「PS4のアカウントを削除したいけど、具体的にどうすればいい?」「削除すると何が起こるの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?アカウント削除は簡単にできるものではなく、一度消してしまうと購入したゲームやセーブデータ、トロフィーなどが失われる可能性があります。また、PlayStation Network(PSN)の他のサービスにも影響が及ぶことも。この記事では、PS4のアカウント削除を検討する理由や、削除後にできなくなること、事前に確認すべきポイントを詳しく解説します。
はじめに
PS4のアカウントを削除したいと思ったことはありませんか?長年使ってきたアカウントでも、何らかの理由で削除を検討することがあります。しかし、PSN(PlayStation Network)のアカウント削除は簡単ではなく、いくつかの注意点があります。
この記事では、PS4のアカウント削除を考える理由や、削除と一時停止の違い、削除後にできなくなることについて詳しく解説します。アカウント削除を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
PS4のアカウント削除を考える理由
PS4のアカウント削除を考える理由は人それぞれですが、よくあるケースとして以下のようなものがあります。
- PS4を使わなくなった – PS5に移行したり、ゲームを卒業したりしてPS4を使わなくなると、アカウントも不要になります。
- 別のアカウントを使いたい – 新しくPSNアカウントを作成し、古いアカウントを削除したい場合もあります。
- 個人情報を削除したい – PSNアカウントにはクレジットカード情報や購入履歴が紐づいているため、不要なら削除したいと考えることもあるでしょう。
- セキュリティ上の理由 – 乗っ取りや不正アクセスを防ぐため、使わないアカウントを削除するのも一つの方法です。
PSNアカウントの「削除」と「一時停止」の違い
PSNアカウントには、「削除」と「一時停止」の2つの選択肢があります。それぞれの違いを理解しておかないと、思わぬトラブルにつながることもあります。
アカウント削除とは?
PSNアカウントの削除とは、アカウントを完全に消去し、復元できなくすることを意味します。削除が完了すると、以下のような影響があります。
- 購入したゲームやDLCがすべて消える(再ダウンロード不可)
- PS Plusなどのサブスクリプションが解約される
- ウォレットの残高が消える(返金不可)
- オンラインID(PSN ID)が二度と使用できなくなる
これらの点を理解した上で、本当に削除するべきか慎重に判断しましょう。
一時停止とは?
一時停止は、アカウントを一定期間使えなくする措置です。たとえば、セキュリティ上の理由で一時的にアカウントを停止し、後で復旧することができます。
削除とは異なり、データやゲームの購入履歴はそのまま残るため、「削除するのは不安だけど、しばらく使わない」という場合におすすめです。
アカウント削除後にできなくなること
PSNアカウントを削除すると、以下のことができなくなります。削除前にしっかり確認しましょう。
※削除についてはご自身で十分考慮した上で、自己責任でお願いします。
- 購入済みのゲームやDLCの再ダウンロード – PS Storeで購入したコンテンツはすべて失われ、再ダウンロードできません。
- オンラインプレイ – PS Plusの特典も含め、マルチプレイやクラウドセーブ機能が使えなくなります。
- PS Storeのウォレット残高 – 残っているウォレット(PSNの電子マネー)は消滅し、返金されません。
- オンラインID(PSN ID)の再利用不可 – 一度削除したPSN IDは、二度と同じものを作成できません。
アカウントを削除する前に、これらの影響を十分理解し、本当に削除しても問題ないか慎重に考えましょう。
次の記事では、実際にPS4のアカウントを削除する手順について詳しく解説します。
2. PlayStation Network(PSN)アカウントを削除する前に確認すべきこと
PS4やPS5で使用していたPlayStation Network(PSN)アカウントを削除する前に、いくつか重要な点を確認しておく必要があります。
アカウントを削除すると、購入履歴やセーブデータ、トロフィーなどがすべて失われ、復元することはできません。
また、サブスクリプションサービスの自動更新も停止しておかないと、アカウント削除後も請求が発生する可能性があります。
2.1 PSNアカウントを削除するとどうなる?影響をチェック
PSNアカウントを削除すると、以下の影響があります。
- 購入したゲームやDLCの利用不可:PlayStation Storeで購入したゲームや追加コンテンツ(DLC)はすべて利用できなくなります。
- セーブデータの消失:本体ストレージやクラウドに保存されているセーブデータも削除されます。
- トロフィーの喪失:獲得したトロフィーはすべて削除され、他のユーザーが見ることもできなくなります。
- オンラインIDの再利用不可:削除したオンラインIDは、他のアカウントで再度使用することができません。
- サブスクリプションサービスの利用停止:PlayStation Plus(PS Plus)やPlayStation Nowの残り期間があっても、削除後は利用できません。
一度削除すると元に戻すことはできないため、本当に削除して問題ないか慎重に判断しましょう。
2.2 削除で失われるデータ(購入履歴・セーブデータ・トロフィーなど)
PSNアカウントを削除すると、以下のデータが完全に失われます。
- PlayStation Storeの購入履歴:ダウンロード版のゲームやDLC、テーマ、アバターなど。
- セーブデータ:ゲームの進行状況を記録したデータ(クラウド保存分も含む)。
- トロフィー:獲得したすべてのトロフィー。
- ウォレット残高:アカウントに残っているウォレット残高(返金は不可)。
- フレンドリスト:登録していたフレンド情報。
特にセーブデータやトロフィーの喪失は取り返しがつかないため、バックアップを取るか、別の選択肢(アカウントの休止など)を検討しましょう。
2.3 削除後も引き継げるもの(登録メールアドレスの再利用可否など)
PSNアカウントを削除しても、以下の情報は再利用できます。
- 登録メールアドレス:削除後も、同じメールアドレスを使って新しいPSNアカウントを作成できます。
- 本体のゲームデータ:アカウントとは別にPS4やPS5本体に保存されているデータ(オフラインで遊べるゲームなど)は、そのまま残ります。
ただし、削除したPSNアカウントのオンラインIDは二度と使用できません。
また、PS Plusの残り期間があっても、アカウント削除後は利用できません。
2.4 PS Plusやサブスクリプションの自動更新を止める方法
PSNアカウントを削除する前に、PlayStation Plus(PS Plus)などのサブスクリプションの自動更新を停止しておくことをおすすめします。
自動更新の停止手順は以下のとおりです。
PS4の場合
- ホーム画面で[設定]を開く。
- [アカウント管理]を選択。
- [アカウント情報]→[PlayStation の定額サービス]を開く。
- 対象のサブスクリプション(PS Plusなど)を選択し、[自動更新を無効にする]を選ぶ。
PS5の場合
- ホーム画面で[設定]を開く。
- [ユーザーとアカウント]を選択。
- [アカウント]→[支払いと定額サービス]を開く。
- 対象のサブスクリプションを選び、[自動更新を無効にする]を選択。
この手続きをしておけば、PSNアカウント削除後に不要な請求が発生することを防げます。
まとめ
PSNアカウントを削除すると、購入したコンテンツやセーブデータ、トロフィーが完全に失われ、復元できなくなります。
また、オンラインIDは二度と使用できなくなりますが、登録メールアドレスは再利用可能です。
さらに、PS Plusやサブスクリプションの自動更新を止めておかないと、削除後も料金が請求される可能性があるため、事前に必ず設定を確認しましょう。
慎重に判断し、後悔しないようにしてください。
3. PS4のアカウント削除に必要な情報
PS4のアカウント(PlayStation Networkアカウント)を削除するには、本人確認のためにいくつかの情報を準備する必要があります。Sonyの公式サポートに削除依頼をする際、オペレーターがこれらの情報を基に本人確認を行います。準備が不十分だと削除手続きが進められないため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
3.1 事前に準備すべき情報一覧
PlayStation Networkアカウントを削除するには、以下の情報を求められることがあります。
- 氏名(登録名)
- 登録メールアドレス
- PSNオンラインID(ゲーム内の表示名)
- 登録した電話番号
- PlayStation Storeの購入履歴(発行番号の確認方法)
- 購入履歴がない場合の代替確認方法
これらの情報は、チャットサポートでオペレーターとやり取りする際に必要になります。特に購入履歴の発行番号は見落としがちなので、事前に確認しておくことをおすすめします。
3.2 氏名(登録名)
アカウント作成時に登録した氏名(フルネーム)が必要になります。これはPlayStation Networkに登録した正式な名前であり、本人確認の重要なポイントです。
チャットサポートを開始する際、オペレーターとの会話の最初の段階で求められることが多いため、正確に答えられるように準備しておきましょう。
3.3 登録メールアドレス
PlayStation Networkに登録したメールアドレスも必要です。これは、サインイン時に使用するアドレスであり、削除手続きの際に本人確認の一環として求められます。
もし登録したメールアドレスを忘れてしまった場合は、PlayStation本体の設定や、以前受信したPlayStationからのメールを確認すると見つかる可能性があります。
3.4 PSNオンラインID(ゲーム内の表示名)
オンラインIDは、ゲーム内やPlayStation Network上で表示されるユーザー名です。これも削除申請の際に必要となるため、正確に把握しておきましょう。
オンラインIDはPS4本体の「設定」→「アカウント管理」→「アカウント情報」から確認できます。
3.5 登録した電話番号
PlayStation Networkに登録している電話番号も、本人確認のために求められることがあります。特に、二段階認証を設定している場合は、電話番号が重要な確認情報となります。
もし登録している電話番号を忘れてしまった場合は、PlayStation Networkの「アカウント情報」から確認するか、過去に受信したSonyからのSMSをチェックしてみましょう。
3.6 PlayStation Storeの購入履歴(発行番号の確認方法)
PlayStation Storeでの購入履歴に記載される発行番号も、本人確認のために使用されることがあります。発行番号は、PlayStation Storeで何かを購入(無料のコンテンツ含む)した際に届くメールに記載されています。
発行番号を確認する方法は以下の通りです:
- PlayStation Storeで購入した際のメール(「ご購入ありがとうございます」といったタイトル)をチェックする
- PlayStation Networkのアカウント管理ページから購入履歴を確認する
購入履歴を確認できないと、本人確認が進められない可能性があるため、削除申請をする前にメールを検索してみましょう。
3.7 購入履歴がない場合の代替確認方法
「PlayStation Storeで何も購入していない」「購入履歴のメールを削除してしまった」といった場合でも、アカウントの削除は可能です。その場合、オペレーターから代替となる本人確認情報を求められることがあります。
具体的には以下のような情報が求められる可能性があります:
- アカウント作成時の詳細情報(例:登録した生年月日、住所)
- PlayStation Networkにサインインした最終日時
- 過去に利用したPlayStation機種
これらの情報をできるだけ正確に答えることで、購入履歴がなくてもアカウント削除の手続きを進められます。
また、サポートチャットでは、オペレーターの指示に従って慎重にやり取りすることが重要です。誤った情報を伝えると手続きがスムーズに進まない可能性があるため、事前に準備をしっかりとしておきましょう。
4. PS4のアカウントを削除する手順
PS4のアカウント(PlayStation Networkアカウント)を完全に削除するには、PlayStation公式サイトから手続きを行う必要があります。単純に「削除してください」とリクエストするだけではなく、いくつかの本人確認情報を提出する必要があるため、あらかじめ準備をしておきましょう。ここでは、実際の手順を詳しく説明します。
4.1 PlayStation公式サイトのアカウント削除ページにアクセス
まず、PlayStation公式サイトのアカウント削除ページにアクセスします。このページでは、PSNアカウントを削除するための公式なサポート手続きを案内しています。
ページにアクセスしたら、「どんなサポートが必要ですか?」という質問が表示されるので、「アカウントとセキュリティー」→「オンラインID / アカウント管理」と選択し、「チャットでのお問い合わせ方法」をクリックしてください。
4.2 「チャットへお問い合わせ」を選択する
PS4のアカウント削除は、電話やメールではなく、チャットを通じてのみ対応しています。そのため、ページ内にある「チャットへお問い合わせ」ボタンをクリックし、チャットサポートを開始してください。
チャットを開始すると、最初は自動応答のチャットボットが対応します。この段階で、「アカウントを削除したい」と入力して、次のステップに進みます。
4.3 チャットボットとのやり取り(自動応答からオペレーターに繋ぐ方法)
チャットを開始すると、最初はAIのチャットボットが対応しますが、オペレーターに繋がないとアカウント削除の手続きはできません。
オペレーターに繋ぐためには、以下のように進めてください。
- チャットボットの質問に対し、「アカウントを削除したい」と入力
- 続けて、「オペレーターに繋いでください」と入力
- ボットが「少々お待ちください」と応答した後、順番待ちの状態になる
この時点で、混雑状況によっては1時間以上待つこともありますので、時間に余裕をもって対応してください。
4.4 オペレーターと直接やり取りする手順
オペレーターと繋がったら、本人確認を行った上で、アカウント削除のリクエストを進めます。この際、以下の情報を求められる可能性があるため、事前に用意しておきましょう。
- 氏名(アカウントに登録した名前)
- サインインに使用するメールアドレス
- オンラインID(PlayStationのプロフィールに表示されるID)
- 登録済みの電話番号
- PlayStation Storeでの購入明細の発行番号(購入履歴がある場合)
特に、「発行番号がない場合はどうすればいいか」という質問をされることがあるので、過去にPlayStation Storeで無料のコンテンツを含め、何か購入したことがあるか確認しておきましょう。
4.5 削除リクエスト完了までにかかる時間(目安)
オペレーターと本人確認が完了すると、アカウントはすぐに削除されるわけではなく、まず「凍結状態」になります。
削除リクエストを行った後の流れは以下の通りです。
- 削除リクエスト完了後、アカウントは凍結状態になる
- 30日後に完全に削除される
- 削除後はオンラインIDの再利用不可
- 削除後も登録したメールアドレスは再利用可能
削除されるまでの期間は約30日かかるため、すぐに削除されるわけではないことを理解しておきましょう。また、一度削除するとオンラインIDを二度と使用できないため、削除前によく考えてから手続きを行ってください。
以上が、PS4のアカウントを削除するための手順です。
5. PS4アカウント削除後の影響と注意点
PS4のPlayStation Network(PSN)アカウントを削除すると、さまざまな影響があります。削除後に後悔しないために、削除完了までの期間や再利用できる情報、Sonyの他サービスへの影響などをしっかり確認しておきましょう。
5.1 削除完了までの期間(30日間の猶予について)
PSNのアカウントを削除すると、即座に完全削除されるわけではなく、30日間の猶予期間が設けられます。この期間中は、アカウントが「凍結」された状態となり、ログインやオンラインサービスの利用ができなくなります。
30日間が経過すると、アカウントは完全に削除され、以下のことが確定します。
- 登録していたオンラインIDは永久に使用できなくなる。
- 紐づけられた購入データやトロフィー情報もすべて消える。
- ただし、登録メールアドレスは再利用可能なので、同じメールで新しいPSNアカウントを作成することは可能。
もし「やっぱり削除をキャンセルしたい!」と思った場合は、30日以内にサポートに問い合わせることで復旧できる可能性があります。しかし、一度削除リクエストを出すと、手続きを撤回するのが難しくなることもあるため、慎重に決断しましょう。
5.2 削除後に再利用できるもの・できないもの(メールアドレス・オンラインID)
アカウント削除後、メールアドレスは再利用できますが、オンラインIDは二度と使用できません。
■ 再利用できるもの
- 登録メールアドレス(同じアドレスで新しいPSNアカウントを作成可能)
- アカウントとは別に購入したゲームディスク(オフラインでのプレイは可能)
■ 再利用できないもの
- オンラインID(同じIDで新しいアカウントを作ることは不可能)
- 購入済みのダウンロードコンテンツ(DLC)やゲーム
- トロフィーやフレンドリスト
特にオンラインIDは二度と取得できないため、PSNで長年使用していたIDを削除すると、同じIDで再登録できなくなる点に注意しましょう。
5.3 他のSonyサービスへの影響(Xperia・nasne・ブラビアなど)
PSNのアカウントは、PS4やPS5以外にも、Xperiaスマートフォンやnasne、ブラビア(Sonyのテレビ)などのサービスと連携していることがあります。アカウントを削除すると、これらのSony関連サービスへの影響もあるため、事前に確認が必要です。
- Xperia:PlayStationアプリとの連携が解除され、購入履歴などが消失する可能性あり。
- nasne:PSNアカウントでのログインが不要な場合、影響は少ないが、アカウント連携をしていた場合は注意が必要。
- ブラビア:PlayStation Now(クラウドゲームサービス)を利用していた場合、アクセス不可になる。
特にSonyのエコシステムを活用している人は、PSNアカウントを削除すると意外なところで影響を受けることがあるので、注意しましょう。
5.4 アカウント削除後に困ったときの対処法
アカウントを削除した後、「やっぱり復旧したい!」となった場合、30日以内なら復旧の可能性があります。ただし、削除リクエスト後はログインができなくなるため、以下の方法でサポートへ問い合わせましょう。
■ 復旧を試みる場合
- PlayStationの公式サポートページ(こちら)にアクセスする。
- 「チャットでのお問い合わせ」を選択し、サポートスタッフに連絡する。
- 本人確認情報(メールアドレス・オンラインID・購入履歴など)を提供する。
- 削除が完了していない場合、復旧できる可能性があるため相談する。
■ 完全削除後の対処法
もし30日を過ぎて完全に削除されてしまった場合、新しくPSNアカウントを作成する以外に方法はありません。その際、同じメールアドレスは使えるので、新しいアカウントを作ることは可能です。ただし、オンラインIDは再利用できないため、新しいIDを考える必要があります。
また、過去に購入したダウンロードコンテンツ(DLC)やデジタルゲームも復元できないため、削除前に本当に問題ないか慎重に確認することが重要です。
まとめ
PS4のアカウント削除には30日間の猶予期間があり、その間なら復旧できる可能性があります。しかし、オンラインIDは永久に使用不可となるため、削除後に「やっぱり戻したい!」と思っても、元通りにはなりません。
また、PSNアカウントはSonyのさまざまなサービスと連携しているため、削除前に影響をしっかり確認しましょう。特に、Xperiaやnasne、ブラビアなどを利用している人は、削除による影響を考慮したうえで判断することが大切です。
削除を決める前に、本当にアカウントが不要かどうかを慎重に考えることをおすすめします。
6. PSNアカウント削除に関するよくある質問(FAQ)
PSNアカウントを削除する際に、多くの人が気になる点について詳しく解説します。
6.1 PS4のアカウント削除と本体の初期化の違い
PS4の「アカウント削除」と「本体の初期化」は、全く異なる操作です。
PSNアカウントの削除とは、PlayStation Network上のアカウントそのものを完全に削除することを指します。
- PSNのオンラインIDが永久に使えなくなる
- 購入済みのゲームやDLC、サブスクリプション(PS Plusなど)がすべて消える
- 他のPS4やPS5でも同じアカウントを利用できなくなる
一方で、PS4の本体初期化は、本体のデータを工場出荷状態に戻すことを意味します。
- 本体のデータや設定がすべてリセットされる
- アカウント自体は削除されず、再度ログイン可能
- 本体を他人に譲渡する際には初期化が推奨される
つまり、PS4本体を手放すだけなら初期化すればOKですが、PSNアカウントを完全に削除したい場合は、Sonyのサポートに連絡して手続きをする必要があります。
6.2 PSNアカウントを削除せずに使わないまま放置しても問題ない?
PSNアカウントは、使わなくても特に問題はありません。削除しなくても、アカウントが勝手に消えることはないため、そのまま放置することも可能です。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- メールアドレスが変更された場合、ログインできなくなる可能性がある
- PSNの規約違反をすると、アカウントが停止・削除されることがある
- 長期間ログインしないと、パスワードを忘れてしまう可能性がある
もし、アカウント情報を忘れた場合でも、登録したメールアドレスが有効であればパスワードの再設定が可能です。
6.3 誰かに譲る場合、アカウント削除は必要?
PS4本体を誰かに譲る場合、PSNアカウントを削除する必要はありません。しかし、以下の手順を必ず実施してください。
- PS4本体を初期化する(「設定」→「初期化」→「PS4を初期化」)
- アカウント情報を相手に渡さない(アカウントの譲渡は規約違反)
- サブスクリプション(PS Plusなど)の自動更新をオフにする
PSNアカウントは個人情報が紐づいているため、第三者に譲渡することは禁止されています。そのため、本体のみを譲る場合は、必ず初期化してから渡しましょう。
6.4 PSNアカウントの削除は取り消せる?
一度削除したPSNアカウントは元に戻すことができません。
アカウント削除を依頼すると、Sonyのサポートによってアカウントが「凍結」され、その後30日後に完全削除されます。削除されると、以下のデータは復元できません。
- オンラインID(削除後は二度と使用不可)
- 購入済みのゲームやDLC
- PS Plusなどのサブスクリプション
- トロフィーデータ
ただし、登録していたメールアドレスは再利用可能なので、新しいアカウントを作成する際には使用できます。
6.5 削除せずに個人情報を守る方法はある?
PSNアカウントを削除しなくても、以下の方法で個人情報を守ることができます。
1. 個人情報を変更する
アカウントの「プロフィール情報」を変更すれば、実際の個人情報を隠すことができます。
- メールアドレスを新しいものに変更する
- 登録名を仮の名前にする
- 住所や電話番号を削除する(可能な場合)
2. 二段階認証を設定する
PSNでは二段階認証を設定できます。設定しておくことで、他人が不正にログインするリスクを減らせます。
- 「設定」→「アカウント管理」→「セキュリティ」から設定可能
- ログイン時にスマホのSMSなどで認証が必要になる
3. 支払い情報を削除する
クレジットカードやPayPalの情報が登録されている場合、削除しておきましょう。
- 「設定」→「アカウント管理」→「お支払い方法」から削除可能
- PS Storeでの誤購入や不正利用を防げる
PSNアカウントを削除しなくても、これらの対策を行うことで個人情報を安全に管理できます。
7. まとめ
7.1 PS4アカウント削除の流れと重要ポイントの総括
PS4のアカウント削除は、単純にボタン一つで完了するものではなく、PlayStation Network(PSN)に直接問い合わせる必要があります。
具体的な流れは以下の通りです。
- 公式サイトの「アカウント削除」ページにアクセスする。
- 「チャットでのお問い合わせ方法」から、チャットを開始する。
- 自動応答のボットとやり取りし、オペレーターに接続する。
- オペレーターと直接やり取りし、本人確認を行う。
- 削除申請が受理されると、アカウントは即時凍結され、30日後に完全削除される。
この手続きの中で、オンラインID、メールアドレス、購入履歴の発行番号などの情報が求められることがあります。
特に発行番号は、購入履歴のメールが残っていないと提示できないため、別の方法での確認を求められる可能性があります。
また、アカウントが削除されると、オンラインIDの再利用はできませんが、登録していたメールアドレスは新しいアカウントで再利用可能です。
7.2 アカウント削除すべきか迷った場合の選択肢(放置・別の用途での活用)
アカウント削除を本当にすべきか迷った場合、以下の選択肢を検討するとよいでしょう。
1. 放置する
PSNのアカウントは、削除しなくても放置することが可能です。
特に個人情報の流出が気になる場合は、パスワードを変更し、二段階認証を有効化することでセキュリティを強化できます。
2. 別の用途で活用する
PSNアカウントはPS4だけでなく、PS5やPCの「PlayStation Store」でも利用可能です。
ゲームを購入した履歴がある場合、削除するとすべてのコンテンツを失うことになるため、サブアカウントとして活用するのも一つの手です。
7.3 トラブル時の問い合わせ先
アカウント削除やその他のトラブルについては、以下の方法で問い合わせが可能です。
1. 公式サポートページ
PlayStationの公式サポートページでは、アカウントに関するFAQやチャットでの問い合わせができます。
PlayStation Networkアカウント削除サポートページ
2. チャットサポート
アカウント削除は電話では受け付けておらず、チャットサポートが唯一の手段です。
混雑していると待ち時間が長くなるため、余裕を持って問い合わせをすることをおすすめします。
3. ソニーのカスタマーサポート
その他のPSN関連の問題については、ソニーのサポートページも活用できます。
アカウント削除を進める場合は、必要な情報を事前に準備し、スムーズに手続きを進められるようにしましょう。