「カラオケで高得点なのに、なぜか“表現力”だけが低い…」そんな悩みを抱えていませんか?実はこれ、多くの人がつまずく“あるある”なんです。本記事では、DAM採点における表現力の正体と、その評価に影響する要素を徹底解説します。
1. はじめに:あなたの「表現力だけ低い」悩み、原因あります
カラオケで他の項目は90点以上なのに、「表現力」だけがポツンと低い点数…。「なぜ?何が悪いの?」とモヤモヤしてしまいますよね。そんなあなたに向けて、今回は「精密採点Ai」で表現力が低くなる原因を徹底的に解き明かします。DAMやJOYSOUNDでの違い、表現力の評価方法、そして実際にどんなテクニックが必要なのかまで、わかりやすく紹介していきます。原因を知れば、解決の糸口が見えてきますよ。
1-1. 他の項目は高得点なのに…なぜ「表現力」だけ低いの?
まず、「表現力」の点数だけが低くなる原因には、主に4つのスキル不足が関係しています。それが、抑揚・しゃくり・こぶし・フォールです。この4つはすべて「声の動き」を使った表現技術。歌うときの「表情」にあたる部分なんです。
たとえば「しゃくり」は、メロディをなめらかに上げていく小技。「こぶし」は、音程を細かく動かすことで演歌などでよく使われます。「抑揚」は、声の強弱をつけること。「フォール」は、音をなめらかに落とす技ですね。
精密採点Aiの評価では、これらがバランスよく使われていないと「表現力が足りない」と判断されます。たとえ音程がバッチリでも、声が単調だと点数は伸びないんです。逆に言えば、これらの要素を少し意識して増やすだけで、ぐっと表現力は上がりますよ。
1-2. 「表現力」とは何を評価しているのか?精密採点Aiの仕組みを知ろう
精密採点Aiでは、表現力を次の4つのテクニックで評価しています。
- 抑揚:声に強弱をつける
- しゃくり:下の音からなめらかに本来の音程へ上げる
- こぶし:音程の中で音を細かく上下させる
- フォール:音をなめらかに下げて終わらせる
この4つのうち、最も表現力の点数に影響するのは「抑揚」です。900曲以上のデータから分析された結果、抑揚の相関係数は0.52と高め。次いでしゃくり(0.51)、こぶし(0.29)と続きます。
一方でフォールの相関係数は0.06と、ほとんど影響がないという結果に。つまり、「フォールを頑張るより、まずは抑揚・しゃくり・こぶしの順で練習する」ことが効果的なんです。
また、統計的な「重回帰分析」では、以下のような係数も明らかになっています:
- 抑揚:0.41
- しゃくり:0.28
- こぶし:0.22
- フォール:0.05(実質影響なし)
「えっ、こんな数字があるの?」と思った方。これが実は、採点AIの“中の人”の考えを読み解くヒントになるんですよ。
1-3. DAMとJOYSOUNDで表現力の採点に差はあるの?
「DAMでは表現力が低いけど、JOYSOUNDだと高い…これってどういうこと?」実は、採点システムの中身がかなり違うんです。
DAMの精密採点Aiは、音程の正確さ+歌唱テクニック(抑揚・しゃくり・こぶしなど)を非常に細かく数値化しています。とくに表現力の判定に関しては、「どのくらい意識してテクニックを使っているか」を重視していて、自然に歌っていても点が出にくい傾向があります。
一方、JOYSOUNDの分析採点はもう少し「ざっくり」していて、雰囲気や勢いでも表現力として評価されやすい仕組みです。だから、DAMで表現力が低く出る人でも、JOYSOUNDでは高く評価されることがあります。
とはいえ、本当に表現力を高めたいならDAMでの練習がおすすめです。なぜなら、細かくチェックされる分だけ、テクニックがしっかり身に付くから。JOYSOUNDで高得点を出すのは嬉しいけれど、上達の近道はDAMにあるんです。
2. 採点のカラクリ:DAMが評価する“表現力”の4大要素
カラオケの精密採点Aiを使っていると、「音程は高いのに、なぜか表現力の点数だけ低い……」という経験をしたことはありませんか?この“表現力”という項目は、実はとても奥が深く、ただ歌が上手いだけでは高得点につながらないのです。ここでは、DAMがどのように表現力を評価しているか、その仕組みを4つの要素に分けてわかりやすく説明していきます。
2-1. 抑揚(よくよう):点数に一番効く!でも難しい
表現力の中でも最重要なのが抑揚です。これは、歌の中で声の強弱をつけるテクニックのこと。データによれば、抑揚のスコアと表現力スコアの相関係数は0.52で、これは非常に強い関係性を示しています。例えば、表現力で90点を超えた人の多くが、抑揚スコアでも90点以上を記録しています。つまり、「大きく歌う部分」「小さく歌う部分」を意識して作ることが、表現力アップの鍵なのです。ただし、抑揚だけに頼っても高得点は出ません。このあと紹介する他の要素と組み合わせてこそ、表現力は完成するのです。
2-2. しゃくり:回数だけじゃなく「入れる場所」が大事
しゃくりとは、音を下から滑らかにすくい上げるように歌うテクニック。このしゃくりも、表現力との相関係数が0.51と非常に高い数値を記録しています。ただし、ここで気をつけたいのは「数」より「質」です。というのも、単にしゃくりを多く入れても評価は上がりません。効果的なのは歌詞の感情が動くところ、サビ前や語尾にうまくしゃくりを使うこと。特に、90点を超える人は1曲あたり約50回以上のしゃくりを入れている傾向がありますが、これはただの連打ではなく「戦略的」な使い方が大事だということですね。
2-3. こぶし:演歌だけじゃない!J-POPでも使える
「こぶし」と聞くと演歌をイメージする人も多いかもしれませんが、実はJ-POPでも重要な要素です。DAMでは、こぶしのスコアと表現力の相関係数が0.29で、しゃくりや抑揚ほどではないものの、確実に影響を与えています。こぶしとは、音を細かく上下に揺らすような歌い方。このテクニックを取り入れることで、歌に情感や味が生まれます。特に、AI採点はこのような細かい抑揚の変化をきちんと拾ってくれます。表現力で90点を目指すなら、こぶしも30〜40回程度を意識して使いたいところです。
2-4. フォール:実は得点にあまり関係ないって本当?
フォールは、本来の音程からなめらかに下がっていく歌い方。情感を出すのに向いているのですが、実はDAMの採点にはあまり関係がありません。相関係数は0.06と極めて低く、フォールを頑張っても点数には直結しにくいというのが実情です。ただし、これは「全く意味がない」というわけではありません。しゃくりやこぶしの回数が足りない場合、フォールがその穴埋めになるケースもあります。得意な人は積極的に使ってOKですが、「表現力の得点を上げるためにフォールを増やす」という発想には注意が必要です。
2-5. 重回帰分析でわかる!どの項目が点数に効くのかランキング
ここまで紹介した4つの要素、実際にどれがどれだけ点数に影響するのでしょうか?ざワルームの分析によると、以下の重回帰分析の係数が明らかになっています。
- 抑揚:0.41
- しゃくり:0.28
- こぶし:0.22
- フォール:0.05(有意性なし)
この結果からわかるのは、最も点数に貢献するのは抑揚であり、次にしゃくり、こぶしが続きます。フォールは有意性が低く、統計的にはほぼ関係ないとされました。このように、どのテクニックを重点的に練習すべきかが明確になりますね。
2-6. 「倍音」「音圧」など、採点には出ないけど重要な隠れ要素とは?
実は、DAMの精密採点には表示されない“裏の評価ポイント”があるとも言われています。それが倍音や音圧などです。倍音とは、声の響きや成分のこと。音圧は、簡単にいえば声の迫力。AIにはまだ完全には認識されないこれらの要素ですが、人間には伝わりますし、歌全体の説得力にもつながります。DAMの採点では点数に影響しないかもしれませんが、ライブや発表会、またYouTubeなどで人前に出るときにはとても重要な部分です。つまり、「点数だけを狙う」のではなく、こうした“聴かせる歌”を目指すことで、結果的に抑揚やこぶしも自然に磨かれるかもしれませんね。
3. よくある失敗パターンと表現力が低くなる理由
3-1. テクニックの使いすぎ・使いどころミスで点が下がる
「こぶし」や「しゃくり」、「フォール」などのテクニックを、たくさん入れれば点数が上がると思っていませんか?でも実は、使いすぎると逆に減点される可能性があるんです。
例えば、1曲の中で「こぶし」を20回以上入れても、それが不自然に聞こえると表現力としてマイナス評価になることがあります。特にDAMの精密採点Aiは、「自然さ」や「曲との相性」も加味して評価しているので、ただ入れればいいというわけではありません。
「しゃくり」は90点台の人でも36回程度、「こぶし」は20回〜30回くらいが多いのですが、それ以上だとAIから「やりすぎ」と判断されてしまうことも。大切なのは、曲の流れに合った場所にさりげなく入れること。盛り上がるサビの一部分だけ、さっと入れて印象づける方が効果的です。
3-2. 抑揚を「叫ぶこと」と勘違いしているケース
DAMの表現力で最も重視されているのが「抑揚」です。抑揚は単に大きな声で歌えばいいというものではありません。
実際に、表現力90点を取っている人の多くは「抑揚」で85点以上を出していますが、これは音量の差を意識的につけている結果です。しかし、「大きな声=抑揚がある」と勘違いして、全体を通してただ叫ぶように歌ってしまうと、音量が一定に近づいて評価が下がってしまうんです。
声の強弱を「ささやくようなAメロ → 少し張るBメロ → 力強いサビ」といったように、曲全体でバランスよくコントロールすることが、表現力向上のカギ。特にAメロやブリッジで音を抑える部分を作ることが、結果的に「抑揚の差」を生み出します。
3-3. 音程を優先するあまり表現力が犠牲になる人の特徴
「音程バーに合わせて、ピッタリ正確に歌うことばかりに気を取られていませんか?」これは非常によくあるミスです。
確かに音程は採点において重要な項目です。でも、音程に集中しすぎると、しゃくりやこぶしを入れる余裕がなくなり、結果的に表現力が下がるんです。
「音程バー通りに歌っても、80点台から上がらない…」という人は、表現の余白がない機械的な歌い方になっているかもしれません。少し音程を外しても構わない場面では、あえてしゃくりを入れて感情を出すことで、表現力の評価がアップします。
音程と表現力のバランスはとても大事で、DAMも「多少の揺らぎ=表現力の一部」として認識しているのです。
3-4. 同じテクニックの連発で減点されている可能性
「しゃくりばかり」「こぶしばかり」といったワンパターンな歌い方も、表現力のスコアが伸びない原因です。特定のテクニックだけを連発すると、AIは「不自然な操作」と認識してしまいます。
たとえば、Aメロ〜サビまでひたすら「しゃくり」を繰り返していると、感情的な演出ではなく作為的な“クセ”と見なされてしまうのです。これではせっかくのテクニックがマイナス評価に繋がってしまいます。
表現力で90点を超えている人たちは、テクニックの「使い分け」と「緩急のつけ方」がとても上手です。1曲の中に「しゃくり・こぶし・フォール」をバランスよく織り交ぜ、同じテクニックを使いすぎないように気をつけています。
3-5. 曲選びが表現力評価に向いていないパターン
じつは、選んだ曲そのものが「表現力評価」に向いていないケースもあります。
表現力のスコアは「抑揚・しゃくり・こぶし・フォール」などの要素に左右されるため、これらのテクニックを自然に入れられる構成の曲でないと、高得点が出にくいのです。
たとえば、音の動きが少なく、メロディの起伏が乏しいバラードや、リズム重視のラップ系の楽曲などは、しゃくり・こぶしの入れどころが少なく評価が伸びづらいです。
逆に「中島美嘉の『雪の華』」「徳永英明の『レイニーブルー』」「MISIAの『アイノカタチ』」などは、緩急や感情表現の余地が大きく、表現力評価に強い楽曲といえるでしょう。
「点数を取りやすい曲を選ぶ」ことも、実は大切な戦略なのです。
4. 表現力の得点分布と「90点以上を取る」ための目安とは?
カラオケの精密採点Aiで「表現力の点数だけがどうしても伸びない……」と感じていませんか?実は表現力で90点以上を取るには、“何となく感情を込める”だけでは足りないんです。どうすれば高得点が取れるのかを、ざワルームが900曲以上のデータから分析した結果に基づいて解説しますね。
4-1. 表現力90点を超えた人の特徴(ざワルームの900曲データから)
900曲以上の歌唱データから分かったこと、それは90点以上を取った人は「抑揚・しゃくり・こぶし」の3点を高いレベルでバランスよく使っているということ。
具体的には、抑揚90点、しゃくり50回、こぶし36回という目安値があります。これができていれば、ほぼ確実に90点の壁を越えることができると言えます。また面白いことに、しゃくりとこぶしのバランスは個人差があってもOK。例えば、しゃくりを多めにしてこぶしを少なめにしても、合計で100回近く入っていれば高得点が出るケースが多いんです。
つまり、「自分の得意なテクニックを軸にしながら、残りを補完する」スタイルが理想的です。
4-2. しゃくり+こぶし100回⁉ 高得点に必要な目安数値
表現力で90点を超えるための数値的なボーダーラインは、以下のようになります。
- 抑揚:90点
- しゃくり:50回
- こぶし:36回
- しゃくり+こぶし合計:約100回
実際には、抑揚の点数が少し下がったとき(例えば80点)でも、しゃくり60回、こぶし41回といった形で補うことが可能。つまり、「どこかを強化すれば、どこかがちょっと弱くても大丈夫」というバランスが存在しています。
このような目安が分かっていれば、やみくもに練習するのではなく、効率的に高得点を狙えるようになりますよ。
4-3. 表現力点数ごとの「抑揚・しゃくり・こぶし」目安一覧表
ここでは、点数ごとに必要なテクニックの数値を整理した一覧表をご紹介します。この表を見るだけで、今自分がどのレベルにいて、何を伸ばせばいいかがすぐ分かります。
表現力点 | 抑揚(点) | しゃくり(回) | こぶし(回) |
---|---|---|---|
100 | 90 | 70 | 56 |
95 | 90 | 67 | 37 |
90 | 90 | 50 | 36 |
85 | 90 | 40 | 25 |
80 | 90 | 30 | 15 |
このデータからわかるように、点数が上がるごとに「しゃくり」と「こぶし」の回数も一緒に増えていくことが分かります。
表現力が伸び悩んでいると感じたときは、まず自分の「しゃくり回数」「こぶし回数」を意識して数えてみるところから始めてみましょう。
4-4. データから見る“フォール”の位置づけ:ほぼ無関係?
「フォールってどうせ評価されないんでしょ?」と半分あきらめている方も多いかもしれませんが……実はその通りなんです。
データ上、フォールと表現力の相関係数は0.06と、ほとんど関係なしという結果が出ています。
もちろんフォールを使うことで表現が豊かになるのは確かですが、点数への影響はほとんど期待できないと思っておいた方が無難です。
むしろ、フォールに頼るよりも「しゃくり」と「こぶし」に練習時間を集中させたほうが、はるかに結果が出やすいですよ。
ただし、フォールが得意な人は積極的に使ってもOK。というのも、たまにフォールによってしゃくりやこぶしの要求量がわずかに緩和されるパターンも確認されています。
4-5. まとめ
表現力で90点以上を狙うためには、「感情を込めて歌う」だけでは足りません。
抑揚・しゃくり・こぶしの3つの要素を、バランスよく・数値的にも満たすことが鍵になります。特に、しゃくりとこぶしの合計が100回前後という明確な目安を意識してみてください。
そして、フォールはあくまでサブ要素。得意な人は活かせばOKですが、無理に増やす必要はありません。
今のあなたの歌い方に、この目安を取り入れるだけで、「表現力だけ低い」から「表現力で稼げる」タイプに大変身するかもしれませんよ。
5. DAMで表現力を劇的に上げるための練習・改善メソッド
5-1. 抑揚を自然につけるための「読む→話す→歌う」トレーニング
カラオケで表現力の点数が低い人の多くが、まずつまずくのが「抑揚」です。これは、声の強弱の変化、つまり感情の波を歌に乗せられているかが見られています。実際、900曲以上の統計データからも、抑揚の点数が高い人ほど表現力スコアも高いことが証明されています。
そこでおすすめなのが、「読む→話す→歌う」の三段階トレーニング。まずは歌詞を普通に音読して、次に話すように抑揚をつけて読む練習をします。最後にメロディをつけて歌うと、感情表現のラインが自然に身につきます。とくにバラード曲などでは、このプロセスを丁寧に踏むだけで劇的に印象が変わりますよ。
5-2. しゃくり・こぶし・フォールの入れ方と注意点
表現力の評価項目にはしゃくり・こぶし・フォールがありますが、これらは「入れれば入れるほど良い」わけではありません。ざワルームのデータ分析によれば、表現力スコアが高い人のしゃくり回数は平均して40〜70回、こぶしは20〜30回が目安。ただし、やりすぎると逆効果になることも。
しゃくりはメロディの出だしに“すべりこませる”ように、自然に入れるのがポイント。こぶしは、演歌だけでなくJ-POPでもうまく使えば深みが出ます。フォールは影響が少ないとされていますが、うまく使えるとプロっぽさが増します。入れる場所と回数のバランスを意識しましょう。
5-3. 「表現力UPに効く曲」5選(実際に高得点が出た楽曲)
どんな曲を練習するかも大事です。表現力の点数が伸びやすい傾向のある曲を選ぶと、練習効率がぐんと上がります。以下の5曲は、実際に高い表現力スコア(90点超え)を記録した例のあるものです。
- 中島みゆき「糸」:抑揚・しゃくりが自然に入りやすく、練習向き
- 一青窈「ハナミズキ」:こぶしとフォールを効果的に練習できる
- MISIA「Everything」:ロングトーンと抑揚のバランスが学べる
- 優里「ドライフラワー」:トレンドの表現が多く、しゃくり練習に◎
- 玉置浩二「メロディー」:全体の抑揚トレーニングに最適
この5曲はメロディの中に抑揚・しゃくり・こぶしがちょうどよく組み込まれているため、繰り返し歌うことで自然と表現力が磨かれていきます。
5-4. 自宅でできるスマホ1台トレーニング法(無料アプリ活用)
「カラオケに通う時間がない」「恥ずかしくて練習できない」…そんな方にこそ試してほしいのがスマホ1台トレーニングです。
おすすめアプリは以下の通りです。
- Pokekara(ポケカラ):抑揚・ビブラートなどの分析が出る無料カラオケアプリ
- Yokee:自分の声を録音&エフェクト編集可能。客観的に聴ける
- こえキャッチ:声の波形を見ながらしゃくり・こぶしの練習ができる
これらを使えば、家でもバッチリ表現力を高める練習ができます。「声を可視化する」だけでも意識が変わってきますよ。
5-5. AIボイス診断やYouTube活用で客観的にチェックする方法
自分では「うまく表現してるつもり」でも、点数が伸びない…それは自己評価とAIの評価のズレが原因かもしれません。そんなときはAIボイス診断やYouTubeでの録音チェックを取り入れましょう。
たとえば、「精密採点Ai」付きのアプリや機種を使えば、自分の歌にどのくらい抑揚・しゃくりが入っているか数値で確認できます。また、YouTubeで自分の歌をアップしたり、他人の歌を分析することも、学びの大きなきっかけになります。ポイントは「数値で見る」「他人に聴かせる」という2つの視点を持つことです。
5-6. 実際に表現力が伸びた人の練習記録・ビフォーアフター
最後に、実際に表現力スコアが劇的に上がった人の事例を紹介します。20代女性のAさんは、最初の表現力スコアが56点。毎日15分、ポケカラを使って抑揚としゃくりを意識しながら練習を続けたところ、わずか1か月で88点にまで上昇しました。
Aさんがやっていたのは、「読む→話す→歌う」トレーニングと、表現力が出やすい曲を選んでの練習、そして週に1回のYouTubeへの録音アップでした。これだけで劇的に改善したのですから、誰にでもチャンスはあります。コツは毎日の積み重ねと、客観視すること。スコアが上がってくると、歌うのがもっと楽しくなりますよ!
6. ここまでやっても点が上がらない?隠れた原因をチェック
DAMの精密採点Aiで「他の項目は高いのに、なぜか表現力だけが低い……」と悩んでいませんか?表現力の点数が上がらない原因は、歌唱テクニックだけじゃないんです。実は、見落としがちな要素や環境のせいで、知らず知らずのうちに損をしていることもあります。ここでは、そんな隠れた原因を3つに分けて、わかりやすく紹介していきます。
6-1. マイクの使い方・音響環境で損してるかも
せっかく一生懸命歌っても、マイクの使い方ひとつで採点結果が大きく変わってしまうことがあります。とくに表現力の評価には「抑揚」が大きく関わっており、声の強弱がマイクでうまく拾われなければ点が伸びにくくなります。
例えば、マイクを常に口に近づけすぎていると、声の強弱が一定に聞こえてしまい、抑揚の点数が下がる傾向があります。逆に、マイクを顔の横にずらしすぎると声がこもって聞こえたり、小さくなってしまって、しゃくりやこぶしの判定が正確に取れなくなることもあります。
また、部屋の音響環境も要注意です。狭い部屋や壁が吸音素材でできている場所だと、自分の声が響かず、抑揚やフォールのような微妙なニュアンスが機械に伝わりにくいことがあります。広くて適度に反響する部屋を選ぶか、エコーの調整を見直してみるのもひとつの手ですよ。
6-2. 採点機が古い機種?Aiじゃない精密採点を使ってない?
表現力の点数が思うように出ない理由として、「そもそも使っている機種が古い」という可能性もあります。特に、「精密採点DX」や「精密採点Ⅱ」など旧バージョンでは、表現力の評価ロジックが今の精密採点Aiと大きく異なります。
たとえば、最新の精密採点Aiでは「抑揚」「しゃくり」「こぶし」「フォール」の4項目が細かく数値化され、それぞれの影響度も統計的に分析されています。とくに抑揚の相関係数は0.52、しゃくりは0.51と非常に高く、これらをしっかり歌に取り入れることが高得点に直結しています。
ところが、旧型機種ではこれらの要素がうまく反映されなかったり、評価基準が曖昧だったりすることがあります。自分がどの機種を使っているか、もう一度チェックしてみてください。最新機種で「精密採点Ai」を選べば、より正確な採点と練習ができるようになりますよ。
6-3. 楽曲のキーが合っていないと表現力も下がる?
「この曲、好きだからいつも歌ってるけど、どうしても表現力だけが低い……」そんな場合、もしかしたら曲のキーが自分に合っていないのかもしれません。
精密採点Aiでは、感情をこめて歌えるかどうかが「抑揚」や「しゃくり」に直結します。もしキーが高すぎたり低すぎたりすると、自然な声の出し方ができなくなり、結果的に抑揚がつけづらくなってしまいます。
実際に、表現力で90点を目指すにはしゃくりとこぶしを合計100回前後使う必要があるというデータもあります。キーが合っていないと、こうしたテクニックを入れる余裕がなくなり、苦しそうに歌ってしまうことに……。
キー調整は1~2つ変えるだけでも大きな違いが出ます。まずは、自分が気持ちよく歌える高さを見つけて、そのキーでしゃくりやこぶしを入れやすくすることが大切です。
6-4. まとめ
表現力の点数が上がらない理由は、歌の技術だけにあるわけではありません。マイクの使い方、音響環境、採点機の機種、そして曲のキーといった、ちょっとした要因が思わぬ落とし穴になっていることもあります。
「これだけ練習したのに、どうして?」と感じたときこそ、テクニック以外の部分も見直してみるチャンスです。細かい部分を整えることで、あなたの歌はもっと評価されるはず。次にカラオケに行くときは、ぜひ今日のチェックポイントを試してみてくださいね。
7. よくある質問:表現力の採点に関するQ&A
7-1. フォールを入れても意味がないの?
フォールってちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、これは音程を滑らかに下げるテクニックのことなんだよ。たとえば、「あ~あ~」って感じで声を下げるアレ。カラオケの上級者っぽいけど、実はこれ表現力の点数にはほとんど影響しないってことがデータからわかってるの。
実際に900曲以上の歌唱データから調べたところ、フォールの相関係数はたったの0.06。つまり「ほぼ関係ない」ってことなんだ。しかも、フォールをたくさん入れても、点数アップに直結しないから、無理に入れる必要はないよ。それよりも抑揚やしゃくりを意識する方がずっと効果的なんだ。
もちろん、歌の雰囲気を出したり自分らしさを演出したいときにはフォールも使っていいけど、「点数アップのため」ならあまり気にしなくて大丈夫だよ。
7-2. こぶしとしゃくりの違いって何?
これはちょっとややこしいけど、違いを知ってると表現力の点数アップにもつながるから覚えておこうね。
しゃくりっていうのは、低い音から本来の音に滑らかに上げること。たとえば「ふぁ〜♪」って感じで、下から音を持ち上げるように歌うテクニック。
一方でこぶしは、本来の音程の上で音を細かく上下させる技術。演歌でよく聞く「うぉぉ〜〜ん♪」みたいな感じかな。
しゃくりの相関係数は0.51と高めで、表現力にしっかり影響することがわかってるよ。こぶしも相関係数0.29とやや低めだけど、やっぱりちゃんとプラスに働いてる。だから、両方バランスよく使うのがコツだよ。
ちなみに、上手にしゃくりやこぶしを入れてる人は、90点を超える表現力を出してることが多いの。
7-3. 「自然に歌う」と言われてもよくわからない…どうすれば?
「自然に歌ってね〜」って言われても、どうしたらいいかわからないよね。でも大丈夫、ここでいう「自然に」っていうのは、わざとらしくテクニックを入れないってことなの。
たとえば、「しゃくりを入れなきゃ!」って意識しすぎて、全部の音をしゃくってしまうと不自然に聞こえちゃう。でも、歌の感情やメロディに合わせて無理なくテクニックを使えば、それが自然な歌い方になるんだ。
精密採点Aiは、実は結構敏感で、「ここはしゃくると良さそう」って場面でしゃくってると点が伸びやすいの。つまりタイミングとバランスが超大事!たくさん入れればいいってものじゃなくて、曲に合ってるかどうかが評価のカギなんだよ。
無理に「技を入れる」んじゃなくて、曲の気持ちになって歌うことを意識してみてね。
7-4. 高得点を狙うなら表現力より音程重視が良い?
うん、これはすごく大事なポイント!結論から言うと、音程のほうが点数には直結しやすいんだ。
カラオケの採点って、実は音程が一番のウエイトを占めてるの。精密採点Aiでも、音程が合ってないと高得点は絶対に出ないんだよ。
でもね、「表現力が低い」と悩んでいる人こそ、音程が合ってる前提で、しゃくりや抑揚を入れる練習をすると良いよ。表現力の点数は、抑揚(相関0.52)・しゃくり(0.51)・こぶし(0.29)がカギだから、ここを少しずつ伸ばしていこうね。
とくに90点を超える人たちは、抑揚が90点近く、しゃくりが50〜70回、こぶしも30〜50回くらい使ってるよ。
まとめると、まずは音程重視で安定感を出して、そのあと表現力で点数をプラスするイメージがベストなんだ。
8. まとめ:点数アップは「正しい理解」と「習慣づけ」で実現できる!
DAMの精密採点Aiで「表現力だけがなかなか伸びない」と悩んでいる人は少なくありませんね。でも大丈夫。しっかりデータを理解して、日々の練習にちょっと工夫を加えるだけで、確実にスコアは上がりますよ。ここでは、表現力をアップさせるための3つの視点から、改善のヒントをぎゅっとまとめてご紹介します。
8-1. 表現力アップはテクニックの引き算も重要
表現力を上げるには「とにかく技をたくさん入れればいい」と思っていませんか?実は、それが逆効果になることもあるんです。
というのも、ざワルームの900曲以上の分析データによると、「こぶし」や「しゃくり」を多用しすぎると表現力の点が伸び悩む傾向があります。たとえば、抑揚が高得点でも、こぶしをやりすぎると不自然に聞こえ、AIが減点してしまうことも。表現力の得点を90点以上にするには、しゃくり36回・こぶし10回前後が目安です。つまり、必要以上にやらない=「引き算」のテクニックが、とっても大切なんです。
フォールは得点への影響が少ないこともわかっていますので、むやみに詰め込まず、自然に歌うことが高得点のカギになりますよ。
8-2. 自分に合った曲・練習法を見つけることが近道
「表現力」が伸びないのは、実は曲選びが原因、というパターンもあります。
たとえば、いくら表現力の練習を頑張っても、音域が合っていない曲や、テンポが速すぎて技を入れる余裕がない曲では、技術を活かしきれません。
まずは、自分の声質やテンポ感にフィットする歌いやすいバラードなどからチャレンジしてみましょう。「抑揚をつけやすい曲」「ゆっくりめでしゃくりやすいメロディ」が、練習にはぴったりです。
また、練習方法としては、まず録音して自分の歌を聴くことから始めるのがオススメ。AIの判定と実際の歌のズレに気づくことができ、改善ポイントがはっきり見えてきますよ。
8-3. 今日からできる!3ステップ改善プラン
表現力のスコアを本気で伸ばしたいなら、次の3ステップを今日から始めましょう。
ステップ1:抑揚をしっかりつける声に強弱をつける「抑揚」は、表現力スコアに最も強く影響する要素です(相関係数0.52)。1フレーズごとに「ささやき声」と「力強い声」のバランスを意識して歌ってみましょう。
ステップ2:しゃくりを正確にコントロール「しゃくり」は使いすぎてもダメ、少なすぎてもダメ。目安としては、1曲あたり30〜40回程度が理想的。ピッチを正確にコントロールしながら、必要な箇所にだけ使いましょう。
ステップ3:こぶしはアクセント的に「こぶし」は回数よりも自然さが大事です。10回前後に抑えることで、聴きやすさと採点の両方を満たすことができます。練習では1曲の中で「ここだけ使う」とポイントを決めておくと効果的です。
この3つを意識して繰り返すことで、あなたの表現力は確実に変わっていきます。毎日1曲、気負わずに楽しんで続けることが最大のポイントですよ。