バイク選びは平均燃費で決まる!コスパ最強は?

「バイクってどれくらい燃費がいいの?」と気になったことはありませんか?通勤や通学、週末のツーリングなど、バイクの用途はさまざまですが、燃費は日々の維持費に直結する大切なポイントです。この記事では、「実燃費」と「カタログ燃費」の違いから、排気量ごとの平均燃費、高燃費モデルの紹介、さらには燃費に影響する運転のコツまでを徹底解説します。

目次

1. 「バイクの平均燃費」ってどういう意味?

「バイクの平均燃費」という言葉、よく耳にしますよね。でもこれ、いったい何を指しているのか、ちゃんと理解していますか?燃費とは、1リットルのガソリンでバイクがどれくらいの距離を走れるかを示す数値です。つまり、「平均燃費」とは、ある条件下での一般的な走行で、バイクが1Lの燃料でどれだけ走るかの平均値のことなんです。

燃費の数値が大きければ大きいほど、「燃料代がかからない=お財布に優しい」バイクだといえます。たとえば、スーパーカブ50約50km/Lモンキー12556km/Lと、とっても燃費がいいことで知られています。でも実は、燃費には「カタログ燃費」と「実燃費」という2つの種類があるんです。この違いをきちんと知っておかないと、「あれ、思ったより走らないな…」とガッカリしちゃうことも。

1-1. 実燃費とカタログ燃費(WMTC/WLTC)の違いとは?

「カタログ燃費」というのは、メーカーが決められた条件のもとで計測した燃費です。たとえば、平らな道を60km/hでずーっと一定速度で走った場合など。実際の道路のように信号があったり、坂道があったりするわけじゃないので、どうしても数値は高めになっちゃいます。

一方で「実燃費」とは、実際に人がバイクに乗って、日常の中で走行したときの平均的な燃費のこと。だからカタログ燃費よりもだいぶ低い数値になるのが普通なんです。

最近は、WMTC値やWLTC値といった、より現実に近い条件で測った燃費も使われるようになってきました。でもそれでも、やっぱり実際の走り方や環境によって変わってくるから、「カタログ通りに走る!」とは限らないのです。

1-2. 燃費の「平均」はあくまで目安!個人差・道路状況・気候の影響

さて、「平均燃費」という数字はとても便利ですが、あくまでも目安です。なぜなら、バイクの燃費って、乗り方や道路状況、天気などによってすごく変わってしまうからです。

たとえば、街中の信号が多いルートでストップ&ゴーを繰り返していれば、燃費はガクッと落ちちゃいます。逆に、高速道路でアクセルを一定に保って走れば、燃費はかなり良くなることが多いです。

また、寒い季節や風が強い日なども燃費に悪影響。さらに、急発進・急加速をよくする人、重たい荷物をいつも積んでいる人なんかも燃費が下がりやすいです。つまり、「友達はモンキー125で56km/Lって言ってたのに、自分は45km/Lしか出ないよ〜」なんてことも、よくあるんです。

だからこそ、「平均燃費」はあくまで参考値で、自分の使い方次第で変わるんだよということを覚えておいてくださいね。

1-3. なぜみんな燃費を気にする?通勤・通学・コスト面での重要性

「趣味でバイクに乗るなら、燃費なんか気にするな!」という声もあります。確かに、休日に風を感じながら走るのが楽しいという人にとって、燃費は二の次かもしれません。でも、通勤・通学の足としてバイクを使う人にとって、燃費はとっても大切なポイントです。

たとえば、毎日10kmの距離を通勤するとして、往復で20km。月に20日働くとしたら、400km。もし燃費が40km/Lのバイクなら、月に使うガソリンはたった10L。でも、燃費が25km/Lのバイクだと16Lも必要になっちゃいます。この差は、ガソリン代にしっかりと影響してきますよね。

しかも、最近はガソリン代もどんどん高くなっています。だからこそ、「燃費の良さ=毎月の出費を抑えられる大きな武器」になるんです。

また、バイクを使えば車よりも維持費が安く済むケースも多いので、経済的な面から見てもとってもメリットがあります。「移動手段としてのバイク選び」をするなら、燃費はやっぱり外せないチェックポイントなんですね。

2. 排気量別|実際の平均燃費と代表的な高燃費モデル

2-1. 【50cc原付】最強はスーパーカブ50(実燃費50〜60km/L)

50ccクラスの原付バイクは、日常のちょっとした移動にぴったりなサイズですね。
このクラスのバイクはエンジンが単気筒で、構造もシンプルだからとっても燃費が良いのが特徴なんです。
平均的な実燃費は50km/L前後とされており、なかでもスーパーカブ50は群を抜いた高燃費モデルです。
なんと実燃費で55〜60km/Lという声もあるんですよ。
このバイクは日本だけじゃなく世界中で支持されていて、「経済的で壊れにくい」ことから配達業務でも大活躍しています。
ちょこっとした買い物や通学にもぴったりの、かわいくてたくましい原付さんですね。

2-2. 【125cc原付二種】街乗り最強!モンキー125・アドレス125など(50〜56km/L)

125ccクラスは、原付二種として高速道路には乗れないけど、二段階右折や30km/h制限がなくて、とっても使いやすいクラスです。
このクラスのバイクも単気筒エンジンが主流で、平均燃費は50〜54km/Lほど。
その中でも特に燃費が良いのがモンキー125で、なんと56km/Lもの実燃費を記録しているんです。
ほかにもアドレス125スーパーカブ110も燃費に優れた人気モデル。
燃費が良いだけでなく、取り回しやすさや維持費の安さから、通勤通学に大人気のクラスなんですよ。
小さな体でしっかり走ってくれる、まさに街乗りのヒーローです。

2-3. 【150ccクラス】PCX160など通勤向けスクーター(40〜45km/L)

150ccクラスは、原付二種よりパワーがあって、より快適に走りたい人にぴったりな中間的な排気量です。
このクラスは主にスクータータイプが中心で、通勤など実用目的に使われることが多いですね。
燃費は平均して40〜45km/Lほどですが、なかでもPCX160実燃費43km/Lとかなり優秀です。
スクーターらしくシート下収納や快適な足元スペースも魅力的で、毎日使うにはありがたい存在。
ちょっとだけ排気量が上がるだけで、余裕ある走りと安定感が手に入りますよ。

2-4. 【250ccクラス】ジクサー250・XR230モタード(35〜40km/L)

250ccクラスになると、ぐっとバイクらしい走りが楽しめるようになりますね。
このクラスは趣味と実用の中間的な立ち位置で、車検も必要ないので維持費も比較的抑えられます。
燃費は平均して35〜38km/Lですが、特に高燃費で知られるのがXR230モタード
このバイクは実燃費で40km/Lを記録する実力派です。
また、よりスポーティで現代的なデザインのジクサー25038km/Lほどと好燃費。
日常使いにもツーリングにもバランスが良く、エントリーモデルとしてもおすすめです。

2-5. 【400ccクラス】400X・トリシティ300など(30〜33km/L)

400ccクラスになると、本格的なバイクの世界に足を踏み入れた気持ちになりますよね。
パワーもあって、高速道路の巡航もらくらくこなしてくれるので、長距離ツーリングにはぴったりです。
燃費は30〜33km/Lほどで、ちょっと数字だけ見ると落ちたように感じるかもしれませんが、それだけ走りが力強くなった証拠です。
このクラスでの燃費優等生トリシティ300(32km/L)400X(31km/L)
どちらもツーリング志向の高いモデルで、快適な乗り心地や装備が充実しているのが特徴です。
快適性と燃費のバランスを求める方には、このクラスが一番ちょうどいいかもしれません。

2-6. 【大型バイク(番外編)】燃費は20〜25km/L前後?趣味志向向け

さて最後は番外編の大型バイクさんたち。
このクラスになると、もう燃費よりロマン!という世界です。
排気量が600ccを超えるバイクたちは、さすがに燃費は落ち着いて20〜25km/Lほど。
でもそのぶん圧倒的なトルクと存在感、そして「乗る喜び」が詰まっているんです。
燃費の数字では計れない楽しさが、このクラスにはあります。
通勤というよりは、週末のツーリングや趣味の時間を存分に楽しむ方向け。
「燃費?そんなもん気にしねえ!」という大人たちの、ちょっぴり贅沢で夢のある世界ですね。

3. 燃費に影響する3つの主要ファクター

3-1. 排気量と燃費の関係性(理論と現実)

バイクの燃費を語るうえでまず注目すべきなのが排気量です。
一般的に排気量が小さいバイクほど燃費は良く大排気量のバイクほど燃費は悪化します。
これは理論上、エンジンの容積が小さいほど燃料消費も少なくて済むためで、軽量なボディと相まって効率よく走行できるからです。
たとえば、50ccの原付バイクの平均燃費は約50km/Lほどですが、400ccクラスになると31km/L前後まで落ち込みます。
これは数値だけ見ても、いかに排気量の差が燃費に影響するかが分かりますね。

しかし、理論と現実の間には少しギャップもあります。
たとえば、同じ125ccの中でもスーパーカブ110のように60km/L以上走るモデルもあれば、40km/L台の車種も存在します。
つまり、同じ排気量でも設計や用途によって燃費に大きな開きがあるんです。
また、メーカー公表の燃費と実際にユーザーが感じる「実燃費」は異なる点にも注意が必要です。
カタログ数値は、理想的な環境(60km/hの定速走行など)で測定されていますが、実際の市街地走行では加減速が多く、燃費が下がりがちなんですね。

3-2. エンジンの気筒数が燃費に与える影響(単気筒 vs 多気筒)

次に注目するのはエンジンの気筒数です。
一般的に、単気筒エンジンの方が燃費は良く、気筒数が増えるほど燃費は悪くなる傾向にあります。
これは単純にエンジンの構造がシンプルなほどエネルギーロスが少なく、軽量化されているためなんですね。

たとえば、125ccバイクの中で燃費が優秀な「モンキー125」は単気筒エンジンで平均56km/Lという驚異の数字を誇ります。
逆に、400ccクラスで4気筒エンジンを積んだスポーツバイクなどでは、30km/Lを下回ることもあります。
多気筒エンジンは高回転でパワーを出す設計になっているため、そのぶん燃料を多く消費してしまうのです。

また、気筒数が多いと部品数も増え、エンジン重量が上がるため、結果的に車体全体が重くなって燃費に影響します。
一方で、多気筒エンジンは走行が滑らかで振動も少なく、高速走行では快適というメリットもあるので、燃費とのバランスをどう取るかが選択のポイントになります。

3-3. ライダーの運転方法でここまで変わる!燃費改善テクニック

最後に忘れてはならないのがライダー自身の運転の仕方です。
どんなに燃費の良いバイクに乗っていても、乱暴な運転をすれば燃費は簡単に悪化してしまいます。

たとえば、信号からの急発進や、無意味な急加速・急減速を繰り返していると、エンジンは大量の燃料を消費します。
街中では特に信号や交通の流れに影響されやすいため、無駄のないスムーズなアクセル操作が重要です。

また、高速道路などでの一定速度走行は、燃費を向上させる大きなポイントになります。
アクセル開度を一定に保つことで、エンジンが最も効率的な状態で動作し、燃料消費が最小限に抑えられるのです。

さらに、タイヤの空気圧チェックやチェーンの張り具合、不要な荷物の積載を避けるといった、基本的な車両整備も燃費改善には効果的です。
こうした日常の小さな心がけが、長期的には数十リットル単位の燃料節約につながりますよ。

3-4. まとめ

バイクの燃費を左右する要素は大きく分けて「排気量」「気筒数」「運転方法」の3つです。
どれか1つを見直すだけでも燃費の改善は見込めますが、すべてを意識することで驚くほどの差が生まれます
特に通勤や通学など、バイクを日常的に使う方にとっては燃費の良し悪しが家計にも直結します。

「燃費なんて気にしてたらバイクは楽しめない」との声もありますが、無駄なく、賢く乗ることでバイクライフはもっと豊かになります。
今日から少しずつ、自分の走り方を見直してみませんか?

4. 実燃費はどうやって調べる?信頼できる情報源の見極め方

バイク選びで「燃費」はとても大切なポイントのひとつですね。
でも、「実際どれくらい走るの?」って、カタログの数字を見てもよく分からないことが多いんです。
ここでは、信頼できる実燃費の調べ方や、どの情報を信じていいかについて、子どもにも分かるようにやさしく説明しますね。

4-1. メーカーのカタログ値の読み方(WMTC値とは?)

バイクのカタログを見ると、だいたい「燃費 ○○km/L」って書かれていますよね。
でも実は、それって現実の走行とはちょっと違う特別な条件で測った値なんです。

昔は「60km/hで平坦な道をずっと走ったときの燃費」が書かれていることが多くて、これはかなり理想的な状況
街乗りや信号待ちの多い日本の道路事情とはかけ離れているので、「なんだ、全然走らないじゃん…」とガッカリする人も。

そこで最近ではWMTC値(Worldwide Motorcycle Test Cycle)という、もっと現実に近い走り方で測った数字を使うことが増えてきました。
このWMTC値は「市街地・郊外・高速道路」を組み合わせたテスト方法で、実際の使用に近いんですね。
この値が記載されているモデルの方が、実際の燃費に近いと考えてOKです。

とはいえ、あなたの乗り方や道路状況によって差が出るので、あくまで目安として使うのがポイントですよ。

4-2. ユーザー投稿サイト・口コミ・YouTubeをどう活用するか

実燃費を知るには、実際にそのバイクを使っている人の声がとっても参考になります。
たとえば、バイク専門の掲示板やレビュー投稿サイトには、オーナーが自分で測った燃費を載せてくれていることが多いです。

「バイク名 + 燃費 + 口コミ」と検索すれば、いろんな意見が見つかりますよ。
特にみんカラ価格.comのレビュー欄は、具体的な数字や感想が書かれていて信頼性も高めです。

また、YouTubeもおすすめ!
実際にバイクを走らせながら「満タン法」で燃費を測っている動画などがあり、見ているだけでリアルな感覚がつかめます
「満タンにしてから何キロ走って、また満タンにしたときに何リットル入ったか」で計算する方法ですね。

たとえば、YouTubeで「PCX160 燃費」と検索すると、実際に43km/L前後走ったというレビューも複数見つかります。
このように、複数の情報を見比べて共通点を探ることで、より信頼性の高い実燃費が見えてきますよ。

4-3. 信頼できる実燃費の集計・平均値の確認方法

じゃあ、もっと客観的に「このバイクってどれくらい走るの?」って知りたいときはどうすればいいのでしょう?
そんなときは、実燃費の平均を集計しているサイトを活用しましょう。

たとえば、排気量別・気筒数別に多くのバイクの実燃費をまとめてくれている情報源では、こんな平均値が出ています。

  • 50ccクラス:約50km/L(スーパーカブ50が最強)
  • 125ccクラス:平均約56km/L(モンキー125が高燃費)
  • 150ccスクーター:約43km/L(PCX160など)
  • 250ccクラス:約40km/L(XR230モタードなど)
  • 400ccクラス:約31〜32km/L(400Xやトリシティ300など)

こうした数字は、実際にそのバイクを所有している人の体験に基づいたデータです。
多くの人が似たような数字を出していれば、信頼できる平均値だといえるでしょう。

ちなみに、バイクの燃費に最も影響するのは「排気量」と「気筒数」なんです。
排気量が小さいほど燃費がよく、気筒数が少ないほど効率的に燃料を使えるという特性があります。

ですので、「なるべく燃費のいいバイクが欲しい!」という方は、125ccの単気筒モデルを選ぶと、かなり満足できると思いますよ。

4-4. まとめ

バイクの実燃費を知るには、カタログ値だけでは足りません。
WMTC値を参考にしつつ、ユーザーのリアルな声を集めることが大切なんですね。

信頼できる燃費情報を知りたいときは、

  • WMTC値が書かれているカタログ
  • レビュー投稿サイトや動画
  • 複数人の実測データを平均化した情報

といった複数の手段を組み合わせてみましょう。

そのうえで、自分の乗り方や使い方に合ったバイクを選べば、きっと燃費も満足、乗って楽しいバイクライフになりますよ。

5. 燃費重視で選ぶ!目的別おすすめバイクガイド(2025年版)

バイクを選ぶとき、特に日常使いや維持費を気にする方にとって「燃費」はとても大切なポイントですよね。でも、どのバイクがどれくらい燃費が良いのかって、ちょっとわかりにくいですよね。そこで今回は、実際の燃費データを参考にして、目的別に「燃費重視」で選べるおすすめバイクをご紹介します。通勤・通学・ツーリング・女性や初心者・高速道路メインといったシーンごとに、ピッタリなバイクを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

5-1. 通勤・通学ならこの5台(例:スーパーカブ、PCX)

通勤・通学でバイクを使うなら、「経済性」「取り回しの良さ」「メンテナンスのしやすさ」が重要です。燃費が良いだけでなく、乗りやすくて信頼性の高いモデルを選びたいところ。そこでおすすめなのが、以下の5台です。

  • スーパーカブ50:燃費は驚異の約105km/L(カタログ値)、実燃費も50km/L前後と驚異的。信頼性も抜群で、通勤通学にピッタリ。
  • モンキー125:かわいらしいルックスに反して燃費は56km/Lと優秀。遊び心も欲しい方に。
  • PCX160:実燃費約43km/L。ゆったりしたシートや収納力もあり、少し長めの通勤や郊外エリアの移動にも◎。
  • アドレス125:軽量でコンパクト、実燃費は50km/L前後。通勤に便利なコスパ最強スクーター。
  • クロスカブ110:燃費は55〜60km/L程度。アウトドアが好きな人にも向いていて、少しの冒険心も満たしてくれます。

これらのモデルは、どれも維持費が安く、学生さんや新社会人にもおすすめですよ。

5-2. ツーリング向け「燃費×航続距離」重視モデル(例:Vストローム250など)

長距離を走るツーリングでは、「燃費の良さ」に加えて「航続距離」も超大事ですよね。給油の頻度が減ると、走る楽しさもぐっと増します。

  • Vストローム250:実燃費は約38km/L、燃料タンクは17Lもあり、600km以上の走行が可能。まさに旅バイク。
  • ジクサー250:単気筒エンジンで軽量、燃費は約38km/L。軽快な走りと高燃費を両立。
  • CT125 ハンターカブ:実燃費50km/L前後で、オフロードも楽しめる。ソロツーリングにおすすめ。
  • レブル250:スタイリッシュなデザインに反して燃費は30km/L台後半。女性ライダーにも人気。
  • XR230モタード:軽量で燃費は40km/Lとトップクラス。林道ツーリングにも◎。

どれも長距離ライドに向いていて、旅先でも安心して走り続けられるモデルです。

5-3. 女性・初心者におすすめの燃費優秀&軽量モデル

バイクに乗り始めたばかりの方や女性ライダーにとって、「軽さ」「扱いやすさ」「維持のしやすさ」はとても大切。もちろん燃費も大事ですよね。

  • ジョルノ(50cc):実燃費50km/L以上、軽くて足つきも良く、可愛いデザインが魅力。
  • ビーノ(50cc):燃費はスーパーカブ並みの50km/L以上。街乗り中心ならピッタリ。
  • モンキー125:小柄で軽く、燃費も56km/Lと非常に優秀。初心者にも扱いやすい。
  • クロスカブ110:多少ゴツい見た目だけど、軽くて燃費は55〜60km/L。通学にもおすすめ。
  • PCX125:スクータータイプで女性人気も高い。燃費は45km/L前後と良好。

これらは足つきや取り回しの良さを重視して選びました。はじめてのバイク選びに、きっと安心感を与えてくれるモデルたちですよ。

5-4. 高速道路利用を前提とした中〜大型での燃費良好モデル

高速道路を多く利用する方には、排気量がある程度あるバイクが必要ですよね。でも、「燃費が悪そう…」って心配になるかもしれません。そこで燃費と高速性能を両立した中〜大型バイクをピックアップしました。

  • 400X(ホンダ):実燃費は約31km/L、高速巡航が楽な設計でツアラーにも最適。
  • トリシティ300:3輪の安定性+燃費は32km/Lと意外な優等生。大型免許が必要ですが、安心感は抜群。
  • CB400 SUPER FOUR:実燃費は約25km/L前後。バイク初心者から上級者まで愛される定番。
  • ジクサーSF250:高速でも安定した走行ができ、燃費は35km/L前後。フルカウルで見た目も◎。
  • SV650:中型としてはパワフルだけど、実燃費は26km/L前後と合格ライン。

高速道路を長距離走る人にとって、燃費と快適性のバランスが取れたこれらのモデルはかなりおすすめです。

5-5. まとめ

バイクは単なる移動手段じゃなくて、日々の暮らしや旅を彩ってくれる存在ですよね。でも、どうせ乗るなら「燃費が良くて、目的に合ったバイク」を選びたいもの。

今回紹介したモデルたちは、実際の燃費データに基づいたおすすめばかり。通勤・通学・ツーリング・初心者・高速利用、それぞれのシーンでお財布にも優しくて満足度の高いバイクたちを選びました。

燃費の良さは、毎日のガソリン代や給油の手間をぐっと減らしてくれます。2025年、あなたにとって最高の一台を見つけて、楽しいバイクライフを送ってくださいね。

6. 燃費以外に見落としがちな「維持費」も要チェック

バイクの燃費を気にする人は多いけれど、それだけで「おトクなバイク」を選ぶと、思わぬ出費にガッカリすることもあるんです。燃費が良くても、維持費が高ければ結局お財布にやさしくないこともありますよ。ここでは、見落としがちな維持費のポイントをしっかりチェックしていきましょう。

6-1. 燃費が良くても…タイヤ・オイル・税金のコスト差

たとえば、平均燃費が50km/L以上で「超優秀」とされるスーパーカブ50。確かに燃料代はとても安く済みます。でも、それだけじゃ終わりません。

原付バイクはタイヤが小さく、すり減りやすいため、交換頻度が高くなるんです。原付用タイヤは1本3,000円~5,000円程度で比較的安価ですが、1〜2年ごとの交換を考えると意外と負担に。一方で、250cc以上になるとタイヤ1本で1万円以上することもザラにあります。

オイル交換も忘れてはいけません。原付でも1,000km〜2,000kmごとに交換が必要。250ccクラスになるとオイル+エレメントの交換が増えて、工賃込みで3,000〜5,000円は見ておきたいですね。

さらに、毎年の軽自動車税も排気量で差があります。例えば、50ccは2,000円、125ccは2,400円、250ccで3,600円、400ccになると6,000円になります。燃費だけ見て「これで節約だ!」と思っても、こういった細かい維持費も忘れずに。

6-2. 保険料・車検の有無がランニングコストに直結

保険料は、年齢や補償内容によってかなり差が出ますが、目安を出すと、125cc以下のファミリーバイク特約なら年間1万円以下で済むこともあります。でも、126cc以上になると一般の任意保険になって、年間3〜5万円になるケースも多いんです。

さらに、大きな違いが出るのが車検の有無です。250cc以下は車検が不要ですが、400ccクラス以上になると2年に一度の車検が必須。費用も5万円〜8万円程度かかることが一般的で、バイクの維持費の中でもかなりのウェイトを占めます。

このように、「排気量が大きい=ランニングコストも大きい」という構図が成り立つので、購入時には長期的なコストも考えて選ぶことが大事です。

6-3. 安さだけを追うと損をする?全体コストの考え方

「燃費がいいから」「価格が安いから」と飛びついてしまうと、実は長く乗ったときに損をすることもあるんです。たとえば、50ccの原付は確かに維持費が安いですが、速度制限や二段階右折などの制約も多く、通勤や通学でストレスになるケースも。

逆に、125ccは燃費性能と使い勝手のバランスが良いことから、最近人気が高まっています。モンキー12556km/Lという実燃費を叩き出すうえ、ファミリーバイク特約も使えて維持費もグッと抑えられるんですよ。

また、購入費用だけでなく、「何年乗るか」「どんな使い方をするか」も全体コストに大きく関わります。たとえば、3年間乗って通勤に使うなら、トータルでガソリン代+税金+保険+メンテナンス費をすべて足して計算すると、思っていたより高くなるバイクもあります。

だから、目先の安さに飛びつくのではなく、「総額」でどれくらいかかるのかを考えることが、バイク選びで損をしないコツなんです。

7. よくある誤解とバイク燃費のリアル

7-1. 「小排気量=最強」は本当か?坂道・高速道路での燃費逆転現象

「排気量が小さいほど燃費が良い」というのは、たしかに基本的には正しい考え方です。たとえば、50ccのスーパーカブは平均で50km/L前後125ccのモンキー125は56km/Lという非常に高い実燃費を記録しています。
でもね、いつもそうとは限らないんです。特に坂道や高速道路のような負荷のかかるシチュエーションでは、小排気量のバイクが大きな排気量のバイクに燃費で負けることもあるんですよ。

どうしてかというと、小さいエンジンはそのパワーを振り絞って頑張る必要があるからです。坂道ではアクセルを大きく開けないと登れませんし、高速道路では常に高回転をキープしないとスピードが出ません。
その結果、エンジンに余裕のある250ccや400ccクラスの方が、逆に燃費が良くなるケースがあるんです。
たとえば、ジクサー250は38km/L、トリシティ300でも32km/Lと、環境によっては小排気量車よりも安定した燃費を記録します。

だからこそ、「燃費最強=小排気量」とは一概に言えないんです。通勤や街乗りメインなら小排気量が有利だけど、郊外や高速をよく使うなら中排気量の方が安心で燃費も良くなるかもしれませんよ。

7-2. 「最新バイクの方が燃費は良い」は正しい?

「最新モデルだから燃費もきっと良いはず!」って思ってしまいますよね。でも、これは必ずしも当てはまりません
もちろん、最新の技術で作られたエンジンは効率的ですが、それだけで燃費が劇的に良くなるわけではないんです。

たとえば、同じ125ccでも、数年前に発売されたモンキー125は56km/L。これより新しいモデルが出ていても、燃費の数値自体は大きく変わらないことが多いです。
逆に最新モデルでも装備が豪華になりすぎて車重が増えたり、パワーを優先していたりすると、燃費はむしろ悪くなる可能性もあるんですよ。

また、カタログに記載されている「メーカー公表燃費」には注意が必要です。平坦な道を60km/hで走ったときという理想的な条件で測定されているので、実際の走行とは差があります。
最近は「WLTCモード」での数値が使われるようになり、実燃費に近くなってきましたが、それでも実際の運転環境とは違うことを覚えておいてくださいね。

7-3. 燃費の悪化を招くNG行動3選

せっかく燃費の良いバイクを選んだのに、「えっ?なんか燃費悪くない?」って感じたこと、ありませんか?
それ、もしかしたらあなたの運転や使い方に原因があるかもしれません

ここでは、燃費を悪化させる3つのNG行動をご紹介します。

1. 無駄な急加速やシグナルダッシュ
アクセルをガバッと開ける走り方はガソリンを一気に消費してしまいます
街中での信号待ちからの急発進は、燃費には大敵なんですよ。

2. タイヤの空気圧チェックを怠る
意外と見落とされがちですが、空気圧が低いと抵抗が増えて燃費が悪くなります
月に一度はガソリンスタンドやバイクショップでチェックしておきましょう。

3. 不要な荷物を積みっぱなし
リュックに工具、チェーンロック…いつの間にか重くなっていませんか?
車体が重くなるとエンジンに負荷がかかって燃費もダウンします。
使わないものはちゃんと下ろして、軽快に走りましょう。

7-4. まとめ

「小排気量が最強」「最新バイクは燃費が良い」といったイメージは、必ずしも正しいとは言えません。
バイクの燃費は、排気量だけでなく、道路状況・走り方・装備重量・空気圧といった様々な要素で変動するんです。

だからこそ、自分の使い方に合った排気量やモデルを選び、丁寧な運転とメンテナンスを心がけることが、本当に燃費を良くする近道なんですよ。
バイクともっと仲良くなって、楽しく、経済的に走っていきましょう!

8. まとめ|燃費で選ぶバイクの最適解とは?

8-1. あなたのライフスタイルに合う燃費の基準を知ろう

バイク選びで「燃費がいいかどうか」はとても大切なポイントですよね。
でも、それって実はあなたのライフスタイルによって「何が最適か」が大きく変わってくるんです。

たとえば、通勤や通学で毎日10km〜30kmくらい乗る人なら、やっぱり燃費のいいバイクがうれしいですよね。
50ccの原付バイクは平均で約50km/Lと、びっくりするほど燃費が良いです。スーパーカブ50なんて最強レベルです。

一方で、少し余裕が欲しい人や、スピードや積載力も求める人には125ccの単気筒バイクがバランスよくておすすめ。
モンキー125は平均56km/Lと、驚異的な実燃費を記録しています。

中距離〜長距離を走る人や、高速道路も使いたいという方には、250ccや400ccクラスの中でも「燃費のいいモデル」を選ぶことが大切です。
例えば、250ccのXR230モタードは40km/L、400ccのトリシティ300は32km/Lと、実用性と走行性能の両立が可能です。

自分がどんなシチュエーションでどれくらい走るのか、日々の使い方をしっかりイメージすることが、「後悔しないバイク選び」の第一歩なんですよ。

8-2. 燃費を“損しない”ための総合的な選び方

燃費でバイクを選ぶときに気をつけたいのが、「メーカー公表の燃費」と「実際の燃費(実燃費)」はまったく違うってこと。
公表値は「理想的な条件」で出された数値なので、実際には1.5倍くらい違うこともあるんです。

たとえば、「カタログでは40km/L」って書いてあっても、実際は25km/Lしか出ないことも普通。
だから、実燃費の情報をしっかり調べることがめちゃくちゃ大事なんです。
今回参考にしたデータでは、排気量と気筒数が燃費に大きな影響を与えることが明らかでした。

基本的には、排気量が小さくて、気筒数が少ないバイクほど燃費が良くなる傾向があります。
つまり「単気筒×小排気量」が燃費を優先する人にとっての正解。
でも、それだけじゃダメなんです。

なぜなら、自分の乗り方や生活圏に合わないと、結局乗らなくなってしまうから。
たとえば信号が多い街中ばかり走るなら、スクータータイプの方が快適ですし、高速道路を使うなら中型以上が安心です。

だからこそ、「燃費」+「用途」+「使いやすさ」の3つをバランスよく考えることが、燃費で“損しない”選び方なんです。

あなたのバイクライフが、燃費も満足、使い勝手も満足なものになるよう、しっかり情報を見極めて選んでくださいね。