「もう連絡を取りたくない」と思ってLINEの相手をブロックし、さらに削除までしたのに、なぜかまたメッセージが届いてしまう——そんな経験はありませんか?ブロック削除をしたはずなのに、相手からのLINEが来ると驚いてしまいますよね。この記事では、LINEの「ブロック」と「削除」の違いを整理しつつ、本来ブロック削除をするとどうなるのか、そしてそれでもメッセージが届いてしまう原因について詳しく解説します。
1. はじめに
LINEを使っていると、「もう関わりたくない」と思う相手が出てくることもありますよね。そんなときに便利なのがブロック削除ですが、実際にやってみると「ブロック削除したはずなのに、なぜか相手からLINEが届く!」と驚くことがあります。この現象が起こる理由とその対処法について、わかりやすく解説します。
1-1. LINEのブロック削除とは?
LINEの「ブロック削除」は、特定の相手とのやり取りを完全に断つための方法です。通常、ブロックをすると相手からのメッセージは届きませんが、相手のアカウント情報は自分の友だちリストに残ります。しかし「ブロック削除」をすると、その相手の情報を友だちリストからも完全に消去できます。
ブロック削除を行うと、以下の状態になります:
- 相手のアカウントが友だちリストから消える
- 過去のトーク履歴も消える
- 相手からの新しいメッセージは通常届かなくなる
これだけ聞くと、「ブロック削除すればもう相手と関わることはない!」と思うかもしれません。しかし、なぜか「ブロック削除したのに相手からLINEが来る」というケースが報告されています。それはなぜでしょうか?
1-2. ブロックと削除の違い
LINEには「ブロック」と「削除」の2つの機能がありますが、それぞれの役割が異なります。違いを簡単に整理してみましょう。
機能 | 効果 |
---|---|
ブロック | 相手からのメッセージを受け取らなくなるが、友だちリストには残る |
削除 | 友だちリストから相手を削除するが、相手からのメッセージは届く |
ブロック削除 | 友だちリストから相手を削除し、メッセージも届かないようにする |
つまり、「削除」だけでは相手からのメッセージが届いてしまう可能性があり、完全に遮断したい場合は「ブロック削除」を行う必要があります。それでもメッセージが届いてしまうケースがあるのは、特定の状況によるものです。
1-3. 「ブロック削除したのにLINEが届く」とはどういう状況?
「ブロック削除したのにLINEが届く」という現象は、基本的には発生しません。しかし、いくつかの条件が重なることで、ブロック削除した相手から再びメッセージが送られてくる可能性があります。
考えられる主な原因は以下の通りです:
- 相手がLINEのアカウントを作り直した(新規アカウントとして認識されるため)
- ブロック削除が正しく適用されていない(誤って非表示や削除のみを実行した可能性)
- グループトークを経由してメッセージが届く(共通のグループにいる場合)
- PC版LINEや古い端末で送信されたメッセージが遅れて届く
特に、相手がLINEアカウントを削除し、新しいアカウントを作成した場合は、自分がそのアカウントをブロックしていない状態になるため、メッセージが届く可能性があります。また、ブロック削除の設定ミスによって、単に「削除」しただけでブロックされていないケースもあります。
「絶対に連絡を取りたくない!」という場合は、これらのポイントをチェックし、再度ブロック設定を見直すことをおすすめします。
LINEでブロック削除すると本来どうなる?
ブロック削除の基本的な仕組み
LINEの「ブロック削除」は、相手をブロックした上で友だちリストから完全に削除する機能です。単なるブロックとは異なり、ブロック削除すると相手のアカウント情報が完全に消えるため、トーク履歴もリストから消去されます。
ただし、ブロック削除を行っても相手側のLINEアプリには影響がありません。相手の友だちリストには引き続き自分のアカウントが表示され、相手からメッセージを送ることも可能です。しかし、通常であればブロック削除された相手が送ったメッセージは一切届かない仕組みになっています。
友だちリストやトーク履歴への影響
ブロック削除を行うと、自分のLINEアプリから相手のアカウントが完全に削除され、友だちリストやトーク履歴もすべて消えます。
具体的には以下のような影響があります:
- 友だちリストに相手が表示されなくなる
- トーク履歴が完全に削除される(復元不可)
- 相手のアカウント検索やID検索を行わない限り、再追加できない
また、LINEの仕様上、一度ブロック削除を行うと、相手のアカウントを復活させる方法は基本的にありません。「間違えて削除した!」と思っても、相手からメッセージが来ない限り再追加できないため、慎重に操作する必要があります。
相手側の表示の変化
ブロック削除をしても、相手のLINEアプリ上では変化がほとんどありません。相手の友だちリストには、自分のアカウントが残ったままの状態になります。
ただし、次のような変化があります:
- 相手がメッセージを送っても「未読」のままになる
- 相手が無料通話をかけてもつながらない
- 相手が自分のLINEアカウントを開いても新しい投稿が表示されない(タイムラインが非表示になる)
ブロック削除後も、相手には「ブロックされた」ことが通知されないため、相手は普通にメッセージを送ることができます。しかし、通常はブロック削除された相手からのメッセージは自分には届かないため、やりとりが再開されることはありません。
相手に通知は届くのか?
ブロック削除をしても、LINEは相手に「ブロックされた」「削除された」という通知を一切送りません。そのため、相手は自分がブロック削除されたことに気づかないまま、通常通りメッセージを送ることができます。
しかし、以下のような違和感を覚えることで、相手が「もしかしてブロックされた?」と気づく可能性はあります:
- メッセージを送ってもずっと未読のまま
- LINE通話をかけてもつながらない
- LINEのタイムラインで相手の投稿が見えなくなる
このような違和感から、相手が「ブロックされたかも?」と疑うことはありますが、明確な通知はないため、気づかない人も多いのが実情です。
また、もし相手が新しいLINEアカウントを作り直した場合、ブロック削除の効果はリセットされ、新しいアカウントからメッセージが届いてしまうことがあります。その場合は再度ブロックするしか方法がありません。
ブロック削除をしたのにLINEが届く場合は、相手が新しいアカウントを作り直した可能性を疑いましょう。
3. ブロック削除したのにメッセージが届く原因
「LINEでブロック削除したのに、なぜかメッセージが届く……。」そんな状況に困っている人は少なくありません。通常、LINEでブロック削除をすると、相手はあなたにメッセージを送れなくなるはずです。それでもメッセージが届いてしまうのは、いくつかの理由が考えられます。ここでは、その原因について詳しく解説します。
3-1. 相手が新しいアカウントを作成した
最もよくある原因の一つが、相手が新しいLINEアカウントを作成した場合です。LINEでは、ブロック削除された相手が別のアカウントを作成すると、あなたに再びメッセージを送れるようになります。
例えば、ブロック削除された相手が以下のような行動をとった場合、新しいアカウントからメッセージを送ってくる可能性があります。
- LINEアプリを削除し、新しい電話番号で登録し直した
- 別のスマホやタブレットで新しいアカウントを作成した
- Facebook連携で新規アカウントを作成した
この場合、新しいアカウントを改めてブロックすることで対処できます。ただし、相手が何度もアカウントを作り直してメッセージを送ってくる場合は、執拗な嫌がらせの可能性があるため、警察や専門機関に相談することも検討しましょう。
3-2. グループトーク経由でメッセージが送られた
相手と同じグループに参加していると、ブロック削除してもメッセージが届くことがあります。LINEでは、個別のトークではブロックが有効ですが、グループトーク内ではブロックの影響を受けません。そのため、相手がグループ内でメッセージを送ると、あなたにも通知が届いてしまいます。
もし、相手がいるグループでのやり取りを避けたい場合は、以下の対策を取りましょう。
- 問題のある相手がいるグループを退会する
- グループの通知をオフにする
- 新しいグループを作成し、信頼できる人だけを招待する
グループ内で相手からのメッセージが続く場合、管理者に相談して相手を退会させてもらうことも検討すると良いでしょう。
3-3. 既存のメッセージが遅延して届いた
実は、ブロック削除する前に相手が送ったメッセージが、システムの遅延で後から届くこともあります。LINEのメッセージは通常リアルタイムで送受信されますが、ネットワークの問題やLINEのサーバー負荷によって、送信が遅れるケースもあります。
例えば、次のような状況ではメッセージの遅延が発生しやすくなります。
- 相手がメッセージを送った直後にあなたがブロック削除した
- 通信環境が不安定な状態でLINEを使用していた
- LINEのアップデートやサーバーメンテナンスの影響を受けた
このような遅延メッセージは、一度届いた後はそれ以上送られてくることはありません。そのため、特に対策をする必要はありませんが、気になる場合はしばらく様子を見てみましょう。
3-4. LINEのバグやシステムの不具合
まれにLINEのシステムにバグや不具合が発生し、ブロック削除後もメッセージが届いてしまうことがあります。
LINEは定期的にアップデートされており、不具合が修正されることが多いですが、過去には以下のような問題が報告されています。
- ブロック削除したはずの相手が友だちリストに復活する
- 削除後も相手のトーク履歴が残ってしまう
- ブロックした相手からの通知が消えない
このような問題が発生した場合、以下の対処法を試してみてください。
- LINEアプリを最新バージョンにアップデートする
- 一度ログアウトし、再ログインする
- スマホを再起動してみる
- LINEの公式サポートに問い合わせる
特に、ブロック削除後に相手のアカウントが復活するような現象が起きた場合は、早めに公式サポートに相談するのがおすすめです。
3-5. 端末のキャッシュが影響している可能性
スマホのキャッシュが原因で、ブロック削除した相手のメッセージが届いているように見えることがあります。
LINEアプリでは、動作をスムーズにするために一時データ(キャッシュ)を保存しています。しかし、このキャッシュが古い情報を保持していると、すでにブロック削除した相手のメッセージが残ってしまうことがあります。
対策としては、以下の方法を試してみてください。
- LINEのキャッシュをクリアする(設定 → アプリ管理 → LINE → キャッシュを削除)
- スマホを再起動して動作をリフレッシュする
- LINEアプリを再インストールする
キャッシュをクリアすると、一時的にログイン情報がリセットされることがありますが、再ログインすれば通常通り利用できます。もし、ブロック削除したはずの相手からのメッセージが残っている場合は、この方法を試してみてください。
状況別!LINEブロック削除の誤解と実態
LINEの「ブロック」や「削除」は、相手とのやりとりを制限するための機能ですが、設定によっては思わぬ形で相手と再びつながってしまうことがあります。
「ブロック削除したはずなのに相手からLINEが届いた!」という事態は、特定の仕様や操作ミスによるものかもしれません。
ここでは、よくある誤解や仕様について詳しく解説します。
「削除したのに相手が友だちリストに復活した」のはなぜ?
LINEで「削除」をすると、友だちリストから相手が消えますが、完全に連絡が断てるわけではありません。
相手からメッセージが届くと、以下の条件で友だちリストに復活することがあります。
- 相手が自分にメッセージを送信した場合
- 自分が相手を「ブロック」せずに削除していた場合
削除は単にリストから相手を消すだけの機能なので、相手が自分を友だち登録している限りメッセージを送ってくることが可能です。
もし完全に連絡を絶ちたい場合は、「ブロック」した後に「削除」することが必要です。
「非表示設定したのにメッセージが来た」はどういうこと?
「非表示」は、単に友だちリストから相手を隠すだけの機能であり、相手がメッセージを送ることは可能です。
そのため、非表示にした相手からメッセージが届くと、リストに再び表示されてしまいます。
もし相手からのメッセージを完全に遮断したい場合は、非表示ではなく「ブロック」を行う必要があります。
「非表示」と「ブロック」は似ていますが、ブロックすれば相手からのメッセージが届かなくなります。
「ブロックしたのに相手の名前が残っている」のは仕様?
LINEで相手を「ブロック」しても、友だちリストにはそのまま表示される仕様になっています。
ただし、ブロックした相手の名前をリストから消したい場合は、「ブロック」した後に「削除」することで完全に消えます。
また、ブロックした相手が名前を変更すると、自分のリストにも新しい名前が反映されることがあります。
これはLINEの仕様によるもので、相手の情報はブロックしても一部同期されることがあるためです。
「相手にブロックされたらこちらからのメッセージはどうなる?」
もし自分が相手にブロックされていた場合、送ったメッセージは一切相手に届きません。
また、トーク画面上では「送信済み」と表示されるため、既読がつかない限りブロックされたかどうかは判断がつきにくいです。
以下の特徴がある場合は、ブロックされている可能性が高いです。
- メッセージを送っても「既読」がつかない
- 相手のホーム画面にアクセスできない
- LINE通話をかけても呼び出し音が鳴らない
ただし、相手が単にLINEを開いていない場合もあるため、すぐにブロックと決めつけるのは避けたほうがよいでしょう。
まとめ
LINEの「ブロック」や「削除」は、それぞれ異なる機能を持っており、設定次第では相手からメッセージが届いてしまうことがあります。
「完全に連絡を断ちたい」「相手にメッセージを送れなくしたい」といった目的に合わせて、適切な設定を行うことが重要です。
- 削除だけでは、相手からのメッセージを防げない
- 非表示では、相手がメッセージを送ればリストに復活する
- ブロックすれば、相手からのメッセージは一切届かない
正しく設定することで、思わぬ誤解を避け、快適にLINEを利用することができます。
5. ブロック削除後に相手からのLINEを完全に防ぐ方法
LINEでブロック削除したのに、相手からメッセージが届いてしまうことがあります。通常、ブロック削除すると相手と完全に連絡が取れなくなるはずですが、特定の方法で相手がメッセージを送ることができてしまうケースも存在します。ここでは、ブロック削除後に相手からのLINEを完全に防ぐ方法を詳しく解説します。
5-1. 相手の新しいアカウントを再ブロックする方法
ブロック削除した相手が新しいLINEアカウントを作成し、再び連絡してくる場合があります。このようなケースでは、以下の手順で再度ブロックを行いましょう。
- 相手から新しいアカウントでメッセージが届いたら、トーク画面を開く。
- 画面右上の「≡」メニューをタップし、「ブロック」を選択する。
- 「ブロックリスト」に追加されたことを確認する。
新しいアカウントを繰り返し作成されると、何度もブロックする必要が出てきます。その場合は、次の方法も試しましょう。
5-2. グループトークから退出・管理者への報告
相手がグループトークを通じてメッセージを送ってくる場合があります。これは、個別のブロックをしていても、グループ内では制限がかからないためです。この場合、以下の方法で対応しましょう。
- 不要なグループから退出する。
- グループの管理者に相手のブロックを依頼する。
- 新しくグループが作成されるのを防ぐため、信頼できる人だけを招待する。
また、グループ内で嫌がらせ行為があった場合は、LINE運営に通報することも可能です。
5-3. 迷惑ユーザーとしてLINE運営に通報する
何度も新しいアカウントを作成して連絡してくる相手に対しては、LINE運営に通報しましょう。通報することで、相手のアカウントが制限される可能性があります。
通報の手順は以下のとおりです。
- 相手のプロフィール画面を開く。
- 画面右上の「≡」メニューをタップし、「通報」を選択する。
- 「スパム」や「嫌がらせ」など該当する項目を選び、報告する。
LINE運営が状況を確認し、悪質な場合はアカウント停止などの対応が取られます。
5-4. 端末の設定で通知をブロックする方法
LINEの設定だけでなく、スマートフォン本体の通知設定を変更することで、相手からのメッセージを視界に入れないようにすることもできます。
以下の方法で設定してみましょう。
■ iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く。
- 「通知」→「LINE」を選択する。
- 「通知を許可」をオフにする。
■ Androidの場合
- 「設定」アプリを開く。
- 「アプリ」→「LINE」を選択する。
- 「通知を表示」をオフにする。
この方法を使えば、相手が新しいアカウントを作成したとしても、メッセージの通知が届かなくなるため、精神的な負担を軽減できます。
まとめ
LINEのブロック削除後に相手からのメッセージが届くのは、相手が新しいアカウントを作成していることが主な原因です。この問題を防ぐには、以下の方法を実践しましょう。
- 新しいアカウントを再ブロックする。
- グループトークでの接触を防ぐため、グループから退出または管理者に報告する。
- 相手をLINE運営に通報し、アカウント制限を促す。
- 端末の通知設定を変更し、メッセージの通知自体を遮断する。
これらの対策を講じれば、LINEでの不要なメッセージを完全に防ぐことができます。ぜひ試してみてください!
6. それでもメッセージが届く場合の最終対策
LINEでブロック削除したにもかかわらず、相手からのメッセージが届いてしまうケースは稀ですが、いくつかの原因が考えられます。例えば、相手が新しいLINEアカウントを作成し、再びメッセージを送ってくる場合です。また、SMSや別のSNSを使って連絡を試みるケースもあります。このような状況が続く場合、より徹底的な対策を講じる必要があります。
6-1. 相手が執拗に連絡してくる場合の対応策
ブロック削除した相手が何度も新しいアカウントを作ってメッセージを送ってくる場合、以下の方法を試してください。
- 再度ブロック削除を行う – 相手が新規アカウントを作った場合でも、そのアカウントを見つけ次第ブロック削除しましょう。
- 設定を確認する – 「設定」→「プライバシー管理」から「メッセージ受信拒否」をオンにすることで、友だち以外からのメッセージを防げます。
- LINEの「通報」機能を活用 – 相手のアカウントをLINE運営に報告し、不審な行為を知らせることができます。
もし相手が執拗に連絡を試みてくる場合は、次の法的手段を検討する必要があります。
6-2. 法的手段(警察や専門機関への相談)
LINEでの嫌がらせが続く場合、警察や専門機関への相談も視野に入れましょう。特に以下のようなケースではすぐに対応することが重要です。
- 脅迫的なメッセージ – 「○○しないと許さない」などの威圧的な言葉が含まれる場合。
- ストーカー行為 – しつこくメッセージを送り続ける、他のSNSや電話でも連絡してくる場合。
- 個人情報の流出 – 自分の住所や家族の情報などを晒すような行為がある場合。
警察に相談する際は、証拠としてスクリーンショットを残しておくことが大切です。
6-3. メールやSNS経由での接触も防ぐには?
LINE以外の手段で相手が接触を試みてくることもあります。特に、メールや他のSNSでのメッセージ送信には注意が必要です。
対策として以下の設定を見直しましょう。
- メールの受信設定 – 迷惑メールフィルターを強化し、特定のアドレスをブロック。
- 他のSNSのプライバシー設定 – TwitterやInstagramの「非公開モード」や「メッセージ制限」を活用。
- 電話番号変更の検討 – SMSを利用される場合、最終手段として番号変更も視野に入れる。
どの方法も、相手がしつこく連絡を試みてくる場合に有効な手段です。徹底的に対策を講じ、安心して過ごせる環境を作りましょう。
6-4. 端末ごとに設定できるプライバシー対策
スマートフォンの設定によっても、相手からの迷惑な連絡をブロックできます。iPhoneとAndroid、それぞれでできる設定を確認してみましょう。
iPhoneのプライバシー対策
- 迷惑メッセージをフィルタリング – 「設定」→「メッセージ」→「不明な差出人をフィルタ」をオン。
- 特定の番号を着信拒否 – 「設定」→「電話」→「着信拒否した連絡先」でブロック可能。
- スクリーンタイムでアプリ制限 – 連絡先外からのメッセージ受信を制限可能。
Androidのプライバシー対策
- メッセージアプリのブロック機能 – Googleメッセージアプリで特定の番号をブロック可能。
- 着信拒否設定 – 「設定」→「通話」→「着信拒否リスト」に追加。
- セキュリティアプリの活用 – 「Google Playプロテクト」などのセキュリティ機能を有効にする。
端末側の設定を強化することで、LINE以外の手段での迷惑行為も防ぐことができます。特に着信拒否や迷惑メッセージのフィルタリングは、簡単に設定できるので試してみてください。
まとめ
LINEでブロック削除したのに相手からメッセージが届く場合、相手が新規アカウントを作成した可能性が高いです。このような場合、再度ブロック削除を行うことで対処できますが、執拗に連絡してくる場合は法的手段も視野に入れるべきです。
また、LINEだけでなく、メールやSNSを通じた連絡にも注意し、プライバシー設定を見直しましょう。さらに、スマートフォンの設定を活用することで、より安全な環境を作ることができます。
もし相手からの迷惑行為が続く場合は、一人で悩まず、家族や友人、専門機関に相談することをおすすめします。
7. まとめ
7-1. LINEのブロック削除の効果と限界
LINEのブロック削除は、相手との関係を完全に断つための機能です。これを実行すると、相手のアカウントは友だちリストから消え、メッセージを受け取ることもなくなります。また、過去のトーク履歴も削除され、LINE上で相手の存在を一切確認できなくなります。
しかし、ブロック削除にも限界があります。たとえば、相手が新しいLINEアカウントを作成し、異なるIDや電話番号で再度メッセージを送ってくる場合、こちらの設定とは関係なく受信してしまうことがあります。また、自分がブロック削除をしたと思っていても、実際には「ブロックのみ」や「非表示」の状態になっている可能性もあるため、しっかりと設定を確認することが重要です。
7-2. もしもメッセージが届いたら冷静に対処しよう
ブロック削除したはずなのにメッセージが届いた場合、まずは落ち着いて原因を考えましょう。考えられる原因としては、
- 相手が新しいLINEアカウントを作成した
- ブロック削除ではなく、単に「削除」や「非表示」になっていた
- 別のSNSや電話番号を使ってメッセージを送ってきた
このような場合、すぐに相手を再度ブロックし、必要ならば通報することも検討しましょう。また、LINEの設定を確認し、ブロックリストや友だちリストに相手が残っていないか確認することも大切です。
もし、何度もメッセージが届くようであれば、警察や専門機関に相談するのも一つの手です。特に、ストーカー行為や嫌がらせの可能性がある場合は、早めに対策を講じましょう。
7-3. ブロック削除だけでは不安な場合の追加対策
ブロック削除だけでは完全に防げないケースもあるため、より安心できる対策を講じることが大切です。以下の方法を試してみてください。
- 「知り合いかも?」に表示されないようにする: 設定から「友だちへの追加を許可」をオフにする
- 別のSNSでもブロックする: LINE以外の連絡手段(Instagram、Facebook、Twitterなど)でも相手をブロックする
- 電話番号を変更する: どうしても連絡が来る場合は、最終手段として番号を変える
これらの対策を行うことで、より確実に相手との接触を断つことができます。特に、悪質な迷惑行為に悩んでいる場合は、LINEのブロック削除だけに頼らず、さまざまな対策を併用するのがおすすめです。
以上のように、LINEのブロック削除には一定の効果がありますが、万能ではありません。必要に応じて追加の対策を行い、安心してLINEを利用できる環境を整えましょう。