「希望価格を1名が登録中」と表示されたけれど、このまま待つべきか、値下げすべきか迷っていませんか？メルカリの希望価格機能は購入者にとって魅力的なシステムですが、出品者にとっては活用次第で売れ行きが大きく変わる重要なポイントになります。この記事では、「希望価格を1名が登録中」と表示される仕組みや、値下げした場合・しなかった場合の結果、購入者との交渉のコツなどを詳しく解説します。
「希望価格を1名が登録中」とは？
メルカリの希望価格登録機能の概要
メルカリには、購入希望者が自分の希望する価格を登録できる機能があります。この機能を利用すると、購入希望者は特定の商品に対して「○○円なら購入したい」という意思表示が可能になります。出品者側には「この商品を○○円で買いたい人がいます」と通知が届き、値下げの判断材料の一つとなります。
希望価格の登録は、以下のような手順で行います。
- 気になる商品に「いいね！」をつける
- 「マイページ」の「いいね！一覧」から該当商品を選択
- 「＋希望価格」の項目をクリック
- 希望する価格を選んで登録
希望価格の設定幅は5%、8%、10%の3種類で、以前の「10%、15%、20%」から変更されています。また、購入者はコメントなしで価格交渉ができるため、やり取りの手間を省くことができます。
「希望価格を1名が登録中」と表示される条件とは？
出品者の商品ページに「希望価格を1名が登録中」と表示されるのは、以下の条件が揃ったときです。
- 購入希望者が希望価格を登録している
- 出品者が希望価格の登録を許可している（設定でOFFにすることも可能）
- 希望価格が現行価格より低い（5%、8%、10%引きのいずれか）
希望価格を登録した人が複数人いる場合は「1名」ではなく「複数名」と表示されることもあります。しかし、これは必ずしも購入が確約されたわけではなく、単に「この価格なら買いたい」と思っている人がいるだけです。
どのように通知されるのか？（購入者と出品者の視点）
購入者側の通知
購入者が希望価格を登録すると、特に通知はありません。しかし、出品者が希望価格に合わせて値下げをした際には、購入者に通知が届きます。この通知を受け取った購入者は、すぐに購入することもできますが、特にアクションを起こさない場合もあります。
出品者側の通知
出品者は、誰かが希望価格を登録すると「○○円で買いたい人が1名います」という通知を受け取ります。この通知を見た出品者は、希望価格に合わせて値下げをするか、そのままの価格で販売を続けるかを選ぶことができます。
また、出品者が希望価格の通知をOFFにすることも可能です。「マイページ ＞ お知らせ・機能設定 ＞ プッシュ通知」の「希望価格の登録のお知らせ」をOFFにすれば、通知を受け取らなくなります。
「1名が登録中」と表示されても購入されないことがある？
結論から言うと、「希望価格を1名が登録中」と表示されても必ず購入されるわけではありません。実際に値下げをしても、購入者がそのままスルーしてしまうこともあります。
なぜ購入されないのか？
- 希望価格を登録したものの、本当に購入するつもりはなかった
- 値下げ後に他の出品者の商品を購入してしまった
- 希望価格での値下げに気づかなかった（通知を見逃した）
- 「まだ値下げするかも」と期待して待っている
実際に出品者の体験談として「希望価格に下げたのに購入されなかった」という事例もあります。このため、出品者は「希望価格を登録中」の表示があっても、必ず売れるとは限らないことを理解しておく必要があります。
また、メルカリは「早い者勝ち」のシステムなので、希望価格を登録していたとしても、他の人が先に購入してしまうこともあります。そのため、購入者側も本当に欲しい商品であれば、希望価格を待たずに購入するのが安全です。
希望価格の登録は、値下げ交渉をスムーズに進める便利な機能ですが、必ず購入につながるわけではないという点には注意が必要です。
2. 希望価格の登録方法と仕組み
メルカリでは、購入希望者が「この価格なら買いたい！」という希望価格を登録できる機能があります。この機能を活用することで、コメントでの値下げ交渉をせずに、出品者に価格交渉の意思を伝えることができます。
ここでは、購入者が希望価格を登録する方法、出品者への通知の仕組み、希望価格の設定ルール、回数制限などについて詳しく解説します。
2-1. 購入者が希望価格を登録する手順（スマホアプリ＆PC）
● スマホアプリで希望価格を登録する方法
メルカリのアプリを利用して、希望価格を登録する手順は以下の通りです。
- 購入したい商品を見つけたら「いいね！」を押す。
- 「マイページ」→「いいね！一覧」を開く。
- 希望価格を設定できる商品の横に表示される「＋希望価格」をタップ。
- 希望する価格（5%OFF、8%OFF、10%OFFの中から選択）を設定し、登録を完了。
以前は10%、15%、20%の割引率で登録できましたが、現在は「5%、8%、10%」の3段階になっています。
● PC版メルカリで希望価格を登録する方法
PC版メルカリでは現在、希望価格の登録機能が提供されていません。そのため、希望価格を設定したい場合は、スマートフォンのアプリを利用しましょう。
2-2. 出品者側にどのように通知されるのか？
購入希望者が希望価格を登録すると、出品者の管理画面に「◯◯円で購入希望の方が1名います」と表示されます。
また、以下のような通知が届きます。
- 「◯◯円で買いたい人が1名います」
- 「値下げする」ボタンが表示される
出品者がこの通知を確認し、希望価格に変更すると、希望者に対して値下げの通知が送られます。ただし、希望価格に変更しても、必ず購入されるわけではありません。
また、通知が遅れることもあり、出品欄には表示されているのに、通知は翌日になるケースもあります。
2-3. 希望価格の設定ルール（割引率の範囲・変更の可否）
● 割引率の範囲
希望価格の登録時に選べる割引率は以下の3つです。
- 5%OFF
- 8%OFF
- 10%OFF
以前は10%、15%、20%の割引率が選べましたが、現在はより低い割引率に変更されています。
● 希望価格の変更可否
一度登録した希望価格は変更できません。間違えて登録してしまった場合は、一度希望価格を解除し、再度登録し直す必要があります。
2-4. 希望価格の登録は何回でもできるのか？
希望価格の登録回数には特に制限がなく、同じ商品に対して何度でも登録可能です。ただし、一度登録した希望価格を変更することはできません。
また、購入者が希望価格を登録した後、出品者が値下げしない限りは何も起こりません。出品者側の判断で値下げしない場合、希望価格を登録してもそのまま商品が残る可能性があります。
このため、確実に商品を手に入れたい場合は、希望価格を登録するだけでなく、コメントで交渉するのも一つの方法です。
「希望価格を1名が登録中」となったときの出品者の対応
メルカリで出品していると、「希望価格を1名が登録中」という通知が届くことがあります。これは、購入希望者が「この価格なら買いたい」と設定した金額が出品者に通知される機能です。しかし、この通知を受けたときに値下げをすべきかどうか、どう対応すればよいのか悩む人も多いでしょう。ここでは、出品者が取るべき対応について詳しく解説します。
値下げすべきか？判断するためのポイント
「希望価格を1名が登録中」と表示されたとき、すぐに値下げするべきかどうかは慎重に判断する必要があります。以下のポイントを確認しながら、値下げの是非を決めましょう。
1. 登録された希望価格が妥当か確認する
希望価格は購入者が自由に設定できるため、中には相場よりも大幅に低い価格を提示しているケースもあります。まずは、同じカテゴリーの商品を検索し、相場価格と比較して希望価格が適正かどうかを確認しましょう。
2. いいね！の数や閲覧数をチェック
出品した商品に「いいね！」が多くついていたり、閲覧数が多い場合は、現状の価格でも十分売れる可能性があります。この場合、焦って値下げする必要はありません。
3. 直近の売れ行きを確認する
同じような商品が最近どの価格帯で売れているかをチェックしましょう。最近の取引価格よりも大幅に安い希望価格であれば、値下げせずに様子を見るのが得策です。
希望価格に値下げした場合のメリットとリスク
メリット
- すぐに売れる可能性が高まる：希望価格に変更すると、登録者が即購入することもあります。
- 価格交渉の手間が省ける：コメント欄での交渉をせずに価格を調整できるため、手間がかかりません。
- 売れ残りを防げる：長期間売れない商品を早めに処分できる可能性があります。
リスク
- 値下げしても購入されないことがある：登録者が必ず購入するわけではなく、値下げ後も買われないケースがあります。
- 利益が減る：特に手数料や送料を考慮すると、利益がほとんど残らない可能性があります。
- さらに値下げ交渉される可能性：希望価格に変更しても、さらに値下げ交渉をされる場合があります。
値下げしても購入されないケースとその理由
「希望価格に値下げしたのに売れない！」と困った経験がある出品者も多いでしょう。その理由には以下のようなものが考えられます。
1. 希望価格を登録した人がすでに他の商品を購入した
希望価格を設定した人が別の出品者から同じ商品を購入してしまい、もはや関心がなくなっているケースがあります。
2. そもそも購入するつもりがなかった
希望価格を登録したものの、「とりあえず安くなれば考える」といった程度の軽い気持ちで登録している人もいます。
3. 別の購入希望者が高値で買ってしまった
メルカリは早い者勝ちのため、希望価格を登録した人以外の購入希望者が、値下げ前の価格で買ってしまうこともあります。
他の購入希望者との価格交渉は可能か？
希望価格を登録した人だけでなく、他の購入希望者と交渉することも可能です。特に、コメント欄で「〇〇円に値下げできますか？」と問い合わせてくる人がいる場合、希望価格の登録者以外に販売することも選択肢の一つです。
ポイント
- 希望価格の登録者がすぐに購入するとは限らないため、他の購入希望者の提案にも目を向ける。
- 「〇〇円で購入希望」とコメントがあった場合、希望価格を登録した人よりも先に購入される可能性がある。
- 出品者が価格を決める権利を持っているため、希望価格にこだわらず最適な売却方法を選ぶ。
希望価格を登録した人以外が購入することもある？
メルカリでは、「希望価格を1名が登録中」と表示されていても、登録者以外の人が購入することは珍しくありません。むしろ、希望価格を登録した人が購入せず、別の人が現状価格で購入するケースのほうが多いともいえます。
なぜ希望価格を登録した人が買わないのか？
- 「希望価格まで下がったら考える」と思っていただけで、本気で買うつもりがなかった。
- 価格が下がるまでに他の商品を購入した。
- 希望価格になったことに気づかなかった、または忘れていた。
値下げを焦らず適正価格で売るのが大切
希望価格を登録されたからといって、必ずその価格で売る必要はありません。特に、いいね！や閲覧数が多い商品は、値下げせずに待つほうが高く売れる可能性があります。メルカリは早い者勝ちのため、希望価格を登録している人が購入しない間に、別の人が購入することも十分考えられます。
「希望価格を1名が登録中」と表示されたら、すぐに値下げするのではなく、冷静に状況を判断することが大切です。適正価格を見極めながら、賢く取引を進めていきましょう！
希望価格を登録するメリット・デメリット
メルカリの「希望価格を登録する」機能は、購入者・出品者の双方にとって便利な一方で、思わぬ落とし穴もあります。本記事では、希望価格の登録がもたらすメリット・デメリットについて詳しく解説します。
購入者側のメリット・デメリット
購入者側のメリット
購入者が希望価格を登録すると、以下のようなメリットがあります。
- コメントで値下げ交渉をしなくても済む通常、値下げ交渉をする場合はコメント欄で直接やりとりが必要ですが、希望価格を登録すればその手間が省けます。
- 値下げの通知を受け取れる登録した希望価格に近い金額に出品者が変更した場合、通知が届きます。これにより、人気商品をより安く購入できるチャンスが増えます。
- 交渉の煩わしさがない直接交渉が苦手な人でも、ワンクリックで希望価格を伝えられます。
購入者側のデメリット
一方で、希望価格の登録には以下のようなデメリットもあります。
- 必ずしも値下げしてもらえるわけではない出品者が値下げに応じるとは限りません。登録した希望価格が現実的でない場合、無視されることもあります。
- 登録したからといって優先的に購入できるわけではない希望価格に変更されたからといって、自動で購入が確定するわけではありません。ほかの購入希望者に先を越されることもあるため、通知が来たらすぐに対応する必要があります。
- Web版では登録できない現在のところ、希望価格の登録はアプリ版のみの機能です。
出品者側のメリット・デメリット
出品者側のメリット
出品者にとっても、希望価格の登録機能にはメリットがあります。
- 購入意欲のある人の存在がわかる「希望価格を登録中」と表示されることで、その商品に対する需要があることを把握できます。
- 適正価格の判断材料になる希望価格の登録が複数件あれば、その価格帯が市場の適正価格である可能性が高くなります。
- 価格変更によって売れやすくなる希望価格に近づけることで、購入の意思決定を後押しできます。
出品者側のデメリット
しかし、出品者にとっては以下のようなデメリットも考えられます。
- 希望価格に変更しても必ず売れるとは限らない値下げしたのに結局購入されないケースも多く、期待はずれになることもあります。
- 希望者の情報がわからない誰が希望価格を登録しているのか分からないため、信用できる購入者かどうかの判断ができません。
- 大幅な値下げを求められることがある希望価格が想定より低いと、大きく値引きをしなければならず、利益が減る可能性があります。
希望価格を登録したのに通知が来ない・遅れる理由
「希望価格を登録したのに通知が来ない！」と感じることがありますが、これはいくつかの理由が考えられます。
- 通知のタイミングにラグがある出品者が価格を変更した後、通知が届くまでに時間がかかる場合があります。
- 通知設定がオフになっている「お知らせ・機能設定」の「プッシュ通知」で希望価格の通知がオフになっていると、通知が届きません。
- 価格が希望価格と完全に一致しない例えば、希望価格が「3,000円」だったとして、出品者が「3,100円」に変更した場合、通知が届かないことがあります。
- すでにほかの購入者が買ってしまったメルカリは「早い者勝ち」のシステムのため、通知が届いたときにはすでに売り切れているケースもあります。
希望価格を登録しても購入できない可能性がある理由
希望価格に変更されたのに購入できないこともあります。その理由を解説します。
- 値下げ後、他の購入者が先に買ってしまったメルカリは「即購入可」の仕組みなので、値下げされた瞬間に他の人が買うこともあります。
- 購入する前に値上げされることがある出品者が誤って値下げしすぎたと感じた場合、すぐに価格を元に戻すことがあります。そのため、希望価格に変更されたときはすぐに購入手続きをすることが大切です。
- 決済に問題があるクレジットカードの限度額超過や、支払い方法のエラーによって購入が完了しないケースもあります。
- 購入者側が迷っている希望価格が登録されたとしても、実際に買うかどうかは購入者次第です。「一応登録したけど、やっぱりやめた」というケースも珍しくありません。
メルカリの「希望価格を登録する」機能は便利ですが、100%思い通りにいくとは限りません。登録後の動きやタイミングをよく確認し、納得のいく取引を心がけましょう。
5. 希望価格通知をオフにする方法（出品者向け）
メルカリで商品を出品していると、「◯◯円で買いたい人が1名います」といった通知が届くことがあります。これは購入希望者が設定した「希望価格」が出品価格より低い場合に通知される仕組みです。しかし、すべての出品者がこの通知を歓迎するわけではありません。
「値下げするつもりはないのに、頻繁に通知が来るのがストレス」「希望価格に合わせたのに、購入されずに終わった」そんな経験をしたことはありませんか？
そこで今回は、希望価格通知をオフにする方法や、その影響について詳しく解説します。
5-1. 通知をオフにする具体的な手順（スマホ＆PC）
希望価格の通知は、メルカリの設定画面から簡単にオフにすることができます。スマホとPC、それぞれの手順を説明しますね。
■ スマホアプリで通知をオフにする方法
1. メルカリアプリを開く。
2. 右下の「マイページ」をタップ。
3. 「お知らせ・機能設定」を選択。
4. 「プッシュ通知設定」を開く。
5. 「希望価格の登録のお知らせ」のスイッチをOFFにする。
これで、希望価格の通知は届かなくなります。
■ PC（ブラウザ）で通知をオフにする方法
1. メルカリの公式サイトにログインする。
2. 画面右上の「マイページ」をクリック。
3. 「お知らせ・機能設定」へ進む。
4. 「通知設定」の項目を探し、「希望価格の登録のお知らせ」のチェックを外す。
これでPCでも希望価格の通知を受け取らなくなります。
5-2. 希望価格通知をオフにするべきケースとは？
通知をオフにするかどうかは、出品スタイルや状況によります。以下のような場合は、通知をオフにするのがおすすめです。
■ 値下げ交渉に対応しない場合
「定価で売りたい」「これ以上の値下げはしない」と決めている人は、希望価格の通知を受け取る必要がありません。無駄な通知を減らすためにも、設定をオフにしてしまいましょう。
■ すでに希望価格以下で出品している場合
例えば、「相場より安く出しているのに、さらに値下げを求められる」のは困りますよね。希望価格通知が届くたびに考えるのもストレスになるので、通知をオフにするのも一つの手です。
■ 値下げ通知が頻繁に来て煩わしい場合
メルカリの人気商品やブランド品は、多くの人が「希望価格」を登録していることがあります。そのため、頻繁に「◯◯円で買いたい人が1名います」という通知が届き、負担に感じることも。出品後に次々と通知が来るようなら、オフにしてスッキリしましょう。
5-3. 通知オフにした場合の影響（購入機会の損失はある？）
「希望価格の通知をオフにしたら、売れるチャンスを逃してしまうのでは？」と不安に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、購入機会の損失はほとんどありません。
■ 希望価格に変更しても、購入されないことが多い
実際に希望価格に変更した出品者の多くが、「希望価格に合わせたのに、結局買われなかった」という経験をしています。これは、購入希望者が「とりあえず希望価格を登録しただけ」で、本当に買うかどうかは分からないからです。
■ 値下げを待つ購入者は、即決しないことが多い
希望価格を設定する人の中には、「本当に欲しい！」というより「安くなったら買おうかな？」くらいの気持ちでいる人もいます。そのため、値下げしても即購入にはつながらないことも。
■ 本当に欲しい人は、コメントや即購入する
「どうしても欲しい！」と思う人は、希望価格を登録するのではなく、直接コメントで交渉するか、そのまま購入することが多いです。つまり、希望価格通知がなくても、本当に欲しい人には影響しないのです。
■ まとめ：希望価格通知はオフにしても大丈夫！
希望価格の通知は便利な機能ではありますが、必ずしも値下げ＝売れるとは限りません。むしろ、「値下げしたのに売れなかった」とガッカリすることも。
「値下げはしない」「無駄な通知を減らしたい」という方は、通知をオフにすることで快適にメルカリを利用できますよ！ぜひ今回の方法を試して、ストレスのない出品を目指しましょう。
「希望価格を1名が登録中」と表示された商品の実際の販売結果（事例紹介）
メルカリで商品を出品していると、「希望価格を1名が登録中」と表示されることがあります。この表示があると、「値下げすればすぐに売れるのでは？」と思いがちですが、実際の販売結果はさまざまです。ここでは、実際の成功事例・失敗事例を交えながら、希望価格登録がどのような影響を与えるのかを紹介します。
値下げ後すぐ購入されたケース（成功事例）
あるブランドバッグ（定価30,000円相当）を12,000円で出品したところ、「希望価格を1名が登録中」という表示が出ました。登録されていた希望価格は10,800円。「そこまで大きな値下げではないし、売れるなら」と考えて、希望価格に合わせて値下げしました。
すると、値下げ後わずか3分で購入されました。すぐに売れた理由として考えられるのは、次のような点です。
- 希望価格を登録した人が、本当にその価格で買いたかった。
- 同じ商品を狙っていた他の購入希望者が、値下げ通知を見て急いで購入した。
- 10,000円台という価格帯が、他の出品者と比べて魅力的だった。
このケースでは、希望価格の提示が「確実な購入意思のサイン」になった例といえます。希望価格の登録がある場合、すぐに購入される可能性も十分にあるため、登録価格を見て判断するのが重要です。
値下げしても購入されなかったケース（失敗事例）
次に、値下げしても購入されなかったケースを紹介します。
某ブランドのスニーカー（定価18,000円）を9,000円で出品したところ、「希望価格を1名が登録中」と表示されました。希望価格は8,000円だったため、少し悩んだものの、購入につながるならと値下げを決断しました。
しかし、値下げ後1週間経っても購入されることはありませんでした。購入者側の動きがなかったため、出品者は「値下げした意味がなかった」と感じたとのこと。
考えられる理由は以下のような点です。
- 希望価格を登録した人が、すでに別の出品者から購入していた。
- 希望価格を登録したものの、本当に買う気はなかった。
- 「もっと安くなるかも？」と待っているうちに購入のタイミングを逃した。
希望価格の登録＝必ず買うというわけではないということがよく分かる事例です。出品者側としては、安易に値下げするのではなく、慎重に判断することが大切です。
希望価格に下げずにコメント交渉で売れたケース
最後に、希望価格には下げず、コメントでの交渉によって売れたケースを紹介します。
あるゲームソフトを5,500円で出品した際に、「希望価格を1名が登録中」という表示が出ました。しかし、その希望価格は4,800円で、700円もの値下げをするのは厳しいと考え、値下げせずに様子を見ることにしました。
すると、数日後に別の購入希望者からコメントがあり、「5,300円なら即購入したい」と交渉が入りました。出品者は「5,500円から200円の値下げならOK」と判断し、価格を5,300円に変更。その結果、すぐに購入されました。
このケースでは、希望価格を登録した人は購入しなかったものの、別の購入希望者が現れ、無理のない範囲での値下げで売ることができました。希望価格に必ず合わせる必要はなく、コメントでの交渉も選択肢の一つとして活用するのが有効です。
まとめ
「希望価格を1名が登録中」と表示された場合の販売結果は、大きく3つのパターンに分かれます。
- 希望価格に合わせて値下げしたら、すぐに購入された（成功例）。
- 希望価格に合わせて値下げしたが、購入されなかった（失敗例）。
- 希望価格には下げずに、コメントで交渉しながら売れた（別の成功例）。
希望価格の登録があるからといって、必ず購入されるわけではないため、安易に値下げするのはリスクがあります。登録されている希望価格を参考にしつつ、適正価格を見極めることが大切です。また、値下げを急ぐのではなく、コメント交渉も活用すると、より納得のいく価格で販売できる可能性が高まります。
メルカリでの売買をよりスムーズにするために、これらのポイントを意識してみてください。
出品者向け：希望価格をうまく活用するための戦略
メルカリの「希望価格」機能を活用すると、購入希望者が登録した価格情報をもとに値下げを検討できます。
しかし、「希望価格を登録した人がいるのに購入されない」「値下げしたほうがいいのか迷う」といった悩みを抱える出品者も少なくありません。
ここでは、希望価格をうまく活用するための戦略を解説します。
希望価格を考慮した適正な価格設定のコツ
希望価格が登録されたら、その情報を参考にしつつ適正価格を考えましょう。
適正な価格設定には、次のようなポイントが重要です。
1. 過去の売却価格をチェックする
同じ商品や類似品の過去の取引価格を調べることで、相場を把握できます。
メルカリの「売り切れ」フィルターを活用して、適正価格を見極めましょう。
2. 希望価格の割合を確認する
メルカリの希望価格機能では、現在「5%OFF」「8%OFF」「10%OFF」の3段階が選べます。
登録された希望価格が現在の販売価格とどの程度差があるのかを確認し、値下げの判断材料にしましょう。
3. 送料や手数料を考慮する
単純に希望価格に合わせて値下げすると、送料や販売手数料で利益がほとんど残らない可能性があります。
特に、匿名配送や大きめの商品では送料が高くなるため、総コストを考慮した価格設定が必要です。
値下げのタイミングはいつがベストか？
値下げをするなら、適切なタイミングを見極めることが重要です。
1. 希望価格登録後すぐに下げない
希望価格が登録されると、すぐに「値下げする？」と促されますが、即座に値下げするのはおすすめしません。
登録した人が本当に購入を考えているのか、まずは様子を見るのが賢明です。
2. 週末や給料日後を狙う
メルカリでは、週末や給料日後（25日前後）に購入者が増える傾向があります。
希望価格が登録された場合でも、こうしたタイミングを狙って値下げするほうが効果的です。
3. いいね！の数をチェックする
希望価格の登録者以外にも「いいね！」をしている人が多い場合、値下げをしなくても売れる可能性があります。
逆に、希望価格登録後にいいね！が増えた場合は、値下げを期待する購入希望者が増えている可能性が高いです。
コメント交渉との違いを理解して柔軟に対応する
希望価格機能とコメントでの値下げ交渉には、それぞれ異なる特徴があります。
希望価格の特徴
- 登録者の情報が見えない
- 購入確約ではなく、単なる希望
- 購入者側は気軽に登録できるため、実際に買う気があるか不明
コメント交渉の特徴
- 交渉相手の情報が分かる
- 具体的な金額や意図を確認できる
- 交渉が成立すれば購入の可能性が高い
希望価格を登録している人が必ず購入するとは限りません。
そのため、希望価格を見て即値下げするより、コメントでの交渉を待つほうがよいケースもあります。
また、希望価格が登録されても、コメントで「○○円なら即購入できます」と交渉されることもあります。
この場合、コメントの交渉相手のほうが本気度が高いため、希望価格よりも優先的に対応するのが得策です。
まとめ
メルカリの希望価格機能は、購入希望者の意向を知るのに役立ちます。
しかし、希望価格を登録した人が必ず買うわけではないため、慎重に活用する必要があります。
以下のポイントを押さえながら、戦略的に希望価格を活用しましょう。
- 過去の売却価格や相場をチェックして、適正価格を見極める
- 希望価格が登録されても、すぐに値下げせず様子を見る
- 週末や給料日後など、売れやすいタイミングで値下げを行う
- 「いいね！」の数やコメント交渉の有無を確認する
- 希望価格よりも、コメントで直接交渉する購入者を優先する
希望価格機能を上手に活用し、より良い販売結果を目指しましょう！
購入者向け：希望価格機能を最大限活用する方法
メルカリの「希望価格」機能をうまく使えば、お得に商品を手に入れるチャンスが広がります。ただし、登録すれば必ず購入できるわけではなく、他の購入者との競争や出品者の判断も影響します。ここでは、希望価格を賢く利用するための最適なタイミングや競争に勝つコツ、そして登録後の注意点を詳しく解説します。
希望価格を登録する最適なタイミングとは？
希望価格を登録するベストなタイミングは、以下のような状況です。
- 出品されたばかりの商品新着商品は、出品者が価格の調整を考える可能性が高いため、希望価格を登録しておくと値下げされる確率が上がります。
- いいね！が少ないうちいいね！が増えると出品者は「人気がある」と判断し、値下げを渋ることが多いです。まだ注目されていない段階で希望価格を登録すると、交渉がスムーズに進むことがあります。
- 価格が変動しそうなタイミングメルカリでは、一定期間売れない商品が値下げされることが多いため、出品から数日〜1週間ほど経った商品にも注目しましょう。
希望価格を登録するだけでなく、出品者の過去の価格変更履歴や、コメントでの値下げ交渉の有無を確認すると、より効果的にタイミングを見極められます。
他の購入者との競争に勝つためのポイント
メルカリは早い者勝ちのマーケットなので、希望価格を登録しても他の購入者に先を越されることがあります。そのため、競争に勝つためのコツを押さえておきましょう。
1. 希望価格を登録後も商品をこまめにチェックする
希望価格を登録しただけで安心してはいけません。出品者が値下げしたタイミングで他の購入者がすぐに購入する可能性があるため、通知が来たらすぐに確認しましょう。
2. 購入の意思をコメントで伝える
希望価格を登録した後、出品者に「〇〇円ならすぐ購入できます」とコメントを残しておくと、売れる可能性が上がります。特に値下げを検討している出品者にとって、「買ってくれる人がいる」という安心感があると、価格変更しやすくなります。
3. 競争が激しい商品は即決も視野に
人気ブランドやレアアイテムは希望価格を登録しても競争率が高いため、あまり待ちすぎると他の購入者に取られてしまいます。「どうしても欲しい！」と思う商品なら、希望価格を登録する前に即決するのも一つの手です。
希望価格登録後の注意点（必ずしも購入できない理由）
希望価格を登録したからといって、必ずしもその価格で購入できるとは限りません。その理由をしっかり理解しておきましょう。
1. 出品者が値下げに応じない場合がある
希望価格を登録しても、出品者が値下げするかどうかは本人の判断次第です。特に「すぐに売るつもりがない」「価格にこだわりがある」出品者の場合、希望価格を登録しても反応がないことがあります。
2. 他の購入者に先を越される
出品者が希望価格に値下げした場合、すぐに購入しなければ他の人に買われてしまうこともあります。希望価格の通知を受け取ったら、素早く対応するのが大切です。
3. 希望価格に変更されても、購入する義務はない
希望価格を登録した購入者自身が、値下げされた後に購入しないケースもあります。このため、出品者は「希望価格を登録しても本当に買ってもらえるのか分からない」と考えることが多く、希望価格の登録だけでは必ずしも取引が成立しないのです。
4. 希望価格登録後の変更はできない
一度登録した希望価格は、後から変更することができません。「やっぱりもう少し高めでもいい」と思っても修正できないので、慎重に価格を決めましょう。
まとめ
メルカリの希望価格機能は、お得に買い物をするための便利なツールですが、登録しただけでは確実に購入できるわけではありません。登録するタイミングや、競争に勝つための工夫が重要です。
特に、出品者が値下げした後のスピード勝負が鍵になるため、希望価格を登録した後もこまめに商品をチェックしましょう。また、コメントを活用して購入の意思をアピールすることで、出品者の値下げ意欲を高めることができます。
希望価格を上手に活用して、欲しい商品をお得に手に入れましょう！
9. まとめ：「希望価格」機能を賢く使ってお得に売買するコツ
メルカリの「希望価格」機能をうまく活用すると、購入者はより安く買え、出品者はスムーズに販売できます。ただし、便利な機能だからといって必ずしも成功するとは限りません。ここでは、出品者と購入者それぞれの最適な使い方や注意点について詳しく解説します。
9-1. 出品者・購入者双方にとっての最適な活用法
■ 出品者側の活用法
出品者にとって「希望価格」機能は、どの程度の価格なら購入希望者がいるのかを知る手がかりになります。ただし、希望価格に変更しても購入されるとは限りません。以下のポイントを押さえて、効果的に活用しましょう。
- 希望価格を確認したうえで適切な値下げを行う希望価格が自分の想定よりも大幅に低い場合は、必ずしもその価格に合わせる必要はありません。「○○円までなら値下げ可能」と考え、適切な範囲で価格を見直しましょう。
- 希望価格登録後の動きを観察する値下げしたにもかかわらず購入されないケースもあります。その場合は、価格の変更が本当に妥当だったのかを見極め、再度価格調整を検討しましょう。
- コメントを通じた直接交渉も考慮する希望価格に下げても購入されない場合、コメントを活用し購入意思のあるユーザーと直接やり取りするのも手です。
■ 購入者側の活用法
購入者にとって「希望価格」機能は、お得に購入できるチャンスを増やす手段になります。しかし、希望価格を登録したからといって必ず値下げされるわけではありません。うまく活用するためのポイントを押さえておきましょう。
- 購入の意思がある場合はコメントも活用する希望価格を登録しても、出品者がその価格に応じるとは限りません。本当に購入を検討しているなら、コメントで「○○円なら購入希望です」と伝えると、交渉が成立しやすくなります。
- 希望価格の登録は早めにメルカリは早い者勝ちのシステムです。ほかの人が希望価格に近い値段で購入してしまう前に、早めに登録するのがポイントです。
- 希望価格に変更されたらすぐに購入する値下げされた瞬間に購入しないと、他の人に先を越される可能性があります。通知が来たらすぐに確認し、購入できるように準備しておきましょう。
9-2. 希望価格機能の限界と注意点
「希望価格」機能は便利ですが、万能ではありません。実際に使用する際は、以下のような限界や注意点を理解しておきましょう。
- 出品者は希望価格登録者の情報を知ることができないどのユーザーが希望価格を登録したのかは、出品者には分かりません。そのため、「本当に購入するのか？」と疑問に思うこともあります。
- 希望価格に変更しても購入されないことがある出品者が希望価格に変更しても、購入者が必ず買うとは限りません。希望価格を登録した時点では購入の意思があったとしても、気が変わったり、他の商品を買ったりするケースもあります。
- 購入者側は希望価格を後から変更できない一度登録した希望価格は変更できません。「もう少し安くなるなら買いたい」と思っても、登録後に再設定はできないので注意が必要です。
9-3. 希望価格を利用する際の心構え
■ 出品者の心構え
- 値下げは慎重に行う価格を変更しても購入されないリスクがあるため、希望価格に合わせるかどうかは慎重に判断しましょう。
- 無理な値下げはしないすぐに売りたいからといって、利益が出ないほどの値下げは避けるべきです。適正価格を意識しながら調整するのが大切です。
■ 購入者の心構え
- 必ず買うという意思がある場合のみ登録する「とりあえず登録しておこう」と軽い気持ちで希望価格を設定すると、いざ値下げされたときに迷うことになります。購入の意思が固まっているときに登録しましょう。
- 希望価格に変更されたらすぐに対応する出品者が希望価格に合わせてくれても、他の人に買われてしまうことがあります。通知が来たらすぐに確認し、購入のチャンスを逃さないようにしましょう。
まとめ
メルカリの「希望価格」機能は、購入者にとっては安く買うチャンスになり、出品者にとっては販売の機会を広げる手段になります。ただし、希望価格に変更しても必ず購入されるわけではないため、冷静に状況を見極めることが大切です。
出品者は希望価格を参考にしつつも、適正な値付けを意識することが重要です。また、購入者は本当に欲しい商品に対して希望価格を登録し、値下げされたら素早く行動することが成功のポイントになります。
「希望価格を1名が登録中」と表示されている商品があれば、チャンスを逃さないように慎重に判断し、上手に活用していきましょう！
