サントリーローヤルがまずいと感じる人の特徴とは?

「サントリーローヤル まずい」と検索された方へ——その疑問、実は意外と多くの人が感じているものです。1960年に“高級ウイスキー”として誕生したこの1本が、なぜ今「まずい」と言われるのか?本記事では、サントリーローヤルの歴史や香味の特徴、賛否両論の口コミまでを徹底解説します。味覚のギャップや時代背景も絡んでくるこのウイスキーの真実を知ることで、「まずい」の裏にある本当の理由が見えてくるはずです。

目次

1. そもそも「サントリーローヤル」とは?初心者でもわかる基本情報

1.1 サントリーローヤルとは?名前だけ知ってる人向けの基礎解説

「サントリーローヤルって、どんなお酒なの?」という人も多いかもしれませんね。実はこのウイスキー、サントリーが誇るジャパニーズウイスキーの名門中の名門として、かつて一世を風靡した存在なんです。アルコール度数43%のブレンデッドウイスキーで、使われている原酒には、あの「山崎蒸留所」のものも含まれています。味わいは、ほんのり甘く、ダークチョコレートのような苦み、シナモンのようなスパイス感が特徴で、「あれ?これ山崎っぽい?」と感じる人も少なくありません。香りもリンゴやフローラルなニュアンスが感じられ、穏やかで親しみやすい印象を持つ人が多いんですよ。

そしてうれしいのがその価格。約3,000円程度で購入できるため、普段使いにもぴったりの一本なんです。

1.2 発売は1960年!昭和の“高級品”だった時代背景

「え、ローヤルってそんな昔からあるの?」そうなんです。サントリーローヤルの誕生は1960年。サントリー創業60周年を記念して発売された特別なボトルだったんですよ。当時はまだ「山崎」「白州」「響」などが一般流通していなかった時代。そんな中でローヤルは、まさに昭和の高級ウイスキーの代名詞として、バーや高級クラブで重宝されていた存在です。

たとえば、「クラウンに乗って、銀座の高級クラブでローヤルをボトルキープする」なんていうのが、一種のステータスシンボルだったんですよ。今でこそ気軽に手に入るボトルですが、昭和の栄光を背負った一本であることは覚えておいて損はありません。

1.3 サントリー創業者・鳥井信治郎と「香り」にかけた狂気のこだわり

このウイスキー、サントリー創業者・鳥井信治郎が自ら指揮を執ったことでも有名です。彼はローヤルの開発において、とにかく「香り」にこだわりました。そのこだわりっぷりは尋常ではなく、なんと「ええ香りには、ほんのちょっと“う●こ”の香りが入ってないとあかん」などという、伝説的な発言まで残っているほど。

「なんじゃそりゃ!」とびっくりしそうですが、これは香水やワインの世界でも通用する“香りの奥行きを作る”テクニックなんですよ。つまり、ただの良い香りではなく、人の記憶に残る、深みのある香りを目指していたということなんです。

そしてその結果生まれたのが、あのほのかに薬品っぽく、それでいて甘く包み込むような香り。まさに、鳥井信治郎の“狂気の美学”が詰まったボトルと言えるでしょう。

1.4 山崎蒸留所の裏にある神社がボトルデザインのモチーフだった!?

ローヤルの魅力は味や香りだけじゃないんです。実はそのボトルデザインにも、深い意味とストーリーが込められています。モチーフになっているのは、山崎蒸留所の裏にある「椎尾神社(しいのおじんじゃ)」

鳥井信治郎が好んだ風景として有名で、桜が舞い散る参道をイメージしてボトルがデザインされたと言われています。その証拠に、今でも毎年11月11日には、山崎蒸留所の創業記念日にローヤルが椎尾神社へ奉納されているんですよ。

実際にその光景を見ると、山崎や響ではなく、ローヤルが中央にどっしりと鎮座しているのが分かります。つまり、ローヤルこそがサントリーの象徴だった時代が確かにあったという証です。

1.5 まとめ

「サントリーローヤル」は、かつての高級ウイスキーの代表格として登場し、香り・味・デザインのすべてに創業者の魂が込められた一本です。今はリーズナブルに手に入るとはいえ、そのルーツを知れば知るほど、ただの「安いウイスキー」とは思えなくなるはずです。

「まずい」と感じる人がいるのも、独特の香りや甘み・スパイス感の強さによる好みの違いかもしれません。でもその個性は、長い歴史と創業者のこだわりが生んだ、まぎれもない“本物”なんです。

2. 「まずい」って本当?サントリーローヤルの評判を徹底調査

2-1. ネット上で見かける「まずい」レビューのパターン

サントリーローヤルについて検索していると、「まずい」という声がちらほら見つかります。でも、その“まずさ”にはパターンがあることをご存じでしょうか。

まず一番多いのが、「薬品っぽい香りが気になる」という意見。ローヤルは確かに、りんごのような甘い香りに加えて、シンナーや薬品のような人工的な香りをほんのり感じることがあります。このクセのある香りが、人によっては受け入れがたいようです。

次に目立つのが、「味が薄い・水っぽい」という声。これは、山崎などの濃厚なウイスキーに慣れている人ほど感じやすい評価です。ローヤルはスムースで穏やかな口当たりが特徴で、華やかさはあっても奥深さに欠けると感じる人もいます。

また、「昔と比べて劣化した」という声も少なくありません。かつてはサントリーのフラッグシップだったローヤルも、現在は手軽に買える定番品へとポジションが変わり、当時の印象を期待して飲むとギャップを感じることがあるようです。

2-2. 飲んだことがある人のリアルな口コミ集(良い・悪い・中立)

実際にローヤルを飲んだ人たちの口コミをチェックすると、「まずい」という声だけでなく、たくさんの肯定的な感想も見つかります。ここでは、良い・悪い・中立の3パターンに分けて紹介します。

◎良い口コミ
「りんごのような甘い香りとシナモンのスパイスがクセになる」「1本3000円でこの味はコスパ良すぎ!」「山崎の雰囲気を感じられるのがうれしい」

×悪い口コミ
「人工的な香りがどうしても無理」「期待してたのに水っぽくてがっかり」「昔のローヤルを知ってると、今のは残念」

△中立的な口コミ
「悪くないけど、知多に似てる香りで個性が弱い」「スパイシーで飲みごたえあるけど、深みが足りない」「山崎には似てるけど、比べるのは酷かな…」

2-3. 評判が割れる理由:味覚のギャップ?時代の変化?

なぜここまで評価が分かれるのでしょうか?その理由のひとつが、味覚のギャップです。

最近のウイスキー人気は「シングルモルト至上主義」になりがちで、濃厚で個性のある味がもてはやされています。一方でローヤルはブレンデッドウイスキー。そのため、全体的に調和された飲みやすさを追求しています。

これが「薄い」「個性がない」と捉えられる一方で、まろやかで優しい味わいが好きな人にはぴったりなんです。

さらに時代背景も影響しています。かつては高級クラブのボトルキープとして社会的地位を象徴する存在だったローヤル。現在ではAmazonで3000円前後で買える手頃な価格帯になりました。そのため、昔を知る人のノスタルジーと、今初めて飲む人の期待値のズレが、評価を分けている原因とも言えるでしょう。

2-4. SNS・Amazonレビュー・ウイスキーフォーラムを横断チェック!

ここではSNSやレビューサイト、ウイスキーフォーラムなど、さまざまな場で語られているリアルな声をチェックしてみました。

Twitterでは…
「ローヤル、薬品臭いって聞いてたけど意外とアリ」「山崎が手に入らない今、代替品として買ったけど結構おいしい」

Amazonレビューでは…
星5:「初めて飲んだけどスパイシーで美味しい。3000円台でこれはすごい」星2:「香りがケミカルでがっかり。ウイスキー初心者にはキツいかも」星3:「飲みやすいけど印象に残らない。可もなく不可もなく」

ウイスキーフォーラムでは…
「ローヤルは知多っぽさが強い。個人的には白州派だけど、たまには悪くない」「クラブ時代のローヤルと比べると落ちたけど、価格相応と割り切れば十分楽しめる」

このように、飲む人の経験値や期待値によって評価がガラリと変わるのがローヤルの面白さです。まさに“万人受けしないけど刺さる人には刺さる”タイプのウイスキーと言えるでしょう。

3. 実際どうなの?香り・味・後味を徹底レビュー

3-1. 香り:りんご系の甘さ?それともシンナー臭?好みが分かれる理由

サントリーローヤルをグラスに注いで最初に感じるのは、ほんのりとしたりんごのような甘い香りです。これだけ聞くと「美味しそう!」と思うかもしれませんが、ここで好みが分かれるポイントが出てきます。実はこの香りの奥に、わずかにシンナーや薬品のような人工的な匂いが混ざっているのです。

この“薬品っぽさ”は、好意的に解釈すれば「フローラルで華やか」と感じる人もいますが、苦手な人には「不快」「化学的」と受け取られることも。ちなみにサントリー創業者の鳥井信治郎氏は「ええ匂いいうもんは、ちょっとウンコの匂いが入ってないとあかんのや」と香りの奥行きを表現しています。つまり、この香りの“クセ”も計算されたものかもしれませんね。

全体としては、知多に似た柔らかくて優しい香りに分類される印象で、強烈なアルコール臭はありません。万人受けする香りではないですが、香りに敏感な人や個性的なフレグランスが好きな人にはピタリとはまることもあるでしょう。

3-2. 味:最初は甘い、でも後からスパイシー!ビターな余韻は評価分かれる

口に含んだ瞬間、ふわっと広がるのはワイン樽っぽい甘い香りと風味。まさに「お、山崎に似てるかも?」と感じる人が多いのも納得のテイストです。しかし、その甘さが持続するわけではなく、少し時間が経つとビターな味わいが舌にじんわりと広がってきます

このビターさはダークチョコレートのような大人の苦味で、飲みごたえがあります。さらに後味にはシナモンのようなスパイシーなアクセントがあり、甘さとスパイスのバランスが絶妙。この点においては、山崎よりも“遊び心”を感じる味わいとも言えるかもしれません。

ただし、この複雑な変化が「美味しい」と感じるか、「まとまりがない」と感じるかは完全に人それぞれです。特に、普段からストレートに甘いウイスキーが好きな人には、このビター&スパイシーな展開が合わない可能性もあります。

3-3. 山崎との比較:本当に似てるのか?それとも安っぽいコピー?

「サントリーローヤルって山崎に似てるの?」という疑問。これはウイスキー好きなら誰もが一度は考えるポイントですが、答えは“雰囲気は似ているけど完全なコピーではない”というのが正直なところです。

実際、ローヤルには山崎蒸溜所の原酒が使用されているため、風味の方向性は似ています。しかし、ローヤルには山崎特有のミズナラ樽の奥深さや華やかさが足りないと感じる人も多いです。

筆者のイメージでは、「山崎+知多」を半分ずつミックスして、さらに水を足したような味わい。つまり、山崎の60%くらいの再現度とも言えるでしょう。本物の山崎を知っている人ほど、「あ、ちょっと物足りないな」と感じるかもしれません。でも、1本3000円でこの完成度なら十分すぎるクオリティとも言えます。

3-4. 「薄い」「深みがない」と感じる人の共通点とは?

「なんか薄くない?」「深みが足りないんだよなぁ」——こうした感想を持つ人には、いくつか共通点があります。まず第一に、山崎や白州などの高級シングルモルトを日常的に飲んでいる人。彼らにとっては、ローヤルの味わいがあまりにもシンプルで、物足りなく感じてしまうのです。

また、スモーキーなウイスキーが好きな人にとっても、ローヤルは少し淡白に感じる傾向があります。ローヤルはどちらかというと、まろやかでクセが少ない方向性なので、アイラ系の個性的なウイスキーに慣れた人にはインパクトが弱いと映るかもしれません。

さらに、ストレートで飲んだときの味の変化を求める人も、ローヤルの「中庸さ」には不満を覚えることがあります。逆に言えば、初心者やウイスキーを気軽に楽しみたい人にはちょうど良いバランスとも言えます。

まとめると、ローヤルが「薄い」と感じる人は、すでにウイスキーの深い世界を知ってしまった玄人層が多いようです。でも、それは決してローヤルが悪いというわけではなく、立ち位置が違うだけなんですよ。

4. サントリーローヤルはどんな人に向いているのか?

4-1. ローヤルが「まずい」と感じる人の傾向と背景

サントリーローヤルを「まずい」と感じる人には、いくつか共通した特徴があります。まず香りのクセが引っかかる人が多いです。ローヤルには、りんごのような甘く穏やかな香りに加えて、シンナーや薬品のような人工的な香りがほんのりと混ざっています。この“かすかに薬品っぽい”フローラルな香りは、敏感な人にはネガティブに捉えられてしまう傾向があります。

さらに、ウイスキー初心者や「ウイスキー=スモーキーで重厚な味」と期待している人もローヤルにガッカリしやすいです。ローヤルはあくまで華やかさと甘さ、そしてシナモンのようなスパイス感を楽しむタイプのウイスキーで、スモーキーさや深い樽感を求める人にとっては「物足りない」「薄っぺらい」と感じるかもしれません。

また、ローヤルが発売された1960年代の価値観で作られたボトルのため、現代のハイエンドなシングルモルトと比べると見劣りするという声もあります。特に山崎・白州・響といった現行の高級ジャパニーズウイスキーに慣れてしまった人には、どうしても“過去の遺産”と見えてしまうのかもしれません。

4-2. ローヤルを「美味い」と評価する層と飲み方の特徴

一方で、サントリーローヤルを「うまい!コスパ最強!」と高く評価している人たちも多くいます。彼らの多くは、ウイスキーに対して派手さよりもバランスや飲みやすさを求める層です。

ローヤルの特徴は、まずりんごのような甘く穏やかな香りがふわっと漂い、口に含むと華やかで甘いフレーバーが広がります。さらに、ダークチョコのようなビター感と、シナモンのスパイシーさが後を追い、価格以上の多層的な味わいを感じさせてくれます。

特に「山崎の60%レプリカ」という表現がしっくりくるように、山崎に近い雰囲気を3000円前後で楽しめるという点は、多くのウイスキーファンから高く評価されています。また、知多ウイスキーが好きな人にも、香りのニュアンスが似ているため相性が良いとされています。

こうした層に共通しているのは、ウイスキーに穏やかでやさしい飲み口を求めていること。そのため、あまり強い個性を持たず、甘みとスパイスの調和を楽しめるローヤルは、まさに理想の1本なのです。

4-3. 飲み方による評価の違い:ストレート/ロック/ハイボール

サントリーローヤルは飲み方によって大きく印象が変わるウイスキーでもあります。だからこそ、「まずい」と感じた人も飲み方を変えるだけで「うまい!」に変わる可能性が十分にあります。

まずストレートで飲む場合、最もローヤルの香りやフレーバーのニュアンスを感じやすくなります。特に口に含んだ瞬間の華やかさや、後味に残るダークチョコのビター感がくっきりと表れ、スパイシーさも際立ちます。ただし、人工的な香りも強く感じやすくなるので、ここが評価の分かれ目になることが多いです。

ロックにすると、香りは若干穏やかになり、甘さとビターさのバランスが良くなります。氷で温度が下がることでスパイシーさが抑えられ、より飲みやすくなるため、初心者にもおすすめの飲み方です。

そしてハイボールにすると、全体的に風味が薄まるものの、ローヤルの甘みやフルーティーなニュアンスが軽やかに広がります。特にスパイス感が炭酸と混ざって爽やかに感じられるので、食事との相性も抜群です。「最初にストレートで飲んで苦手だったけど、ハイボールでハマった!」という人も実際に多くいます。

4-4. ローヤルが「刺さらない」人におすすめのウイスキー5選

サントリーローヤルがどうしても合わなかったという人に向けて、代わりにおすすめできるウイスキーを5本ご紹介します。それぞれに個性があり、価格帯も近いものを選んでいるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. サントリーオールド(約1500円)
通称“ダルマ”。味わいはやさしく、軽やかな甘みと柔らかな飲み口が特徴。ローヤルのビターさや薬品香が苦手な人でも、こちらならすっと入ってくるかも。

2. サントリースペシャルリザーブ(約2000円台)
森の中のような香りと、スモーキーさをほんのり感じられる爽やか系ウイスキー。白州に少し似ていて、軽快で飲みやすい仕上がりです。

3. 知多(約4000円)
グレーンウイスキーならではの、すっきりとした甘みと滑らかな飲み口が魅力。ローヤルと香りの系統が近く、「香りが穏やかでクセがないものがいい」という人にピッタリです。

4. ジムビーム(約1000円台)
バーボン系の香ばしい香りとバニラっぽい甘みが特徴。ローヤルの薬品臭が苦手な人でも、こちらの方向性なら楽しめる可能性が高いです。

5. トリス クラシック(約1000円)
初心者向けウイスキーの代表格。角瓶よりも柔らかく、穏やかな飲み心地が人気。コスパ最強で、デイリー飲みにも最適です。

5. コスパはどう?同価格帯ウイスキーと徹底比較

「3000円のウイスキーって、正直まずいんじゃないの…?」って不安になる気持ち、わかります。でもね、ちょっと待って。ここでは、サントリーローヤルを中心に、同価格帯の国産・海外ウイスキーと徹底比較してみるよ。「香り・味・満足感」まで細かくチェックして、どれが本当にコスパ最強なのか、見ていこうね。

5-1. ローヤル(約3000円) VS 知多、スペシャルリザーブ、オールド

まずは国産ウイスキー同士でガチンコ勝負!今回取り上げるのは、どれも3000円前後で買える人気どころだよ。

  • サントリーローヤル(スリムボトル):約3000円→ ほんのり甘くて、りんごの香り。口に含むとダークチョコのようなビターさと、シナモンのスパイスがピリッと来るね!ちょっぴり人工的な香りも混ざってるけど、全体的には「華やかでやさしい」印象だよ。
  • 知多:3500円前後→ トウモロコシ原料のグレーンウイスキー。アルコール感が控えめで、香りはとっても爽やか&すっきり!ローヤルのような重厚さやチョコ感はないけど、飲みやすさはピカイチ。
  • スペシャルリザーブ:2800円前後→ 森のような爽やかな香り。でもね、スモーキーさや奥行きがちょっと物足りないかも。白州に少し似てるけど、やっぱり軽めの味わいかな。
  • オールド:1500円前後→ 驚きの安さ!でも、ちゃんと甘い香りがして、ローヤルの“ミニ版”って感じ。いわば山崎の15%コピーって言ってる人もいるくらい(笑)。

この4本を比べると、ローヤルは香り・味ともにバランスがよくて「高級感」を感じやすい1本。香りは知多寄り、でも味わいは山崎寄りという中間ポジション。お値段以上の風味があるのは間違いないよ!

5-2. 海外勢との比較:グレンフィディック12年、ジョニ黒など

つぎは海外勢!「まずい」って思われがちな価格帯だけど、実は掘り出し物もいっぱい。ここでは人気どころをいくつかピックアップするよ。

  • グレンフィディック12年:3500円前後→ 洋ナシのようなフルーティさが特徴。スコッチらしいスムーズな味わいだけど、ローヤルほど甘みや厚みは少ないかも。スモーキーさも控えめだから、初心者には◎。
  • ジョニーウォーカー ブラック(ジョニ黒):3000円前後→ スモーキーさとしっかりしたコクがウリ。ローヤルとは方向性が真逆だけど、力強い味わいが欲しい人にはおすすめ。
  • バランタイン12年:3000円台→ 香りは優雅でクリーミー。でも後味がちょっと薄く感じる人もいるかな。ローヤルに比べて重厚感やビターさは控えめだよ。

この価格帯の海外ウイスキーと比べても、ローヤルは日本人の舌に合いやすい甘み・香りがあって、ちょっと独特なポジション。「和の華やかさ」を感じたいなら、ローヤルはやっぱりアリ。

5-3. コスパ最強はどれ?香り・味・満足感で評価比較

銘柄香り味わい満足感コスパ
ローヤル甘いりんご+かすかな薬品華やか+ビター+スパイシー★★★★☆★★★★★
知多爽やか・軽やかスムースで飲みやすい★★★☆☆★★★☆☆
グレンフィディック12年フルーティ(洋ナシ)軽快で優しい★★★☆☆★★★☆☆
ジョニ黒スモーキーコク深い・力強い★★★★☆★★★★☆

ローヤルは「香り・味・満足感」のバランスが非常に良くて、コスパ評価は堂々の5点!特に、3000円台で“高級ウイスキーの雰囲気”を味わえるのはローヤルならではだよ。

5-4. 3000円台で「甘め」なウイスキーを探してる人にベストな1本?

「ちょっと甘くて、飲みやすいウイスキーがいいな…」って思ってる人には、ローヤルは本当にぴったり!華やかさは山崎っぽいし、やさしさは知多っぽいし、それでいてしっかりチョコやスパイスのコクもあるんだよ。

しかも、スリムボトルを選べばたったの3000円前後。これはもう「まずい」と言うにはもったいない、大人のご褒美ウイスキー

山崎が手に入らない今、ローヤルはサントリーウイスキーの“最終防衛ライン”とも言える存在。これ1本で、サントリーの真骨頂をしっかり感じられるよ。

5-5. まとめ

ローヤルは、「3000円クラスの甘口ウイスキーが欲しい!」という人にとって、最高クラスのコスパ銘柄。香りは穏やかで優しく、味わいはちょっと複雑で面白い。

確かに「山崎の完コピ」ではないけど、その雰囲気を上手に感じさせてくれるから、ローヤルはやっぱりすごい。しかも、スリムボトルなら気軽に試せるのもうれしいポイント。

「え?これが3000円!?」って、あなたもきっと驚くはず。まずいどころか、しっかり味わえば“当たり”な1本なんだよ。

6. 「買って後悔した」と言わせない!買う前にチェックすべき5つの視点

サントリーローヤルを手に取る前に、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてほしいのです。「なんか微妙だった…」と後悔しないためには、事前の5つの視点をしっかり押さえておくことが大事。特に、「まずい」と感じた人の多くは、この視点を見落としていたかもしれません。さあ、今から一緒に確認していきましょう!

6-1. どんな味わいが好き?→甘さ、スモーキー、フルーティなど事前把握

ウイスキーの味わいって、本当に人それぞれ好みが分かれるんです。サントリーローヤルは、りんごのような甘い香りに始まり、ほんのりとしたシナモンのスパイシーさが後からやってくるのが特徴。ただし、スモーキーさや力強いフルーティ感は控えめなので、ラフロイグや山崎の濃厚な味わいが好きな人には物足りないかも。「ちょっと大人しい味がいいな」「日常的に飲みやすい方がいい」と思っている人にはぴったりです!

逆に、「ど派手でオリエンタルな香りを期待してたのに…」と感じた人は、山崎と比較してしまったから。ローヤルはあくまで“穏やかな甘さとやさしいスパイス”が魅力のウイスキーなんです。自分がどんな味わいを求めているのか、しっかり見極めておきましょうね。

6-2. 自分の飲み方に合うか?→用途別で考える

どんなふうにウイスキーを楽しむか、これは買う前に大事なポイントです!ローヤルはストレートやロックでゆったり飲むのが一番おすすめ。甘くてスパイシーな余韻がゆっくり広がるので、じっくりと味わうスタイルにぴったりなんです。

ただし、ハイボール派の人にはちょっと注意!ローヤルは決して炭酸と相性が悪いわけではないけれど、香りや深みが少しぼやけてしまうんですよね。なので、「ウイスキー=ハイボール」という人は、もっとパンチの効いた角瓶やオールドのほうが満足度が高いかもしれません。

6-3. 自宅に置くとどう見える?→ボトルデザインの好みも意外と重要

意外に見落としがちなのがボトルの見た目。ローヤルのボトルは、昭和レトロなゴージャス感があります。高級クラブのボトルキープを思い出させるような重厚感があって、まさに「お父さんのウイスキー」って感じ。

でもこのデザイン、人によっては古臭く見えちゃうこともあるんです。そういうときは、スリムボトル版(中身は同じ)を選ぶといいかも!こちらはすっきりとしたデザインで、現代のインテリアにもなじみやすくておすすめですよ。

6-4. 代替品の候補も調べておく

「ローヤルってどうなんだろう?」と迷っているなら、似たウイスキーと比較してみるのも手です。同じサントリー系なら、知多やスペシャルリザーブ、オールドあたりが近い味わい。とくにオールドは「山崎の15%コピー」とも言われていて、1500円前後で買えるコスパの良さも魅力です。

それに、ローヤルを買ったあとに「こっちのほうが良かったかも…」なんて思うのは、ちょっともったいないですよね。だからこそ、いくつか候補を並べて、自分の好みに近いものを選ぶのが失敗しないコツなんです。

6-5. 評判は気にしすぎない!最終的には「自分の舌」

「ローヤルってまずいって聞いたけど…」「いや、結構うまいらしいよ?」こんな風に評価が分かれるのも、ウイスキーならではの面白さ。実際、ローヤルは「山崎の60%レプリカ」とまで評されたこともあるほど評価は高いんです。でも、それがあなたの舌に合うかどうかは別の話。

他人の感想に左右されすぎると、せっかくの楽しみが半減しちゃいます。最終的には、自分の舌で確かめることが一番大事!ウイスキーは大人の冒険、ちょっとずつ好みを見つけていく旅でもあるんです。

6-6. まとめ

ローヤルは決して「まずい」と断言できるウイスキーではありません。むしろ、1本3000円でこの味わいが楽しめるなら、かなりのコスパ銘柄といえます。ただし、選ぶときのポイントを押さえておかないと、「あれ?」と感じてしまう可能性もあります。

だからこそ、自分の味の好み・飲み方・デザインの好み・代替品の存在・そして最終的な自己判断。この5つの視点をもって選べば、「買って後悔した」なんてことにはなりません。ローヤルという一本が、あなたのウイスキーライフをちょっぴり豊かにしてくれますように。

6. 「買って後悔した」と言わせない!買う前にチェックすべき5つの視点

7-1. 「まずい」と切り捨てるのはもったいない?

「サントリーローヤルはまずい」という声をたまに見かけますが、それだけで判断してしまうのは本当にもったいないんです。なぜなら、このウイスキーには1960年にサントリー創業60周年を記念して開発されたという由緒ある背景があり、元々は高級クラブでボトルキープされるほどの格式ある銘柄でした。今でこそ3000円台で購入できますが、かつてはサントリーのフラッグシップボトルだったことを知ると、安っぽく見てしまうのはちょっと違うのでは?と思えてきますよね。実際の味わいも、りんごやダークチョコ、シナモンといった香味が重なり合い、ビターさと甘さのバランスが絶妙。決して万人受けするとは言いませんが、「まずい」と言うには複雑さや工夫が感じられる1本です。

7-2. サントリーの入門ウイスキーとしての立ち位置

ウイスキーを始めたばかりの人にとって、何を買えばいいか迷ってしまいますよね。そんなとき、サントリーローヤルは“ちょっと贅沢な入門ボトル”としてぴったりなんです。その理由は、山崎蒸留所の原酒をベースにしているため、ジャパニーズウイスキーらしい華やかさをしっかり感じられるから。一口飲むと、ふわっと甘い風味が広がり、そこからスパイシーさやビター感がじわじわと立ち上がる構成は、初心者にも親しみやすく、かつ飽きにくい味わいです。また、価格も手頃で、スリムボトルならAmazonで3000円以下で手に入ります。いきなり山崎や白州に手を出すのが難しい今、最初の1本としてちょっと背伸びしたい方にうってつけの選択肢です。

7-3. 山崎難民の“避難先”としてアリなのか?

「山崎が手に入らない…」という悩みは、ウイスキー好きなら誰もが通る道。そんなとき、山崎の代替として注目されているのがこのサントリーローヤルです。もちろん、山崎と完全に同じではありません。ですが、口に含んだ瞬間に広がる甘い華やかさや、ワイン樽っぽい雰囲気は、山崎を彷彿とさせるものがあります。さらに、スパイシーさやシナモンのような風味はローヤルならではで、単なるコピーではない、独自の個性も光っています。一部の人には「薄っぺらい」と感じることもあるかもしれませんが、それも含めて、山崎とは違う魅力として楽しめるのではないでしょうか?今やサントリーの高級ラインは入手困難が常態化しているからこそ、ローヤルのように安定して手に入る選択肢は本当にありがたい存在です。

7-4. 最終的におすすめするのはこんな人!

では、どんな人にサントリーローヤルをおすすめするかというと、次のような方々です。

  • サントリーのウイスキーに興味があるけど、山崎や白州は高すぎて手が出ない人
  • ちょっと甘めでスパイシーな、個性ある味わいを楽しみたい人
  • 初心者だけど、安っぽい味じゃなくて“本格的な香味”を試してみたい人
  • 昔の高級クラブの雰囲気や、昭和レトロな気分を味わいたい人

「まずい」と言うには惜しい、しっかり作り込まれた一本。1本3000円という価格帯で、これだけ香りや味に広がりがあるウイスキーはなかなかありません。とくに「最近のサントリーウイスキーは手に入らなくてつまらない」と感じている方にとって、ローヤルは懐かしさと新しさを兼ね備えた、まさに“穴場的存在”といえるでしょう。「山崎の60%コピー」なんて言われ方もされますが、それは言い換えれば、山崎の面影を感じさせる優等生ウイスキーという証拠です。飲まずに「まずい」と決めつける前に、ぜひ一度自分の舌で確かめてみてくださいね。