PS5を使っていて「容量が足りない…」と感じたことはありませんか?近年の大容量ゲームの増加により、標準ストレージではすぐに限界がきてしまいます。そんなときに考えるのがSSDの増設ですが、「外付け」と「内蔵」どちらが自分に合っているのか迷う方も多いはず。本記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリット、価格差から選び方のポイントまでをわかりやすく解説します。
1. PS5のSSD増設は外付けと内蔵どっちがいい?
1-1. PS5標準ストレージの容量不足という課題
PlayStation 5には825GBのSSDが標準で搭載されています。しかし、実際にゲームやアプリをインストールできるのは約667GB前後に限られてしまいます。「Demon’s Souls」や「Horizon Forbidden West」といったAAAタイトルは1本で80〜100GBを超えることもあり、数本インストールするだけでストレージが埋まってしまうのです。
さらにPS Plusで提供される大容量のゲームを複数ダウンロードすると、すぐに「容量不足」の警告が表示される状況に直面する人が多いでしょう。このように、PS5のストレージ不足は誰もが避けられない大きな課題なのです。
1-2. SSD増設の選択肢(外付け/内蔵/HDDの違い)
PS5のストレージを増やす方法は大きく分けて3種類あります。1つ目は内蔵SSDの増設です。PS5本体の拡張スロットにM.2 NVMe SSDを取り付ける方法で、ゲームを直接インストールして起動できる唯一の選択肢です。たとえば「WD_BLACK SN850」や「Samsung 980 PRO」といった製品が代表的で、ソニー公式で動作確認済みのSSDを選ぶことが推奨されています。
2つ目は外付けSSDをUSB接続する方法です。こちらは高速な読み書きが可能ですが、PS5用ゲームを直接起動することはできません。できるのはゲームデータの保存やバックアップであり、プレイしたいときには内蔵ストレージに移動させる必要があります。ただし、移動はダウンロードし直すよりもはるかに高速なため、外付けSSDは「ゲームの待機所」として便利です。3つ目は外付けHDDを接続する方法です。
こちらは価格が安く、容量も大きいのが魅力ですが、転送速度が遅いためPS5ゲームの起動やプレイには非対応です。PS4タイトルを保存して遊ぶ用途には向いており、PS5専用ゲームとは棲み分けが必要になります。
1-3. 先に結論:ゲーム起動は内蔵のみ、外付けは補助ストレージ
結論から言えば、PS5専用ゲームを起動できるのは内蔵SSDだけです。外付けSSDやHDDにPS5ゲームを保存しても、そこから直接プレイすることはできません。外付けストレージはあくまで「データの待避先」や「一時的な保管庫」として活用するのが正しい使い方です。
そのため「快適にPS5タイトルを遊びたい」「ロード時間を短縮したい」と考えるのであれば、迷わず内蔵SSDの増設を選ぶべきです。一方で「ゲームをとりあえず保存しておきたい」「遊ぶタイトルを入れ替えながら管理したい」という人にとっては、外付けSSDがとても役立ちます。つまり、内蔵と外付けはどちらか一方ではなく、両方をうまく組み合わせるのが理想的な使い方になるのです。
2. 外付けSSDの特徴とメリット・デメリット
2-1. 接続方法と基本仕様(USB3.1/3.2対応)
外付けSSDは、PS5本体のUSBポートに接続して利用するタイプのストレージです。PS5はUSB3.1 Gen2やUSB3.2規格に対応しているため、外付けSSDを使うと最大で1,000MB/s前後の転送速度が得られます。ただし、実際には接続するSSDやUSBケーブルの性能によって速度が変わるため、安定した速度を得るにはUSB3.2 Gen2対応製品を選ぶことが重要です。
PS5本体の背面には高速通信に対応したUSB Type-AポートやUSB Type-Cポートがあるため、外付けSSDを選ぶ際には接続形状と規格を確認する必要があります。
2-2. メリット:簡単接続・価格が安い・持ち運びやすい
外付けSSDの大きな魅力は、接続が非常に簡単なことです。USBケーブルでつなぐだけで認識されるため、誰でも手軽にストレージ容量を増やせます。内蔵SSDの増設には本体を開ける作業が必要ですが、外付けならそのような手間は一切ありません。
さらに価格面でも魅力があります。同じ容量でも内蔵SSDよりも外付けSSDの方が安価で、コストを抑えて容量を増やしたい人に向いています。たとえば1TBモデルであれば、1万円前後から入手できる製品も多く、手軽に導入できる選択肢と言えます。
また、外付けSSDは小型かつ軽量なモデルが多いため、持ち運びが非常に便利です。自宅のPS5だけでなく、友人の家や別の場所に持って行って使える点も、ゲーム好きにとっては大きな利点です。
2-3. デメリット:PS5ゲーム起動不可・速度制限あり
一方で、外付けSSDには大きな制約も存在します。PS5本体にインストールしたPS5用ゲームを直接起動することはできません。外付けSSDに保存できるのは、PS4用のゲームデータや、PS5ゲームのバックアップデータに限られています。
また、速度の面でも内蔵SSDに劣ります。PS5の内蔵SSDは読み込み速度が5,500MB/s以上と非常に高速ですが、外付けSSDではその十分の一程度の速度しか出ません。このため、ロード時間やゲームの快適さを求めるなら、外付けSSDはサブ的な役割と考えるのが現実的です。
2-4. PS4からのデータ移行やセーブデータ保存の活用例
外付けSSDの最も便利な使い道のひとつが、PS4からPS5へのデータ移行です。PS4時代に遊んでいたタイトルを外付けSSDに保存しておけば、PS5本体でそのままプレイすることができます。ロード時間もHDDより大幅に短縮されるため、PS4ゲームを快適に遊ぶなら外付けSSDは非常におすすめです。
さらに、セーブデータやスクリーンショットの保存先としても活用できます。PS5本体のストレージをゲーム専用に使い、外付けSSDをデータ保管用として分けることで、容量不足を気にせず安心してゲームを楽しめます。このように、外付けSSDは「PS4ゲームやデータ管理を快適にするための補助ストレージ」としての役割が強いのです。
2-5. 代表的な外付けSSD製品例(BUFFALO、Samsung T7など)
外付けSSDにはさまざまなメーカーの製品がありますが、特に人気なのはBUFFALOやSamsungのモデルです。
たとえばBUFFALOの「SSD-PGシリーズ」は日本国内でも流通量が多く、耐衝撃性能や安定した速度が特徴です。価格も手頃で、初めて外付けSSDを導入する人に向いています。
一方、Samsungの「T7シリーズ」はコンパクトなサイズと最大1,050MB/sの転送速度を実現している点が魅力です。特にT7 Touchは指紋認証機能を搭載しており、セキュリティ面を重視する人にとって安心感があります。
このほかにもSanDiskやCrucialなど信頼性の高いメーカーがあり、価格・速度・耐久性をバランスよく考えて選ぶことが大切です。PS5との互換性も確認しながら、自分の用途に合わせた外付けSSDを選ぶと満足度が高まります。
3. 内蔵SSDの特徴とメリット・デメリット
3-1. PS5専用M.2スロットの仕様と条件(PCIe Gen4対応など)
PS5には、本体のカバーを外した内部にM.2スロットが用意されています。ここに対応するSSDを増設することで、内蔵ストレージを拡張することが可能です。ただし、どんなSSDでも使えるわけではなく、いくつかの条件があります。まず重要なのはPCIe Gen4×4接続に対応していることです。
PS5の読み込み速度に見合うためには、最低でもシーケンシャル読み込み5,500MB/s以上の性能が必要とされています。さらに、SSD本体のサイズや放熱用ヒートシンクの高さにも制限があるため、公式仕様に沿った製品を選ぶことが欠かせません。
特にヒートシンクは熱対策に必須で、搭載しないと性能低下や寿命短縮につながる恐れがあります。つまり、PS5のM.2スロットに装着するためには、スペック・サイズ・放熱性能の3点をしっかり確認することが大切です。
3-2. メリット:ゲームを直接起動可能・ロード時間大幅短縮
内蔵SSDを増設する最大の魅力は、PS5にインストールしたゲームを直接起動できることです。外付けHDDやSSDの場合、PS5用のタイトルは起動できず、保存専用の役割になってしまいます。そのため、PS5用のゲームを快適に遊びたいなら、内蔵SSDの増設が最も効果的といえます。
さらに、ロード時間の短縮効果も非常に大きいです。例えば大容量のオープンワールドゲームや、マップ切り替えが頻繁なタイトルでは、SSDの高速性能がダイレクトに体感できます。PCIe Gen4対応のSSDなら、標準搭載のSSDと遜色ない速度を実現できるため、ストレスなく快適にプレイできます。このように「遊びたいタイトルをそのまま起動できて、しかも速い」という点は、内蔵SSDならではの大きなメリットです。
3-3. デメリット:価格が高い・増設作業が必要
一方で、内蔵SSDには無視できないデメリットもあります。まず価格が高いという点です。PS5に対応する高速なPCIe Gen4 NVMe SSDは、同じ容量の外付けHDDに比べると数倍の価格差があります。特に2TB以上のモデルになるとかなり高額になり、導入コストが大きなハードルになります。
さらに、増設作業そのものも少し手間がかかります。本体のカバーを外してネジを外し、M.2スロットにSSDを取り付ける必要があります。パソコンのパーツ交換に慣れていない人にとっては、やや難しく感じるかもしれません。ただし、手順は公式サイトや解説動画で丁寧に紹介されており、落ち着いて作業すれば問題なく完了できます。とはいえ、購入してすぐに挿すだけで使える外付けSSDと比べると、ハードルは高めと言えるでしょう。
3-4. 保証は外れない?PS5公式の対応について
「内蔵SSDを増設したらPS5の保証が外れてしまうのでは?」と心配する人も少なくありません。しかし、安心してください。PS5はソニー公式でM.2 SSDの増設に対応しており、対応条件を満たした製品を正しく取り付ければ保証が無効になることはありません。つまり、ユーザー自身で行っても問題のない作業として認められているのです。
ただし、非対応のSSDを無理に取り付けたり、放熱対策を怠って故障させてしまった場合は、当然ながら保証対象外になる可能性があります。そのため、必ず公式の推奨条件を満たしたSSDを選ぶことが重要です。「対応SSDを正しく装着すれば保証は維持される」という点を知っておくと、安心して導入できます。
3-5. 代表的な内蔵SSD製品例(WD Black SN850X、Sabrent Rocket 4 Plusなど)
最後に、PS5の増設におすすめされる代表的な内蔵SSDを紹介します。もっとも有名なのがWD Black SN850Xです。シーケンシャル読み込み7,300MB/sという高い性能を持ち、PS5の要求スペックを大きく上回ります。専用のヒートシンク付きモデルもあり、取り付けが簡単なのも人気の理由です。
もうひとつよく挙げられるのがSabrent Rocket 4 Plusです。こちらも7,000MB/s級の高速SSDで、PS5での動作報告も多く安心して選べる製品です。容量のラインナップも幅広いため、ゲームをたくさん保存したい人に向いています。
このほかにもSamsung 980 PROやCrucial P5 Plusなど、多くのPCIe Gen4対応SSDがPS5に適しています。ただし、購入時には必ず「ヒートシンクの有無」「本体に収まるサイズかどうか」を確認しておくことが大切です。
4. 外付けSSDが向いている人の特徴
4-1. 安く手軽に容量を増やしたい人
PS5のゲーム容量は意外とすぐにいっぱいになります。
新作ゲームは1本あたり50GB以上使うことも多く、すぐに内蔵ストレージが限界に達してしまうんです。
そこで頼りになるのが外付けSSDです。
内蔵SSDと比べて価格が安く、USBケーブルで接続するだけで簡単に使えるのが魅力。
たとえば、Samsung T7の2TBモデルは約18,000円前後で手に入ります。
一方で、内蔵型の人気商品であるSabrent Rocket 4 Plusの2TBモデルは約26,000円ほどと、8,000円近くの差があります。
「とにかく予算を抑えて、すぐに容量を増やしたい」という方には、外付けSSDが最適です。
また、工具や分解の手間もないため、初心者にも安心して導入できる方法です。
4-2. 複数台のPS5/PS4でデータをやり取りしたい人
PS5とPS4を両方持っているご家庭や、家族で複数台のPS5を使っている場合にも、外付けSSDは大活躍します。
USB接続で簡単に抜き差しができるため、1台のSSDにゲームデータを保存して、他のPS5でもそのまま使えるんです。
特に、PS4のゲームはPS5上でもプレイ可能なので、PS4からのデータ移行にもピッタリです。
わざわざクラウド経由でデータを移す必要がなくなるので、通信容量や時間の節約にもつながります。
例えば、友達の家に遊びに行くときや、2台のPS5を交互に使う家庭環境でも便利ですね。
複数端末間での柔軟なデータ運用をしたい人には、外付けSSDが圧倒的に便利です。
4-3. セーブデータや動画を持ち運びたい人
ゲームプレイ中の録画動画やスクリーンショット、セーブデータを別の場所で使いたい場合、外付けSSDが最も現実的な手段です。
耐衝撃性・耐振動性に優れたモデルも多く、持ち運び時のトラブルにも強いのが特徴。
特に人気の「BUFFALO製SSD」は、落下時のデータ保護性能も備えていて、外出先や旅行先への持参にも安心です。
USB3.1 Gen1対応モデルであれば、読み込み速度も比較的速く、ストレスなく使えるのもポイント。
ゲーム実況者やSNSに動画を投稿したい人にとっても、外付けSSDは録画データの一時保存先として非常に使いやすい存在です。
「データを自由に持ち運びたい」「機動力重視でSSDを活用したい」という方にピッタリです。
5. 内蔵SSDが向いている人の特徴
5-1. ロード時間短縮を最優先したい人
PS5でゲームをプレイしていると、起動時や場面の切り替え時のロード時間が気になることはありませんか。そんな時間のロスをできる限り減らしたい人には、内蔵SSDの導入が最適です。というのも、PS5は構造上、ゲームを直接起動できるのは内蔵SSDからのみと決まっています。外付けSSDでは、いったんデータを内蔵ストレージに移してからの起動になるため、手間もかかり、ロード速度も落ちてしまいます。
特にオープンワールド系や高画質のAAAタイトルなどは、読み込みに大量のデータを必要とするため、高速な内蔵SSDによる恩恵が顕著に現れます。たとえば、「Sabrent Rocket 4 Plus」は最大読み込み速度7,000MB/sを誇り、プレイヤーに待ち時間のストレスを感じさせません。「一秒でも早くゲームを始めたい」そんな人にこそ、内蔵SSDが向いています。
5-2. 長時間プレイで安定した動作を求める人
ゲームを何時間もぶっ通しでプレイする方や、配信などで常にパフォーマンスの安定を求める方にとっては、内蔵SSDの放熱性と安定性は大きな魅力です。PS5本体内部に設置される内蔵SSDは、外的衝撃から保護されるだけでなく、高性能なヒートシンクを使えば熱暴走のリスクも大幅に軽減されます。
とくに「Sabrent Rocket 4 Plus」のようなヒートシンク搭載モデルであれば、長時間稼働しても読み書き速度が落ちにくく、動作が非常に安定しています。外付けSSDは外部環境の影響を受けやすく、USB経由という点でも通信の安定性には限界があります。そのため、大容量タイトルを一気に進めたい方や、深夜までじっくり腰を据えてプレイしたい方には、やはり内蔵SSDが断然おすすめです。
5-3. USBポートを周辺機器に使いたい人
PS5の本体には、USBポートの数が限られています。その中で、外付けSSDを使ってしまうと、コントローラー充電ケーブルやキャプチャーボードなどの周辺機器がつなげなくなるという問題が出てきます。しかし、内蔵SSDを使用すれば、USBポートはすべて周辺機器専用として確保可能になります。
ゲーミングヘッドセット、外部マイク、さらにはVR機器など、多様なアイテムをつなぎたい方にとって、この違いは非常に重要です。また、USB拡張ハブを使うこともできますが、給電不足や通信不安定の原因になるリスクもあります。その点でも、内蔵SSDは安心して本来のゲーム体験に集中できる選択肢といえるでしょう。
5-4. まとめ
内蔵SSDは、ロード時間の短縮や高い安定性、そしてUSBポートの節約といった点で、外付けSSDにはない大きな利点があります。「ゲームをより快適に、より早く、より安定して楽しみたい」と願うプレイヤーにとって、内蔵SSDはまさに理想のストレージ拡張方法です。価格面では多少の投資が必要ですが、その分の価値は確実に実感できます。
中でも、「Sabrent Rocket 4 Plus」は性能・容量ともに優れており、長く使える安心の選択肢として、多くのユーザーから支持されています。コアゲーマーからライトユーザーまで、PS5のポテンシャルを最大限に引き出したい方には、ぜひ内蔵SSDの導入を検討してみてください。
6. 外付けと内蔵の価格差・コスパ比較
6-1. 外付けSSDの価格相場(2TB:約18,000円前後)
外付けSSDは、最近では2TBモデルが18,000円前後で購入できるケースが多いです。とくにUSB接続の製品は種類が豊富で、バッファローやサンディスクなどの大手メーカーからも発売されています。価格を抑えつつ手軽に容量を増やせるため、コスト面で優れた選択肢といえるでしょう。
また、外付けSSDはパソコンや他のゲーム機でも使えるため、用途が幅広いのも魅力です。PS5専用というわけではないので、たとえば将来PCを買い替えたときにもそのままデータ移行やバックアップ用として活用できます。こうした汎用性の高さは、初期投資を抑えたい人にとって大きな安心材料になります。
6-2. 内蔵SSDの価格相場(2TB:約25,000〜30,000円)
一方で内蔵SSDの場合、PS5が公式で推奨しているPCIe Gen4規格に対応した製品を選ぶ必要があります。そのため同じ2TB容量でも価格は25,000円〜30,000円前後と、外付けSSDに比べてやや高めです。代表的なモデルとしては「WD Black SN850X」や「Samsung 980 PRO」などが挙げられ、これらは高速読み込みに対応しており、ロード時間をほとんど気にせずにプレイできます。
さらに、ヒートシンクの有無も価格に影響します。PS5は発熱対策が必須とされており、ヒートシンク付きモデルを選ぶとプラス数千円かかる場合があります。それでもゲームを内蔵ストレージと同じ感覚で快適に動かせることを考えると、価格差以上の価値を感じる人も少なくありません。
6-3. 長期的に見た場合のコスパと満足度
短期的なコストで見ると、外付けSSDのほうが明らかに安く、導入ハードルも低いです。ただし、PS5では外付けSSDから直接PS5専用タイトルを起動できず、保管庫のように使う形になります。そのため、外付けSSDは「データ保存用」として割り切る必要があります。ゲームを頻繁に入れ替えたり、プレイするたびに移動するのが面倒だと感じる方には、少し不便に思えるかもしれません。
対して内蔵SSDは初期費用こそ高いものの、PS5の内部ストレージとしてシームレスに使えるため、ストレスなくプレイを楽しめます。ロード時間の短縮やゲーム切り替えの快適さは、毎日の積み重ねで大きな満足度につながります。長期的なコスパを考えると、「外付けは安さと汎用性重視」「内蔵は快適さと満足度重視」という明確な住み分けがあるといえるでしょう。
7. 購入前に知っておきたいSSD選びのチェックポイント
PS5にSSDを追加する際、「どれを選べばいいのか分からない」と悩む方は多いです。特に、外付けか内蔵かで迷ったうえに、読み込み速度や容量、放熱対策などチェックすべきポイントはたくさんあります。ここでは、SSDを選ぶ前に必ず確認しておきたい4つのポイントについて、詳しく解説します。
7-1. 読み込み速度(MB/s)と書き込み速度の違い
SSDのスペックで最も注目すべきなのが、読み込み速度(Read)と書き込み速度(Write)です。読み込み速度は、PS5でゲームを起動したり、マップを読み込んだりする際のスピードに大きく影響します。一方で、書き込み速度はデータの保存やコピーなどに関係します。
PS5の内蔵SSDと同程度の速度を持つ製品としては、Sabrent Rocket 4 Plusのように読み込み最大7,000MB/sのモデルが推奨されています。特に内蔵型を選ぶ場合は、PCIe Gen4規格かつ5,500MB/s以上の速度が出ることが公式に求められています。
一方、外付けSSDはUSB接続のため、読み込み速度は400〜1,050MB/sほどが一般的です。たとえば、人気の「Samsung T7」は最大1,050MB/sですが、PS5のゲーム起動には対応しておらず、セーブデータの保存やPS4ゲームのプレイが主な用途となります。
7-2. ヒートシンクは必要?放熱対策の重要性
SSDを内蔵する場合、ヒートシンクはほぼ必須といえます。特に高速なPCIe Gen4 SSDは、発熱が大きくなる傾向があるため、放熱対策が不十分だとパフォーマンス低下や故障リスクも高まります。
実際に、PS5での増設時にヒートシンク非搭載のSSDを選んだ場合、別途専用ヒートシンクを取り付ける必要があります。最近では、Sabrent Rocket 4 Plusのようにヒートシンク一体型の製品も多く登場しています。このタイプなら別で購入する手間もなく、内部スペースにもフィットしやすいです。
一方、外付けSSDは放熱構造が本体に組み込まれていることが多く、あまり放熱を気にする必要はありません。ですが、長時間使用や高温環境では熱を持ちやすいため、放熱性に優れた筐体を採用した製品を選ぶとより安心です。
7-3. 容量は1TB・2TB・4TBどれを選ぶべきか
SSDの容量選びで悩む方も多いですが、まずは現在プレイしているゲームの数や今後のダウンロード予定を考慮しましょう。
現在のPS5内蔵ストレージは約825GBですが、システム領域を除くと実質使用可能容量は約667GBしかありません。AAAタイトル1本で100GBを超えることもあるため、すぐにいっぱいになってしまうのが実情です。
1TBは価格が比較的安く導入しやすい容量で、サブストレージとして外付け用途にも最適です。ただし、本格的にゲームをたくさんインストールするなら、2TB〜4TBがおすすめです。Sabrent Rocket 4 Plusは最大8TBまで対応しており、長期的な運用を考えるならコストパフォーマンスも優秀です。
予算に余裕がある場合は、最初から2TB以上を選ぶことで、頻繁な削除や入れ替え作業のストレスを避けることができます。
7-4. メーカー保証や耐久性の違い
長期間の安心を得るためには、SSDの耐久性やメーカー保証にも注目しましょう。高品質なSSDほど、書き込み寿命(TBW値)や耐振動・耐衝撃性に優れ、保証期間も長めに設定されています。
たとえば、Sabrent Rocket 4 Plusは5年保証に対応しており、TBW値も1,400TB以上と非常に高耐久です。このレベルであれば、数年にわたる高頻度のゲームデータ保存・読み出しにも十分耐えられます。
外付けSSDにおいては、耐振動・耐衝撃設計の製品を選ぶと、持ち運び時のトラブルにも安心です。BUFFALOのUSB3.1 Gen1対応SSDなどは、PS5対応で高い評価を得ており、実際に落下テストにも耐えられる設計が採用されています。
また、国内メーカーや海外大手ブランドの製品であれば、サポート対応もスムーズで、万が一の不具合時にも安心できます。価格だけでなく、信頼できるメーカーかどうかも重要な判断材料となります。
7-5. まとめ
PS5用のSSDを選ぶ際には、速度・放熱・容量・保証の4つの軸で比較することが大切です。読み込み速度はゲーム体験の快適さに直結し、ヒートシンクの有無はパフォーマンス維持に関わります。容量は将来の運用に大きく影響し、メーカーの信頼性と保証体制は長期使用の安心材料となります。
特に内蔵SSDを選ぶ場合は、公式が推奨する性能条件(PCIe Gen4、5,500MB/s以上)を満たしつつ、放熱性能にも注目しましょう。一方、外付けSSDは手軽さと価格のバランスが魅力で、データ移動やPS4互換ゲームのプレイにも活躍します。
どちらを選ぶにしても、「自分のプレイスタイルに合ったSSD」を選ぶことが、PS5をより快適に楽しむためのカギになります。
8. 内蔵SSDの増設手順と注意点
8-1. 必要な工具(ドライバー・ヒートシンクなど)
PS5に内蔵SSDを増設するためには、まず専用の工具を準備する必要があります。さらに、取り付けるSSDにはヒートシンク(放熱板)が必須です。これは公式にソニーが推奨している条件で、発熱を抑えるために欠かせません。市販のヒートシンク付きSSD(たとえばWD_BLACK SN850やSamsung 980 PROなど)を選ぶと手間が少なく済みます。
もしヒートシンクが付属していない場合は、別売りのM.2 NVMe用ヒートシンクを購入し、自分で取り付けておく必要があります。また、静電気による破損を防ぐために、静電気防止手袋やリストストラップを用意しておくとより安全です。準備を怠らず、しっかりと環境を整えることがスムーズな作業の第一歩になります。
8-2. 増設の流れ(PS5分解 → SSD取り付け → フォーマット)
実際の増設作業は、いくつかの手順に分けて進めます。まずPS5本体の電源を完全に切り、電源コードやUSB機器をすべて外すことから始めます。次に、本体カバーを外します。PS5の白いカバーは、右上を軽く持ち上げながらスライドすると外れる仕組みになっています。内部のM.2スロットは金属のカバーで覆われているので、プラスドライバーでネジを外してカバーを開けます。
続いて、用意したSSDを差し込みます。M.2スロットは斜めに差し込むようになっており、カチッと奥まで入ったら軽く下に押して固定します。その後、ネジとスペーサーを使ってしっかりと固定してください。ヒートシンクがある場合は取り付け忘れがないように注意が必要です。最後に、外したカバーを元に戻してPS5を組み立て直します。
電源を入れると、PS5が新しいSSDを自動的に認識し、フォーマットを求めてきます。画面の指示に従ってフォーマットを行えば、SSDがゲーム用ストレージとして利用できるようになります。この手順を守れば、初めての人でも増設をスムーズに進められます。
8-3. よくある失敗例と回避方法
内蔵SSDの増設では、いくつかありがちな失敗があります。まず多いのが非対応のSSDを購入してしまうことです。PS5は読み込み速度が最低でも5,500MB/s以上であるM.2 NVMe SSDを要求しており、条件を満たさない製品ではゲームが快適に動作しません。必ず公式の推奨条件を確認し、信頼できるメーカー製を選びましょう。
次に多いのがヒートシンクのサイズミスです。ヒートシンクが大きすぎるとスロットのカバーが閉まらず、取り付けられないケースがあります。そのため、PS5対応を明記したヒートシンクを選ぶか、コンパクトなモデルを使用するのが安心です。
また、SSDを斜めに正しく差し込めていないケースも失敗の原因となります。接触が不十分だと、フォーマット画面が出ずにエラーが発生してしまいます。装着時に「カチッ」と感触があるまでしっかり押し込むことが大切です。こうしたトラブルを回避するためには、増設前に対応条件や部品サイズを入念に確認することが重要です。
8-4. 増設後の動作確認方法
SSDを取り付けてフォーマットが完了したら、きちんと認識されているか確認する必要があります。PS5のホーム画面から「設定」→「ストレージ」→「インストール場所」と進むと、増設したSSDが表示されているか確認できます。ここに容量や利用可能なストレージが表示されていれば、正しく動作している証拠です。
さらに、実際にゲームをインストールして動作をチェックすると安心です。例えば、容量の大きいタイトル(『Call of Duty』シリーズや『FINAL FANTASY XVI』など)をSSDにインストールしてみましょう。ロード時間が短縮され、快適に動作するかどうかを体感できます。
もしエラーが出たり認識されなかった場合は、SSDの装着が甘い可能性や、非対応の製品を使っている可能性があります。その際は、再度取り付けをやり直すか、対応リストを確認して適切な製品に交換する必要があります。一度きちんと動作確認をしておけば、安心して長期間利用することができます。
9. 外付けSSDの設定方法と使い方
PS5に外付けSSDをつなぐと、ゲームの保存や動画の編集にとても便利です。ただし、接続しただけではすぐに使えるわけではなく、きちんとフォーマットやデータの移動を行う必要があります。ここでは、初めての人でも安心して使えるように、手順をわかりやすく整理しました。
9-1. USB接続後のフォーマット手順
外付けSSDをPS5で利用するためには、まずUSB 3.0以上に対応したSSDを本体のUSBポートに接続します。接続が確認されると、PS5のホーム画面で「設定」→「ストレージ」→「拡張ストレージ」と進むと、接続したSSDが表示されます。
ここで「拡張ストレージとしてフォーマット」を選び、画面の指示に従って進めれば準備完了です。フォーマットを実行すると、SSD内のデータはすべて消去されるため、事前に必要なファイルをバックアップしておくことが大切です。また、PS5はUSB 3.2 Gen1以上の速度に対応しているので、性能を発揮するためにはこの規格に合ったSSDを選ぶと安心です。
9-2. ゲームデータの移動方法
外付けSSDを拡張ストレージとして設定すると、PS5本体ストレージにあるゲームを移動できます。手順は「設定」→「ストレージ」→「本体ストレージ」→「ゲームとアプリ」に進み、移動したいタイトルを選んで「移動」を押すだけです。
PS5専用ソフトは外付けSSDから直接起動できませんが、データを保存しておくことで本体の容量を空けることが可能です。必要になったときに本体ストレージへ戻せば、再ダウンロードの手間を省けます。一方でPS4用のゲームソフトは外付けSSDから直接起動できるため、ロード時間を短縮したい人にもぴったりです。
9-3. セーブデータや動画編集での活用方法
外付けSSDはゲームデータだけでなく、セーブデータやスクリーンショット、動画の保存にも役立ちます。特に動画編集を行う人にとって、容量の大きい4K録画データをSSDに直接保存できるのは大きなメリットです。USB 3.2対応の高速SSDであれば、読み書きがスムーズで、編集作業も快適に行えます。
また、セーブデータについてはPS Plusのクラウド保存も利用できますが、外付けSSDを併用しておくとバックアップの安心感がさらに高まります。大切なデータを二重に守る意味でも、外付けSSDを有効に活用するとよいでしょう。
10. よくある質問(Q&A形式)
10-1. 外付けHDDと外付けSSDの違いは?
PS5に使うときに多くの人が迷うのが、外付けHDDと外付けSSDの違いです。まず大きなポイントは読み込み速度です。HDDはディスクを物理的に回転させてデータを読み取る仕組みのため、どうしても読み込み速度が遅くなります。一方、SSDはフラッシュメモリを使っているので、データの転送が速く、ゲームデータのコピーやバックアップがスムーズに進みます。例えば、100GBを超える大作ゲームをHDDにコピーすると数十分かかることがありますが、SSDなら半分以下の時間で終わるケースが多いです。
ただし、外付けSSDを使ってもPS5用タイトルは直接起動できないという点に注意が必要です。外付けSSDはPS5タイトルの保管庫として役立ちますが、実際にプレイする場合は内蔵SSDに移動させる必要があります。その一方で、PS4用タイトルは外付けSSDから直接起動が可能なので、HDDよりもSSDを選んだ方がロード時間の短縮に大きく貢献します。
10-2. 内蔵SSDを増設すると保証は本当に大丈夫?
PS5は、ソニー公式で内蔵SSDの増設をサポートしています。本体には専用の拡張スロットがあり、そこに規格を満たしたM.2 SSDを取り付ける仕組みです。この方法で正しく取り付けを行えばメーカー保証が失効することはありません。公式サイトでも取り付け方の手順が丁寧に紹介されており、工具さえあれば自分で作業することができます。
ただし、増設に対応していない規格や、放熱板のサイズが合わないSSDを無理に装着すると不具合の原因になる可能性があります。そのため、必ず「PS5対応」と明記されているモデルを選ぶことが重要です。例えば、WD_BLACK SN850XやSeagate FireCuda 530などは推奨されることが多く、安心して使える代表的な選択肢です。
10-3. 外付けSSDから直接ゲームを起動できないのはなぜ?
PS5用のゲームは、超高速な内蔵SSDの読み込みを前提に設計されています。そのため、外付けSSDやHDDではデータ転送速度が足りず、直接起動することができません。これは本体の仕様で制限されているため、外付けSSDに保存したゲームをプレイするときは、必ず内蔵SSDに移動する必要があります。
一方で、PS4タイトルはPS5に最適化されていないため、外付けSSDから起動できます。例えば、オープンワールド系のゲームではロード時間が半分以下に短縮されるケースが多く、外付けSSDを使う価値は十分にあります。つまり、外付けSSDはPS4ゲーム用の快適プレイと、PS5ゲームの一時保管場所として役立つと考えるとわかりやすいでしょう。
10-4. SSDはどのメーカーを選べば安心?
SSDは多くのメーカーから発売されていますが、PS5で使うなら信頼性と互換性を最優先に選ぶことが大切です。特に、転送速度が「シーケンシャルリード 5500MB/s以上」と明記されている製品であれば安心して使えます。
実際に人気が高いのは、WD_BLACKシリーズやSeagateのFireCudaシリーズです。これらはソニー公式の動作確認リストにも掲載されており、ユーザーのレビューでも安定性が高いと評価されています。また、Samsungの980 PROなども長期間の使用実績があるため、多くのユーザーに支持されています。
さらに、放熱板(ヒートシンク)の有無も重要なポイントです。PS5は高負荷で長時間使うとSSDが熱を持ちやすいため、ヒートシンク付きのモデルを選ぶか、別途取り付けることをおすすめします。こうした点を意識して選べば、長く安心して使えるSSDを見つけられるはずです。
11. まとめ
11-1. 外付けと内蔵は役割が違うことを理解する
PS5のSSD増設は、外付けと内蔵で大きく役割が異なります。外付けSSDはUSBで接続するだけで簡単に使えるため、手軽に容量を増やしたい人に向いています。たとえば「BUFFALO」の外付けSSDは人気が高く、ロード時間を従来モデルより約63%も短縮してくれるのが特徴です。一方で、外付けSSDからは直接ゲームを起動できないため、ゲームを遊ぶ際には内蔵SSDへコピーが必要になります。
それに対して、内蔵SSDはPS5の本体内部に取り付けることで、ゲームを直接起動でき、ロード時間も大幅に短縮できるという大きなメリットがあります。「Sabrent Rocket 4 Plus」のようなモデルでは最大8TBまで対応可能で、高速な読み書き性能に加えて耐久性や安定性も備わっています。ただし、価格が外付けより高めで、ヒートシンクなど追加の準備が必要になる点も理解しておきましょう。
11-2. 「快適性」なら内蔵、「手軽さ」なら外付け
PS5のSSD選びで迷ったときは、自分がどんな遊び方を大事にしたいかを考えると分かりやすいです。ロード時間を少しでも短縮し、ゲームを快適に楽しみたいなら内蔵SSDが最適です。例えば、ロード時間が0.1秒でも短いとストレスが減り、長時間プレイの快適性が格段に向上します。USBポートを塞がずに済む点も、周辺機器を多用するユーザーにとって大きな利点です。
一方で、コストを抑えつつ容量を増やしたい、またはPS5を複数台持っていてデータを持ち運びたいという場合には外付けSSDが便利です。「Samsung T7 2TB」が約18,000円に対して、同容量の内蔵SSD「Sabrent Rocket 4 Plus」は約26,000円と、約8,000円の価格差があります。この差をどう考えるかによって、選択が変わってくるでしょう。
11-3. 目的に合わせて最適なSSDを選ぼう
最終的に重要なのは、あなたの目的に合ったSSDを選ぶことです。「大容量のゲームをいくつもインストールして快適に遊びたい」なら内蔵SSDが向いています。「手軽に容量を増やしたい」「コスパを重視したい」なら外付けSSDを選ぶとよいでしょう。
PS5は、ゲームをより楽しく遊ぶためのハードです。SSDの増設によって、ロード時間の短縮や容量不足の悩みを解消することで、より自由にゲームを楽しめます。それぞれのメリット・デメリットを理解しながら、自分の遊び方にぴったりのSSDを選んでください。

