見慣れない番号から始まる電話番号…出るとヤバい?見極める方法とは?

突然見慣れない番号からの着信。「この電話、出ても大丈夫?」と気になり、検索した経験はありませんか?特に「+」や知らない国番号がついていると、詐欺や迷惑電話ではないかと不安になりますよね。この記事では、「から始まる電話番号」の正体を解説し、国際電話やIP電話などの可能性を探ります。

目次

1. はじめに

1-1. 「から始まる電話番号」と検索する人の疑問とは?

スマートフォンや固定電話に見知らぬ電話番号から着信があったとき、誰しも少なからず不安を感じるものです。特に「+」や「0800」「0120」など、普段見慣れない番号からの電話は、詐欺や迷惑電話の可能性を疑ってしまいます。

「この番号はどこから?」「出ても大丈夫?」と気になり、インターネットで番号を検索する人は多いでしょう。その中でも「から始まる電話番号」というキーワードで検索する人の多くは、以下のような疑問や不安を抱えています。

  • 「+」がついた番号は海外からの電話なのか?
  • 「0800」「0120」は企業や公的機関の番号なのか、それとも詐欺なのか?
  • この電話に出るべきか、無視すべきか?
  • 折り返した場合、料金が発生するのか?

特に、国際電話のように見える番号は「もしかして海外の知人?」と思ってしまい、つい出てしまうこともあります。しかし、近年では詐欺目的の不審な電話も多く、慎重に対応する必要があります。

1-2. 怪しい電話かもしれないと感じる心理的背景

私たちが知らない番号に対して不安を抱くのは、過去の詐欺事件や迷惑電話の経験、そしてニュースなどで報じられる電話詐欺の影響が大きいです。特に「ワン切り詐欺」や「架空請求電話」などの被害が広まったことで、「知らない番号 = 危険」という意識が根付いています。

また、次のようなケースでは、より一層警戒心が強まります。

  • 深夜や早朝に突然かかってくる電話
  • 着信履歴に何度も同じ番号が表示される
  • 「+」がついた国際電話風の番号(詐欺の手口として使われることが多い)
  • 「0120」や「0800」などのフリーダイヤルの着信(企業の営業電話かもしれない)

このような電話がかかってきた場合、多くの人は「詐欺かもしれない」と警戒します。特に、近年では音声ガイダンスを使ったフィッシング詐欺や、折り返し電話を誘導する詐欺も増えているため、慎重な対応が求められます。

「から始まる電話番号」が気になったときは、すぐに出るのではなく、まずは冷静に情報を調べることが大切です。

「から始まる電話番号」の正体とは?

スマホに突然「+」から始まる電話番号からの着信があると、驚きますよね。「どこの国から?」「詐欺電話?」と不安になることもあるでしょう。実は「+」から始まる電話番号には、いくつかのパターンがあります。ここでは、その正体について詳しく解説していきます。

「+」がつく電話番号は何を意味するのか?

「+」がつく電話番号は、一般的に国際電話を意味します。通常、日本国内の電話番号は「0」から始まりますが、国際電話の場合は「+」のあとに国番号がつく形になります。例えば、日本の国番号は「+81」、アメリカは「+1」、イギリスは「+44」です。

また、IP電話や特定の通話システムを利用している場合にも「+」がつくことがあります。そのため、「+」がついているからといって必ずしも海外からの電話とは限りません。

国際電話の可能性(+81は日本、+1はアメリカ、+44はイギリス など)

「+」のあとに続く数字は、その電話が発信された国の識別番号(国コード)です。主な国コードは以下の通りです。

  • +81:日本
  • +1:アメリカ・カナダ
  • +44:イギリス
  • +49:ドイツ
  • +86:中国
  • +91:インド

例えば、「+81」から始まる電話は、日本からの発信ですが、受信者が海外にいる場合や、日本の携帯番号が海外に転送されている場合などにも見られます。

IP電話や特殊な発信システムを利用したケース

「+」から始まる電話番号は、国際電話以外にもIP電話や特殊な通話システムを利用したケースでも表示されることがあります。

  • IP電話(インターネット回線を使った電話)の一部では、「+」付きの番号として表示されることがあります。例えば、050から始まるIP電話は国際通話の際に「+」がつくこともあります。
  • 企業のコールセンター電話転送サービスを利用している場合、国際発信のような番号が表示されることがあります。
  • また、一部の詐欺業者が偽装した番号を使って発信する場合にも、「+」がついた電話番号が利用されることがあります。

そのため、「+」から始まる番号だからといってすぐに詐欺とは限りませんが、発信元に心当たりがない場合は慎重に対応する必要があります。

日本国内からでも「+」がつく場合がある?(国際ダイヤルアシスト機能)

実は、日本国内からの電話でも「+」がつく場合があります。これは、スマートフォンの国際ダイヤルアシスト機能が関係しています。

例えば、海外にいるときに日本の電話番号にかけると、自動的に「+81」が付与されることがあります。

また、iPhoneやAndroidスマホでは、国際電話をかける際に「0」を長押しすると「+」が表示される仕様になっています。これを利用して国際電話を発信することが可能です。

まとめ

「+」から始まる電話番号は、国際電話であることが多いですが、IP電話や特殊なシステムを利用している場合にも表示されることがあります。また、日本国内からでも国際ダイヤルアシスト機能によって「+」がつくことがあるため、すべてが海外からの発信とは限りません。

知らない「+」付きの番号からの着信があった場合は、安易に折り返さず、番号を検索して発信元を確認することをおすすめします。迷惑電話の可能性もあるため、不審に感じた場合は着信拒否やブロックを活用しましょう。

「から始まる電話番号」の危険性と詐欺の手口

最近、「+から始まる電話番号」からの着信が増えていると話題になっています。国際電話の番号であることが多いですが、その中には危険な詐欺や迷惑電話も含まれています。ここでは、不審な国際電話がかかってくる理由や代表的な詐欺の手口、さらに新たな詐欺の形態について詳しく解説します。

なぜ不審な国際電話がかかってくるのか?

突然、海外からの電話がかかってくると驚いてしまいますよね。そもそも、なぜ不審な国際電話があなたの番号にかかってくるのでしょうか?

主な理由として、以下のようなものが考えられます。

  • ランダムに発信されている詐欺グループは無作為に電話番号を生成し、片っ端から発信している場合があります。たまたまあなたの番号がリストに入ってしまった可能性があります。
  • 過去にどこかで電話番号を登録したネット上のサービスや懸賞応募などで入力した電話番号が流出し、詐欺業者に売られた可能性があります。
  • 知人が詐欺に遭い、あなたの番号が漏れた友人や家族が詐欺業者に騙され、電話帳に登録されているあなたの番号が流出してしまったケースもあります。

このように、詐欺業者はさまざまな方法であなたの電話番号を手に入れ、不審な国際電話をかけてくるのです。

代表的な迷惑電話・詐欺の手口

「+から始まる電話番号」を使った詐欺には、いくつかの代表的な手口があります。特に多いのが以下の3つです。

ワン切り詐欺

電話が1回鳴ってすぐに切れる「ワン切り」タイプの迷惑電話です。被害者が「何の電話だったのか?」と気になり、折り返すことを狙っています。

この手口の目的は、高額な国際通話料金を請求することです。折り返した瞬間、国際通話料金が発生し、気づかないうちに高額な請求を受けることになります。

国際料金詐欺

電話に出ると、自動音声やオペレーターが「あなたのアカウントに異常が発生しました」「おめでとうございます、賞金が当たりました」などと言ってきます。指示に従って通話を続けてしまうと、高額な国際通話料金が発生する仕組みになっています。

この詐欺の特徴は、なるべく長く通話を続けさせること。話を引き延ばして、被害者にできるだけ多くの通話料金を負担させようとします。

なりすまし詐欺

「〇〇銀行のセキュリティ担当です」「あなたのクレジットカードに不正使用の疑いがあります」など、権威のある機関を装って電話をかけてきます。本物のように見せかけた電話番号を使い、個人情報やカード情報を盗もうとする手口です。

特に最近では、音声AIを使って本物のオペレーターのように話す詐欺も増えています。違和感を感じたら、すぐに電話を切りましょう。

SNS・メッセージアプリを経由した新手の詐欺とは?

近年、「+から始まる電話番号」を使った詐欺は、SNSやメッセージアプリを経由する形に進化しています。例えば、以下のような手口があります。

  • SMSでのフィッシング詐欺「あなたの荷物が届いています」「未納料金があります」などのSMSを送り、偽サイトに誘導します。このサイトで個人情報を入力すると、詐欺業者に情報が盗まれます。
  • WhatsAppやLINEでの国際詐欺海外の電話番号からメッセージが届き、「あなたの知り合いです」「仕事の話をしたい」などと言われます。会話を続けると、投資詐欺やロマンス詐欺に巻き込まれることがあります。
  • FacebookやInstagramでのDM詐欺「あなたのアカウントがハッキングされました」「特別な投資チャンスがあります」などのDMが送られてきます。不審なリンクをクリックすると、詐欺サイトに誘導される危険があります。

被害に遭うとどうなる?実際に報告された事例

実際に「+から始まる電話番号」に関する詐欺被害は、多く報告されています。以下はその一例です。

ケース1:ワン切りに折り返した結果、2万円の請求が…

ある男性は、夜中に突然「+242」からのワン切り電話を受けました。心当たりがなかったものの、翌朝気になって折り返してしまいました。すると、何も話さずに5秒ほどで切れるだけの電話。しかし、翌月の電話料金を確認すると、2万円以上の国際通話料金が発生していました。

ケース2:偽の銀行担当者にクレジットカード情報を盗まれた

別の女性は、「+44」からの電話を受けました。相手は「〇〇銀行のセキュリティ部門」と名乗り、「あなたのカードが不正利用されています」と告げました。指示に従い、クレジットカード番号を伝えたところ、翌日になって不審な決済が多数発生していました。

まとめ

「+から始まる電話番号」には、詐欺や迷惑電話の可能性があるため、決して安易に出たり折り返したりしないことが重要です。特に、不審な着信があった場合は、着信拒否を設定するなどの対策を取りましょう。万が一被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察や消費者センターに相談してください。

4. 「から始まる電話番号」への対処法

4-1. 知らない番号からの着信、まずやるべきこと

突然、「+」から始まる電話番号から着信があったら驚きますよね。どこからの電話なのか、出ても大丈夫なのか、不安になる人も多いでしょう。しかし、最も大切なのは「まず電話に出ないこと」です。

特に、心当たりのない海外番号や非通知の着信は、詐欺や迷惑電話の可能性があります。電話に出ることで「この番号は使われている」と相手に認識され、さらに多くの迷惑電話がかかってくるリスクが高まります。

もし、本当に大事な電話であれば、相手はメッセージを残すはずです。そのため、安易に折り返さず、まずは番号をインターネットで検索してみましょう。

4-2. どんな場合でも電話に出るべきでない理由

知らない電話番号に出ないほうがいい理由はいくつかあります。

  • 詐欺や架空請求の可能性がある海外からの着信に出てしまうと、「○○国にいる親戚が事故に遭った」といった嘘の話をされ、高額な請求をされるケースがあります。
  • 電話番号が悪用される可能性がある一度出てしまうと、あなたの電話番号が「有効な番号」としてリストに追加され、別の業者からも連絡が来るかもしれません。
  • 高額な通話料金が発生するケースも詐欺業者の中には、電話に出るだけで高額な通話料金が発生する「ワン切り詐欺」のような手口を使う場合もあります。

どんな理由であれ、「知らない番号には出ない」を徹底することが大切です。

4-3. 折り返すとどうなる?危険なケースを解説

知らない番号に折り返してしまうと、以下のようなリスクがあります。

  • 高額な通話料金を請求される一部の詐欺業者は、折り返した瞬間に高額な国際通話料が発生する番号を使用しています。
  • 個人情報を聞き出される詐欺グループが巧妙に話を進め、あなたの名前や住所、銀行口座情報などを引き出そうとする場合があります。
  • しつこい迷惑電話のターゲットになる一度応答したことが記録され、別の迷惑電話が次々とかかってくるようになることも。

もし大切な電話だった場合、相手はメッセージを残すか、再度かけてくるはずです。そのため、心当たりのない番号には絶対に折り返さないようにしましょう。

4-4. スマホでの着信拒否・ブロック設定方法(iPhone・Android別)

しつこい迷惑電話を防ぐために、着信拒否やブロックを設定しておきましょう。

■ iPhoneでの着信拒否設定

  1. 「電話」アプリを開く
  2. 着信履歴からブロックしたい番号を選択
  3. 「i」ボタンをタップ
  4. 「この発信者を着信拒否」を選択

■ Androidでの着信拒否設定

  1. 「電話」アプリを開く
  2. 着信履歴または連絡先からブロックしたい番号を長押し
  3. 「ブロック」または「着信拒否」を選択

また、各携帯キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)でも迷惑電話をブロックするサービスを提供しているため、利用を検討すると良いでしょう。

4-5. 迷惑電話を防ぐためのセキュリティアプリ・キャリアサービス紹介

迷惑電話を未然に防ぐため、以下のようなセキュリティアプリを活用するのもおすすめです。

  • 「Whoscall」:不審な番号を事前に警告してくれるアプリ
  • 「迷惑電話ブロック(NTTドコモ)」:ドコモが提供する迷惑電話対策サービス
  • 「迷惑電話ストップサービス(au)」:KDDIの迷惑電話対策
  • 「迷惑電話ブロック(ソフトバンク)」:ソフトバンクの迷惑電話対策サービス

これらのツールを利用することで、迷惑電話を防ぎ、安心してスマホを利用できます。

4-6. もし出てしまったら?すぐにやるべき対応策

うっかり知らない番号に出てしまった場合、すぐに以下の対応をしましょう。

  • すぐに電話を切るできるだけ早く通話を終了し、相手に情報を与えないことが重要です。
  • 折り返さないもし通話が切れた場合でも、こちらからかけ直すのは避けましょう。
  • 着信拒否やブロックを設定する今後同じ番号からの着信を防ぐため、すぐにブロックしましょう。
  • 不安なら公的機関に相談消費生活センター(全国の消費生活センター一覧)や警察に相談するのも有効です。

迷惑電話の被害に遭わないためにも、慎重に対応することが大切です。

5. 「から始まる電話番号」が安全な場合もある?

「+から始まる電話番号」には、詐欺や迷惑電話の可能性がある一方で、正当な目的で使われることもあります。例えば、海外にいる家族や友人、企業のカスタマーサポートセンターなどが発信元の場合、安全なケースも多いのです。ここでは、どのような場合に「+から始まる電話番号」が安全なのかを詳しく解説していきます。

5-1. 海外にいる家族・知人からの正当な着信の場合

海外に住んでいる家族や友人からの電話は、「+から始まる電話番号」として表示されます。例えば、日本の国コードは+81なので、海外から日本の携帯電話にかけると「+81 90-XXXX-XXXX」のような形式になります。

また、国際ローミングを利用している場合、日本の携帯電話でも海外の回線を経由することで「+から始まる番号」として着信することがあります。旅行中の家族や知人が日本へ電話をかけた際にもこの形式になるため、着信があった際には発信者を確認してみましょう。

5-2. 企業やサービスからの国際電話(正規のコールセンターの見分け方)

国際的に事業を展開する企業のカスタマーサポートセンターなどは、海外から電話をかけてくることがあります。例えば、航空会社クレジットカード会社オンラインショッピングサイトのサポート窓口などは、海外拠点から電話をかけることがあるため、「+から始まる番号」になることが一般的です。

正規のコールセンターかどうかを見分けるポイントとして、以下の点を確認するとよいでしょう。

  • 事前に利用しているサービスから連絡があることを知っていたか?
  • 企業の公式サイトに記載されている番号と一致しているか?
  • 相手が個人情報を求めてこないか?(詐欺の可能性がある場合、住所やクレジットカード情報を聞いてくる)

もし、企業のカスタマーサポートからの着信であるかどうか不安な場合は、公式サイトで発信元の番号を確認するのが安全です。

5-3. 安心できる国際電話の利用方法と見極め方

「+から始まる電話番号」でも安心して対応できるように、以下のような対策を取ることをおすすめします。

  • 事前に海外の家族や友人の電話番号を登録しておく
    連絡が来る可能性がある相手の番号を連絡先に登録しておけば、知らない番号と区別できます。
  • 不審な場合は、検索して発信元を調べる
    企業のコールセンターであれば、公式サイトに電話番号が掲載されている場合が多いので、検索してみましょう。
  • 折り返しの前にメッセージやメールで確認する
    知人の可能性がある場合でも、いきなり折り返すのではなく、メッセージやSNSで「電話をかけた?」と確認すると安心です。
  • 着信が続く場合は着信拒否を設定する
    しつこくかかってくる場合は、迷惑電話の可能性もあるため、スマートフォンの着信拒否機能を利用しましょう。

このような対策を取ることで、安全な「+から始まる電話番号」と不審な番号を見分けることができます。国際電話だからといってすぐに怪しむのではなく、落ち着いて発信元を確認することが大切です。

6. 「から始まる電話番号」を自分で使う方法

「+」から始まる電話番号は、主に海外との通話に使用される国際電話番号です。海外にいるときに日本へ電話をかけたり、外国の番号に発信したりする際に必要になります。ここでは、自分で「+」から始まる電話番号を使う方法について詳しく解説します。

6-1. 海外にいるときに「+」をつけて電話をかける方法

海外で電話をかける際には、通常の国内通話と異なり、国番号を入力する必要があります。国番号とは、各国ごとに割り当てられた識別番号のことで、日本の国番号は「+81」です。たとえば、日本の携帯電話番号「090-1234-5678」に海外から電話をかける場合、以下のように入力します。

+81 90-1234-5678

「+81」の後に、電話番号の最初の「0」を省略して入力するのがポイントです。同様に、アメリカ(国番号:+1)にいる友人に電話をかける場合、「+1」の後に相手の電話番号を入力します。

また、一部の国では、国際電話をかける際に「+」の代わりに「00」や「011」を使うこともあります。国や携帯キャリアによって異なるため、渡航先のルールを確認しておくと安心です。

6-2. スマホで「+」を入力するには?(iPhone・Android別の操作方法)

「+」を入力する方法は、スマートフォンの機種によって異なります。iPhoneとAndroid、それぞれの操作方法を見ていきましょう。

■ iPhoneの場合

1. 電話アプリを開く。
2. ダイヤルパッドの「0」を長押しする。
3. 「+」が表示されたら、続けて国番号と電話番号を入力する。

iPhoneでは、「0」の長押しで簡単に「+」を入力できます。海外にいるときや国際電話をかけるときに便利なので、覚えておくと良いでしょう。

■ Androidの場合

1. 電話アプリを開く。
2. ダイヤルパッドの「0」を長押しする。
3. 「+」が表示されたら、国番号と電話番号を続けて入力する。

ほとんどのAndroidスマホでも、iPhoneと同じく「0」の長押しで「+」が入力できます。ただし、一部の機種では操作が異なる場合があるため、設定を確認しておくと安心です。

6-3. 海外から日本へ電話をかける際の注意点とお得な通話方法

海外から日本へ電話をかける場合、通話料金が高額になることがあります。以下のポイントに注意して、コストを抑える方法を活用しましょう。

■ 国際通話料金に注意

携帯キャリアの国際通話料金は、国やプランによって大きく異なります。例えば、日本の大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)では、アメリカから日本への通話料金が1分あたり100円以上かかることもあります。そのため、事前に料金プランを確認し、必要であれば国際通話オプションを契約しておくのがオススメです。

■ Wi-Fi通話や通話アプリを活用

高額な国際通話料金を回避する方法として、Wi-Fi通話無料通話アプリの利用が挙げられます。例えば、以下のアプリを使えば、インターネット経由で無料または格安で日本へ通話できます。

  • LINE:無料通話が可能(相手もLINEを利用している場合)
  • Skype:固定電話や携帯電話にも低料金で発信可能
  • WhatsApp:Wi-Fi環境下で無料通話が可能
  • Google Voice:アメリカなどでは安価な国際通話が可能

これらのアプリを活用すれば、海外から日本への通話コストを大幅に削減できます。特にWi-Fi環境がある場合は、無料通話を積極的に利用するのがオススメです。

■ SIMカードや国際ローミングの活用

海外旅行や出張で長期間滞在する場合、現地のSIMカードを購入するのも一つの方法です。例えば、アメリカでは「T-Mobile」や「AT&T」などのプリペイドSIMを利用すれば、日本への通話料金を抑えることができます。また、日本の携帯キャリアが提供する国際ローミング(海外利用プラン)を利用するのも手段の一つです。ただし、ローミング料金は高額になることがあるため、事前にプラン内容を確認しておきましょう。

まとめ

「+」から始まる電話番号は、海外との通話に欠かせないものです。海外で電話をかける際は、国番号を正しく入力し、スマホで「+」を使う方法を覚えておきましょう。また、通話料金を抑えるために、Wi-Fi通話や無料通話アプリを活用するのがオススメです。海外での通話を快適にするために、ぜひこの記事の内容を参考にしてください。

7. トラブルに巻き込まれたら?相談先一覧

「+から始まる電話番号」からの着信は、国際電話だけでなく、詐欺や迷惑電話の可能性もあります。不審な電話に出てしまった場合、被害を最小限に抑えるために、適切な相談先に連絡することが重要です。以下では、トラブルに巻き込まれた際に相談できる窓口を紹介します。

7-1. 消費生活センターに相談する方法

「知らない番号からの着信が続く」「不審な電話に出てしまった」このような場合、まずは消費生活センターに相談しましょう。消費生活センターは、国民生活センターが運営する公的な相談窓口で、詐欺や迷惑電話による被害の相談を受け付けています。

消費生活センターの連絡方法:
全国どこからでも、「188(いやや)」に電話すると、お近くの消費生活センターにつながります。

相談の際に伝えるべきポイント:
・不審な電話番号(可能ならスクリーンショットも)
・通話の内容(脅迫や詐欺の勧誘があったか)
・発信者の名乗った会社名や個人名(不明な場合はその旨を伝える)

専門の相談員が対応し、場合によっては行政機関や警察への連携を勧めてくれます。

7-2. 携帯キャリアの迷惑電話対策窓口一覧

携帯電話のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)は、迷惑電話を防ぐための専用窓口を設けています。電話番号をブロックしたり、迷惑電話を通報したりできるので、積極的に活用しましょう。

主要キャリアの迷惑電話窓口:

  • NTTドコモ: 0120-210-360(迷惑電話ストップサービス)
  • au(KDDI): 0077-705(迷惑電話撃退サービス)
  • ソフトバンク: 157(迷惑電話ブロックサービス)
  • 楽天モバイル: my 楽天モバイルアプリから迷惑電話の報告が可能

また、各キャリアの公式サイトでは、スマホで迷惑電話をブロックする方法も詳しく紹介されています。「着信拒否設定」や「迷惑電話通報機能」を活用することで、被害を未然に防ぐことができます。

7-3. 警察・総務省など行政機関への通報手順

詐欺や脅迫など、より深刻なトラブルに巻き込まれた場合は、警察や総務省に通報することが重要です。

警察に相談する場合:
ただし、明らかに犯罪の危険がある場合(振り込め詐欺の指示を受けた、脅迫を受けたなど)は、迷わず「110」番で緊急通報しましょう。

総務省に報告する場合:
総務省では、不審な国際電話や架空請求などの迷惑電話の情報を収集しています。「迷惑電話・SMSに関する情報提供窓口」を利用して、不審な番号を報告することができます。

総務省や警察に通報することで、被害の拡大を防ぐことができる可能性があります。

7-4. まとめ

「+から始まる電話番号」からの不審な着信に対応する際は、絶対に折り返さない・出ないことが基本です。万が一、電話に出てしまったり、不安を感じた場合は、消費生活センター・携帯キャリアの窓口・警察や総務省に相談することをおすすめします。

早めの対策と相談が、被害を防ぐための第一歩になります。

8. まとめ

8-1. 「から始まる電話番号」に関する正しい知識を持つことが大切

突然の「+」から始まる電話番号の着信に驚いたことはありませんか?こうした番号は多くの場合、国際電話であることが一般的ですが、中には詐欺や迷惑電話も含まれています。特に「+81」なら日本から、「+1」ならアメリカ・カナダ、「+44」ならイギリスなど、国ごとに割り当てられた国番号(国コード)があり、どこからの発信なのかを見極める手がかりになります。

しかし、一部の悪質な業者は国際電話を装って詐欺を仕掛けてくることもあります。例えば、「ワン切り詐欺」と呼ばれる手口では、短時間の着信を残して折り返しを促し、高額な通話料を請求するケースも報告されています。そのため、「+」から始まる番号の意味を理解し、危険な電話を見分ける知識を持つことが重要です。

8-2. 知らない電話に出ない・折り返さない習慣をつけよう

不審な番号からの着信には、絶対に出ないことが基本です。一度でも出てしまうと、その電話番号が「有効な番号」として認識され、さらなる迷惑電話が増える可能性があります。

また、知らない番号には折り返しをしないことも大切です。「海外の知人かも?」と思うことがあるかもしれませんが、もし本当に大事な用件であれば、相手は何度かかけ直してくるはずです。迷惑電話である可能性が少しでもある場合は、インターネットで番号を検索し、詐欺などの報告がないか確認するのもよいでしょう。

8-3. もしもの時に備えて、着信拒否設定や相談先を把握しておく

迷惑電話がしつこく続く場合は、着信拒否やブロック設定を活用しましょう。スマホには迷惑電話を拒否する機能が搭載されており、携帯キャリア各社でも迷惑電話対策のサービスを提供しています。また、セキュリティアプリを活用することで、詐欺の可能性がある番号を事前にブロックできる場合もあります。

もし誤って電話に出てしまった場合は、すぐに通話を切ることが重要です。相手と会話を続けると、不用意に個人情報を話してしまったり、詐欺の罠にはまるリスクが高まります。万が一、不安を感じた場合は、以下のような相談窓口を活用しましょう。

「+」から始まる電話番号のすべてが危険というわけではありませんが、詐欺の可能性があることを理解し、冷静に対処する習慣を身につけることが大切です。