クラウドのバイクっぽい現実の名車たち

「クラウドのバイクって、結局どれのこと?」——FF7ファンの間でたびたび話題になるこの疑問。実はクラウドが乗るバイクは作品ごとに異なり、それぞれに名前・性能・デザインの違いがあります。本記事では、原作から映像作品まで登場するクラウドの愛車たちを徹底解説し、さらに「似ている実在バイク」や「再現のための現実的な選択肢」まで幅広く網羅しています。

目次

1. クラウドのバイクとは?作品別に徹底整理

FF7の主人公クラウドが乗るバイクといえば、どんなバイクを思い浮かべるかな?実はクラウドが乗っているバイクは、1種類じゃないんだよ。原作『FF7』に登場する「ハーディ=デイトナ」と、映画『アドベントチルドレン』やゲーム『ダージュ オブ ケルベロス』に登場する「フェンリル」、この2台がクラウドのバイクとして有名なんだ。どちらも見た目も性能も全然違って、それぞれに魅力があるんだよ。

1-1. 原作FF7:ハーディ=デイトナとは

「ハーディ=デイトナ」は、FF7の中で神羅ビルを脱出するシーンに登場する、クラウドのバイクだよ。とにかくローアンドロングな車体で、ズドーンとした存在感がすごいの。ソロシート(1人乗り用のシート)に、前にグイッと寝たフロントフォーク。さらに大きなエアインテークがあって、エンジンはなんと2ストロークのV型4気筒に見えるんだ。

フロントフェンダーがグワっとめくれ上がっていて、風の抵抗をまともに受けそうだけど、クラウドはそのバイクを自由自在に操ってるんだ。実は前輪1輪、後輪2輪のリーニングトライクっぽい構造をしていて、曲がりにくいはずなのに、クラウドはドリフトさせて走っちゃうんだよ。かっこいいよね。

1-2. アドベントチルドレン/ダージュ:フェンリルの特徴

次に紹介するのが「フェンリル」。これは、映画『アドベントチルドレン』やゲーム『ダージュ オブ ケルベロス』に登場するクラウドのバイクだよ。このバイクは、まるで未来からやってきたマシンみたいに見えるの。前輪が2つ、後輪が1つというリバースリーニングトライクの構造で、しかも車体を傾けて曲がることができる特別な機構を持っているんだ。

エンジンは水平対向2気筒、いわゆるボクサーツインエンジン。このタイプのエンジンは、BMWのバイクによく使われているよ。タイヤにはピレリ・ファントムスポーツという、レトロでかっこいい高性能タイヤが使われていて、高出力のエンジンにぴったりなんだ。

1-3. それぞれのバイクの設定上のスペック・エンジン音の違い

クラウドのバイクは、見た目だけじゃなくにも大きな特徴があるんだよ。たとえば「ハーディ=デイトナ」の音は、250ccクラスの直列4気筒のような高音と、V型2気筒のような低音をミックスしたように聞こえるの。加速時にはシャーッと高音が響いて、低速時にはドドドッという重低音に変わる。これ、実際に作中でも2種類の音を組み合わせて表現してるみたいなんだ。

一方の「フェンリル」はというと、もっと太くて重みのあるサウンドが特徴。これは大排気量のボクサーツインを想定して作られてるらしいよ。見た目だけじゃなくて、音からもそれぞれのバイクの性格が伝わってくるんだね。

1-4. 三輪?二輪?作中バイクの構造を徹底検証

「クラウドのバイクって二輪でしょ?」って思う人もいるかもしれないけど、実はちょっと違うんだ。まず「ハーディ=デイトナ」は、よーく見ると後輪が2つついているのが分かるよ。つまりこれは三輪バイク、つまりトライクなんだ。ただし、普通のトライクとは違って、車体を傾けてカーブを曲がるリーニングトライクっていう構造になってる。

「フェンリル」のほうはもっと分かりやすくて、前輪が2つ、後輪が1つのリバーストライク。やっぱりリーニングタイプで、しっかりバイクのように傾いて走れるよ。この特殊な構造のおかげで、見た目の迫力も走行性能もすごくユニークになっているんだ。

ちなみに、ハーディ=デイトナみたいな前1輪・後2輪のリーニングトライクって、実際のバイクではすごく珍しくて、ピザの配達用バイクくらいしかないんだって。フェンリルのようなリバーストライクは実在するけど、ハーディ=デイトナはまさに空想バイクの極みだね。

1.5. まとめ

ここまで、クラウドが乗る2種類のバイクについて見てきたけど、どちらも個性が爆発してるね。ハーディ=デイトナはアメリカンバイクっぽさ全開で、見た目も音もとんでもなく派手。それに比べてフェンリルは近未来のテクノロジーを感じさせるスマートな一台

どちらのバイクも、クラウドのキャラクターを強く引き立ててくれる大事な存在なんだ。きみも、どっちのバイクが好きか考えながら、クラウドの冒険をもう一度見直してみると、新しい発見があるかもしれないよ。

2. 「ハーディ=デイトナ」に似ている実在バイク

2-1. 見た目が酷似しているバイクTOP3

「ハーディ=デイトナ」の見た目を一言でいえば、ローアンドロングで、いかにも“強そう”なゴリゴリのドラッグマシン風です。それに加えて、寝かせたフロントフォークや、極太のリアタイヤセパハン(セパレートハンドル)といった要素も特徴的。この独特なデザインに“見た目”で近いバイクとして、以下の3台をピックアップできます。

1位:ヤマハ VMAX市販バイクでハーディ=デイトナに一番近いとされているのがこの「VMAX」です。ローアンドロングなシルエットに加えて、ゴツいV型4気筒エンジン巨大なエアインテーク、そして加速特化の設計思想などが共通点として挙げられます。ドラッグレースマシンのような雰囲気はまさにクラウドが乗るのにふさわしい一台です。

2位:ドゥカティ ディアベルイタリア発のこのバイクは、「アメリカン」と「ネイキッド」と「スーパースポーツ」を融合したようなスタイル。一見して「なんだこれは?」と思わせる異形感と、重厚なフォルムが「ハーディ=デイトナ」のイメージと重なります。L型ツインエンジンによる存在感と、低く構えたポジションも非常に印象的です。

3位:ホンダ ワルキューレ水平対向6気筒エンジンを搭載した迫力満点のアメリカン。名前は神話由来で、「フェンリル」寄りのイメージにも通じるかもしれませんが、その威圧的なルックスロー&ロングな体躯は「ハーディ=デイトナ」にも共通します。

2-2. 音・エンジン構造から似ているモデル

「ハーディ=デイトナ」のエンジン音は、250ccクラスの直列4気筒V型2気筒のようにも聞こえると言われています。さらに、外観的には2ストロークのV型4気筒に見えるという謎めいた構造をしています。この音や構造の特徴をもとに、似ているエンジン構成を持つバイクを紹介します。

スズキ ウルフ250伝説的2ストロークレーサーRGV250Γの派生モデル。
2ストロークV型2気筒エンジンを搭載し、「チャンバー」形状のマフラーを備えている点が「ハーディ=デイトナ」と非常によく似ています。軽量ながらも“爆発的な加速”を味わえるモデルで、見た目より“エンジンで似ている”タイプの一台です。

ホンダ NSR250Rこちらも2ストロークV型エンジンを搭載した名車。当時のレーサーレプリカとしては最上級に近く、直線的な加速やエンジン音、そしてマフラー形状などが「ハーディ=デイトナ」のイメージと重なります。

2-3. トライク型か?ドラッグレース系か?構造面から選ぶ類似車種

クラウドの愛車「ハーディ=デイトナ」は、なんとリアが2輪というリーニングトライクのような構造をしています。通常のトライクと違い、「バイクのように傾けて曲がる」タイプで、これは非常に珍しい形式です。この構造面から似ている乗り物を探すと、以下のような機種が挙げられます。

ヤマハ ナイケン前輪2輪、後輪1輪の「リバーストライク」でありながら、車体を傾けて曲がるというリーニング機構を持っています。「フェンリル」にも似た構造ですが、未来的なスタイル安定性重視の走りが特徴。「ハーディ=デイトナ」のような奇抜な構造バイクに惹かれる人にはぴったりです。

ヤマハ VMAX(再登場)トライクではありませんが、直進安定性ドラッグマシン的設計を併せ持つ「加速特化型バイク」。前後の重量バランス、爆発的トルク、アフターファイヤーを伴うエンジン音など、ハーディ=デイトナとの共通点が満載です。

2-4. ローアンドロングなアメリカンバイクから探すモデル

「ハーディ=デイトナ」のデザインを語る上で欠かせないのが、アメリカンスタイルというキーワード。特に「ローアンドロング」なシルエットは、古き良きアメリカンバイクに共通する美学とも言えます。このジャンルから選ぶと、以下のモデルが候補に挙げられます。

ハーレー・デイトナ「ハーディ=デイトナ」の“名前の由来”にもなったと考えられる一台。フロリダ州のデイトナビーチにちなんだネーミングで、ドラッグレース文化との結びつきも強いです。ローアンドロングな構成、ゆるく寝たフロントフォークなども非常に似ています。

ホンダ ワルキューレ再登場ですが、こちらもアメリカンバイクの代表格。極太ボディに、迫力満点のスタイリングはクラウドのバイクの“現実版”として最有力候補の一つでしょう。

ドゥカティ ディアベルこちらも再登場ですが、ロー&ロングなうえにスポーツ性能も兼ね備えるハイブリッドな一台。ネイキッドとアメリカンの中間にいるような位置付けで、異形系バイク好きにはたまらない存在です。

3. 「フェンリル」に似ている実在バイク

3-1. 前二輪×後一輪=リバーストライク型モデル一覧

「フェンリル」と聞いてまず気になるのがその特異なタイヤ構成ですよね。前輪が2つ、後輪が1つという、ちょっと不思議な形のバイク。これって実は「リバーストライク」と呼ばれるタイプなんです。普通の三輪バイクは前が1輪で後ろが2輪。でもフェンリルはその逆。しかも、バイクのように車体を傾けて曲がれる「リーニングタイプ」なので、見た目も走り方もかなり未来的です。

そんなフェンリルに近い実在バイクとして挙げられるのがヤマハの「ナイケン(NIKEN)」です。前輪が2つある独自構造で、しっかり車体を傾けてコーナリングできるのが特徴。見た目はかなりゴツいけれど、それがまたフェンリルっぽくてワクワクしますね。他にも、より日常使い寄りのバイクとしてヤマハ「トリシティ」があります。価格も抑えめで、リバーストライクを気軽に体験したい人にはピッタリの一台です。

3-1-1. まとめ

リバーストライクは珍しいけれど、実は市販モデルとして存在しているんです。「ナイケン」や「トリシティ」などを選べば、フェンリルのような近未来のバイクスタイルを実際に味わえるかもしれませんね。

3-2. ボクサーツインエンジンを搭載した実在モデル

フェンリルのエンジンをじーっと観察してみると、なんだか左右に突き出た丸い部分が目に入りますよね?この構造、実は「ボクサーツインエンジン(水平対向2気筒)」の特徴なんです。

このタイプのエンジンはBMWのバイクによく使われていて、中でも代表的なのがBMW Rシリーズ。例えば「BMW R1250GS」は、まさにボクサーツインを積んだ旅仕様のバイクで、エンジンの両側が突き出した見た目がフェンリルとそっくりなんです。さらにこのエンジン、振動が少なくて長距離走行にも強いという特徴もあるので、クラウドのような長旅の冒険にもピッタリですね。

3-2-1. まとめ

フェンリルのエンジンを見て「これ何だろう?」と思ったら、それはBMWの誇るボクサーツインエンジンかもしれません。見た目も走りも独特で、まさにフェンリルの現実世界バージョンと言ってもいいくらいです。

3-3. デザインから近未来感を感じるバイクまとめ

フェンリルのもう一つの魅力、それはやっぱり圧倒的な近未来デザイン。あの存在感、スピード感、メカメカしいボディ…現実にあったら思わず二度見しちゃいますよね。

そんな未来感あふれる実在バイクの筆頭は「ダッジ・トマホーク」。タイヤがなんと4つも付いたバイクで、見た目はもはやSF映画から飛び出してきたような迫力。最高出力500馬力、理論最高速度670km/hというとんでもないスペックも、フェンリルの怪物級イメージにピッタリです。

さらに、コンセプトモデルながらカワサキの「三輪電動ビークルJ」も要注目。2013年の東京モーターショーで発表されたこのモデルは、まさにフェンリルを意識したような未来的フォルム。前輪2つ、後輪1つという構成まで一致していて、もうこれは実写版フェンリルと呼びたくなっちゃいます。

3-3-1. まとめ

見た目の未来感でフェンリルに迫るなら、「ダッジ・トマホーク」や「三輪電動ビークルJ」は外せません。どちらもただのバイクとは思えないインパクト抜群の一台です。

3-4. タイヤ・サスペンション周りに着目して探す類似バイク

フェンリルのカッコよさって、ボディや音だけじゃないんです。タイヤの形やサスペンションの動き方にもこだわりを感じます。

まず、前輪の2つのタイヤが「リーニング」して動くというのが最大の特徴。これはただのデザインではなく、実際にバイクのような自然なカーブを描くための機構なんです。この技術が搭載されている市販バイクとしては、やっぱりヤマハ「ナイケン」が有名です。

さらに注目なのが、装着されているタイヤ。記事ではピレリの「ファントムスポーツ」が使われていると推測されています。ビンテージ感とハイグリップを併せ持つこのタイヤは、フェンリルの見た目と機能性を両立する完璧な選択。大排気量エンジンのトルクを受け止めるには、これくらい頼れるタイヤが必要なんですね。

3-4-1. まとめ

フェンリルの足元を見れば、そこにあるのは機能美とこだわりの結晶。ナイケンのリーニング機構や、ピレリ製タイヤの存在など、細部に宿る“未来”を見逃さないでくださいね。

4. 名前・世界観から探す「クラウドバイクっぽいバイク」

クラウドが乗るバイクは、見た目だけでなく名前や雰囲気からも「特別感」が漂いますよね。「ハーディ=デイトナ」や「フェンリル」という名前を聞くだけで、ワクワクした気持ちになった人も多いはず。ここでは、名前や世界観、神話的なモチーフから、クラウドのバイクに“ぽさ”を感じられるモデルたちを紹介していきます。見た目が似ていなくても、ストーリーやネーミングでクラウドのバイクとリンクする車種は意外と多いんですよ。クラウド好きならきっと「おっ!」と感じるはずです。

4-1. 「デイトナ」が名前に入っているモデル

まずは「ハーディ=デイトナ」にちなんで、「デイトナ」の名を持つバイクに注目しましょう。トライアンフのDAYTONA 675はその筆頭。3気筒のエンジンを搭載し、鋭く切り込むような走りとスリムなボディが特徴です。かつては600ccの4気筒モデルだったのが、675ccに拡大されてからは、トライアンフの看板モデルにもなりました。実はこのモデル、「DAYTONA Moto2 765」として限定復活もしているので、レアなモデルが好きな人にもぴったりです。

また、「デイトナ」と言えばアメリカ・フロリダ州の地名でもあり、デイトナバイクウィークなどのレースイベントで有名です。この地名を冠したモデルとしては、ハーレー・デイトナという名のカスタムバイクも存在します。ハーレーらしいローアンドロングなフォルムやVツインエンジンは、ハーディ=デイトナに通じるところがありますね。

4-2. 「狼・怪物・悪魔」などの名前を持つバイク

クラウドのもう一つの愛車「フェンリル」は、北欧神話に登場する巨大な狼の名前が由来。この流れで、「狼」や「怪物」、「悪魔」といったダークなネーミングを持つモデルも注目してみましょう。

たとえばスズキのWOLF250は、「狼」の名を冠するバイクで、伝説のレーサーレプリカ「RGV250Γ」をベースにしたネイキッド。2ストロークのエンジンが特徴で、ハーディ=デイトナの“音の正体”とされる2ストV型4気筒にも通じる存在です。クラウドが乗るマシンに感じる“荒々しさ”を音で再現したいなら、WOLF250は理想の選択かもしれません。

続いてはドゥカティのモンスターシリーズ。名前のとおり「怪物」です。見た目はネイキッドですが、SSのフレームとエンジンを積んでおり、走りの性能は本格派。特に初心者にも優しいモンスター696は、操作性が良くて取り回しもしやすく、クラウドのようにバイクと一体になる感覚が味わえるかもしれません。

そして忘れちゃいけないのがドゥカティのディアベル。イタリア語で「悪魔」を意味し、ローアンドロングな車体と独自のL型エンジンが異様な存在感を放っています。「悪魔的な美しさ」と「スポーティーな乗り味」の両立。それってまさに、クラウドが乗りこなすバイクにふさわしいと思いませんか?

4-3. 北欧神話モチーフのモデルたち

クラウドのバイク「フェンリル」は、北欧神話に登場する存在から名前を取っています。ということは、他にも北欧神話をモチーフにしたバイクがあるのでは?と探してみたら、ありました。

それがホンダ・ワルキューレ。ワルキューレは、北欧神話で死者を選び、神の館へと導く戦乙女です。このバイクもまた、フェンリルと同じく水平対向エンジンを搭載しており、パワフルな走りが魅力です。エンジンは6気筒ということで、フェンリルのボクサーツインとは少し違いますが、「神話の名」と「異形のパワー感」は共通しています。

見た目としては、むしろハーディ=デイトナの方に近いかもしれませんが、神話の響きに心惹かれるならチェック必須のモデルです。

4-4. 見た目では似ていないが、設定・ネーミングがリンクするモデル

ここでは、見た目はクラウドのバイクとは違うけれど、設定や世界観、名前がリンクしているモデルを紹介します。

たとえばVMAX。見た目はどちらかと言えばハーディ=デイトナ寄りですが、その加速性能や「直線番長」とも言える爆発的なトルクは、どこかクラウドの荒々しい戦い方と重なります。VMAXは「Vブースト」と呼ばれる独自の加速装置を搭載し、海外仕様ではその性能が最大限に発揮されます。これもまた「バイクに命を吹き込む」ようなフィーリングがあるんです。

さらに、未来的な雰囲気やトライク的な構造が共通するのがナイケン(NIKEN)トリシティ。これらはフェンリルのようなリーニング・リバーストライクという構造を採用しています。クラウドがアドベントチルドレンで見せる“滑るようなターン”を再現するには、こうした構造のバイクの方が向いているかもしれませんね。

最後に紹介したいのはダッジ・トマホーク。これはもう“実在するフェンリル”と言っても過言ではない未来バイクです。4輪で500馬力、理論上は最高速度670km/hというモンスターマシン。しかも登場したのは2003年のデイトナオートショー。ここでも「デイトナ」の因縁がちらりと顔を見せるのが面白いところですね。

5. こんなにあった!クラウドのバイクに似ている11+αのモデル紹介

5-1. 記事で紹介された全モデルリストと簡易スペック

クラウドのバイクには「ハーディ=デイトナ」と「フェンリル」という2つのモデルがあります。
それぞれに似ている実車として、合計11車種+αが紹介されています。
ここでは、それぞれのバイクの名前、メーカー、主な特徴、排気量などを簡単にまとめてご紹介しますね。

モデル名メーカー特徴排気量
VMAXヤマハV型4気筒、加速重視、ロー&ロング1200〜1700cc
ハーレー・デイトナハーレーダビッドソンVツイン、アメリカンらしいロー&ロング約1600cc
DAYTONA 675トライアンフ3気筒、セパハン、スポーツ寄り675cc
ワルキューレホンダ水平対向6気筒、重厚感あり1520cc
ウルフ250スズキ2ストローク、軽量で高回転型250cc
モンスター696ドゥカティネイキッド、高性能、扱いやすい696cc
ディアベルドゥカティLツイン、ロー&ロング、異形美1198cc
トリシティヤマハ前2輪・後1輪、リーニング機構125〜300cc
ナイケンヤマハ大型リーニング3輪、迫力の外観847cc
ダッジ・トマホークダッジV10エンジン、4輪、670km/h理論速度8277cc
三輪電動ビークルJカワサキ未来的デザイン、前2輪の電動バイク非公表(コンセプト)

5-2. それぞれの「似ているポイント」を図解で比較(視覚的な説明)

ここでは、クラウドのバイク2種類に対して、「どこが似ているのか?」を視覚的にわかりやすく整理していきますね。
文字だけでは伝わりにくいので、表形式にして特徴をマッチングしてみました。

ハーディ=デイトナに似ているバイク比較

モデルロー&ロングV型エンジンセパハン大きなエアインテークアフターファイヤ
VMAX◎(V4)
ハーレー・デイトナ×
DAYTONA 675××(3気筒)×
ディアベル◎(Lツイン)×

フェンリルに似ているバイク比較

モデルリーニングトライク水平対向エンジン未来的外観ピレリタイヤ風市販/コンセプト
トリシティ××市販
ナイケン××市販
三輪電動ビークルJコンセプト
ダッジ・トマホーク×(4輪)××限定販売

5-3. まとめ

クラウドのバイクって、本当にたくさんの人の心をくすぐる不思議な魅力がありますよね。


今回紹介したバイクたちは、デザインだったり、エンジン音だったり、全体のシルエットだったり、「あ、クラウドっぽい!」と感じる何かを持っているんです。
11車種+αの中には、今からでも手に入るものもあれば、過去の名車、あるいはコンセプトモデルもあります。
どれも「クラウドのバイクってどんな感じ?」という疑問に、ちょっとした答えやヒントをくれる存在です。

もし「クラウドっぽい1台を探してるんだ!」という人がいたら、ぜひこのリストを参考にして、実車を見たり、音を聴いたりしてみてくださいね。
あなたの中のクラウドバイク、きっと見つかりますよ!

6. 実際にクラウドのバイクに乗りたい人向けモデル別ガイド

6-1. カスタムベースにおすすめの車種3選

クラウドのバイクを再現したいと思ったら、まずはベースとなる車種選びがとっても大切です。バイクはそのまま乗るのも楽しいけど、カスタムすればまるでゲームや映画の世界に入ったみたいになりますよね。

まずは「ハーディ=デイトナ」風にしたいなら、ヤマハ VMAXがおすすめです。V型4気筒エンジン、大きなエアインテーク、ローアンドロングな車体はまさにあの重厚感たっぷりな姿そのもの。直線番長ともいえる加速力もあり、まさにクラウドが背中に大剣を背負って乗ってそうな迫力があります。

次に、「フェンリル」風にカスタムしたいなら、ヤマハ ナイケンをチェックしましょう。前2輪・後1輪の構成で、リバースリーニングトライクに該当します。これはもうフェンリルの骨格にそっくり!車体を傾けて曲がれるバイクなので、走ってるときのシルエットがとても未来的なんです。

そして、クラシックかつ独特な見た目が欲しいなら、ホンダ ワルキューレも魅力的。水平対向6気筒のエンジンは迫力満点で、名前も北欧神話由来とクラウドの「フェンリル」と通じるものがあります。カスタム次第で幻想的な雰囲気も出せますよ。

6-2. 中古で入手できるモデルと価格帯の目安

「クラウドのバイクに似てるのはわかったけど、実際に買えるの?」という疑問、ありますよね。ここでは中古市場で現実的に手に入るバイクとその価格帯を紹介します。

まずは人気のヤマハ VMAX。中古市場では10年落ち前後のモデルが多く、価格帯は60万〜120万円ほど。状態や年式、走行距離で価格差がありますが、迫力とパワーは間違いなく本物です。

次におすすめしたいのがホンダ ワルキューレ。こちらも流通量は少なめですが、見つければ80万〜150万円での販売例もあります。特にアメリカンスタイルのバイクは根強い人気があり、状態の良い個体は早めにチェックしたいですね。

そして、近未来感を演出するにはやっぱりヤマハ ナイケン。まだ比較的新しいモデルなので、中古でも150万〜200万円と高め。ですが、前2輪の個性的なスタイルは代えがたく、まさにフェンリルの実写化といえる存在です。

6-3. 三輪バイク(トライク)の免許・法規制ガイド

クラウドのバイクは「三輪」っぽい見た目が特徴的ですが、三輪バイク=トライクには特別なルールがあるんです。ここを知らずに手を出すと、免許や取り扱いでつまずいてしまうので要注意!

まず、トライクには2種類あります。ひとつは「普通のトライク」で、これは前1輪・後2輪の構成。クラウドの「ハーディ=デイトナ」はこのタイプに似ていて、車体を傾けずハンドルだけで曲がるものが多いです。法的には普通自動車免許でOKで、ヘルメットも義務ではありません。

でも、クラウドのバイクは車体を傾けて曲がっていますよね?これは「リーニングトライク」という特殊なタイプ。もし前2輪・後1輪ならナイケンなどが該当し、これは普通自動二輪免許以上が必要です。また、ヘルメットも着用必須。リーニングタイプは自立しないので、取り扱いには慣れも必要です。

バイク選びでトライクを検討するなら、免許区分と構造の違いをよく確認しておきましょう。

6-4. アフターパーツ・装飾でクラウド感を演出する方法

「本物のクラウドのバイクは無理でも、見た目を近づけたい!」そんな夢を叶えるのがアフターパーツ装飾パーツです。少しずつ揃えることで、自分だけのクラウド風マシンに仕上がっていきますよ。

たとえば、セパレートハンドルローダウンサスを導入すれば、車体をローアンドロングにカスタムできます。これだけでもかなり「ハーディ=デイトナ」らしさが出ますよ。

また、クラウドのバイクの特徴であるゴツめのマフラーは、市販の社外製サイレンサーを選ぶことで再現可能。スリップオンタイプなら比較的取り付けも簡単です。

さらに、細部にこだわるなら、カスタムフェンダーエアインテーク風カバーもおすすめ。汎用品をうまく組み合わせれば、ゲームの雰囲気に近づけることができます。

そして忘れちゃいけないのが外装カラーとLEDライト。黒を基調にしつつ、青や赤のライティングを仕込めば、夜の街に映えるクラウド感バツグンのマシンが完成しますよ!

6-5. まとめ

クラウドのバイクを夢見て検索したあなたに届けたかったのが、今回のモデル別ガイドです。VMAXやナイケン、ワルキューレといった実車をベースに、しっかりとしたカスタムや装飾を重ねることで、リアルにクラウドのバイクに近づくことは可能なんです。

中古車市場や免許制度の知識、さらにアフターパーツの活用まで、細かく準備していけば、きっと自分だけのクラウドバイクに出会えるはずです。クラウドのように孤高でカッコいい走り、ぜひ体験してみてくださいね。

7. コンセプトモデル・試作機から探す「未来のクラウドバイク」候補

クラウドのバイクに強く惹かれるあなたなら、ゲームや映画の世界観を現実のバイクで体感したいと思ったことがあるかもしれませんね。でも、既に市販されているバイクだけでは物足りなさを感じることもあるはず。そんなあなたにぴったりなのが、バイクショーやコンセプト発表で話題になった試作機や未来志向のデザインを持つバイクたち。「まだ売られていないけれど、まるでクラウドのバイクみたい!」と思わず叫びたくなるようなマシンたちをご紹介します。

7-1. 市販はされていないが激似なバイク

まずは、もう見た目からして「フェンリルすぎる」と話題になった幻のバイク、カワサキの「三輪電動ビークルJ」を見てみましょう。2013年の東京モーターショーで参考出品されたこのモデルは、前輪2輪・後輪1輪のリバーストライク構成で、リーニング(車体を傾けて曲がる)機能を持ち、未来的なフォルムもフェンリルにそっくり。光るフロントマスク、シャープでエッジの効いたボディライン、そして低く構えたライディングポジション。「これは完全にFF7ACのフェンリルを実写化したらこうなる」という声もあるほど。

もう一つ、「実在するのに非現実」と話題をさらったのがアメリカの「ダッジ・トマホーク」。2003年のデイトナオートショーで登場し、6000万円、10台限定というとんでもない価格と仕様で衝撃を与えました。なんとタイヤが4つも付いており、500馬力、理論上の最高速度は670km/h。デザインはまさに「武器」そのもので、ゲームの世界観そのまま。これを街中で走らせる姿を想像するだけでゾクゾクしちゃいますね。

7-2. バイクショーで話題になったプロトタイプ集

バイクショーやモーターショーは「未来のクラウドバイク」を探すには絶好の場所です。とくにヤマハの「ナイケン(NIKEN)」は、前2輪・後1輪のリーニングリバーストライク構造で、フェンリルと同じ車体バランスを持つ実走可能な市販モデル。もちろん、バイクショーの登場時はプロトタイプ扱いで、異形のフォルムに「まさかの三輪スポーツ」と驚きの声が上がりました。実際に乗ってみると、驚異の安定性と不思議な旋回感覚が味わえるというレビューもあります。

同じくヤマハの「トリシティ」も、サイズは小柄ですが前2輪の構造と独特のフロントフェイスが印象的。軽快でありながらも、どこかクラウドの「フェンリル」に通じるものがあります。都市型でスマートなバイクを求めつつ、未来感も忘れたくない方にぴったり。

7-3. 国内メーカーの電動・三輪コンセプトモデルに注目

国内メーカーも、未来を見据えた電動バイクの分野で次々に注目すべきコンセプトを打ち出しています。その中でも注目はやはりカワサキの「J(ビークルJ)」。電動でありながらも、まるで生き物のように変形するような機構を持ち、「走る芸術作品」とも呼ばれています。このバイクが実用化されれば、まさにフェンリルの“実在する未来形”と言っても過言ではありません。

また、ホンダのワルキューレやヤマハのVMAXのようなV型エンジン×ロー&ロングボディの路線も、ハーディ=デイトナにそっくり。特にVMAXは「加速重視」のコンセプトで、極太のタイヤや火を吹くようなマフラー音など、クラウドの世界観にぴったりです。

7-4. まとめ

まだ市販されていないけれど、クラウドのバイクそのもののようなバイク。バイクショーで人々の心を掴んだ未来的プロトタイプ。そして、国内メーカーが送り出した電動・三輪の挑戦的コンセプトモデル。これらはすべて、クラウドのバイクを「現実に感じたい」あなたの夢を叶えてくれる存在です。

ゲームの中だけでなく、実際に乗れるかもしれない未来のバイクたちを、これからもワクワクしながら探し続けていきましょうね。

8. まとめ:あなたにとっての「クラウドのバイク」はどれ?

8-1. ハーディ派?フェンリル派?タイプ別おすすめ早見表

「クラウドのバイク」といっても、実は「ハーディ=デイトナ」「フェンリル」の2タイプが存在します。そのどちらに心惹かれるかで、あなたに合うバイクのタイプも変わってくるんです。

ハーディ=デイトナ派のあなたは、ズドーンとした直進重視、圧倒的存在感が好きなタイプかもしれませんね。そんなあなたには、以下のようなバイクがおすすめです。

  • ヤマハ VMAX:ロー&ロング、V型4気筒、加速重視の究極ドラッガー
  • ハーレー・デイトナ:クラシカルで武骨なアメリカンスタイル
  • ドゥカティ ディアベル:モダンな悪魔系スタイル、見た目はまさに異形

一方でフェンリル派のあなたは、未来的で洗練されたデザインにときめくタイプ。性能や独自機構にもこだわりを持つ、ちょっぴりマニアックな感性の持ち主かもしれません。

  • ヤマハ NIKEN:前2輪のリバースリーニングトライク、攻める設計が魅力
  • ホンダ ワルキューレ:フェンリルを彷彿とさせる大排気量と重厚感
  • ダッジ・トマホーク:未来の怪物、実在する異次元マシン(※超高額)

「どっちが正解」というより、「どっちにワクワクするか」が、クラウドバイク選びのいちばん大事なところなんです。

8-2. 購入・再現のリアルな選択肢と注意点

「クラウドのバイクが欲しい!」と思ったとき、いくつか現実的な選択肢があります。ですが、購入・再現には想像以上のハードルがあることも覚えておきましょう。

まず、市販車の中で比較的現実的なモデルはヤマハのVMAXドゥカティ・ディアベル。特にVMAXは中古市場で流通しており、カスタムベースとしても人気です。ただし、車重・車格・燃費すべてが”化け物級”。初心者や街乗りには不向きです。

フェンリルっぽさを再現するなら、ヤマハNIKENや三輪系バイクのカスタムが必要ですが、リーニングトライクは構造的にも整備性にもクセが強いんです。さらに、外装を再現するにはワンオフパーツや特注加工が前提となるので、高額な費用と時間が必要。自作カウルを3Dプリンターで出力しても、耐久性や公道走行のハードルがあります。

また、デザインだけを真似てベース車を決めるのもよいですが、「パーツ供給」「保険」「整備士の知識」など、維持費・実用面での現実性も大切にしてくださいね。

8-3. 「再現」よりも「楽しむ」スタンスでバイク選びを

クラウドのバイクを完全に再現するのは、正直かなりハードルが高いです。だからといって夢をあきらめる必要なんて、ぜんぜんありません。

クラウドが乗っていたバイクの「空気感」や「雰囲気」を自分なりに楽しむのがいちばんです。たとえば、クラウド気分でVMAXに乗ってみる。あるいはナイケンで未来的なスタイルに浸る。それだけでも十分に「クラウドのバイク」を感じることができるんですよ。

バイクは「乗ること」そのものがすでにファンタジーなんです。風を切って走るその一瞬一瞬が、クラウドになった気分にさせてくれます。そしてその感覚は、どんな高額なフィギュアや再現モデルよりもリアルで、あなたの中に刻まれます。

だからこそ、「再現」より「楽しむ」。それが、クラウドのバイクを自分のバイクライフに取り入れる、いちばん素敵な方法かもしれませんね。