カラオケで「声が出にくい」「すぐ喉が枯れる」と感じると、何を飲めばいいのか迷ってしまいますよね。結論からいうと、喉にやさしい飲み物は刺激が少なく、常温〜温かいものが基本です。この記事では、カラオケ中におすすめの水・白湯・はちみつ系ドリンクをはじめ、避けたい飲み物、ドリンクバーやコンビニでの選び方、喉を守る飲み方のコツまで分かりやすく解説します。
目次
1. カラオケで喉にいい飲み物の結論|迷ったら「常温の水・白湯・はちみつ系」を選ぶ
カラオケで「今日は最後まで気持ちよく歌いたいな」と思ったら、まず選びたい飲み物は常温の水、白湯、はちみつ系ドリンクです。
この3つは、カラオケルームのドリンクバーやコンビニでも用意しやすく、歌う前、歌っている途中、歌った後のどのタイミングでも使いやすいのが大きな魅力です。
たとえば、サントリー天然水、いろはす、クリスタルガイザーのようなミネラルウォーターを1本持っておくだけでも、喉がカラカラになる前にちょこちょこ潤せます。
小さな子に「走る前に靴ひもを結ぼうね」と声をかけるのと同じで、歌う前には喉の準備をしてあげることが大切です。
カラオケでは、思っている以上に喉を使います。
1曲3分から5分ほどの歌を何曲も続けて歌えば、声帯のまわりは乾きやすくなり、声がかすれたり、高い音が出にくくなったりします。
そこで、刺激が少なく、喉をやさしく潤してくれる飲み物を選ぶと、歌いやすさを守りやすくなります。
反対に、キンキンに冷えた炭酸飲料、アルコール、カフェインが多いコーヒーや濃いお茶は、人によって喉の乾きや違和感につながることがあります。
もちろん、好きな飲み物を楽しむ時間もカラオケの楽しさの一部ですが、「喉にいい飲み物」を優先したい日には、まず水分補給の基本に戻るのがおすすめです。
とくに、2時間以上歌う日、友だちと交互に何曲も入れる日、Mrs. GREEN APPLE、Official髭男dism、Ado、YOASOBIのように高音が続く曲を歌う日は、飲み物選びで体感が変わることがあります。
飲み方のコツは、1度にゴクゴク飲むより、1曲歌うごとにひと口からふた口を目安にすることです。
喉が渇いてから慌てて飲むより、渇く前に少しずつ潤してあげるほうが、声の調子を保ちやすくなります。
それでは、どんな飲み物をどんな場面で選べばよいのか、ひとつずつやさしく見ていきましょう。
1-1. 1番無難なのは常温の水|サントリー天然水・いろはす・クリスタルガイザーでもOK
カラオケで喉にいい飲み物として、1番無難なのは常温の水です。
「え、水だけでいいの」と思うかもしれませんが、歌うときの喉にとって大切なのは、余計な刺激を入れずにうるおいを保つことです。
水は糖分、炭酸、カフェイン、アルコールが入っていないため、喉に負担をかけにくく、歌っている最中の水分補給に向いています。
サントリー天然水、いろはす、クリスタルガイザー、南アルプスの天然水、エビアンなど、コンビニでよく見かける500mlのペットボトルで十分です。
大切なのはブランドよりも、冷やしすぎず、こまめに飲むことです。
カラオケ店に着いたら、まず受付後にドリンクバーへ行く前に、持ち込み可能なお店なら常温の水を1本用意しておくと安心です。
持ち込み不可のお店では、ドリンクバーで水を選び、氷を入れずに飲むだけでもかなり違います。
氷入りの水しかない場合は、少し時間を置いてから飲むと、冷たさがやわらぎます。
歌っていると楽しくなって、つい水分補給を忘れてしまうことがあります。
でも、喉はがんばり屋さんなので、声がかすれてから「お水ちょうだい」とサインを出すこともあります。
その前に、1曲歌ったらひと口、サビで力を入れた曲の後はふた口、というように小さなルールを作ると続けやすいです。
とくに、キーが高い曲、シャウトが入る曲、早口のラップが続く曲を歌った後は、喉が乾きやすくなります。
水を飲むときは、急いで流し込むより、口の中を少し湿らせてから飲み込むイメージにすると、喉まわりが落ち着きやすくなります。
常温の水は、派手さはありませんが、カラオケの最初から最後までそばに置いておける、いちばん頼れる相棒です。
1-2. 冷たい水より白湯・ぬるま湯が向いている理由
冷たい水はスッキリしておいしいですが、カラオケで喉のことを考えるなら、白湯やぬるま湯のほうが向いている場面があります。
とくに、歌い始めの声が出にくいとき、部屋の冷房で体が冷えているとき、冬にカラオケへ行くときは、温かい飲み物を選ぶと喉まわりがほっとしやすくなります。
白湯とは、一度沸かしたお湯を飲みやすい温度まで冷ましたものです。
熱すぎるお湯は逆に喉へ刺激になるため、目安としては「ふうふうしなくても飲めるくらい」の温度がよいです。
小さな子にスープを飲ませるとき、熱すぎないか確認しますよね。
それと同じように、自分の喉にも「熱すぎないかな」とやさしく確認してあげましょう。
冷たい飲み物を一気に飲むと、口の中や喉がキュッと冷える感覚があります。
その感覚が気持ちよいときもありますが、歌う直前だと声の出し方が固く感じられる人もいます。
白湯やぬるま湯なら、喉を急に冷やさず、乾燥をやわらげながら水分補給ができます。
カラオケ店のドリンクバーにお湯がある場合は、カップにお湯を入れて少し冷ましておくと便利です。
ティーバッグがあるお店なら、濃く出しすぎず、薄めに作ると飲みやすくなります。
ただし、熱い飲み物を飲んですぐに高音曲を歌うと、口の中が熱くて歌いにくくなることがあります。
おすすめは、入室後すぐに白湯を用意して、最初の1曲を入れる前にゆっくり数口飲むことです。
その後は、歌の合間に少しずつ飲むと、喉がカサカサしにくくなります。
常温の水が「いつでも使える基本の飲み物」なら、白湯やぬるま湯は「喉を冷やしたくない日のやさしい飲み物」です。
1-3. はちみつレモン・はちみつ湯は歌う前後の喉ケアに使いやすい
カラオケで喉をいたわりたいとき、はちみつレモンやはちみつ湯も人気のある選択肢です。
はちみつにはとろみがあり、飲んだときに喉が包まれるような感覚があります。
そのため、歌う前に喉を落ち着かせたいときや、歌った後に「少し使いすぎたかも」と感じるときに取り入れやすい飲み物です。
作り方も簡単です。
マグカップ1杯のお湯に、はちみつを小さじ1杯から2杯ほど入れて、よく混ぜます。
レモン汁を入れるなら、数滴から小さじ1杯ほどで十分です。
レモンを入れすぎると酸味が強くなり、人によっては喉に刺激を感じることがあります。
「ちょっと甘くて、ほんのりレモンの香りがする」くらいにしておくと、歌う前後でも飲みやすいです。
コンビニで選ぶなら、ホットのはちみつレモン飲料、はちみつ入りのゆずドリンク、粉末タイプのはちみつしょうが湯なども候補になります。
ただし、市販の甘いドリンクは糖分が多いものもあります。
甘すぎると口の中がベタついて、歌うときに気になる場合があります。
そのため、カラオケ中にずっと飲み続けるというより、歌う前に少し、歌い終わった後に少し、という使い方が向いています。
カラオケ中のメイン飲料は常温の水にして、はちみつ系はサポート役にするとバランスがよいです。
たとえば、最初に白湯かはちみつ湯を数口飲み、歌っている間は常温の水、帰る前にはちみつレモンをゆっくり飲む、という流れです。
これなら、喉を潤しながら、甘い飲み物のベタつきも抑えやすくなります。
なお、1歳未満の赤ちゃんにははちみつを与えてはいけません。
家族で飲み物を作るときは、この点だけは忘れないでください。
はちみつ系は、上手に使えばカラオケ前後の喉ケアにぴったりな、やさしい味方になります。
1-4. ルイボスティー・麦茶などノンカフェイン飲料も選択肢になる
水だけだと少し物足りないと感じる人には、ルイボスティーや麦茶のようなノンカフェイン飲料もおすすめです。
カラオケでは、飲み物を飲む回数が自然と増えます。
そのため、カフェインが多い飲み物をたくさん飲むより、ノンカフェインの飲み物を選んだほうが、喉の乾きが気になりにくい人もいます。
ルイボスティーは、すっきりした味で香りもやさしく、ホットでもアイスでも飲めます。
麦茶は日本でなじみが深く、子供から大人まで飲みやすい味です。
どちらも、カラオケ店のドリンクバーに用意されていることがありますし、コンビニでもペットボトルで買いやすい飲み物です。
伊藤園の健康ミネラルむぎ茶、やかんの麦茶、無印良品のルイボスティー、セブンプレミアムやファミリーマートのノンカフェイン茶など、選択肢はたくさんあります。
ただし、アイスの麦茶やルイボスティーに氷をたくさん入れると、冷たさが強くなります。
喉にやさしく飲みたいなら、氷なし、または氷少なめにして、少しぬるくなってから飲むのがおすすめです。
ホットで飲める場合は、熱すぎない温度まで冷ましてから飲みましょう。
お茶系を選ぶときに気をつけたいのは、ウーロン茶、緑茶、紅茶、コーヒーなどです。
これらは人によっては口の中が渋く感じたり、喉の乾きを感じたりすることがあります。
もちろん少量なら問題なく楽しめる人もいますが、「今日は喉を大事にしたい」という日には、ノンカフェインを優先すると安心です。
とくに、夜のカラオケで帰宅後に寝る予定がある場合、ノンカフェイン飲料なら睡眠前でも選びやすいです。
ルイボスティーや麦茶は、常温の水と同じように派手な効果を期待する飲み物ではありません。
けれど、喉に強い刺激を与えにくく、長時間のカラオケでも飲み続けやすいところが強みです。
「水だけだと飽きちゃうな」という子にも、「じゃあ麦茶にしてみようか」と言えるような、やさしい選択肢です。
1-5. 生姜湯は体を冷やしたくない日や冬のカラオケに向いている
寒い日や、冷房の効いた部屋で歌う日には、生姜湯も喉にいい飲み物の候補になります。
生姜湯は体を内側から温めたいときに選びやすく、冬のカラオケや、雨の日、体が冷えやすい人に向いています。
カラオケルームは、人数が多いと暑くなりやすい一方で、冷房が強い部屋では首元や足元が冷えることがあります。
体が冷えると、肩や首に力が入り、声も出しにくく感じることがあります。
そんなとき、温かい生姜湯を少し飲むと、体がほっとゆるみやすくなります。
市販の生姜湯は、粉末タイプが便利です。
コンビニやドラッグストアでは、はちみつ生姜湯、黒糖生姜湯、ゆず生姜湯などが売られていることがあります。
カラオケ前に家で作るなら、すりおろし生姜を少量、はちみつを小さじ1杯、お湯を150mlから200mlほど入れて混ぜるだけでも十分です。
ただし、生姜は入れすぎるとピリピリして、喉への刺激になることがあります。
「体によさそうだから」とたくさん入れるより、ほんの少しから試すのが安全です。
小さな子にからいものを食べさせるとびっくりしてしまうように、喉も強すぎる刺激には驚いてしまいます。
歌う直前に濃い生姜湯を飲むと、口の中の辛さが残って歌いにくいことがあります。
おすすめは、カラオケへ行く30分前にゆっくり飲むか、歌い終わった後のケアとして飲む方法です。
カラオケ中に飲む場合は、かなり薄めに作り、常温の水も一緒に置いておきましょう。
生姜湯だけで水分補給をしようとすると、甘さや辛さが気になることがあります。
そのため、メインは常温の水、体を温めたいときのサブとして生姜湯、という使い方がちょうどよいです。
冬に2時間歌う日、バラードをしっとり歌いたい日、喉だけでなく体全体を冷やしたくない日には、生姜湯が心強い味方になります。
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶコツは、特別なものを探すことではありません。
冷やしすぎないこと、刺激を強くしすぎないこと、こまめに飲むことです。
迷ったら常温の水を選び、寒い日は白湯、甘くケアしたい日ははちみつ湯、水以外が飲みたい日は麦茶やルイボスティー、体を温めたい日は生姜湯を選びましょう。
喉を大事にしてあげると、カラオケの時間はもっと楽しくなります。
最後の1曲まで「まだ歌える」と思えるように、飲み物を味方につけて、やさしく楽しく歌ってください。
2. カラオケ中におすすめの飲み物7選
カラオケ中の飲み物選びで大切なのは、声を出すためののどを、冷やしすぎず、乾かしすぎず、刺激しすぎないことです。
飲み物は声帯に直接かかるわけではありませんが、体の水分が足りないと、声帯のまわりの粘膜も乾きやすくなります。
粘膜がカサカサしたままDAMやJOYSOUNDで3時間歌い続けると、いつもなら出る高音がかすれたり、サビの前でせき払いが増えたりします。
だから、カラオケでは「のどが渇いたら一気飲み」ではなく、1曲歌ったら2〜3口飲むくらいの小さな水分補給を続けるのが安心です。
ここでは、ドリンクバーやコンビニでも選びやすいものを中心に、カラオケ中におすすめの飲み物を7つ紹介します。
どれか1つを正解にする必要はないので、最初は常温の水、少し疲れたら白湯やスープ、甘さが欲しいときははちみつレモン水やりんごジュース、というように、その日の声の調子に合わせて選んでください。
2-1. 常温の水|喉を乾燥させない基本の1本
カラオケ中の基本の飲み物は、やっぱり常温の水です。
水は砂糖、カフェイン、炭酸、アルコールが入っていないので、のどに余計な刺激を与えにくく、歌っている間の水分補給に向いています。
とくに「今日は高い曲をたくさん歌いたい」「Ado、Mrs. GREEN APPLE、Official髭男dismのように音域が広い曲に挑戦したい」という日は、まずテーブルに水を1本置いておくと安心です。
冷蔵庫から出したばかりのキンキンに冷えた水や、氷がたっぷり入った水は、飲んだ瞬間は気持ちよくても、のどまわりが冷えて声を出しにくく感じることがあります。
ドリンクバーで水を入れるときは、氷なしを選ぶか、冷たい水にお湯を少し足して、口に入れたときに冷たすぎない温度にしましょう。
ペットボトルを持ち込めるお店なら、いろはす、サントリー天然水、南アルプスの天然水のようなミネラルウォーターを室温に近い状態で飲むのもよい選び方です。
ポイントは、コップ1杯を一気に飲むことではありません。
1曲歌うたびに2〜3口、長い曲なら間奏で1口、という小分けの飲み方をすると、口の中の乾燥を感じにくくなります。
水は地味に見えますが、のどを守るための土台になる1本なので、迷ったらまず常温の水を選んでください。
2-2. 白湯|喉を冷やさず声を出しやすくしたい人向け
白湯は、カラオケで声を出しやすくしたい人にとって、とてもやさしい飲み物です。
水を温めただけなので、カフェインも糖分もなく、味の刺激もほとんどありません。
それでいて、冷たい飲み物のようにのどを急に冷やさないため、歌い始めや高音を出す前の1杯として選びやすいです。
ドリンクバーに紅茶用のお湯がある場合は、コップにお湯を入れて少し冷まし、熱すぎない温度にしてから飲みましょう。
目安は、ゴクゴク飲むというより、ふうふうしなくても少しずつ飲めるくらいの温かさです。
熱いまま飲むと、のどや口の中に負担がかかることがあるので、「温かくて気持ちいい」と思える温度まで待ってください。
白湯は、歌う前だけでなく、歌い終わった後のクールダウンにも向いています。
たとえば、盛り上がってONE OK ROCKやYOASOBIを何曲も続けた後に、2〜3分休みながら白湯を飲むと、声を使いすぎたのどを落ち着けやすくなります。
味がないと物足りない子もいるかもしれませんが、のどを冷やさず、乾燥を防ぎながら歌いたいときには、白湯はかなり頼れる存在です。
2-3. はちみつレモン水|甘さが欲しい人でも選びやすい定番
「水だけだとつまらない」「少し甘いものがないと元気が出ない」という人には、はちみつレモン水が選びやすいです。
はちみつにはとろみがあり、口やのどの乾いた感じをやわらげたいときに取り入れやすい食材です。
レモンのさっぱりした風味も加わるので、歌っている途中に口の中が重たく感じるときでも飲みやすくなります。
ただし、レモンが多すぎると酸味が強くなり、のどにピリッとした刺激を感じることがあります。
カラオケ中に飲むなら、レモンを主役にするのではなく、白湯や常温の水に、はちみつ小さじ1杯とレモン汁を数滴くらいのやさしい濃さにするのがおすすめです。
コンビニで買うなら、ポッカサッポロの「ほっとレモン」のようなホットレモン系飲料も候補になりますが、甘さが強いものは口の中がべたつくことがあります。
甘すぎると感じたら、水やお湯で少し薄めると、歌っている途中でも飲みやすくなります。
はちみつレモン水は、最初の1杯というより、何曲か歌って「ちょっと甘いものが欲しいな」と感じたときの休憩ドリンクにぴったりです。
のどをいたわりたい日ほど、酸っぱく濃く作りすぎず、やさしい味にして飲んでください。
2-4. ルイボスティー|お茶を飲みたいけれどカフェインを避けたい人向け
お茶が好きな人には、ノンカフェインのルイボスティーがおすすめです。
カラオケでは、ウーロン茶、緑茶、紅茶、コーヒーのようにカフェインやタンニンを含む飲み物をたくさん飲むと、口やのどの乾きを感じやすくなることがあります。
その点、ルイボスティーはカフェインを避けたい人でも選びやすく、甘くない飲み物が欲しいときにも便利です。
味はすっきりしていますが、水よりも香りがあるので、「ただの水では気分が上がらない」という子にも向いています。
カラオケ店のホットドリンクコーナーにティーバッグがある場合は、ルイボスティーを選んで、濃く出しすぎないようにしましょう。
長く浸しすぎると味が強くなって飲みにくいことがあるため、色が軽く出たらティーバッグを外すくらいで十分です。
温かいルイボスティーなら、のどを冷やさず、歌の合間のリラックスタイムにも使えます。
バラードを歌う前や、友だちの歌を聞きながら少し休む時間に、ゆっくり口に含むように飲むとよいでしょう。
「お茶を飲みたいけれど、カフェインは避けたい」というときの、ちょうどよい答えがルイボスティーです。
2-5. 麦茶|ドリンクバーでも選びやすいノンカフェイン候補
麦茶も、カラオケ中に選びやすいノンカフェイン候補です。
ドリンクバーにウーロン茶やアイスティーしかないと思っていても、店舗によっては麦茶やブレンド茶が置かれていることがあります。
麦茶は香ばしさがありながら、緑茶や紅茶のようなカフェインを気にしなくてよいので、子どもから大人まで飲みやすい飲み物です。
コンビニで用意するなら、伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」やサントリーの「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」のようなペットボトル麦茶が選びやすいです。
ただし、冷たい麦茶を氷いっぱいで飲むと、常温の水と同じようにのどが冷えやすくなります。
カラオケの部屋に着いたら、すぐに冷蔵状態の麦茶を飲み切るのではなく、テーブルに少し置いて温度を上げてから飲むとやさしいです。
麦茶は味が軽いので、ピザ、ポテト、唐揚げのようなカラオケ定番フードを食べた後の口直しにも向いています。
油っぽい食べ物を食べた後に炭酸で流したくなる子もいますが、声のことを考えるなら、まずは麦茶をひと口飲んでみましょう。
「水だと物足りないけれど、甘いジュースは避けたい」という場面で、麦茶はとても使いやすい1杯です。
2-6. りんごジュース|炭酸が苦手で少し甘いものが飲みたい人向け
炭酸が苦手な人や、カラオケらしく少し甘い飲み物を楽しみたい人には、りんごジュースが向いています。
オレンジジュースやグレープフルーツジュースのような柑橘系は、酸味が強いものだとのどに刺激を感じることがあります。
その点、りんごジュースは酸味が比較的やわらかく、炭酸もないため、甘い飲み物の中では選びやすいです。
りんごにはペクチンという成分が含まれており、口やのどのうるおい感を助けたいときの飲み物として紹介されることもあります。
ただし、りんごジュースもジュースなので、飲みすぎると糖分で口の中がべたつき、歌っている途中に声の抜けが悪く感じることがあります。
おすすめは、100%タイプをコップ半分くらいにして、残りは水で薄める飲み方です。
Doleのアップル100%やTropicanaのアップル系ジュースを買う場合も、そのまま一気に飲むより、少量ずつ飲むほうが歌いやすさを保ちやすいです。
友だちとドリンクバーでいろいろ混ぜたくなるときも、炭酸、オレンジ、メロンソーダを足しすぎると刺激や甘さが強くなります。
りんごジュースを選ぶなら、「少し甘い休憩用」と考えて、水や白湯と交互に飲むようにしてください。
2-7. コーンスープ・ポタージュ|喉が乾きやすい人の休憩用ドリンク
長時間のカラオケでのどが乾きやすい人には、コーンスープやポタージュのような温かいスープも休憩用ドリンクになります。
温かくて少しとろみがあるため、口の中が乾いているときでも飲みやすく、歌い続けた後のひと休みに向いています。
カラオケ店のドリンクバーには、コーンスープ、オニオンスープ、ポタージュなどが置かれていることがあります。
とくに冬のカラオケや、冷房が強い部屋で歌うときは、冷たいドリンクばかりより、温かいスープを1杯はさむほうが体もほっとします。
ただし、スープは水分補給の主役ではなく、あくまで休憩用です。
何杯も飲むとお腹がいっぱいになり、腹式呼吸をしたいときに苦しく感じることがあります。
また、クリーム感が強いポタージュは、口の中に重さが残る場合があるため、歌う直前ではなく、友だちの曲を2〜3曲聞くタイミングで飲むのがおすすめです。
たとえば、1時間歌ったらコーンスープをコップ半分だけ飲み、その後に常温の水を少し飲むと、甘さやとろみが残りすぎません。
ポテトやチキンを食べながら歌っていると、のどが乾きやすくなるので、そんなときもスープをうまく使うと休憩が上手になります。
コーンスープやポタージュは、声を一気によくする魔法の飲み物ではありませんが、のどを休ませる時間を作ってくれる、やさしいサポート役です。
3. カラオケ前・カラオケ中・カラオケ後で飲み物は変える
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶときは、「どれを飲むか」だけでなく、「いつ飲むか」もとても大切です。同じ水や白湯でも、歌う直前に一気に飲むのと、歌う30分前から少しずつ飲むのでは、喉の楽さが変わってきます。飲み物は声帯に直接かかって声をつるつるにしてくれる魔法の液体ではありません。飲み込んだ飲み物は食道へ進むため、声帯そのものを直接ぬらすというより、体の中の水分を保ち、喉まわりの粘膜が乾きにくい状態を作るイメージで考えるとわかりやすいですよ。
だから、カラオケでは「歌う前は準備」「歌っている最中は補給」「歌った後は休ませる」と、役目を分けてあげましょう。運動会の前に準備体操をして、走っている途中で水分をとって、終わったら体を休ませるのと同じです。喉も小さな体の一部なので、いきなり全力でOfficial髭男dismの『Pretender』やYOASOBIの『アイドル』のような高音曲を歌わせると、びっくりしてしまいます。最初から最後までコーラやメロンソーダだけで走り切るより、常温の水、白湯、はちみつ湯、ぬるめのノンカフェイン茶などを場面ごとに使い分けたほうが、声を守りながら楽しみやすくなります。
3-1. 歌う30分前|常温の水や白湯で先に喉を潤しておく
カラオケに入る前、できれば歌い始める30分前から、常温の水や白湯を少しずつ飲んでおきましょう。「部屋に入ってからドリンクバーで飲めばいいや」と思うかもしれませんが、喉がカラカラになってからあわてて飲むより、先にうるおいの土台を作っておくほうが安心です。目安は、ペットボトルの水を数口からコップ半分くらい飲む程度でかまいません。がぶがぶ飲むとお腹がちゃぽちゃぽして、腹式呼吸もしづらくなるので、ちびちび飲むのがコツです。
おすすめは、冷蔵庫から出したばかりの氷水ではなく、常温のミネラルウォーターやぬるめの白湯です。コンビニなら「いろはす」や「サントリー天然水」のような水を買っておき、冷たすぎるときは少し時間を置いてから飲むとよいでしょう。カラオケ店のドリンクバーにお湯がある場合は、熱湯をそのまま飲むのではなく、水で割るか、少し冷ましてから白湯にします。熱すぎる飲み物は喉にやさしいどころか刺激になることがあるので、「お風呂みたいにほんのり温かい」くらいを目指してくださいね。
反対に、歌う前からアイスコーヒー、エナジードリンク、冷たいウーロン茶、アルコールをたくさん飲むのは控えめにしましょう。カフェインを含む飲み物はトイレが近くなりやすく、結果として体の水分が足りなく感じることがあります。ウーロン茶は口の中がさっぱりしますが、人によっては口内のうるおいまで流れたように感じて、喉が乾きやすくなることもあります。「最初の1杯」はテンションで選びたくなりますが、喉を大事にしたい日は、まず常温の水か白湯を選ぶと覚えておきましょう。
3-2. 歌っている最中|1曲ごとに少量ずつ飲む
歌っている最中は、1曲ごとにひと口を合言葉にしましょう。大きな声を出すと、口呼吸が増え、喉や口の中がどんどん乾きやすくなります。そこで、曲が終わるたびにコップ1杯を一気飲みするのではなく、20から50mLくらいの小さなひと口を、ゆっくり口の中に広げてから飲み込むのがおすすめです。小さな子が絵の具を少しずつ水でのばすように、喉も少しずつうるおいを足してあげると、急な冷えやべたつきを感じにくくなります。
特に、DAMやJOYSOUNDの採点で点数を狙っているときは、曲の途中で喉がからむと、ロングトーンやビブラートが苦しくなります。Aメロの前、サビ前、間奏の長い部分など、歌詞がない数秒を見つけて、ほんの少し飲む習慣をつけておくと安心です。ただし、マイクを持ったまま急いで飲むとむせやすいので、曲間で落ち着いて飲んでください。友達と一緒のときは、自分の番が終わったら水をひと口、次の人の歌を聴きながらもうひと口、というくらいのペースがちょうどよいです。
飲み物の種類は、基本を常温の水や白湯にして、気分転換にはぬるめのルイボスティー、ホットはちみつ、薄めたりんごジュースなどを選びましょう。りんごジュースはやさしい甘さで飲みやすいですが、糖分が多いものをずっと飲み続けると、口の中がねばついて歌いにくくなることがあります。メロンソーダやコーラのような炭酸飲料はシュワシュワして楽しい反面、げっぷが出やすかったり、喉への刺激を感じたりする子もいます。どうしても飲みたいときは、歌の合間に少量だけにして、次は水を挟むと、喉のごきげんを取りやすくなります。
3-3. 高音曲を歌う前|冷たい飲み物よりぬるめの飲み物を選ぶ
高音曲を歌う前は、冷たい飲み物を避けて、ぬるめの飲み物を選びましょう。高音を出すときは、喉まわりの筋肉や声帯を細かくコントロールする必要があります。そこへ氷入りのドリンクを一気に飲むと、体がきゅっとこわばったように感じて、声の出だしが重くなることがあります。冷たい水で手を洗うと指が少し動かしづらくなることがありますよね。それと同じように、喉も冷えすぎるとスムーズに動きにくいと考えると、イメージしやすいです。
たとえば、Adoの『新時代』、Superflyの『愛をこめて花束を』、Mrs. GREEN APPLEの『ケセラセラ』のように、サビでぐっと高くなる曲を入れる前は、常温の水や白湯をひと口飲んで、肩や首を軽く回してから歌いましょう。ホットドリンクを選ぶなら、熱々ではなく、湯気が少し落ち着いたくらいが目安です。はちみつ湯、生姜湯、ノンカフェインのルイボスティーなどは、喉を冷やしたくないときに選びやすい飲み物です。ただし、生姜は人によってピリッとした刺激を感じることがあるので、濃すぎるものは避け、薄めから試してください。
高音を出したいからといって、歌う直前に甘いホットレモンを何杯も飲む必要はありません。レモンやグレープフルーツの酸味はすっきりしますが、喉が敏感なときは刺激に感じることがあります。また、甘さの強いドリンクを飲み過ぎると、口の中がぺたぺたして、発音がぼやけることもあります。高音曲の前は「温度はぬるめ、量は少なめ、味は刺激少なめ」と覚えておくと、選び方で迷いません。
3-4. 長時間カラオケ中|甘い飲み物だけに偏らず水も挟む
2時間、3時間、フリータイムのような長時間カラオケでは、甘い飲み物だけに偏らないことがとても大切です。ドリンクバーに行くと、コーラ、メロンソーダ、カルピス、アイスティー、カフェラテなど、楽しい飲み物がたくさん並んでいます。でも、甘い飲み物ばかりを続けると、口の中がねばつきやすくなり、喉が乾いた感じも出やすくなります。すると、つい咳払いをしたくなり、咳払いの刺激で喉がさらに疲れてしまうことがあります。
おすすめは、甘い飲み物1杯に対して、水を1杯挟むというシンプルなルールです。たとえば、1杯目は常温の水、2杯目はホットはちみつ、3杯目は水、4杯目は薄めたりんごジュース、5杯目は白湯、というようにローテーションすると、楽しさと喉ケアのバランスが取りやすくなります。ポカリスエットのようなスポーツドリンクを選ぶ場合も、長時間で汗をかいたときや、食事が少なくてエネルギーがほしいときには便利ですが、ずっとそれだけにせず水を挟むと飲み疲れしにくいです。小学生でもできる「ジュースの次は水」というルールにしておくと、友達同士でも続けやすいですよ。
また、長時間になるほどアルコールには注意しましょう。ビールやサワーを飲むと気分が上がって声が出やすくなったように感じることがありますが、実は声の感覚が大ざっぱになり、無理な大声に気づきにくくなることがあります。アルコールを飲む場では、1杯飲んだら水を1杯、歌う曲も激しい曲ばかりにしない、という約束を自分にしておくと安心です。喉はゲームの体力ゲージのようなものなので、強い曲ばかり連続で入れず、バラードや低めの曲を挟みながら、飲み物でも体力を回復させてあげましょう。
3-5. 歌った後|はちみつ湯・白湯で乾燥した喉を休ませる
カラオケが終わった後は、喉に「よくがんばったね」と声をかけるつもりで、はちみつ湯や白湯をゆっくり飲みましょう。歌っている間、声帯は何度も振動し、喉の粘膜も乾きやすくなっています。終わった瞬間に冷たい炭酸やお酒で乾杯したくなる日もありますが、声枯れを残したくないなら、まずは刺激の少ない温かい飲み物でクールダウンするのがおすすめです。運動の後にストレッチをするように、カラオケの後にも喉を休ませる時間を作ってあげてください。
はちみつ湯は、マグカップ1杯の白湯に、はちみつを小さじ1杯くらい溶かすだけで作れます。レモンを入れるとおいしいですが、喉がヒリヒリしているときは酸味がしみることもあるので、まずははちみつと白湯だけで十分です。生姜を入れる場合も、チューブ生姜をほんの少しにするなど、刺激が強くなりすぎないようにしましょう。カラオケ店の帰りにコンビニへ寄るなら、常温の水、ホットのはちみつレモン、黒豆茶、ノンカフェイン茶などを選ぶと、家に着くまでの間も喉をいたわりやすくなります。
そして、飲み物と同じくらい大切なのが、歌った後に大声で話し続けないことです。カラオケの帰り道で盛り上がって、駅までずっと大声で笑ったり、居酒屋でさらにしゃべり続けたりすると、せっかく白湯を飲んでも喉が休まりません。帰宅後は、白湯を数口飲み、部屋を乾燥させすぎないようにして、早めに眠るのがいちばんの回復になります。もし翌日も声がかすれる、喉が痛い、飲み込むと痛いという状態が続くなら、次のカラオケは少しお休みして、無理をしないでくださいね。
3-6. まとめ
カラオケで喉にいい飲み物を考えるときは、「水がいい」「はちみつがいい」と1つだけを決めるより、タイミングで使い分けるほうが上手です。歌う30分前は常温の水や白湯で先にうるおし、歌っている最中は1曲ごとに少量ずつ飲み、高音曲の前は冷たいものよりぬるめを選びます。長時間カラオケでは甘い飲み物だけに偏らず水を挟み、歌った後ははちみつ湯や白湯で乾いた喉を休ませましょう。この流れを守るだけで、喉への負担を減らしながら、最後の1曲まで楽しく歌いやすくなりますよ。
4. カラオケで喉に悪い・避けたい飲み物
カラオケで「喉にいい飲み物」を探しているときは、何を飲むかと同じくらい、何を避けるかも大切です。
せっかく常温の水や白湯を選んでいても、途中で喉が乾きやすい飲み物や刺激の強い飲み物をたくさん飲むと、声がかすれたり、高い音が出しにくくなったりすることがあります。
もちろん、ここで紹介する飲み物を1口飲んだからすぐに喉を痛める、という意味ではありません。
ただ、2時間、3時間と歌い続けるカラオケでは、喉はずっと動いています。
たとえるなら、運動会で走り続けている足と同じです。
その足に合わない靴を履くと疲れやすいように、歌っている喉に合わない飲み物を選ぶと、いつもより早く疲れてしまうことがあります。
特に、ビール、ハイボール、コーヒー、ウーロン茶、コーラ、牛乳、キンキンに冷えたジュースなどは、カラオケのドリンクバーや注文メニューでよく見かけるものです。
身近だからこそ、何となく選んでしまいやすいですよね。
でも、声を大切にしたい日や、好きな曲を最後まで気持ちよく歌いたい日は、飲む量やタイミングに少しだけ気をつけてみましょう。
ここでは、カラオケ中に喉の調子をくずしやすい飲み物を、理由と一緒にやさしく説明します。
4-1. アルコール|ビール・ハイボール・カクテルは喉が乾きやすい
カラオケと飲み会がセットになると、ビール、ハイボール、レモンサワー、カクテル、ワインなどを注文したくなる人は多いです。
みんなで乾杯すると気分が上がり、緊張もほぐれて、最初は「声が出しやすいかも」と感じることがあります。
でも、喉を大切にしたいなら、アルコールは歌う前や歌っている最中には避けたい飲み物です。
アルコールには尿を出しやすくする働きがあり、体の水分が外へ出ていきやすくなります。
体の水分が足りなくなると、口の中や喉のうるおいも減りやすくなります。
喉が乾いたまま歌うと、声帯がこすれやすくなり、声がガラガラしたり、サビの高いところで声がひっくり返ったりしやすくなります。
特にビールは、アルコールに加えて炭酸も入っています。
ハイボールやサワーも同じように、アルコールと炭酸の組み合わせです。
つまり、喉が乾きやすい要素と、喉やお腹に刺激を感じやすい要素が一緒になっています。
カクテルも、甘いシロップや柑橘系の果汁が入っているものが多く、喉の渇きや刺激が気になる人には向きにくいです。
「1杯だけなら平気」と思う日でも、フリータイムで3時間以上歌うなら、途中で水をはさむことが大切です。
たとえば、ビールを飲むなら同じタイミングで常温の水も用意して、曲と曲の間に少しずつ飲みましょう。
小さなコップで一気に飲むより、500mLの水を手元に置いて、1曲歌うごとに数口飲むほうが喉にやさしいです。
声を本気で守りたい日は、乾杯だけにして、歌っている間はノンアルコール飲料や常温の水に切り替えると安心です。
4-2. カフェイン入り飲料|コーヒー・緑茶・ウーロン茶・紅茶に注意
コーヒー、緑茶、ウーロン茶、紅茶は、ふだんの食事や休憩でよく飲むものです。
だから、カラオケでも「甘いジュースよりお茶のほうがよさそう」と考えて、選ぶ人が多いかもしれません。
でも、カラオケで長く歌うときは、カフェイン入りの飲み物を水分補給の中心にしないほうが安心です。
カフェインには、尿を出しやすくする働きがあります。
飲んだ直後は口の中がうるおった感じがしても、時間がたつとトイレが近くなり、体の水分が減りやすくなることがあります。
体の水分が減ると、喉の粘膜も乾きやすくなります。
その状態で高音の曲やアップテンポの曲を続けて歌うと、喉がこすれて「声が重い」「声が前に飛ばない」という感じが出やすくなります。
特に注意したいのは、アイスコーヒーや濃いめの緑茶、ウーロン茶を何杯も飲むパターンです。
カラオケのドリンクバーでは、氷をたっぷり入れて冷たいお茶を飲むことが多いですよね。
冷たさで喉まわりがこわばり、カフェインで乾きやすくなり、さらに何曲も続けて歌うと、喉にとっては少し大変な時間になります。
紅茶もミルクティーやレモンティーにすると、乳製品や酸味の影響が加わることがあります。
「お茶だから安全」と決めつけず、歌う日の飲み物としては量を控えめに考えましょう。
どうしても飲みたいときは、最初の1杯だけにする、または食事中だけにするのがおすすめです。
そのあと歌う時間が長いなら、常温の水、白湯、ノンカフェインのお茶に切り替えましょう。
ルイボスティーやカモミールティーなど、カフェインを含まない飲み物があるお店なら、そちらを選ぶと喉の乾きが気になる人でも使いやすいです。
4-3. タンニンが多いお茶|喉の渇きが気になる人は控えめにする
お茶の中には、渋みのもとになるタンニンを多く含むものがあります。
緑茶、紅茶、ウーロン茶などを飲んだあとに、口の中が少しキュッとする感じや、舌が乾くような感じがしたことはありませんか。
それが気になる人は、カラオケ中にタンニンが多いお茶を飲みすぎないようにしましょう。
タンニンそのものが悪者というわけではありません。
お茶の風味を作る大切な成分で、食事中には口の中をすっきりさせてくれます。
ただ、歌っている最中の喉は、できるだけなめらかに動いてほしい場所です。
口や喉が渋く乾いたように感じると、歌うときに余計な力が入りやすくなります。
特に、バラードで長く伸ばす音、AdoさんやOfficial髭男dismさんの曲のように音域が広い曲、Mrs. GREEN APPLEさんの曲のように高音が続く曲では、少しの乾きが歌いにくさにつながることがあります。
また、タンニンが多いお茶は、カフェインを含むものも多いです。
つまり、渋みで口の中が乾いたように感じやすいことに加えて、カフェインによって体の水分も外へ出やすくなる場合があります。
「ウーロン茶なら甘くないし、カラオケに合うはず」と思う人もいますが、喉のうるおいを最優先にしたいときは、飲みすぎに注意しましょう。
焼きそば、ポテト、唐揚げなどの食事と一緒にウーロン茶を1杯飲むくらいなら、そこまで神経質になる必要はありません。
でも、歌っている間ずっとウーロン茶だけを飲むのは避けたほうが無難です。
喉の渇きが気になる人は、タンニンが少ない飲み物や、ノンカフェインのハーブティーを選びましょう。
お店に選択肢が少ないときは、お茶を飲む量を半分にして、残りは水にするだけでも喉の負担を減らしやすくなります。
4-4. 炭酸飲料|コーラ・ジンジャーエールはゲップや刺激が気になる人向けではない
コーラ、ジンジャーエール、メロンソーダ、レモンスカッシュなどの炭酸飲料は、カラオケの定番です。
シュワッとしていて気分が上がり、ポテトやピザとも相性がよいので、つい何杯も飲みたくなります。
でも、歌いやすさを考えるなら、炭酸飲料は本番中のメインドリンクにはしないほうが安心です。
炭酸飲料を飲むと、お腹にガスがたまりやすくなります。
その結果、歌っている途中でゲップが出そうになったり、息を深く吸いにくくなったりすることがあります。
歌は、喉だけではなく息の使い方も大切です。
お腹からふわっと息を出したいのに、炭酸でお腹が張っていると、ロングトーンやサビ前の息継ぎがしにくくなります。
特に、コーラやジンジャーエールを一気に飲んだあとに、すぐ自分の番が来ると大変です。
「今ゲップが出たらどうしよう」と気になって、歌に集中できなくなることもあります。
また、炭酸のシュワシュワした刺激は、喉が敏感な人には強く感じられることがあります。
よく冷えた炭酸飲料は、冷たさの刺激も加わります。
最初の1口は気持ちよくても、何杯も飲むと喉がピリピリしたり、声が少し荒れたように感じたりする人もいます。
さらに、コーラやメロンソーダなどは糖分が多いものもあります。
甘い飲み物を続けて飲むと、口の中がベタつき、喉がさらに渇いたように感じることがあります。
炭酸飲料が好きな人は、歌う前ではなく休憩中に少しだけ楽しむのがおすすめです。
たとえば、2時間のカラオケなら、最初から最後までコーラにするのではなく、1杯だけコーラ、あとは水にするように分けてみましょう。
声を出すタイミングの直前は、炭酸ではなく常温の水を少し飲むと、喉もお腹も落ち着きやすいです。
4-5. 乳製品|牛乳・カフェラテ・ミルクティーは喉に絡む感じが出ることがある
牛乳、カフェラテ、ミルクティー、飲むヨーグルトのような乳製品は、まろやかで喉にやさしそうに見えます。
冬のカラオケでホットミルクやホットカフェラテを飲むと、体も温まってほっとしますよね。
ただし、歌う直前や歌っている最中には、乳製品が合わない人もいます。
理由は、飲んだあとに喉に膜が張ったように感じたり、痰が絡むように感じたりすることがあるからです。
この感覚が出ると、「あれ、声がこもる」「クリアに歌えない」と思いやすくなります。
特に、細かいビブラートを入れたい曲、静かなバラード、息を多く使うやわらかい歌い方では、喉の絡みが気になりやすいです。
ミルクティーは、乳製品に加えて紅茶のカフェインやタンニンも含まれることがあります。
カフェラテも、牛乳とコーヒーの組み合わせです。
つまり、まろやかに見えても、喉の乾きや絡みが気になる人には少し複雑な飲み物です。
もちろん、乳製品を飲んでもまったく気にならない人もいます。
ここは体質差が大きいので、自分の喉で確かめることが大切です。
もし、牛乳やカフェラテを飲んだあとに咳払いが増える、声がもったりする、痰が絡む感じがあるなら、カラオケ中は控えめにしましょう。
飲むなら、歌い終わったあとや休憩時間に少量を楽しむのがおすすめです。
「温かい飲み物がほしいけれど、ミルク系は不安」というときは、白湯やノンカフェインのハーブティーを選ぶとよいです。
はちみつ入りの温かい飲み物がある場合も、ミルクなしのものを選ぶと、喉に絡む感じを避けやすくなります。
4-6. キンキンに冷えた飲み物|一気飲みすると声が出しにくくなる場合がある
カラオケのドリンクバーでは、氷をたっぷり入れた冷たい飲み物を作りたくなります。
暑い日や、激しい曲を歌ったあとなら、キンキンに冷えた水やジュースをゴクゴク飲むと、とても気持ちいいですよね。
でも、喉を大切にしたいときは、冷たすぎる飲み物の一気飲みは避けましょう。
冷たい飲み物を急に飲むと、喉まわりがびっくりして、筋肉がこわばったように感じることがあります。
声は、喉だけでなく、首、舌、あご、胸、お腹の動きともつながっています。
喉まわりが冷えてかたくなると、声がスムーズに出にくくなったり、高い音で力みやすくなったりします。
たとえば、氷入りのアイスコーヒーを一気に飲んだ直後に、YOASOBIさんのような高音が続く曲を歌うと、いつもより声が細く感じることがあります。
また、冷たい炭酸や冷たい柑橘系ジュースの場合は、冷たさに加えて炭酸や酸味の刺激も重なります。
喉が元気なときは平気でも、すでに1時間以上歌ったあとなら、違和感が出やすくなります。
「喉が熱いから冷やせばよい」と思う人もいますが、歌っている最中は冷やしすぎよりも、うるおいを保つことを優先しましょう。
おすすめは、氷を入れない水、常温の水、またはぬるめの白湯です。
どうしても冷たい飲み物を飲みたいときは、一気飲みではなく、少し口に含んでからゆっくり飲み込みましょう。
氷を少なめにする、常温の水で少し薄める、歌う直前ではなく休憩中に飲むなど、小さな工夫で喉への刺激を減らせます。
小さな子に「走る前に冷たいものを一気に飲むとお腹がびっくりするよ」と教えるのと同じで、歌う前の喉にもやさしくしてあげましょう。
4-7. 辛い・酸っぱすぎる飲み物|刺激で喉に違和感が出やすい人は避ける
最後に気をつけたいのが、辛い飲み物や酸っぱすぎる飲み物です。
具体的には、ジンジャーが強いジンジャーエール、唐辛子入りのホットドリンク、レモン果汁が濃いレモネード、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、黒酢ドリンクなどです。
これらはスッキリ感があり、リフレッシュしたいときには魅力的です。
でも、喉が敏感な人や、すでに歌いすぎて喉が疲れている人には刺激が強く感じられることがあります。
酸味の強い飲み物を飲んだあと、喉の奥がチクッとしたり、咳払いをしたくなったりする人は注意しましょう。
カラオケでは、1曲3分から5分ほど歌い続けます。
その間、喉の粘膜や声帯まわりはずっと働いています。
そこへ酸味や辛味の刺激が加わると、違和感が出て、歌うときに余計な力が入りやすくなります。
特に、レモン系やグレープフルーツ系のドリンクは「ビタミンがありそう」「喉によさそう」と思われがちです。
しかし、カラオケ中に大切なのは、栄養のイメージよりも、今の喉が気持ちよく歌えるかどうかです。
酸っぱい飲み物を飲んで声が出しやすくなる人もいますが、刺激で喉がイガイガする人なら無理に選ぶ必要はありません。
辛い飲み物も同じです。
しょうが入りの温かい飲み物は喉によいイメージがありますが、しょうがが強すぎるものはピリピリ感が出ることがあります。
小さな子が辛いカレーを食べると「からい」とびっくりするように、喉も強い刺激にはびっくりします。
飲むなら、薄めのはちみつしょうが、ぬるめのレモン水など、刺激を弱くしたものを少量にしましょう。
カラオケ中に喉を守りたいなら、迷ったときの基本はシンプルです。
アルコール、カフェイン、タンニン、炭酸、乳製品、冷たすぎる飲み物、辛すぎる・酸っぱすぎる飲み物は、歌う直前や歌っている最中には控えめにすると覚えておきましょう。
そのうえで、常温の水や白湯をそばに置いて、1曲ごとに少しずつ飲むようにすると、最後の1曲まで声を守りやすくなります。
5. カラオケ店のドリンクバーでの選び方
カラオケで「今日は最後まで気持ちよく歌いたいな」と思ったら、曲選びと同じくらいドリンクバーで何を選ぶかが大切です。喉は、声を出すためだけの場所ではなく、息を吸ったり、飲み込んだり、外から入ってくるほこりや乾燥から体を守ったりする、とてもがんばり屋さんの場所です。そこに大きな声、高い声、長時間の歌唱が重なると、喉は少しずつ疲れていきます。だから、ドリンクバーでは「好きな味」だけで選ぶよりも、「喉を乾かさないか」「冷やしすぎないか」「歌う直前に刺激が強くないか」を見てあげると安心です。
もちろん、カラオケの楽しさは、コーラやメロンソーダ、アイスコーヒー、ウーロン茶を飲みながらワイワイするところにもあります。でも、喉にいい飲み物を探している人は、たぶん「途中で声がかすれた」「高音が出なくなった」「次の日に喉が痛くなった」という経験があるはずです。そんなときは、まず水・お湯・ノンカフェイン系を中心にして、甘い飲み物や炭酸、カフェイン入りの飲み物はタイミングをずらして使うのがコツです。ドリンクバーを上手に使えば、2時間でも3時間でも、喉にやさしく休憩を入れながら歌えます。
5-1. ビッグエコー・カラオケ館・ジャンカラで迷ったときの優先順位
ビッグエコー、カラオケ館、ジャンカラのような大きなカラオケ店では、ドリンクバーや飲み放題の種類が多く、初めて見る機械の前で「どれにしようかな」と迷いやすいです。ビッグエコーはドリンクバーや複数の飲み放題プランがあり、ジュース、炭酸、お茶などを選びやすいのが特徴です。カラオケ館は店舗によってメニューが変わることがあるため、同じ名前のお店でも、ある店舗にはホット系があり、別の店舗では冷たいソフトドリンク中心ということもあります。ジャンカラは、ソフトドリンク飲み放題のコースやセルフサービスのソフトドリンクがあり、なっちゃんアップル、ウーロン茶、アイスコーヒー、ホットコーヒー、ホットティーなど、歌う前に迷いそうな選択肢が並んでいます。
迷ったときの優先順位は、とてもシンプルです。1番目は水かお湯、2番目は温かいノンカフェイン系、3番目は甘さ控えめのりんご系やはちみつ系、4番目はスープ系、5番目以降にウーロン茶・コーヒー・炭酸と覚えてください。小さな子に「まずはお水を飲んでからジュースにしようね」と声をかけるように、自分の喉にもやさしく順番を作ってあげるイメージです。いきなり氷入りのコーラやアイスコーヒーで喉を冷やすより、最初の1杯を常温の水や少し冷ましたお湯にするだけで、歌い始めの喉のこわばりを避けやすくなります。
特に、入店してすぐの1曲目は、体も喉もまだ起きたばかりの状態です。ここで勢いよく冷たい炭酸を飲んで高音の曲を歌うと、喉がびっくりしてしまいます。最初の15分は、ドリンクバーで水を少し取る、ホットドリンク用のお湯を少し冷ます、氷を入れない、という小さな工夫をしてみてください。ビッグエコーでも、カラオケ館でも、ジャンカラでも、機械の種類やメニュー名は少し違っても、この考え方は同じです。喉にいい飲み物選びは、「どの店が正解か」ではなく、どの店でも喉が疲れにくい順番で選べるかが大事です。
5-2. まず選ぶなら水・お湯・ノンカフェイン系
カラオケ店のドリンクバーでまず選びたいのは、やっぱり水です。水は味がないので少し地味に見えますが、喉をうるおす目的ではいちばん頼れる基本の飲み物です。甘さもカフェインも炭酸もないため、口の中がべたつきにくく、歌っている途中でも邪魔になりません。氷をたくさん入れた冷たい水より、氷なしの水、または常温に近い水のほうが、喉を急に冷やしにくくて使いやすいです。
次におすすめなのがお湯、つまり白湯です。ドリンクバーに紅茶用やお茶用のお湯がある場合は、コップに少し入れて、熱すぎない温度まで冷ましてから飲みます。熱々のまま飲むと逆に刺激になるので、「ふうふうしなくても飲めるくらい」を目安にしてください。白湯は、歌う前にも、歌っている途中にも、歌い終わった後にも使いやすい飲み物です。1曲歌ったらひと口、2曲続けて歌ったらふた口、というように少しずつ飲むと、喉の乾燥を防ぎやすくなります。
ノンカフェイン系も、ドリンクバーにあれば優先したい選択肢です。ルイボスティー、麦茶、カフェインレスのハーブティーなどがある店舗なら、ホットで選ぶと喉を冷やしにくくなります。一方で、緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーは、すっきり飲みやすくてもカフェインやタンニンを含むことがあり、長時間歌うときには飲みすぎに注意したい飲み物です。「お茶だから全部安心」と考えるのではなく、歌う日はカフェインが少ないものを選ぶと覚えておくと迷いません。
ドリンクバーで水やお湯ばかりだとつまらないと感じる人もいますが、歌うための飲み物と楽しむための飲み物を分ければ大丈夫です。たとえば、最初の1杯は水、声が温まってきたらりんご系を少し、休憩中にスープ、最後に好きなジュースを少し、という順番なら、喉への負担をおさえながらカラオケ気分も楽しめます。小さな約束として、マイクを持つ直前の1杯だけは水か白湯にしてみてください。それだけでも、喉にやさしい歌い方に近づきます。
5-3. 甘い飲み物を飲むならはちみつ系・りんご系を少量にする
カラオケでジュースを飲みたいときは、甘い飲み物を完全にがまんしなくても大丈夫です。ただし、喉にいい飲み物として選ぶなら、甘さの強い炭酸やミルク系より、はちみつ系やりんご系を少量にするのがおすすめです。はちみつは、喉の乾燥が気になるときの定番として知られていて、白湯に少し混ぜるような飲み方と相性がいいです。ドリンクバーにはちみつそのものがない場合でも、はちみつレモン風のホットドリンクや、甘さのあるホット系があれば、飲みすぎない範囲で使えます。
りんご系も、ジュースを飲みたい人に向いています。ジャンカラのセルフサービスソフトドリンクには、店舗や時期によって、なっちゃんアップルのようなりんご系の飲み物が置かれていることがあります。りんごジュースは、オレンジやグレープフルーツのような柑橘系より刺激を感じにくい人が多く、炭酸が入っていないタイプなら歌う合間にも取り入れやすいです。ただし、甘い飲み物は口の中に甘さが残りやすく、たくさん飲むと喉がすっきりしないことがあります。だから、コップ半分くらいにして、残りは水で口を整えるようにするとよいです。
ここで大切なのは、「はちみつ系なら何杯でもよい」「りんごジュースならずっと飲んでもよい」と考えないことです。甘さは気分を上げてくれますが、歌う直前にたくさん飲むと、口の中がねばついたり、たんがからむように感じたりすることがあります。特に、バラードや高音の多い曲を歌う前は、甘い飲み物を飲んだ後に水をひと口飲んで、口の中を軽くリセットしてください。お菓子を食べた後にお水を飲むのと同じで、喉にも「歌いやすい準備」をしてあげるのです。
ビッグエコーやカラオケ館でも、店舗によってフルーツ系、レモネード系、フロート系など、見た目が楽しい飲み物が並ぶことがあります。写真を撮りたくなる飲み物は、休憩中のごほうびとして楽しむのがちょうどいいです。歌うためのメインドリンクは水や白湯にして、甘い飲み物は「味を楽しむ少量のサブ」として使うと、喉にやさしいバランスになります。子供に「ジュースは少しだけね」と言うように、自分にもやさしく声をかけながら選んでください。
5-4. ウーロン茶・アイスコーヒー・コーラは歌う直前を避ける
ウーロン茶、アイスコーヒー、コーラは、カラオケ店のドリンクバーでとても人気があります。ジャンカラのセルフサービスソフトドリンクにも、ウーロン茶、アイスコーヒー、ペプシコーラなどの定番が並んでいることがあります。ビッグエコーやカラオケ館でも、ソフトドリンクの定番としてコーラ、コーヒー、ウーロン茶を見かけることは多いです。でも、喉にいい飲み物を探している日に限っては、これらを歌う直前のメインドリンクにしないほうが安心です。
ウーロン茶は、食事と一緒に飲むと口の中がさっぱりします。そのさっぱり感が好きな人も多いのですが、歌う前に飲みすぎると、口の中のうるおいまで減ったように感じることがあります。また、冷たいウーロン茶は喉を冷やしやすいので、1曲目や高音曲の直前には向きません。どうしても飲みたいときは、歌っていない休憩時間に少量にして、その後に水をひと口飲むとよいです。
アイスコーヒーも注意したい飲み物です。コーヒーにはカフェインが含まれるため、長時間歌うときの水分補給の中心にはしにくいです。さらに、アイスコーヒーは冷たさも加わるので、喉が乾燥している日や、朝から声が出にくい日には、歌う直前を避けたほうが無難です。眠気を覚ましたいときに少し飲むくらいならよいですが、マイクを持つ前のひと口は水か白湯にしておきましょう。
コーラやメロンソーダのような炭酸飲料は、シュワッとした刺激が楽しい飲み物です。ただ、炭酸の刺激、冷たさ、甘さが重なるため、喉にやさしいとは言いにくい場面があります。特に、コーラを飲んですぐに歌うと、げっぷが出そうになったり、口の中の甘さが気になったりして、歌に集中しにくくなることがあります。友達と乾杯するときや休憩中に楽しむのはよいですが、サビで高い声を出す曲の直前は避けるのがおすすめです。
つまり、ウーロン茶、アイスコーヒー、コーラは「悪者」ではありません。飲むタイミングを間違えなければ、カラオケの楽しみとして取り入れられます。大切なのは、歌う直前は水・白湯、休憩中は好きな飲み物という役割分けです。このルールを作っておくと、ドリンクバーで迷っても落ち着いて選べます。
5-5. フードメニューならポタージュ・スープ系を休憩に使う
カラオケで喉をいたわりたいときは、ドリンクだけでなくフードメニューも味方になります。特に、ポタージュやスープ系は、休憩中に使いやすいメニューです。温かいスープは喉を冷やしにくく、口の中をしっとりさせやすいので、歌い続けて少し疲れたときの中休みに向いています。ドリンクバーにスープサーバーがある店舗なら、コーンポタージュやコンソメ系を少量選ぶのもよいです。フードメニューとしてスープがある店舗なら、歌う合間にゆっくり飲むと、気持ちも落ち着きます。
ただし、スープも飲みすぎ、食べすぎには注意です。お腹がいっぱいになると、深く息を吸いにくくなったり、声を支えるお腹まわりが重く感じたりします。だから、ポタージュを大きなカップで何杯も飲むより、小さめの量を休憩中に1杯、または友達と分けるくらいがちょうどいいです。濃厚なクリーム系はおいしいですが、口の中に残りやすいこともあるので、飲んだ後に水をひと口足すと歌いやすくなります。
休憩の入れ方も大切です。たとえば、3曲続けて歌ったら1曲分は人の歌を聞く、またはポタージュや白湯を飲みながら休む、というリズムにすると喉が楽になります。小さな子が全力で遊んだ後に「ちょっとお茶を飲もうね」と休むのと同じで、喉にも休憩時間が必要です。カラオケはたくさん歌った人が勝ちではなく、最後まで気持ちよく歌えた人がいちばん楽しめます。
ビッグエコー、カラオケ館、ジャンカラでは、店舗ごとにフードやドリンクバーの内容が変わることがあります。だから、入店したら最初にドリンクバーを見て、水、お湯、ホット系、りんご系、スープ系があるかを確認してみてください。この5つを見つけられれば、喉にやさしい組み立てはかなり作りやすくなります。基本は水と白湯、楽しみとして甘い飲み物を少量、休憩にスープ、刺激のある飲み物は歌う直前を避ける、という流れです。この順番を覚えておけば、どのカラオケ店でも「喉にいい飲み物はどれかな」と困らずに選べます。
6. コンビニで買えるカラオケ前のおすすめ飲み物
カラオケの前にコンビニへ寄るなら、まず考えたいのは「のどをびっくりさせない飲み物」を選ぶことです。のどは、冷たすぎるもの、甘すぎるもの、刺激が強いものを急に入れると、少しきゅっと緊張してしまうことがあります。だから、歌う前の飲み物は、特別な高級ドリンクでなくても大丈夫です。常温で飲みやすい水、ノンカフェインのお茶、甘さがやさしいはちみつ系、体を温めやすい生姜湯のように、コンビニでさっと買えて、少しずつ飲めるものを選ぶと安心です。
反対に、氷入りのキンキンに冷えた飲み物、炭酸が強いジュース、コーヒー、エナジードリンク、アルコールは、カラオケ前には少し注意してあげましょう。もちろん、飲んだら必ず声が出なくなるというわけではありません。でも、長く歌いたい日や、高い声を出したい日、友達の前で気持ちよく歌いたい日は、のどにやさしいほうを選んでおくと、あとで「こっちにしてよかった」と思いやすいです。小さな子が遠足のおやつを選ぶときみたいに、わくわくしながらも、のどがよろこぶものを一緒に選んであげるイメージで考えてください。
6-1. サントリー天然水・いろはす|迷ったときの基本
コンビニで何を買うか迷ったら、いちばん基本になるのは常温のミネラルウォーターです。たとえば「サントリー天然水 550ml」や「い・ろ・は・す 天然水」は、多くのコンビニで見つけやすく、味のクセも少ないので、歌う前の飲み物として選びやすいです。水は、甘さもカフェインも炭酸もないため、のどに余計な刺激を与えにくいのが大きな良さです。「今日は何を飲めばよいかわからない」という子にも、まずは水を選んでおけば大きく外しにくいよ、と言ってあげられるくらい、安心感のある選択肢です。
ポイントは、冷蔵ケースの中から取り出してすぐに一気飲みしないことです。冷えた水を急にごくごく飲むと、のどまわりが冷たさにびっくりして、声を出す準備がしにくく感じることがあります。買ったばかりで冷たいときは、カラオケ店に着くまで手に持って少し温度を戻したり、バッグの外ポケットに入れておいたりすると飲みやすくなります。飲み方も大切で、500ml前後のボトルを一気に飲むのではなく、歌う前に数口、1曲歌ったあとに数口というように、ちょこちょこ飲むのがおすすめです。のどをうるおす係の小さな味方を、ずっとそばに置いておく感じです。
サントリー天然水はナチュラルミネラルウォーターとして知られ、い・ろ・は・す天然水も100ml当たり0kcalで、原材料は水です。このようにシンプルな飲み物は、カラオケ前の「守りの1本」として使いやすいです。甘い飲み物を買いたい気分の日でも、まず水を1本用意しておくと安心です。はちみつレモンや生姜湯を飲む場合でも、途中で口の中が甘く感じたら水をひと口飲めます。つまり水は、主役にもなれるし、ほかの飲み物を助ける名わき役にもなれるのです。
6-2. 伊藤園 健康ミネラルむぎ茶|ノンカフェインで選びやすい
「水だけだと少し物足りないな」と感じる人には、伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 600mlのような麦茶が選びやすいです。麦茶はお茶らしい香ばしさがありながら、カフェインゼロの商品が多いので、カラオケ前にも取り入れやすい飲み物です。緑茶や紅茶、コーヒーはおいしいのですが、カフェインが気になる人や、長時間歌う予定の日には、少し控えめにしたほうが安心です。その点、健康ミネラルむぎ茶はカフェイン0mgと表示されており、糖類0g、エネルギー0kcalのため、甘さで口の中がべたつきにくいところも助かります。
カラオケでは、思っているより体を使います。サビで大きな声を出したり、友達と盛り上がって手拍子をしたり、立って歌ったりすると、冬でもじんわり汗をかくことがあります。そんなとき、麦茶のようにすっきり飲めるものがあると、水分補給を忘れにくくなります。健康ミネラルむぎ茶は600mlサイズなので、2時間くらい歌う日にも持ち歩きやすい量です。ただし、こちらも冷たすぎる状態で一気に飲むより、少しずつ口に含むように飲むほうが、のどにはやさしいです。
麦茶を選ぶときは、ラベルに「カフェインゼロ」や「ノンカフェイン」と書かれているかを見てみましょう。同じお茶の棚に並んでいても、緑茶、烏龍茶、紅茶、ジャスミン茶などはカフェインを含むものがあります。もちろん、少し飲むだけなら大きな問題にならない人も多いですが、「今日は声を大事にしたい」という日には、カフェインゼロと書かれた麦茶を選ぶと迷いにくいです。子供に飲み物を選ばせるときも、「のどにやさしいお茶を探すなら、カフェインゼロの文字を宝探しみたいに見つけよう」と伝えると、楽しく選べます。
6-3. 無印良品 ルイボス&黒豆茶|お茶感が欲しい人向け
「水や麦茶もよいけれど、もう少しおしゃれで、お茶らしい香りも楽しみたい」という人には、無印良品 ノンカフェイン ルイボス&黒豆茶 500mlが合います。ルイボスティーはノンカフェインのお茶として知られており、そこに黒豆や大麦の香ばしさが加わると、すっきりしながらも少し満足感のある味になります。甘くない無糖茶なので、歌う直前に飲んでも口の中が重たくなりにくいです。カラオケ前に甘いものを飲むと、口の中に味が残って「なんだか歌いにくい」と感じる人には、こうした無糖タイプが向いています。
無印良品のルイボス&黒豆茶は、500mlサイズで、国産の黒豆、大麦、グリーンルイボスを組み合わせた飲みやすい味わいです。黒豆の香ばしさがあるので、ただ薄いお茶というより、ほっとする感じがあります。カラオケへ向かう前に駅ナカや商業施設の無印良品で買っておき、常温に近づけながら持っていくと、のどを冷やしにくくなります。コンビニの棚にいつも必ずある商品ではないため、近くに無印良品がある人向けの選択肢ですが、見つけたら試してみる価値があります。
ルイボス&黒豆茶を選ぶときに覚えておきたいのは、「お茶感はあるけれど、カフェインを避けやすい」という点です。カラオケ前に緑茶や紅茶を飲む習慣がある人は、同じお茶の気分でノンカフェイン系に置き換えるだけでも、のどの乾燥が気になる日の不安を減らせます。とくに夜のカラオケや、翌日に学校や仕事がある日には、カフェインを控えたい人も多いです。そんなとき、ルイボス&黒豆茶は「お茶を飲んだ満足感」と「のどをいたわりたい気持ち」の間を、ちょうどよくつないでくれます。
6-4. はちみつレモン系ドリンク|甘さと飲みやすさを両立したい人向け
「カラオケ前でも、やっぱり少し甘いものが飲みたい」という人には、はちみつレモン系ドリンクが選びやすいです。たとえば「サントリー はちみつレモン 470ml」は、レモンの酸味とはちみつの甘みを合わせた飲み物で、ジュース感がありながら、強い炭酸飲料よりも選びやすいタイプです。はちみつ入りの飲み物は、のどが乾きやすい日や、歌う前に少しほっとしたいときに人気があります。水や麦茶だと気分が上がらない子にも、「甘いけれど、のどを考えるなら炭酸よりこっちにしようね」とすすめやすいです。
ただし、はちみつレモン系は甘さがあるため、飲みすぎには注意しましょう。甘い飲み物をずっと飲み続けると、口の中に甘さが残り、歌っている途中で少しべたつくように感じることがあります。おすすめは、カラオケ前に数口飲んで気分を整え、歌っている間は水も一緒に飲む方法です。はちみつレモンを「ごほうびの味」、水を「のどを洗い流す味方」と考えると、どちらも上手に使えます。
また、はちみつレモンを買うときは、炭酸入りかどうかも見てください。同じレモン系でも、サイダーやスパークリングタイプは、しゅわしゅわした刺激でげっぷが出やすくなったり、歌う直前にのどが落ち着きにくくなったりすることがあります。カラオケ前に選ぶなら、できれば炭酸なしのはちみつレモン系を選ぶと安心です。そして、小さなお子さんに飲ませる場合は、はちみつを含むため、1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしてください。カラオケに行く年齢の子なら問題になりにくい場面が多いですが、家族で買うときはこの点だけ忘れないでください。
6-5. カップタイプの生姜湯・はちみつ湯|冬や声枯れが気になる日向け
冬のカラオケや、朝から少し声がかすれている日には、カップタイプの生姜湯やはちみつ湯が心強い選択肢になります。コンビニでは季節によって、お湯を注ぐだけのカップ飲料や粉末タイプのしょうが湯、はちみつ柚子、はちみつ生姜のような商品が並ぶことがあります。過去には、ファミリーマートで「国産しょうがを使った しょうが湯」のようなカップタイプの商品が展開されたこともあり、冬場のホット飲料コーナーや粉末飲料の棚はチェックする価値があります。温かい飲み物は、冷えた体をゆるめたいときにも向いています。
生姜湯の良さは、飲んだときに体の内側からぽかぽかしやすいところです。カラオケでは、のどだけでなく、肩、首、あご、胸まわりがこわばっていると声が出しにくく感じることがあります。寒い外からカラオケ店に入った直後は、体がまだ縮こまっていることもありますよね。そんなとき、熱すぎない生姜湯をゆっくり飲むと、気持ちも体も少しほぐれやすくなります。ただし、熱々のまま飲むと、のどの粘膜に刺激になることがあるため、ふうふう冷まして、ぬるめになってから飲むのが大切です。
はちみつ湯も、声を使う前にほっとしたい人に向いています。カップにお湯を入れて作るタイプなら、カラオケ店の近くのコンビニで買い、店内で飲む前に少し冷ましておくとよいでしょう。甘さがある商品は、1杯を全部急いで飲むより、歌う前に半分ほど、残りは休憩中に少しずつ飲むくらいがちょうどよいです。もし甘さが強いと感じたら、水を別に用意しておき、あとでひと口飲むと口の中がすっきりします。
声枯れがすでに強い日や、のどが痛い日には、飲み物だけで無理に歌おうとしないことも大切です。飲み物は、のどを助けるサポート役であって、魔法の薬ではありません。「今日は少し変だな」と感じたら、キーを下げる、叫ぶ曲を避ける、休憩を多めに取るなど、歌い方もやさしくしてあげましょう。子供に「走る前は準備運動をしようね」と教えるのと同じで、歌う前ものどに準備時間をあげることが大切です。コンビニで買うなら、基本は常温の水、味がほしいならノンカフェイン茶、甘さがほしいならはちみつレモン、寒い日や声の不安がある日は生姜湯やはちみつ湯。この順番で考えると、カラオケ前の飲み物選びで迷いにくくなります。
7. 声が枯れやすい人向けの飲み方のコツ
カラオケで声が枯れやすい人は、「何を飲むか」だけでなく、「どう飲むか」まで意識すると、喉のつらさをぐっと減らしやすくなります。
たとえば、常温の水や白湯、はちみつ入りのホットドリンク、生姜湯、ノンカフェインのルイボスティーなどを選んでいても、歌い始めてから最後までほとんど飲まなかったり、喉がカラカラになってから一気に飲んだりすると、思ったほど助けになりません。
声を出すときは、声帯のまわりの粘膜が乾きすぎないようにすることが大切です。
飲み物は声帯に直接かかるわけではありませんが、体の中の水分を保つことで、喉の粘膜を内側から守る助けになります。
だから、声が枯れやすい子は、ドリンクバーで何となくメロンソーダやアイスコーヒーを選ぶ前に、「今日の喉は元気かな」「長く歌う日かな」と、自分の喉に聞いてあげるような気持ちで飲み方を決めるといいですよ。
ここでは、カラオケ中に声がかすれやすい人、翌朝にガラガラ声になりやすい人、Adoの「唱」やKing Gnuの「白日」、B’zの「ultra soul」のような高音や力強い曲を歌うとすぐ疲れてしまう人に向けて、飲み方のコツをやさしく整理します。
7-1. 一気飲みではなく「少量をこまめに」が基本
声が枯れやすい人の飲み方で、まず覚えておきたい合言葉は、「少しずつ、何回も」です。
カラオケで盛り上がっていると、1曲歌い終わったあとに友だちと話したり、次に入れる曲を探したりして、つい飲み物のことを忘れてしまいます。
そして、3曲、4曲と歌ったあとに「喉が乾いた」と感じて、コップ半分くらいをゴクゴクと一気飲みしてしまうことがあります。
でも、喉が乾いたと強く感じるころには、もう喉の粘膜は乾き始めていると考えたほうが安全です。
カラカラになってからあわてて飲むよりも、乾く前に少しずつ足してあげるほうが、声はラクに出しやすくなります。
目安としては、1曲歌ったらひと口、長い曲や高音が多い曲を歌ったら2口くらい飲むと考えるとわかりやすいです。
たとえば、5分前後のバラードを歌ったあとや、サビで何度も高い音が出る曲を歌ったあとは、マイクを置いたタイミングで常温の水をひと口飲みます。
そのあと、次の曲のイントロが始まるまでに、もうひと口だけゆっくり飲みます。
このくらいならお腹がタプタプになりにくく、歌っている途中に苦しくなる心配も少ないです。
反対に、500ミリリットルのペットボトルを短時間で半分以上飲んでしまうと、お腹が重くなり、息を吸うときに苦しく感じることがあります。
歌は喉だけでなく、息の使い方も大切なので、お腹をパンパンにしない飲み方が向いています。
特にフリータイムで2時間、3時間と歌う日は、最初の30分で飲みすぎず、最後まで同じペースで少しずつ飲むことを意識してみてください。
子供が水筒を持って遠足に行くとき、一度に全部飲まず、歩きながらちょこちょこ飲むのと同じです。
喉にも、ちょこちょこ補給してあげるほうがやさしいのです。
7-2. 飲み物の温度は常温〜ぬるめを選ぶ
声が枯れやすい人は、飲み物の温度にも気を配りましょう。
カラオケのドリンクバーでは、氷がたっぷり入ったコーラ、アイスティー、アイスコーヒー、冷たいオレンジジュースなどを選びたくなります。
歌って体が熱くなると、冷たい飲み物はとても気持ちよく感じますよね。
けれど、喉のことだけを考えるなら、氷入りのキンキンに冷えた飲み物より、常温の水やぬるめの白湯のほうが安心です。
冷たすぎる飲み物は、喉まわりの筋肉をこわばらせ、声を出すときのなめらかさを邪魔することがあります。
特に高音を出したいとき、喉がぎゅっと締まったように感じる人は、冷たい飲み物を続けて飲んでいないか見直してみましょう。
おすすめは、ドリンクバーにお湯がある場合、お湯をコップに少し入れてから水で薄め、ぬるめにして飲む方法です。
熱すぎるお湯は逆に喉をびっくりさせるので、「赤ちゃんのミルクより少し温かいかな」くらいの、口に入れてホッとする温度を目指すといいです。
白湯が苦手な人は、ノンカフェインのルイボスティーやカモミールティーをぬるめにして飲むのもよい選び方です。
はちみつ入りのホットドリンクを選ぶ場合も、熱々のまま一気に飲まず、少し冷ましてからゆっくり飲みましょう。
「ホット」と書いてある飲み物でも、熱すぎると粘膜に刺激になることがあるので、歌う直前は特に注意です。
冬のカラオケでは生姜湯も人気ですが、これも同じように、熱々ではなくぬるめを選ぶのがコツです。
体を温めたい気持ちは大切ですが、喉はとてもデリケートな場所です。
冷たすぎず、熱すぎず、やさしい温度で包んであげるつもりで飲むと、歌う時間を気持ちよく続けやすくなります。
7-3. 甘い飲み物の後は水も飲んで口の中をすっきりさせる
カラオケでは、甘い飲み物を完全に禁止する必要はありません。
友だちと遊びに行ったときに、りんごジュース、カルピス、はちみつレモン、スポーツドリンク、ホットココアなどを飲みたくなる日もあります。
甘い味は気分を明るくしてくれますし、はちみつ入りの飲み物のように、喉をしっとりさせたいときに選びやすいものもあります。
ただし、甘い飲み物だけを続けると、口の中や喉の入り口がベタつき、歌っている途中で声が重たく感じることがあります。
声がスパッと前に出ない、サビで声が抜けない、何となく痰が絡むような感じがするという人は、甘い飲み物のあとに水をはさんでみてください。
コツはとても簡単で、甘い飲み物を2口飲んだら、常温の水を1口飲むだけです。
たとえば、はちみつレモンを飲んだあとに水をひと口飲むと、口の中がすっきりし、次の曲に入りやすくなります。
りんごジュースを選ぶときも、甘さが強いと感じたら、水で少し薄めるか、横に水を置いて交互に飲むとよいです。
炭酸入りの甘い飲み物は、糖分に加えて炭酸の刺激もあるため、声が枯れやすい人には少し強めです。
どうしてもコーラやメロンソーダを飲みたいときは、歌う直前ではなく休憩時間に少量だけにして、そのあと水で口の中を整えましょう。
これは、絵の具で汚れた筆を水で洗うのに少し似ています。
筆を洗うと色がきれいに出るように、口の中を水ですっきりさせると、声も出しやすい状態に戻しやすくなります。
甘い飲み物は「楽しみ」、水は「喉の味方」と考えると、無理なく続けられます。
カラオケのテーブルには、好きなドリンクとは別に、常温の水を1杯置いておくと安心です。
7-4. 喉が痛い日は高音曲・シャウト系を避ける
喉が痛い日や、すでに声がかすれている日は、飲み物だけで無理に乗り切ろうとしないことが大切です。
常温の水を飲んだり、白湯を飲んだり、はちみつ入りの飲み物を選んだりしても、喉の痛みがその場ですぐ消えるわけではありません。
飲み物はあくまで、乾燥を防いだり、刺激を減らしたりするためのサポート役です。
痛みがある日に、Adoのような力強い曲、B’zのようなシャウトが多い曲、Official髭男dismのように高音が続く曲を全力で歌うと、喉にさらに負担がかかりやすくなります。
とくに、サビで叫ぶように歌う曲、原曲キーが高い曲、早口で息つぎが少ない曲は、元気な日でも喉が疲れやすいです。
喉が痛い日は、キーを2つ下げる、バラードを選ぶ、1番だけ歌う、友だちと一緒に歌って自分の声量を半分にするなど、やさしい歌い方に変えてみましょう。
たとえば、いつもは「ultra soul」を全力で歌う人も、喉が痛い日はミディアムテンポの曲に変えたり、採点モードではなくリラックスして歌ったりするほうが安心です。
LIVE DAM AiやJOYSOUNDの採点で高得点を狙いたい気持ちはわかりますが、喉が痛い日にがんばりすぎると、翌日にもっと声が出にくくなることがあります。
声は、ゲームのHPのようなものだと考えてみてください。
少し減っている日に大技ばかり使うと、すぐに空っぽになってしまいます。
そんな日は、飲み物で回復しながら、曲選びでも守ってあげるのが上手なカラオケの楽しみ方です。
もし強い痛みがある、飲み込むのがつらい、発熱がある、声枯れが何日も続くという場合は、カラオケを休み、耳鼻咽喉科などで相談することも考えましょう。
楽しく歌うためには、休む勇気も立派な喉ケアです。
7-5. のど飴・加湿・休憩も飲み物とセットで考える
声が枯れやすい人は、飲み物だけに頼らず、のど飴、加湿、休憩もセットで考えると、喉を守りやすくなります。
カラオケルームはエアコンが効いていて、思ったより空気が乾燥していることがあります。
部屋が乾いていると、常温の水をこまめに飲んでいても、歌うたびに喉が乾きやすくなります。
そのため、部屋に加湿器が借りられるお店なら、受付で聞いてみるのもよい方法です。
加湿器がない場合でも、マスクを休憩中につける、濡らしたハンカチを近くに置く、エアコンの風が直接顔に当たらない席に座るなど、小さな工夫ができます。
のど飴は、歌う前後や休憩中に使うと、口の中がうるおい、唾液が出やすくなります。
ただし、飴を口に入れたまま歌うのは危ないのでやめましょう。
歌う前にしっかりなめ終わってから、水をひと口飲み、口の中を整えてからマイクを持つと安心です。
メントールが強すぎる飴はスーッとして気持ちよい反面、刺激が強く感じる人もいます。
声が枯れやすい人は、はちみつ系やハーブ系など、刺激がやさしいものから試すとよいです。
休憩も、とても大事な喉ケアです。
1人カラオケで1時間ずっと歌い続けるより、10分から15分に1回くらい、曲を入れない時間を作ると喉が休まりやすくなります。
友だちと行くなら、自分が歌わない曲のときは無理に大声で合いの手を入れず、手拍子や小さめの声で楽しみましょう。
大きな声で話し続けることも、歌うのと同じくらい喉を使います。
だから、休憩中におしゃべりで盛り上がりすぎる人は、飲み物を飲みながら少し静かにする時間も作ってみてください。
常温の水をこまめに飲む、喉にやさしい温度を選ぶ、甘い飲み物の後は水をはさむ、痛い日は無理な曲を避ける、のど飴や加湿や休憩を組み合わせるという5つを守るだけで、カラオケ後の喉の疲れ方はかなり変わります。
喉は、歌を楽しむための大切な相棒です。
少し手をかけてあげるだけで、次の曲も、次のカラオケの日も、もっと気持ちよく歌いやすくなりますよ。
8. カラオケで喉を守るために飲み物以外でできること
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶことは、とても大切です。ただし、常温の水や白湯を選んでいても、歌い方や過ごし方が荒っぽいと、喉はすぐに疲れてしまいます。声帯は小さくて繊細な場所なので、乾いたまま強くこすれたり、準備なしで高い声を出したりすると、楽しい時間のあとに「声がガラガラする」「翌朝に声が出にくい」ということが起こりやすくなります。だからこそ、飲み物に気をつけるだけで終わりにせず、部屋の乾燥、曲の順番、休憩、マイクの使い方、歌ったあとの過ごし方まで、ひとつずつやさしく整えていきましょう。難しいことはしなくて大丈夫です。1曲ごとに一口飲む、最初は歌いやすい曲にする、マイクの音量を少し上げるなど、小さな工夫を積み重ねるだけで、喉の負担はかなり変わります。
8-1. 部屋が乾燥しているときは水分補給の回数を増やす
カラオケルームは、エアコンが効いていて快適に見えますが、実は喉にとっては乾燥しやすい場所です。冬の暖房だけでなく、夏の冷房でも空気は乾きやすく、狭い部屋で何人も歌うと、喉の粘膜がじわじわ乾いていきます。喉が渇いたと感じたときには、もう声帯まわりのうるおいが足りなくなり始めていることもあります。だから「渇いたら飲む」ではなく、渇く前に少しずつ飲むという考え方に変えてみてください。
目安としては、自分が1曲歌い終わったら一口、友人が歌っている間にも一口、10〜15分に1回は口を湿らせるくらいがちょうどよいです。コップ1杯を一気に飲むより、少量を何回にも分けるほうが、喉を守る習慣として続けやすくなります。たとえば、3時間のフリータイムで8〜10曲歌うなら、曲の合間ごとに常温の水や白湯を少しずつ飲むイメージです。氷入りのドリンクを勢いよく飲むと、すっきりした気分にはなりますが、喉まわりが冷えて声が出しにくく感じることがあります。ドリンクバーを使うときは、冷水だけでなくお湯を少し混ぜてぬるめにしたり、ホットドリンクを少し冷まして飲んだりすると安心です。
部屋の乾燥が強いときは、飲む回数に加えて、呼吸の仕方も大事です。歌っていないときに口を開けたまま笑ったり話したりしていると、口の中が早く乾きます。友人の曲を聴いている間は、口を閉じて鼻でゆっくり息をするだけでも、喉の乾燥をやわらげやすくなります。もしマスクを持っているなら、自分が歌わない時間だけ軽く着けるのもよい方法です。「ちょっと地味だな」と感じるかもしれませんが、喉を守る子は、こういう小さな休ませ方が上手なのです。
8-2. 最初から高音曲を歌わずウォーミングアップ曲を入れる
カラオケに入ると、好きな曲を早く歌いたくなりますよね。でも、入室してすぐにYOASOBIの「アイドル」、LiSAの「紅蓮華」、Official髭男dismの「Pretender」のような高音が続く曲を入れると、喉はびっくりしてしまいます。運動会でいきなり全力ダッシュをすると足を痛めやすいのと同じで、声もいきなり全力を出すと疲れやすくなります。最初の1〜2曲は、声を起こすためのウォーミングアップ曲として考えましょう。
ウォーミングアップ曲は、音域が広すぎず、サビで叫ばなくても歌える曲がおすすめです。たとえば、スピッツの「チェリー」、MONGOL800の「小さな恋のうた」、あいみょんの「マリーゴールド」など、メロディーを追いやすく、自然な声で歌える曲から始めると、喉が少しずつ温まります。もちろん、性別や声の高さによって歌いやすい曲は違うので、「原曲キーで苦しい」と感じたら、DAMやJOYSOUNDのキー調整で-1、-2に下げても大丈夫です。原曲の高さに合わせることより、喉が力まない高さで気持ちよく歌うことのほうが大切です。
曲を入れる前に、30秒だけでも準備をするとさらに安心です。口を閉じて「んー」と小さくハミングしたり、唇を軽く震わせるリップロールをしたり、首や肩をゆっくり回したりしてみてください。大きな声を出す必要はありません。むしろ、小さな声で楽に響かせるほうが、喉の準備には向いています。最初から採点で90点を狙うように全力で歌うのではなく、1曲目は「喉を起こす時間」と決めておくと、後半の高音曲もずっと歌いやすくなります。
8-3. 連続で歌わず友人の曲中に喉を休ませる
カラオケでテンションが上がると、自分の番を続けて入れたくなることがあります。ヒトカラなら特に、予約リストに好きな曲をどんどん入れて、休まず歌ってしまいがちです。けれど、声帯は歌うたびに細かく振動していて、長く使い続けるほど疲れがたまります。喉を守りたいなら、1曲歌ったら1曲休むくらいの気持ちを持っておきましょう。
友人と一緒に行く場合は、友人の曲中が最高の休憩時間です。その時間に大声で合いの手を入れ続けたり、サビを一緒に全力で歌ったりすると、休んでいるつもりでも喉は休めていません。もちろん、みんなで盛り上がるのはカラオケの楽しいところです。ただし、喉を守りたい日は、手拍子をしたり、体を揺らしたり、マイクを持たずに小さく口ずさむくらいにしておくとよいです。声を出さなくても、楽しさはちゃんと伝わります。
ヒトカラの場合は、予約リストの中に「休憩タイム」を作ってください。たとえば、5曲歌ったら5分休む、30分に1回はトイレやドリンクバーに立つ、バラードのあとに水分補給をするなど、最初からルールを決めておくと無理をしにくくなります。2時間ならまだ頑張れても、3時間、4時間になると喉の疲れは後からまとめてやってきます。「まだ声が出るから大丈夫」と思っても、少し早めに休ませるのが上手な守り方です。喉がかすれる、音程が取りにくい、高音でひっくり返る、咳払いが増えるといったサインが出たら、そこは休憩の合図だと思ってください。
8-4. 大声を張り上げずマイク音量を上げて歌う
カラオケで喉を痛める大きな原因のひとつが、「伴奏に負けないように大声を出すこと」です。自分の声が聞こえにくいと、ついもっと大きく歌おうとしてしまいます。でも、本当は喉で頑張るより、マイクと機械に助けてもらうほうがずっと賢いです。マイクは、声を大きくするための道具です。だから、声を張り上げる前に、マイク音量を少し上げる、ミュージック音量を少し下げる、マイクとの距離を整えるという順番で調整してみましょう。
目安として、マイクは口から5〜10cmほど離し、正面より少し斜めに持つと音が割れにくくなります。近づけすぎると息の音や破裂音が入りやすく、遠すぎると声を拾いにくくなって、結局大声になってしまいます。DAMやJOYSOUNDの部屋では、マイク音量、ミュージック音量、エコーを別々に調整できることが多いので、最初の1曲で自分の声が聞こえるバランスを探してください。エコーを強くしすぎると気持ちよく聞こえる反面、音程や声量の感覚がぼやけることもあるため、上げすぎないほうが歌いやすい場合もあります。
高音が苦しいときは、喉で押し上げるのではなく、キーを下げるのも立派なテクニックです。「原曲キーで歌えないと負け」なんて思わなくて大丈夫です。プロの歌手でも、ライブの体調やセットリストに合わせて歌い方を調整します。カラオケなら、1つか2つキーを下げるだけで、サビの最後まで楽に歌えることがあります。また、座ったまま背中を丸めて歌うと息が浅くなりやすいので、足の裏を床につけ、背すじをふわっと伸ばしてみてください。体が楽に息を出せる姿勢になると、喉だけで頑張らなくても声が前に出やすくなります。
8-5. 歌い終わった後は長時間の会話や飲酒を控える
カラオケが終わったあとも、喉のケアはまだ続いています。たくさん歌ったあとの声帯は、運動後の足と同じように疲れています。そこで駅までの道や居酒屋で、さらに大きな声で話し続けると、喉は回復するどころか、もう一度強く使われてしまいます。特に、2時間以上歌った日や、高音曲を何曲も歌った日は、帰り道の会話を少し控えめにするだけでも翌朝の声が変わりやすいです。
歌い終わったあとは、まず常温の水や白湯を少し飲み、呼吸を落ち着かせましょう。その後、長く話す予定があるなら、声量をいつもの7割くらいにするイメージで話してください。居酒屋やファミレスなど周りがにぎやかな場所では、相手に聞こえるように自然と声が大きくなります。できれば、カラオケ後すぐの長時間トークは避け、話すとしても静かな場所で短めにすると安心です。「今日は喉を使ったから、少し小さめの声で話すね」と先に言っておけば、友人にも伝わりやすいです。
飲酒にも注意が必要です。アルコールは楽しい気分を強めてくれますが、喉の乾燥や声の使いすぎにつながりやすい飲み物です。お酒が入ると感覚が鈍くなり、声がかすれていても気づきにくくなったり、いつもより大きな声で話したりしやすくなります。どうしても飲む場合は、ビールやハイボールだけを続けるのではなく、水を一緒に飲む、杯数を少なめにする、二次会でまた歌わないなど、喉を守るルールを作っておきましょう。翌日に学校、仕事、プレゼン、電話対応、配信、面接など声を使う予定がある日は、カラオケ後の飲酒はできるだけ控えるほうが安全です。
家に帰ったら、熱すぎないシャワーで体を温め、乾燥が気になる日はマスクをして過ごすのもよいです。寝る前に大声で通話したり、動画を見ながら笑い続けたりすると、せっかく休ませたい喉がまた働いてしまいます。声がかすれている日は、ささやき声も避けてください。ささやき声はやさしそうに感じますが、人によっては喉に余計な力が入りやすいことがあります。本当に休ませたいときは、なるべく声を出さず、短い返事で済ませ、しっかり眠ることがいちばんです。飲み物選び、歌い方、休憩、帰宅後の過ごし方までそろえると、カラオケはもっと長く、もっと気持ちよく楽しめます。
9. 目的別|カラオケで喉にいい飲み物の選び方
カラオケで「喉にいい飲み物」を選ぶときは、ただ人気のドリンクを選ぶのではなく、その日の目的に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、AdoさんやMrs. GREEN APPLEの曲のように高音が多い歌を歌いたい日と、友だちと3時間、4時間と長く歌いたい日では、喉が求めている飲み物が少し変わります。
喉は、声帯だけでなく、鼻の奥から食道の入り口までの通り道も含めた広い場所です。
歌うときは声帯が細かく振動するので、粘膜が乾いていると、こすれやすくなり、声がかすれたり、ヒリヒリしたりしやすくなります。
飲み物は声帯に直接かかるわけではありませんが、体の水分量を整え、喉まわりの粘膜を内側から潤す助けになります。
だからこそ、カラオケでは「喉が渇いてから一気に飲む」のではなく、歌う前、歌っている途中、歌い終わった後に、少しずつ飲むのが上手な飲み方です。
目安は、1曲歌ったらひと口からふた口くらいです。
ドリンクバーなら、氷を入れない水、お湯を少し冷ました白湯、ホットのノンカフェインティーなどを選ぶと安心です。
反対に、キンキンに冷えた炭酸飲料、ウーロン茶、コーヒー、アルコール、牛乳たっぷりのカフェオレなどは、スッキリするように見えても、喉の乾燥や引っかかりにつながることがあります。
ここでは、目的別に「どんな人に、どの飲み物が合うのか」を、やさしく分けて紹介します。
9-1. 高音を出したい人|常温の水・白湯
高音をきれいに出したい人は、まず常温の水か白湯を選びましょう。
高い音を出すときは、喉まわりに余計な力が入りやすく、少しの乾燥や冷えでも声が詰まりやすくなります。
たとえば、Official髭男dismの「Subtitle」や、YOASOBIの「アイドル」のように高い音が続く曲では、歌う前から喉の動きをやわらかくしておくことが大事です。
冷たい水をゴクゴク飲むと、その瞬間は気持ちよく感じますが、喉まわりが冷えて筋肉がこわばり、高音に必要な細かいコントロールがしにくくなることがあります。
だから、ドリンクバーでは水を選ぶときも、氷なしにしてもらうのがおすすめです。
常温のミネラルウォーターなら、余計な糖分やカフェインが入っていないので、歌っている途中に口の中がベタつきにくく、どんな曲にも合わせやすいです。
白湯は、水を温めただけのシンプルな飲み物ですが、喉に刺激が少なく、体を冷やしにくいのがいいところです。
カラオケ店のドリンクバーに紅茶用のお湯がある場合は、コップにお湯を入れて少し冷まし、熱すぎない温度にしてから飲むとよいでしょう。
熱々のまま飲むと、喉の粘膜に刺激になることがあるので、口に含んで「少しぬるいかな」と感じるくらいがちょうどよいです。
高音を狙う日は、歌い始める10分前くらいから、常温の水や白湯を少しずつ飲んでおくと、1曲目から声が出しやすくなります。
「喉が渇いた」と感じてから飲むのではなく、渇く前にちょこちょこ飲むのがコツです。
のど飴やはちみつドリンクもよさそうに見えますが、高音を出す直前に甘い飲み物をたくさん飲むと、口の中が重く感じる子もいます。
そのため、高音メインの日は、まず水か白湯を基本にして、甘い飲み物は必要なときだけ少量足すくらいにしましょう。
9-2. 喉の乾燥が気になる人|はちみつ湯・はちみつレモン水
歌っている途中で喉がカサカサする人や、2曲目、3曲目で声がかすれやすい人には、はちみつ湯やはちみつレモン水が向いています。
はちみつは、昔から喉のケアに使われてきた食品で、喉をしっとり包むような飲み心地が特徴です。
カラオケでは、乾いた喉で大きな声を出し続けると、粘膜がこすれやすくなり、声枯れにつながります。
そんなときに、白湯にはちみつを溶かした飲み物を少しずつ飲むと、喉の乾燥感をやわらげやすくなります。
作り方は簡単で、200mLくらいのぬるめのお湯に、はちみつを小さじ1杯ほど入れて混ぜるだけです。
もっと甘くしたいときでも、入れすぎると口の中がベタつきやすくなるので、最初は小さじ1杯から試すのがよいでしょう。
レモンを入れる場合は、果汁を数滴から小さじ半分くらいにして、酸っぱくしすぎないことが大切です。
レモンの香りや酸味は気分をすっきりさせてくれますが、オレンジジュースやグレープフルーツジュースのように酸味が強い飲み物をたくさん飲むと、喉に刺激を感じることがあります。
だから、はちみつレモン水にするときも、主役ははちみつとぬるめの水にして、レモンは香りづけくらいに考えると失敗しにくいです。
市販のホットはちみつレモンを選ぶ場合は、できれば温かいものを選び、冷たいペットボトルを一気に飲まないようにしましょう。
コンビニで買うなら、常温の水、純粋はちみつの小分けパック、ポッカレモンのようなレモン果汁を組み合わせると、カラオケ前でも作りやすいです。
ただし、はちみつは1歳未満の赤ちゃんには使えません。
家族でカラオケに行くときに小さな子がいる場合は、大人や年齢に合う子だけが飲むようにしましょう。
また、はちみつ湯は喉にやさしい一方で、糖分もあります。
長時間ずっとはちみつ湯だけを飲むと、のどが余計に渇いたように感じることがあるので、水と交互に飲むのがおすすめです。
たとえば、バラードを歌う前にははちみつ湯をひと口、曲の合間には常温の水をひと口、というように使い分けると、喉のしっとり感と水分補給のバランスが取りやすくなります。
9-3. 冷えやすい人|生姜湯・白湯
手足が冷えやすい人、冬のカラオケで声が出にくくなる人、エアコンの効いた部屋で喉が固まる感じがする人には、生姜湯や白湯が合います。
歌うときは、喉だけでなく、首、肩、胸、お腹まわりも使います。
体が冷えていると、自然に肩が上がったり、首に力が入ったりして、いつもより声が伸びにくくなることがあります。
そんなときに温かい飲み物を選ぶと、体がゆるみやすく、リラックスして歌いやすくなります。
生姜には、ジンゲロールやショウガオールといった成分が含まれ、体を温めたいときによく使われます。
カラオケ前に生姜湯を飲むなら、すりおろし生姜を少量、ぬるめのお湯に入れ、好みに合わせてはちみつを少し足すと飲みやすくなります。
市販の粉末タイプの生姜湯も便利ですが、商品によっては砂糖が多いものもあります。
甘さが強いと感じたら、お湯を多めにして薄めると、歌うときの口のベタつきを減らせます。
冷えやすい人は、最初の1杯を生姜湯にして、2杯目以降は白湯や常温の水に切り替える方法もおすすめです。
ずっと生姜湯だけを飲み続けると、辛味を刺激に感じる人もいるからです。
子どもに説明するなら、「生姜湯は歌う前のあったかい上着みたいなもの」と考えると分かりやすいです。
最初に体を温めてくれますが、歌っている間の水分補給は、白湯や常温の水がしっかり支えてくれます。
また、白湯は生姜が苦手な人にも使いやすい飲み物です。
味がないので物足りなく感じるかもしれませんが、喉への刺激が少ないため、声の調子を崩したくない日にはとても頼りになります。
カラオケ店の部屋が寒いと感じたら、冷たいドリンクを我慢するだけでなく、白湯を片手に歌うようにしましょう。
特に、サビで高音が出てくる曲を歌う前は、冷たいジュースよりも白湯をひと口飲むほうが、喉に余計なびっくりを与えずにすみます。
9-4. 甘い飲み物が苦手な人|麦茶・ルイボスティー
「はちみつは甘すぎる」「ジュースを飲むと口がベタベタする」という人には、麦茶やルイボスティーがおすすめです。
カラオケでは、甘い飲み物を飲むと楽しい気分になりますが、歌うことを考えると、糖分の多いドリンクは口の中に残りやすく、声の抜けが悪いように感じることがあります。
特に、アップテンポの曲を続けて歌うときや、ラップのように言葉数が多い曲を歌うときは、口の中がさっぱりしているほうが歌いやすいです。
麦茶はカフェインを含まないものが多く、子どもから大人まで飲みやすい定番の飲み物です。
ドリンクバーにある場合は、氷を入れずに注ぐか、冷たい麦茶を少し常温に近づけてから飲むとよいでしょう。
ホットの麦茶が選べるお店なら、喉を冷やさずに水分補給ができます。
ルイボスティーも、ノンカフェインのお茶として選びやすい飲み物です。
ほんのりした香りがあり、砂糖を入れなくても飲みやすいので、甘いものが苦手な人でも続けやすいです。
温かいルイボスティーなら、喉まわりを冷やさず、カラオケ中のリラックスタイムにも向いています。
一方で、同じお茶でも、ウーロン茶、濃い緑茶、紅茶、コーヒーは注意が必要です。
これらはカフェインやタンニンを含むものがあり、たくさん飲むと利尿作用で体の水分が出やすくなったり、喉が乾きやすく感じたりすることがあります。
ウーロン茶は食事中にはさっぱりして人気ですが、歌う場面では喉のうるおいが足りないように感じる人もいます。
だから、カラオケでお茶を選ぶなら、まずは麦茶やルイボスティーのように、刺激が少なく、甘くないものを選ぶと安心です。
「でも、どうしても紅茶が飲みたい」という場合は、1杯だけにして、その後に水を飲むようにしましょう。
大切なのは、好きな飲み物を全部禁止することではありません。
喉を守りたい曲の前だけ、麦茶やルイボスティーに切り替えるなど、ちょっとした工夫をすることです。
9-5. 長時間歌う人|水をメインにして甘い飲み物を補助にする
3時間以上歌う人や、フリータイムでたくさん曲を入れる人は、水をメインにして、甘い飲み物を補助にするのがいちばん安定します。
長時間のカラオケでは、最初の1時間は元気でも、2時間目、3時間目になると、喉の乾き、体の疲れ、集中力の低下が出てきます。
そこでジュースや甘いドリンクだけに頼ると、口の中がベタついたり、さらに喉が渇いたように感じたりすることがあります。
基本の飲み物は、常温の水か白湯にしましょう。
500mLのペットボトル1本を手元に置き、1曲ごとに少しずつ飲むと、喉が乾ききる前に水分を補えます。
ドリンクバーを使う場合も、毎回違う甘い飲み物を選ぶのではなく、まず水を1杯用意しておくと安心です。
甘い飲み物を使うなら、はちみつ湯、薄めたりんごジュース、ホットはちみつレモンなどを、休憩のタイミングで少量取り入れましょう。
たとえば、2時間歌うなら、最初の1時間は水を中心にし、喉が少し疲れてきたら、はちみつ湯を半杯ほど飲むという使い方ができます。
りんごジュースは飲みやすく、ジュースを楽しみたい人には向いていますが、甘すぎると感じたら水で薄めるとよいです。
スポーツドリンクも長時間の水分補給には便利ですが、糖分があるため、常温の水と交互に飲むほうが喉にはやさしくなります。
反対に、長時間カラオケで避けたいのは、冷たい炭酸飲料を何杯も飲むことです。
炭酸の刺激やげっぷで歌いにくくなるだけでなく、糖分で口が重く感じることがあります。
アルコールも、楽しい雰囲気ではつい飲みたくなりますが、脱水や喉の乾燥につながりやすく、声のコントロールも乱れやすくなります。
どうしても飲む場合は、アルコール1杯に対して水を1杯飲むくらいの気持ちで、喉を守りましょう。
長時間歌う日は、飲み物だけでなく、歌い方の休憩も大切です。
高音の曲ばかりを連続で入れず、途中に低めの曲やゆったりした曲を挟むと、喉の負担を減らせます。
飲み物の選び方としては、水を土台にして、はちみつやりんごジュースを小さなごほうびとして足すイメージです。
この方法なら、喉を潤しながら、カラオケらしい楽しい飲み物も無理なく楽しめます。
9-6. まとめ
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶときは、「何を飲むか」だけでなく、「いつ、どれくらい飲むか」も大切です。
高音を出したい人は、常温の水や白湯を基本にして、喉を冷やさないようにしましょう。
乾燥が気になる人は、はちみつ湯やはちみつレモン水を少量取り入れると、しっとりした飲み心地で歌いやすくなります。
冷えやすい人は、生姜湯や白湯で体を温めてから歌うと、喉まわりの力が抜けやすくなります。
甘い飲み物が苦手な人は、麦茶やルイボスティーのようなノンカフェインで刺激の少ない飲み物を選ぶと、長く飲み続けやすいです。
長時間歌う人は、水をメインにして、はちみつ湯や薄めたりんごジュースを補助として使いましょう。
反対に、氷入りの冷たいドリンク、炭酸飲料、コーヒー、ウーロン茶、アルコール、乳製品は、喉の乾燥や刺激、引っかかりにつながることがあるため、ここぞという曲の前は控えるのがおすすめです。
カラオケは、上手に歌うことだけでなく、最後まで気持ちよく楽しむことがいちばん大事です。
お気に入りの1曲を最後まで楽しく歌うために、マイクを持つ前の1杯を、今日の喉に合う飲み物にしてあげましょう。
10. カラオケの喉にいい飲み物に関するよくある質問
カラオケで「今日は高音が出にくいな」「歌っている途中で喉がカサカサするな」と感じるとき、実は飲み物の選び方が関係していることがあります。喉はとてもデリケートなので、冷たすぎる飲み物、刺激が強い飲み物、喉を乾燥させやすい飲み物を選ぶと、声が出しにくくなることがあります。反対に、常温の水、白湯、はちみつ入りの温かい飲み物、ノンカフェインのお茶などをこまめに飲むと、喉をやさしく潤しながら歌いやすい状態を保ちやすくなります。ここでは、カラオケでよく迷いやすい飲み物について、ひとつずつわかりやすく答えていきます。
10-1. カラオケで緑茶やウーロン茶は飲まないほうがいい?
緑茶やウーロン茶は、絶対に飲んではいけない飲み物ではありません。ただし、カラオケで長く歌う日や、すでに喉が乾燥している日は、飲みすぎに注意したほうがよい飲み物です。緑茶にはカテキンが含まれていて、口の中をすっきりさせたいときには便利です。しかし、緑茶にはタンニンやカフェインも含まれるため、たくさん飲むと口の中が渋く感じたり、喉が少しキュッと乾いたように感じたりすることがあります。
ウーロン茶も同じように、食事中にはさっぱりして飲みやすい飲み物です。でも、カラオケ中は少し話が変わります。ウーロン茶にはカフェインやカテキンが含まれていて、喉の潤いを保ちたい場面では、人によって乾燥感につながることがあります。たとえば、2時間のカラオケでドリンクバーのウーロン茶を何杯も飲みながら、アップテンポの曲を続けて歌うと、後半に声がかすれやすくなるかもしれません。
どうしても緑茶やウーロン茶を飲みたいときは、氷なし、常温に近い温度、少量を意識しましょう。1杯目は常温の水や白湯にして、途中で緑茶を少し飲むくらいなら、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。子供に「走る前に冷たいものを一気に飲むとおなかがびっくりするよ」と伝えるように、喉にも「びっくりしない飲み方」をしてあげるのが大切です。
10-2. カラオケ中にコーヒーを飲むと声が出にくくなる?
コーヒーも、カラオケ中は少し気をつけたい飲み物です。コーヒーにはカフェインが含まれていて、利尿作用により体の水分が外へ出やすくなることがあります。体の水分が足りなくなると、喉や声帯のまわりも乾燥しやすくなり、声を出すときのなめらかさが落ちることがあります。そのため、歌う前や歌っている最中にコーヒーばかり飲むと、「声が重い」「高音が引っかかる」「息が続きにくい」と感じる人もいます。
とくに、アイスコーヒーは注意が必要です。冷たい飲み物は喉を冷やしやすく、喉のまわりがこわばるように感じることがあります。さらに、ブラックコーヒーの苦味や酸味が刺激になる人もいます。ミルクや砂糖を入れれば飲みやすくなりますが、ミルクで喉に膜が張ったように感じたり、甘さで口の中が粘ついたりする場合もあります。
ただし、コーヒーが好きな人にとって、カラオケ中に完全に我慢するのはつらいですよね。その場合は、歌う前に大きなサイズを1杯飲むのではなく、小さめのホットコーヒーを少しだけ楽しみ、そのあとに常温の水を一緒に飲むのがおすすめです。コーヒーを主役にせず、水や白湯を主役にすると考えると、喉の乾燥を防ぎやすくなります。眠気覚ましのために飲みたいときも、エナジードリンクや濃いコーヒーを重ねるより、休憩をはさみながら水分補給をするほうが、歌う喉にはやさしい選び方です。
10-3. はちみつレモンはホットとアイスどちらがいい?
カラオケで喉をいたわりたいなら、はちみつレモンはホット、またはぬるめがおすすめです。はちみつは喉をしっとりさせたいときに取り入れやすく、レモンのさわやかな香りは気分転換にもなります。ただし、アイスのはちみつレモンは冷たさが喉の刺激になることがあります。歌っている最中の喉はたくさん動いているので、そこに氷入りの冷たい飲み物を流し込むと、喉がキュッと縮むように感じる人もいます。
ホットといっても、熱々で飲む必要はありません。むしろ、熱すぎる飲み物は喉の粘膜を刺激してしまうことがあります。目安としては、マグカップを手で持って「温かくて気持ちいい」と感じるくらいがちょうどよいです。カラオケ店のドリンクバーでお湯を使える場合は、お湯を少し冷ましてから、はちみつレモン系のドリンクにするイメージです。
市販のはちみつレモンを選ぶときは、糖分が多すぎないかも見ておきましょう。甘すぎる飲み物をたくさん飲むと、口の中がベタついて、歌っているときに不快に感じることがあります。また、レモンの酸味が強いタイプは、喉が痛いときにはしみることがあります。そのため、喉が元気な日はホットはちみつレモン、喉がイガイガしている日ははちみつ白湯のように、レモンを控えめにした飲み方もよい選択です。
10-4. 牛乳やミルクティーは喉にいいの?
牛乳やミルクティーは、体によさそうなイメージがあります。でも、カラオケで歌うときの飲み物としては、人によって合う、合わないが分かれやすい飲み物です。牛乳などの乳製品を飲むと、喉に薄い膜が張ったように感じたり、痰が絡みやすくなったりする人がいます。その状態で歌うと、声がこもったり、発音がぼんやりしたり、高音を出す前に咳払いをしたくなったりすることがあります。
もちろん、牛乳を飲んでもまったく気にならない人もいます。朝に牛乳を飲んでも声が普通に出る人や、ミルクティーを飲んでも痰が絡まない人なら、少量を楽しむ程度は大きな問題になりにくいです。ただし、カラオケで採点に挑戦する日、録音する日、友達の前で本気で歌いたい日などは、あえて牛乳やミルクティーを選ばないほうが安心です。
ミルクティーの場合は、乳製品だけでなく紅茶のカフェインにも気をつけたいところです。温かいミルクティーなら喉を冷やしにくい反面、カフェインで乾燥しやすくなる可能性があります。また、甘いミルクティーは口の中が粘つきやすく、テンポの速い曲や言葉数の多い曲では歌いにくさを感じることがあります。喉にやさしい飲み物を選びたいなら、ミルクティーよりも、白湯、常温の水、ノンカフェインのルイボスティー、はちみつ入りの温かい飲み物を選ぶとよいでしょう。
10-5. お酒を飲みながら歌うなら何に注意すべき?
飲み会の二次会でカラオケに行くと、ビール、ハイボール、レモンサワー、カクテルなどを飲みながら歌うことがありますよね。楽しい気分になるので、つい声を張り上げたり、いつもより高いキーの曲に挑戦したりしたくなるかもしれません。でも、喉のことを考えると、お酒を飲みながら歌うときはかなり注意が必要です。アルコールには喉の粘膜を刺激しやすい面があり、さらに利尿作用で体が乾燥しやすくなることがあります。
お酒を飲むと気分が大きくなり、喉の疲れに気づきにくくなることもあります。本当は声帯が疲れているのに、「まだ歌える」と思って大声で歌い続けると、翌朝に声がガラガラになることがあります。いわゆる酒焼けのように声がしわがれたり、声帯がむくんだりすると、普段の声のコントロールがしにくくなります。とくに、度数の高いお酒、冷たい炭酸割り、何杯も続けて飲む飲み方は、喉には負担が重なりやすいです。
お酒を飲みながら歌うなら、まずお酒と同じくらい水を飲むことを意識しましょう。たとえば、ビールを1杯飲んだら、常温の水も1杯飲むようにします。氷入りのお酒を飲む場合は、合間に白湯や温かいお茶を選ぶと、喉を冷やしっぱなしにせずに済みます。また、キーが高い曲やシャウトが多い曲を連続で入れず、バラードや話す時間をはさんで喉を休ませることも大切です。お酒を楽しむ日は、上手に歌うことよりも、喉を壊さず最後まで楽しく過ごすことをゴールにしてあげましょう。
10-6. 声が枯れた後にすぐ治す飲み物はある?
声が枯れた後に、飲んだらすぐ元通りになる魔法の飲み物はありません。ここは大事なので、はっきり覚えておきましょう。声が枯れているときは、喉や声帯が疲れていたり、乾燥していたり、炎症を起こしていたりする可能性があります。その状態で無理に歌い続けると、回復が遅くなることがあります。
ただし、喉をいたわるためにできることはあります。まずは、常温の水や白湯を少しずつ飲みましょう。一気にゴクゴク飲むよりも、ひと口ずつこまめに飲むほうが、喉をやさしく潤しやすいです。はちみつを入れた白湯や、ぬるめのはちみつレモンも、乾燥した喉には取り入れやすい飲み物です。生姜湯も体を温めたいときにはよいですが、辛味が強いと刺激になるため、喉がヒリヒリしている日は薄めにしましょう。
声が枯れた直後に避けたいのは、冷たい炭酸飲料、アルコール、濃いコーヒー、熱すぎる飲み物です。これらは喉への刺激や乾燥につながることがあるため、「早く治したい」と思うときほど控えたほうが安心です。また、小声でひそひそ話すのも、実は喉に負担をかけることがあります。声が枯れた日は、できるだけ話す量を減らし、加湿し、しっかり眠ることが大切です。数日たっても声枯れが続く、痛みや発熱がある、息苦しさがある場合は、飲み物だけで様子を見ずに耳鼻咽喉科などで相談しましょう。
10-7. まとめ|カラオケで喉にいい飲み物は「刺激が少なく、常温〜温かいもの」を選ぶ
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶときの合言葉は、「刺激が少ない」「冷たすぎない」「乾燥させにくい」です。迷ったときは、常温の水や白湯を選べば大きく外しにくいです。水は余計な成分が入っていないため、歌う前、歌っている最中、歌った後のどのタイミングでも取り入れやすい基本の飲み物です。
少し味がほしいときは、はちみつ白湯、ぬるめのはちみつレモン、ノンカフェインのルイボスティー、薄めの生姜湯などを選ぶとよいでしょう。一方で、緑茶、ウーロン茶、コーヒー、紅茶、エナジードリンクなどのカフェインを含む飲み物は、飲みすぎると喉の乾燥につながることがあります。牛乳やミルクティーは、喉に膜が張ったように感じる人もいるため、本気で歌いたい日は控えめにすると安心です。お酒は楽しい場面には合いますが、喉を乾燥させたり、声のコントロールを鈍らせたりすることがあるので、水を一緒に飲みながら無理なく楽しみましょう。
カラオケは、喉をいじめる場所ではなく、声をのびのび遊ばせる場所です。お気に入りの曲を最後まで気持ちよく歌うために、ドリンクバーではまず常温の水や温かい飲み物を選んでみてください。そして、1曲歌ったらひと口飲む、声が疲れたら休む、氷入りを避けるという小さな工夫を重ねましょう。それだけでも、喉は「ありがとう」と言ってくれるように、歌いやすさで返してくれます。
11. まとめ|カラオケで喉にいい飲み物は「刺激が少なく、常温〜温かいもの」を選ぶ
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶときの合言葉は、「刺激が少なく、常温〜温かいもの」です。大きな声で歌ったり、高い音を出したり、何曲も続けて歌ったりすると、喉は思っている以上にがんばっています。だからこそ、ドリンクバーや注文メニューで何を選ぶかは、歌いやすさや声の出しやすさに関わる大切なポイントになります。「せっかくカラオケに来たから好きな飲み物を飲みたい」と思う気持ちも、とても自然です。でも、喉が乾燥したり、冷たい刺激で血管がキュッと縮んだりすると、声が出にくくなったり、途中で声がかすれたりすることがあります。とくに、採点で高得点を狙いたいときや、友達の前で気持ちよく歌いたいときは、喉をやさしく守ってくれる飲み物をそばに置いておくと安心です。
11.1 喉を潤しながら歌うなら、まずは水・白湯・温かいお茶が安心
迷ったときにいちばん選びやすいのは、常温の水や白湯です。水は余計な成分が入っていないため、喉にも体にも負担をかけにくい飲み物です。冷蔵庫から出したばかりのキンキンに冷えた水よりも、常温の水や少しぬるい白湯を選ぶと、喉が冷えすぎる心配が少なくなります。カラオケボックスのドリンクバーには、紅茶やお茶を作るためのお湯が置かれていることが多いので、そのお湯を少し冷まして白湯として飲むのもよい方法です。まるで運動の合間に水分補給をするように、1曲歌ったらひと口、友達が歌っている間にひと口、というペースで飲むと、喉の乾燥を防ぎやすくなります。
温かいお茶を選ぶなら、ノンカフェインで刺激が少ないものを意識しましょう。たとえば、ほうじ茶、玄米茶、ルイボスティー、プーアール茶などは、カラオケ中にも取り入れやすい飲み物です。温かい飲み物は体を内側からゆるめてくれるので、声を出す前の緊張もほぐれやすくなります。小さな子に「寒い日は温かいスープを飲むとホッとするよ」と教えるように、喉にも温かさはやさしい味方です。ただし、同じお茶でも緑茶、紅茶、烏龍茶などはカフェインやタンニンを含むため、飲みすぎには注意しましょう。少し飲むだけなら気分転換になりますが、何杯も続けて飲むと喉の乾燥が気になりやすくなることがあります。
11.2 声を守りたい日は、生姜湯・はちみつ入りドリンク・りんごジュースも候補にする
喉をいたわりながら歌いたい日は、生姜湯も心強い飲み物です。生姜湯は体をポカポカと温めてくれるため、寒い日や冷房の効いたカラオケルームでも取り入れやすいです。体が冷えていると、声もなんとなく出しにくく感じることがあります。そんなときに温かい生姜湯をゆっくり飲むと、歌う前の準備運動のような感覚で喉まわりを整えやすくなります。ただし、生姜の辛みが強すぎるものは、人によっては刺激に感じることもあります。「喉にいいから」と無理に濃いものを飲むのではなく、自分が飲みやすい濃さのものを選ぶことが大切です。
甘みがほしいときは、はちみつ入りドリンクもおすすめです。白湯にはちみつを少し加えるだけでも、喉がやさしく包まれるように感じられます。カラオケで何曲も歌うと、喉の粘膜が乾きやすくなります。はちみつ入りの温かい飲み物を少しずつ飲めば、喉を潤しながら、気持ちも落ち着きやすくなります。たとえば、白湯にはちみつを入れる、ノンカフェインのお茶にはちみつを少し入れる、はちみつ生姜湯にする、といった組み合わせも使いやすいです。ただし、甘すぎる飲み物をたくさん飲むと、口の中がベタついたり、喉に違和感が残ったりすることがあります。歌いやすさを大切にするなら、甘さは「少しだけ」がちょうどよいと覚えておきましょう。
ジュースを飲みたい気分のときは、りんごジュースを選ぶのもよいでしょう。りんごにはペクチンという成分が含まれており、喉の粘膜を守る助けになるとされています。カラオケのドリンクバーにはオレンジジュース、メロンソーダ、コーラ、カルピス系ドリンクなど、子供も大人もワクワクする飲み物が並んでいます。その中で「喉のことも考えたいけれど、ジュースも飲みたい」というときに、りんごジュースは選びやすい候補になります。ただし、かなり甘いタイプのりんごジュースは、喉に残る感じが出ることもあります。甘さが強いと感じたら、水で少し薄めて飲むと、歌っている最中でも口の中が重くなりにくいです。
11.3 油分を含んだ温かいスープは、喉の乾燥対策として上手に使う
カラオケ中に少しお腹が空いたときや、冷たい飲み物ばかりで体が冷えてしまったときは、油分を少し含んだ温かいスープも選択肢になります。油分は喉の粘膜を保護する助けになるため、歌う前に少し取り入れると声にツヤやハリを感じやすい場合があります。プロの歌手の中には、レコーディング前に少量のオリーブオイルを口にする人もいると言われます。とはいえ、カラオケでいきなりオリーブオイルを飲むのは、少しハードルが高いですよね。その点、コーンスープ、コンソメスープ、中華スープのような温かいスープなら、友達と一緒にいる場面でも自然に取り入れやすいです。
ただし、スープは飲み方に注意が必要です。あまりたくさん飲みすぎるとお腹がいっぱいになり、深く息を吸いにくくなることがあります。歌うときは、喉だけでなくお腹まわりの動きも大切です。満腹の状態では、ロングトーンを伸ばしたり、高音を支えたりするときに苦しく感じることがあります。だから、スープは「主役の飲み物」というより、喉を守るためのサポート役として少量をゆっくり飲むくらいがちょうどよいです。熱すぎるスープも喉への刺激になるため、ひと口飲む前に少し冷ましてから口にしましょう。
11.4 避けたい飲み物は、冷たい炭酸・カフェイン・乳製品・アルコール
喉にいい飲み物を選ぶのと同じくらい大切なのが、喉に負担をかけやすい飲み物を知っておくことです。カラオケでは、コーラ、メロンソーダ、ジンジャーエール、アイスコーヒー、烏龍茶、カクテル、ビールなど、楽しい飲み物がたくさんあります。でも、歌いやすさを優先するなら、これらは飲み方に気をつけたい飲み物です。炭酸飲料はシュワシュワして爽快ですが、喉への刺激が強く、さらにゲップが出やすくなることがあります。せっかくサビの前でかっこよく息を吸ったのに、ゲップが出そうになったら歌いにくいですよね。しかも、よく冷えた炭酸飲料は喉を冷やしやすく、声が出しにくくなる原因にもなります。
コーヒー、紅茶、烏龍茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインにも注意しましょう。カフェインには利尿作用があるため、トイレが近くなったり、体の水分が失われやすくなったりすることがあります。水分が足りなくなると、喉が乾燥しやすくなり、歌ったときに声がかすれたり、喉がヒリヒリしたりすることがあります。また、タンニンを多く含む飲み物も、声のコンディションを考えると控えめにしたほうが安心です。カラオケ中に「なんだか喉が引っかかるな」と感じたら、次の1杯は常温の水や白湯に切り替えてみましょう。大切なのは、飲んではいけないと決めつけることではなく、歌う目的に合わせて量を調整することです。
牛乳やヨーグルトドリンクなどの乳製品も、人によってはカラオケに向かない場合があります。乳製品を飲むと喉に膜が張ったように感じたり、痰が絡んだように感じたりすることがあります。もちろん体質差があるため、全員に当てはまるわけではありません。ふだんから牛乳を飲んでもまったく気にならない人もいます。でも、過去にミルク系の飲み物を飲んだあとで「声がこもる」「喉が重い」「歌い出しで引っかかる」と感じたことがあるなら、カラオケ中は避けておくと安心です。カフェオレ、ミルクティー、アイスクリーム入りドリンクなども、同じように様子を見ながら選びましょう。
大人の場合は、アルコールにも気をつけたいところです。お酒を飲むと気分が楽しくなり、緊張がほぐれて歌いやすく感じることがあります。しかし、アルコールも利尿作用が高く、喉の乾燥につながりやすい飲み物です。飲みすぎると声帯がむくんだり、いわゆる酒焼けのように声がしわがれたりして、思ったように声をコントロールしにくくなることがあります。度数の低いカクテルを少し飲む程度なら、その場の雰囲気を楽しむ助けになるかもしれません。ただし、何杯も続けて飲みながら大声で歌うと、翌日に喉がガラガラになることもあります。お酒を飲む日は、アルコール1杯に対して水も一緒に飲むなど、喉を守る工夫をしましょう。
11.5 カラオケ中は「こまめに少しずつ」が上手な飲み方
喉にいい飲み物を選んでも、一度にたくさん飲めばよいわけではありません。カラオケでは、こまめに少しずつ飲むことが大切です。喉がカラカラになってから一気に飲むよりも、乾く前にひと口ずつ潤してあげるほうが、声のコンディションを保ちやすくなります。たとえば、1曲歌い終わったら常温の水をひと口飲む、友達が歌っている間に白湯を少し飲む、高音が多い曲の前には温かいお茶を飲む、というようにリズムを作るとよいです。これは、花に水をあげるときと似ています。土がカラカラに乾ききってから慌てて大量の水をあげるより、少しずつ様子を見ながら水をあげるほうが元気に保ちやすいですよね。喉も同じように、こまめなケアが大切です。
また、飲み物だけに頼りすぎないことも覚えておきましょう。喉にやさしい飲み物を選んでいても、叫ぶように歌ったり、無理に高音を出したり、休憩せずに何曲も連続で歌ったりすると、喉には負担がかかります。飲み物は、あくまで喉を助けてくれるサポーターです。サッカーでいうキーパーのように、ピンチを防いではくれますが、全部をひとりで守れるわけではありません。歌う前に軽く声を出す、苦しいキーの曲は無理をしない、喉が痛い日は休む、という基本も一緒に大切にしましょう。飲み物選びと歌い方の両方を整えることで、カラオケの時間はもっと楽しくなります。
11.6 その日の目的に合わせて飲み物を選ぶと失敗しにくい
カラオケで選ぶ飲み物は、その日の目的に合わせると失敗しにくいです。「今日は採点で90点以上を狙いたい」「高音の多い曲を歌いたい」「長時間カラオケを楽しみたい」という日は、常温の水、白湯、温かいノンカフェインのお茶を中心に選びましょう。喉を守ることを最優先にすれば、声の安定感も保ちやすくなります。「少し甘いものが飲みたい」という日は、はちみつ入りの白湯や、甘さ控えめのりんごジュースを選ぶとよいです。「体が冷えている」「喉を温めたい」という日は、生姜湯や温かいスープが役に立ちます。反対に、「今日は友達とワイワイ楽しむのが目的」という日なら、好きな飲み物を少し楽しみつつ、合間に水を飲むだけでも喉への負担は変わります。
大事なのは、完璧な正解を1つだけ探すことではありません。カラオケの部屋の温度、自分の体調、歌う曲数、歌う曲の高さ、飲み物の好みは人によって違います。だから、喉にいい飲み物の考え方を知ったうえで、自分に合う組み合わせを見つけることが大切です。たとえば、最初の1杯は白湯、途中でりんごジュースを少し、後半は常温の水に戻す、という流れでもよいです。また、寒い日は温かいほうじ茶、暑い日は冷たすぎない水、喉に違和感がある日ははちみつ入りドリンク、と使い分けるのも上手な方法です。小さな工夫を積み重ねるだけで、歌い終わったあとの喉の疲れ方が変わってきます。
11.7 最後に覚えておきたいポイント
カラオケで喉にいい飲み物を選ぶなら、結論はとてもシンプルです。常温の水、白湯、温かいノンカフェインのお茶を基本にして、必要に応じて生姜湯、はちみつ入りドリンク、りんごジュース、油分を含んだ温かいスープを取り入れましょう。反対に、冷たい炭酸飲料、カフェインやタンニンを多く含む飲み物、乳製品、アルコールは、歌いやすさを重視する日には控えめにするのが安心です。どうしても飲みたいときは、少量にして、合間に水や白湯を飲むようにしましょう。カラオケは、上手に歌うためだけの場所ではありません。友達と笑ったり、好きなアーティストの曲を思いきり歌ったり、自分の気持ちを声に乗せたりする楽しい時間です。その楽しい時間を最後まで気持ちよく過ごすために、飲み物で喉をやさしく守ってあげましょう。
喉は、歌うための大切な楽器です。ギターを大事にケースへしまうように、ピアノを丁寧に調律するように、自分の喉もやさしく扱ってあげることが大切です。「何を飲もうかな」と迷ったら、まずは刺激が少ないか、冷たすぎないか、喉が乾燥しにくいかを考えてみてください。そして、歌っている途中で少しでも喉が重い、痛い、乾くと感じたら、無理をせずに休憩しましょう。常温の水をひと口飲んで、深呼吸をして、次の曲を選べば大丈夫です。自分の喉と仲良くしながら飲み物を選べば、カラオケはもっと楽しく、もっと歌いやすい時間になります。

