、カラオケ採点では、ガイドメロディーとの音程一致、抑揚、リズム、ロングトーン、ビブラートなど、機械が測定しやすい要素が点数に反映されます。
たとえば、原曲の歌手らしく少し音を崩したり、歌い出しを意図的に遅らせたり、語尾を大きく揺らしたりすると、人には格好よく聞こえても採点上は不利になる場合があります。 反対に、ガイドメロディーへ正確に合わせ、強弱やロングトーンを採点されやすい形で整えると、派手さがなくても高得点になることがあります。 つまり、「採点で点を取る技術」と「人の心に響くように歌う技術」には重なる部分もありますが、完全に同じではありません。
点数を上げたいときは、最初に音程を確認しましょう。 音程の次に、Aメロを少し抑え、サビで声量を上げるなどの抑揚を意識します。 長く伸ばす場所では音程と声量を安定させ、必要に応じてビブラート、しゃくり、こぶしなどを加えます。 リズムも大切で、走りすぎたり、ためすぎたりすると評価が下がることがあります。 現在のDAMでは、人が聴いて上手いと感じる要素を採点に取り入れる仕組みも進化していますが、それでも採点結果だけで歌の魅力を全部決められるわけではありません。 平均点以下だったときは「下手だった」と落ち込むより、「今回は採点基準に合いにくい歌い方だったかもしれない」と考え、項目別の結果を練習に使いましょう。
11-4. DAMとJOYSOUNDでは平均点・採点基準・点数の出やすさが違う?
DAMとJOYSOUNDは、どちらも音程や表現、ロングトーン、歌唱テクニックなどを見ますが、採点システムは同じではありません。 そのため、DAMで88点だった人がJOYSOUNDでも必ず88点になるとは限らず、両機種の点数をそのまま横並びにして比較するのはおすすめできません。 JOYSOUNDの「分析採点AI+/AI」では、音程、安定感、抑揚、ロングトーン、テクニックの5項目を確認でき、さらにAIボーナスが加わります。 テクニックでは、こぶし、しゃくり、ビブラートなどが見られます。
DAMも精密採点シリーズで音程や表現を細かく評価してきましたが、LIVE DAM WAO!の「精密採点Ai Heart」では、正確さだけではなく、人が聴いて上手いと感じる「聴感」を取り入れた評価へ進化しています。 このように、同じ「100点満点のカラオケ採点」でも、何をどう評価するかには違いがあります。 そのため、「DAMのほうが必ず厳しい」「JOYSOUNDのほうが絶対に点が出やすい」と一律にはいえません。 自分の声質や得意なテクニック、選ぶ曲との相性によっても結果は変わります。
平均点を見るときも、DAMの全国平均はDAM内で、JOYSOUNDの平均や履歴はJOYSOUND内で比べるのが基本です。 採点機種を変えた直後に点数が2~3点下がっても、それだけで急に歌が下手になったわけではありません。 上達を確認したいなら、できるだけ同じ機種、同じ採点モード、同じ曲で記録を比べると変化がわかりやすくなります。 「今日はDAMで全国平均超えを目指す」「次回はJOYSOUNDで音程一致を確認する」というように、機種ごとの結果を別々のものとして活用しましょう。
11-5. 採点で高得点を取れる人と実際に歌が上手い人は同じ?
採点で高得点を取れる人と、実際に歌が上手い人には共通点がたくさんあります。 正しい音程で歌えること、リズムが安定していること、声を長く伸ばしても音がぶれにくいこと、曲に合わせて強弱を付けられることは、機械にも人にも評価されやすいポイントです。 そのため、90点台を安定して出せる人には、歌の基礎がしっかりしているケースが多いと考えられます。
ただし、「高得点=誰が聴いても最高に上手い」とは限りません。 採点を研究して、ガイドメロディーに忠実に歌い、加点されやすい表現を入れるのが得意な人もいます。 反対に、ライブで感情豊かに歌える人や、独特の声色で聴き手を引き込める人が、採点では思ったほど点を取れないこともあります。 たとえば、原曲のメロディーを自分らしく崩すアレンジは、人には魅力的でも、ガイドメロディーとの一致という面では評価されにくくなる可能性があります。
だからこそ、採点は「歌の上手さを決める通知表」ではなく、「自分の歌を数字で確認する練習道具」と考えるのがおすすめです。 音程が低ければメロディーを覚え直す、抑揚が弱ければAメロとサビの声量差を意識する、ロングトーンが不安定なら息を一定に保つ練習をする、というように使えば、点数以上の価値があります。 友だちと楽しむときは点数で盛り上がり、一人で練習するときは項目別の評価を細かく見る。 この2つを使い分けると、採点に振り回されずに上達を目指せます。
DAMの平均点はあくまで目安|全国平均超えから90点台を目指そう
DAMの平均点を知りたいときは、「カラオケ全体の平均は何点か」だけを探すより、自分が歌った曲の全国平均と比べることが大切です。 過去の全国平均点ランキングでは、平均が高い曲でも83点台から86点台が並んでおり、80点台は珍しい点数ではありません。 さらに、曲の難易度によっては70点台が平均になることもあります。 そのため、80点なら下手、85点なら上手い、と数字だけで線を引くのは少し乱暴です。
最初の目標は、得意曲で全国平均を超えることにしましょう。 全国平均を安定して上回れるようになったら、次は85点台、そして90点台を狙います。 高得点を目指すときは、まずガイドメロディーに音程を合わせ、そのうえで抑揚、リズム、ロングトーン、ビブラートなどを整えていくのが基本です。 90点台を安定して狙うなら、音程だけを見るのではなく、複数の採点項目をバランスよく整えていくことが大切なので、上達の目標としてもわかりやすいでしょう。
そして、点数が思うように伸びない日があっても大丈夫です。 難しい曲に挑戦した日と、歌いやすい得意曲を歌った日では、結果が変わって当然です。 DAMの平均点は、自分の価値や歌の魅力を決める数字ではありません。 「全国平均より少し上に行けた」「前回より音程が安定した」「90点まであと1点になった」と、小さな変化を見つけるための目安として使ってください。 そうすれば、採点はこわい通知表ではなく、歌が少しずつ上手くなっていくのを教えてくれる楽しい相棒になります。

